TRPG風AIリプレイ・ロボット傭兵編『地獄の使者』   作:朝比奈たいら

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第二話『盗賊団ダッシャー』

 

セラマニア:謎のロボットに襲われ、放浪していた私は14メートル級MDのイプシロンを手に入れた。

傭兵のキド、アルマージ、ブラボッドと出会い、マスターという謎の存在に従うドランとの戦い。

ムーカ領主の問題に気づいた私は別の町でザイネとバズという傭兵と出会うが、不幸にも盗賊のラキストに狙われてしまう。

か弱いセラマニアは何とかラキストに抵抗し、彼から盗賊団ハーフ・ヴェスタと、裏で人身売買を行うアイアンメイデンの屋敷の話を聞く。

その後機械モンスターであるノプロイド討伐の依頼を請けた私達三人であるが、謎の飛行戦艦がノプロイドを投下する場面に遭遇。

惑星ミクスの軍人であるレヴィラナ少佐の助けを借りつつ実に知的な戦法でノプロイドを討伐した私達は、

ザイネとバズと共にレッド・ライダーズというチームに入団する事になった。

 

……という事で第二セッションを始めていきましょう。

 

GM:ではザイネとバズとセラマニアが出会い、冒険が始まります。

前回の後、ザイネのレッド・ライダーズに入る事になったセラマニアとバズですが、

レッド・ライダーズのリーダーは……

ザイネ:「実はオレだ」

セラマニア:「お前だったのか」

バズ:「意外すぎるぜ……」

ザイネ:「リーダーってガラじゃねぇんだけどなぁ。

まあ、オレでいいならリーダーやるけど」

バズ:「で、リーダー。

俺達これから何をすれば良いんだ?」

ザイネ:「そうだな…… まずはギルドに行って依頼を請けよう。

この辺りの盗賊退治とかどうだろう」

バズ:「いや、ここは人身売買をしている屋敷の偵察といくか」

セラマニア:「何の策も無しに裏社会に喧嘩を売ってはいけない(戒め)。

盗賊退治といっても、アイアンメイデンとの繋がりがある以上無策に喧嘩を売るわけにはいきませんからね。

ギルドにそこら辺を確認するか、レヴィラナ少佐に話を通した方が良いかもしれませんがどうしましょう」

ザイネ:「それもそうだな。

よし、まずはギルドに行くぞ」

セラマニア:ではギルドに行き……まず新参者の私が話してみましょう、ダメでも痛手は少ない。

「このギルドとアイアンメイデンの関係はどんなもんでしょう、盗賊退治の依頼はあるようですが……」

GM:ギルドの受付は「ああ、あの件ですか。

最近、この町近辺で盗賊団ハーフ・ヴェスタによる襲撃が増えていて、町の巡回兵だけでは手が足りないのです。

それで我々ギルドの傭兵達に白羽の矢が立ちました」

セラマニア:「……アイアンメイデンはギルドと繋がりがあると思ってましたが?」

受付:「いえ、アイアンメイデン自体は町の自警団と組んでいるだけです。

ただ、盗賊団のハーフ・ヴェスタとは協力関係にあるみたいですね」

ザイネ:「セラマニア、お前はどう思う?」

セラマニア:「ミクス正規軍と、ラキシュの町の自警団は別物だと?」

受付:「そうですね。

一応、町を守るという点では同じですが、その点に関しては正規軍の方が強いしまともですよ」

バズ:「それじゃあ、アイアンメイデンと盗賊団ハーフ・ヴェスタの関係が気になるぜ。

なんせ俺達を襲った賊はそいつららしいしよ」

受付:「ギルドとしましては、アイアンメイデンと盗賊団の繋がりは、表向きには否定しています。

もちろん腐敗した町の自警団ともです。

ですがそれはあくまでも町中で騒動を起こさない為であって、現在これらを解決する為に人材を募っているところです」

セラマニア:「ではその三つの組織を潰すと。

ミクス正規軍の力は借りれなかったのですか? 私がレヴィラナという少佐に会った事は報告したはずですが」

受付:「現在ミクス正規軍は忙しいらしくてね。

それにアイアンメイデンとラキシュの町自体が微妙な関係なので、あまり表立って協力出来ないんですよ」

セラマニア:「まぁ、建前上は自警団で町を守っている者を軍隊動員して片っ端からしょっ引くわけにはいきませんからね。

傭兵が勝手に動いた結果ともなれば軍や政府も納得するし、我々が上手くやれば介入もしやすくなります」

受付:「そういう事です。

そして今回、我々は表向きに可能な範囲で盗賊団の討伐依頼を出しています」

セラマニア:「詳細をうかがっても?」

受付:「はい、今回の依頼は近隣の村民から出た……という事になっているもので、

内容は『村の近くに出没した盗賊討伐』というものです。

盗賊の人数は十人程度と少なめですが、それでも危険度は高いです」

ザイネ:「何故だ?」

受付:「この盗賊団『ダッシャー』は、元傭兵崩れの集まりで、それなりに腕が立ちます。

加えて最近仲間を増やしたようでして、油断ならない相手なんです」

バズ:「なるほど、それで報酬は?」

受付:「一人あたり一万ムイン。

殺さず捕縛した場合はさらに追加の報奨金があります」

バズ:「へぇ、悪くない額じゃねぇか。

俺達なら余裕だろうな」

セラマニア:「それは生け捕りの方向で?」

バズ:「当然、出来るだけ殺さず捕らえる。

簡単だろう、何故なら俺達は強いからな!」

セラマニア:「何の根拠も無かったんですか。

MDがあるからとか、せめてそういう事言うかと思ってたんですけど」

バズ:「なんだって良いんだよ。

生身でも俺達なら勝てるって証明してやる」

セラマニア:「いや私はMDから降りませんからね。

それで、相手にMDや対ロボット兵器は確認されているんですか?」

受付:「ええ、確認されています。

盗賊団の中には、大型のMDを所持している者もいるようです。

おそらく、それが一番厄介ですね」

セラマニア:「それは私が何とかしましょう。

敵のアジト周りの地形については?」

受付:「盗賊団が根城にしている廃坑が近くにあります。

そこまでの道のりは森に囲まれていて、隠れながら進むのは可能でしょう」

セラマニア:「では奇襲で敵のMDを潰して、お二人には廃坑に鎮圧兵器持って突入してもらいましょう」

……というわけで依頼を請けて、買い物をしましょう。

MD用の武装と歩兵用のテーザー銃とかスタングレネードとか買います。

まずMD用の武装は何がありますか?

GM:この町で買えるのは以下の通りです。

・レーザーソード(近接)

攻撃力+7

・ビームシールド 防御力+1

・ハンドガン 攻撃力+2

・マシンガン 命中力+1

・スナイパーライフル 射撃力+1

・ロケットランチャー 威力10 命中力-1

です。

 

武装以外のMD用装備はL1、L2とレベルが上がっていくとして、

・センサーL2 

・通信機L2

・ダメージコントロールシステムL1

・リペアキット L1

・パワーパック L1

・ジェネレーター L2

・火器管制システム L2

・バックパック L1

です。

 

セラマニア:数値の意味はともかく、比較はしたいです。

現在のブレードとハンドガンの威力や大きさ、装弾数はどうなってます?

GM:ブレードの威力は攻撃力+10、大きさは8メートル。

ハンドガンは+4で装弾数は35発の片手サイズです。

左腕機関砲は攻撃力+8、装弾数100。

腰部レーザー砲は攻撃力+3で、連続照射時間は6秒、フルチャージまでに20秒かかります。

セラマニア:現在のイプシロンの装備は基礎的なものがL1で装備されているという事ですね?

GM:そうです、この中でL1と表示されたものは前回買ったバックパック以外装備していません。

セラマニア:ダメコン、リペアキット、パワーパックの価格は?

GM:それぞれ『30000ムイン』と『10000ムイン』と『50000ムイン』です。

セラマニア:手持ちが19万ムインだから……全部買いましょう。

後、気になっているのですが人間サイズの着るパワードスーツはあります?

GM:一応、ありますよ。

価格は『50000ムイン』で、性能は筋力と敏捷性の上昇。

装甲は歩兵の小銃弾に耐えられる程度、12.7ミリクラスのマシンガンは防げません。

それ以上のパワードスーツはこの町では売っていません。

大型のパワードスーツもありませんが、MDなら売ってます。

セラマニア:今回は廃坑突入なので小型のパワードスーツが欲しいのですが……

「ザイネかバズ、これ着ます?」

ザイネ:「えー、オレは嫌だなぁ、運転しづらいから」

バズ:「俺は別にいいぜ、ハンター的にパワードスーツはアリだ」

セラマニア:ではバズに買いましょう。

バズ:じゃあ俺が装着する。

「おっ、結構軽いんだな。

これなら運転も出来ると思うぜ、損したなリーダー」

ザイネ:「オレは武器の方を買いたい、大型マシンガンだけだと閉所じゃ不利だ。

そうだな……このアサルトライフルがいいかな」

セラマニア:「サブマシンガンじゃなくていいんですか?」

ザイネ:「ああ、アサルトライフルの方が扱いやすい。

それにオレは威力の低い武器はどうもな」

バズ:「それだったらこっちのグレネードランチャー付きの方がいいんじゃねえか?」

ザイネ:「そっちは反動が大きいんだよ」

バス:「俺はレールライフルをメインに、サイドアームを買うか。

ハンドガンで十分だろう」

セラマニア:「出来れば私のチェルヴィスター75拳銃と弾薬は共通化しませんか?」

バズ:「まあそれでいいんじゃないか。

でも俺は他の拳銃を買わせてもらう、装弾数12発の『アイレッティKSS2ハンドガン』を買う。

銃身が長い分初速が上がって貫通力が増す」

セラマニア:「OKです、他にも医療キットや食料と生活用品も買い込んでイプシロンと小型トラックに積み込んでおきましょう。

あ、テーザー銃とスタングレネード、通常のフラググレネードと対機械系用のグレネードもあれば買います」

GM:対機械系のグレネードは対人用と違い、電磁パルスなどにより機械の内部を損傷させます。

人間への殺傷能力は無く、人体にも安全です。

セラマニア:ほんとぉ?

GM:ただしノプロイドには効果抜群です。

機人系のアンドロイドに対してもある程度効果があります。

セラマニアAI:じゃあそのグレネードを買っておこう。

GM:他に何か買い忘れは無いですか?

セラマニア:多分大丈夫じゃないでしょうか。

総計いくらになります?

GM:アサルトライフルが9500ムイン、ハンドガンは1000ムインです。

予備のマガジンも含みます。

テーザーとグレネード系もそれぞれ1000ムイン。

その他食料や生活用品、医療キットなどは合わせて一人分で1500ムインです。

セラマニア:MDとパワードスーツで14万、銃が1万500、グレ3千に日用品4千500、合わせて15万8千で……

残高は3万2千ですね。

……2万2千くらい他に使ってもいいかもしれない。

対パワードスーツ向けのライフルとかサブマシンガンってあります?

GM:対パワードスーツ向けとなると、ライフルではなくショットガンの類になると思います。

アサルトライフルよりも射程が短くなりますね。

バズ:ライフルはダメなのか?

GM:バズのようなレールライフルは、ある程度開けた場所で使うものですよ。

今回はおすすめしませんが、買うなら20000ムインです。

ショットガンなら12000ムインですね。

サブマシンガンに関してはこの町でも売ってますが、対装甲用となるとビームサブマシンガンになります。

価格は90000ほどになるので今は買えません。

セラマニア:人間用のビーム銃はお高いのですね。

GM:そうですねぇ、ノプロイドや機械相手の武器だと高くなります。

でもそれを専門とする傭兵などはEMPグレネードで済ませる事は無く、ビーム兵器やレーザーライフルを使っていますよ。

バズのようにレールライフルに改造弾薬を使用している者は珍しいですね。

バズ:「レールライフルは使いにくいからなぁ」

セラマニア:では対物ショットガンと……アサルトライフルにスタングレネードランチャーってつけれます?

GM:この町で売ってる奴には付けられませんね、通常グレネードしか対応してません。

セラマニア:仕方ないのでザイネが拒否したグレネードランチャー付きのアサルトライフルを買います。

GM:そちらは18000ムインになります。

セラマニア:じゃあ3万ムイン払って、残高は2千ムインですね。

「お金の管理は私がMDに載せておいても良いですか?」

と二人に聞く。

ザイネ:「ああ、いいぞ」

バズ:「任せた」

GM:了解しました。

さて、そんなこんなで買い物を終えた三人。

ザイネ:「それじゃあ出発しよう」

GM:するとその時、ザイネ達の前に黒い影が現れます。

バズ:「なんだ!?」

GM:「お前達が例の傭兵か?」と声をかけてきます。

セラマニア:「誰です?」

と聞き返しつつホルスターの拳銃に手をかける。

GM:「ボクの名はセイルーク・ハガサ。

お前達のことは聞いている、ノプロイドと機人を相手に戦うらしいな」

セラマニア:「今の所は人間の盗賊退治をするつもりですけどね」

セイルーク:「ほう、それは面白い話だ。

だが、ノプロイドと機人の相手はボクに任せてもらおう」

GM:と、セイルークは言います。

バズ:「悪いがこっちも仕事なんでね、譲れないぜ!」

ザイネ:「そういうことだ」

セラマニア:「いやザイネさん、あなたリーダーなんですからもうちょっと仲間募る姿勢見せて下さい。

あなたも対機人優先のチームを立て直すつもりでしょう」

ザイネ:「……確かにその通りだな」

セイルーク:「すまなかった、ボクも少し焦っていたようだ。

君達はチーム、レッド・ライダーズだね?

僕は無所属の傭兵なのだけど、同じチームに加わらせてもらっても構わないかな?」

GM:というわけで、ここで新しいメンバーが加わりました。

バズ:「おお! これはありがたい。よろしく頼む」

ザイネ:「助かるよ、こちらこそよろしく頼む」

セラマニア:「機人以外とも戦えるのなら問題ないとは思いますが、装備と兵科は?」

セイルーク:「ボクは『RT‐6Pスピアディア』という機体に乗っていて、この機体は槍を使った近接戦闘型だ。

マシンガンとビームダガーも装備している」

セラマニア:「パイロットなのですか」

セイルーク:「そうだよ、8メートル級機体だけどね。

後、ボクは一応メカニックでもあるんだ」

バズ:「ほぅ、そいつはすごい」

セラマニア:「念の為聞いておきたいのですが、何故レッド・ライダーズに?

新参者の私が言うのもなんですが、謎のロボットのせいでほぼ壊滅状態なんですよね、ザイネさん」

ザイネ:「……まぁ、それ以前にもいろいろあってな」

GM:「うん、でもボクはレッド・ライダーズに助けられた事があるんだ。

相手はノプロイドだった。

前のリーダーさんが来てくれなかったら、ボクは死んでた。

……正直、さっきは強がって見せただけで、本当はあの日からレッド・ライダーズに入りたかったんだ」

ザイネ:「そうか……でも良いのか? 先代と違ってオレはあんまり頼りにならないかもしれないぞ」

セイルーク:「うーん、別にいいんじゃないかなぁ? それに、レッド・ライダーズには強い人がいっぱいいるって聞いたし」

ザイネ:「ま、それもそうだな。

『強い奴が偉い』、それは新人でも同じ事だ。

オレがダメでもその内強い奴がリーダーになるさ、もしかしたらお前らの内の誰かかもな」

セラマニア:「全力で死亡フラグを立てないで下さい、まだ私達の旅は始まったばかりですよ!?」

ザイネ:「おっとすまん。

とにかく、これからもよろしく頼む」

GM:「こちらこそ、これからもお願いします」とセイルークは頭を下げます。

バズ:「ところでアンタ、顔を見せちゃくれないのかい?」

セイルーク:「ああ、ごめん、ボクの顔は見せられたもんじゃなくてね。

その時の傷で頭ごと焼けただれてるんだ」

GM:と言ってセイルークはフードの中をちらりと見せるが、そこには酷い火傷の痕がありました。

バズ:「あ、悪い……」

セイルーク:「気にしないでくれ。

ボクの方こそ見た目が怪しいのは悪いと思ってる」

ザイネ:「構わないさ、よろしく頼むよ」

セイルーク:「ああ、よろしく頼む」

GM:それでは盗賊のアジトである廃坑に向かいます、何かありますか?

セラマニア:セイルークのMDはL1装備ですよね?

GM:はい。

セラマニア:じゃあ敵MDのサイズが分からないので……森に隠れながら進めるという話ですが、

14メートル級のイプシロンでも隠密出来ます?

GM:イプシロンだと、道中はともかくアジトへの奇襲はバレそうですね。

スピアディアなら可能でしょう。

なおMDの静粛性についてはおよそ10メートル級までが限界、それ以上になると足音や駆動音が響き渡ります。

今のイプシロンの装備であれば、400メートル先ぐらいから駆動音を探知出来ます。

セラマニア:人間の耳で? それともMDのソナーで?

GM:イプシロンなら生身の人間でも聞こえます。

セラマニア:時速40キロなら、範囲外から現場まで30秒以上かかりますね。

30秒ならこちら側に逃げれば短縮出来るので……

敵アジトの範囲ギリギリにイプシロンは待機、スピアディアと小型トラックは先行して偵察をお願いします。

敵のMDは廃坑の外にあるはずなので、奇襲して起動前に鹵獲して下さい。

もし失敗したらMDに攻撃、一当てで倒れなかったら全速で私の方へ下がって合流。

廃坑内への突入はそれからです。

ザイネ:「分かった、気を付けて行こう」

バズ:「ああ、慎重に行く」

セイルーク:「ボクも頑張るよ!」

GM:そんなわけで森の中を抜けていきます。

ザイネ:森って事は……木とかあるんだよな?

GM:あります。

で、パイロットになって日の浅いセイルークが木に当たって音を立てます。

ザイネ:いかん、このままじゃ見つかる!

セラマニア:イプシロンを四つん這いにさせて隠れます。

「セイルークもですよ、屈んで!」

セイルーク:「えっ、なんで?」

ザイネ:「お前が木にぶつかってるんだよ!」

セイルーク:「あっ、ごめん」

バズ:「静かにしろ、敵に見つかったらどうするんだ。

ここは俺に任せて、お前達は後ろに居ろ」

セラマニア:「バズさんも皆さんも、窓やバイザーを覆って下さい、光の反射でバレますよ」

バズ:「おっとすまん」

ザイネ:「了解した」

GM:ではそういうわけで、しばらく進むと、森の向こう側から明かりが見えてきます。

セラマニア:「私はこの辺りで待機します、皆さん作戦通りに」

と言いつつメインカメラで偵察します。

400メートルくらい大型ロボットにとっては近距離ですからね。

GM:セラマニアが確認すると、そこは山肌を削った洞窟になっていて、入り口付近に見張りの男が二人います。

賊のMDはイプシロンと同じ14メートル級で、色は白。

外見から分かる事は

・頭部は人間タイプで顔がある

・腹部にハッチがある

・両腕の先は鋭い爪を持つ手

といった感じです。

爪を持っていますが、手には剣と銃が握られています。

敵パイロットが乗り込んでいる様子はありません。

セラマニア:「セイルーク、奇襲して片手で腹部コックピットを押さえ、片手でマシンガンを廃坑に向けて下さい。

敵MDを制圧し次第、私がすぐに突入します。

ザイネさんとバズさんは見張りを倒しつつ廃坑内から出てくる敵を制圧して下さい。

可能ならば生かして捕らえるんですよ」

ザイネ:「おう、任せとけ」

バズ:「了解だ」

GM:というわけで、奇襲開始です。

セイルーク:スピアディアは木の陰に隠れながら移動し、洞窟の前に到着。

セラマニアAI:「セイルーク、お願いします」

セイルーク:「うん分かった……いくよ!」

GM:セイルークは敵MDへ向けて飛び出し、一気に加速していきます。

そのスピードを見たバズは思わず呟きます。

バズ:「速い……」

ザイネ:「あの機体、こんなに速く動けたのか!?」

GM:敵MDのパイロットは近くで待機しており、スピアディアに気づいて昇降機に乗り、慌てて乗り込もうとします。

ギリギリで間に合い、敵機の目に光が灯ります。

セイルーク:「うわっ! 動いた!」

セラマニア:「そのまま脚にランスチャージを!」

セイルーク:「分かった、ええい!」

GM:スピアディアが敵の脚部に体当たりすると、敵MDはバランスを崩して倒れます。

セラマニア:「コックピットに武器を突きつけて脅して、何でもいい!」

セイルーク:「えっと、何か突きつけるもの……」

セラマニア:「飾りじゃないのですよ、槍は! 一発ぐらい叩き込んでいいです!」

セイルーク:「そっか、じゃあこうするね」

と言って、いきなり槍を敵機の腹部に叩き込みます。

敵機:「ぐぁっ!?」

セラマニア:急行して敵機をロックオンしつつ、通信を送ります。

「賊のMD! お前は包囲されている、手を挙げて出てこい! さもなくば全機でお前のコックピットに集中砲火を叩き込む!」

敵機:「な、なんだと!? 貴様ら、何をするつもりだ!?」

セラマニア:「投降すれば命までは取りません、私達は傭兵なので交渉には応じます」

バズ:「降伏しないなら、こっちも容赦はできないぜ?」

ザイネ:「大人しく武装解除するんだ」

と言って見張りの方に銃を向ける。

セイルーク:「そうしないと、ボクが許さないよ!」

敵機:「くっ……」

GM:敵機は降伏するかどうか迷ってるようです。

セラマニア:ではイプシロンも現場に到着したと思うので、見張りに動くなと念押しつつ拷問……いや、お話を代わりましょう。

「セイルーク、ちょっとどいて下さい」

と言って敵機に馬乗りになる。腰部レーザーを低出力でコックピットに照射します。

「MDを起動させるわけにはいかない……機体はそのまま、パイロットには死んでもらいます!」

敵機:「ま、待て、俺は何も知らないぞ!?」

セラマニア:「別に情報は要らないです、MDが脅威なので降りなければこのままあなたを蒸発させます、死ね!」

と叫んでコックピットをガコンガコン殴りつけて揺らします。

敵機:「うぎゃああ!?」

セラマニアAI:「ほら早くしろ! 死にたいのか!」

バズ&ザイネ:(ドン引き)

セイルーク:「もう、セラマニアさん、怖~い」(爆笑)

ザイネ:「えぇ……お前ら何やってんの……」

バズ:「相手はノプロイドじゃねぇぞ……?」

セラマニア:「うるせぇ、死ね!」

と言いつつ相手のコックピットを両手で掴んで揺らします。

バズ:「おい止めろ! そんなことしたらパイロットが死ぬだろうが!」

セラマニア:そこでピタっと止まって……

「でもMDから降りてくれないと殺すしかないですよねぇぇー! 報酬減るけど仕方ないですよねぇぇー!」

と言ってチラッチラッと敵機の様子をうかがう。

敵機:「わ、分かった、降りる、だから殺さないでくれ……」

セラマニア:「よし、降りろ、抵抗したらじわじわと握りつぶします」

……レコーダーの記録は後で廃棄しておきましょう。

GM:では敵MDのパイロットは機体の外へ出てきて、武器を捨てます。

セラマニア:見張りの方も一緒に、敵三人を一纏めにして拘束します。

GM:では、そこに敵の賊が……(ころころ)9人駆け付けてきます。

「大丈夫か!?」

セラマニア:えっ、好都合過ぎるんですが。

「動くな! 動いたらレーザーで生きたまま溶かしてやる!」

と言って敵の周囲にレーザーを撃ち込んだ後に再度「動くな!」と言います。

賊達:「ひぃぃっ!?」

GM:すると、一人の男が前に出て来ますね。

「待ってくれ、俺達は雇われただけだ! 何も知らん!」

セラマニア:「お前達、中には何人居る!」

賊:「10人ほどだ、それ以上は居ない!」

バズ:「おい、嘘つくんじゃねぇぞ? お前らは全部で10人ぐらいだろうが!」

賊:「本当だ、信じてくれ! 俺達はただ最近雇われただけだ!」

セラマニア:「お前達は盗賊団『ダッシャー』のメンバーとその雇われのはずですが?」

賊:「そうだ! 俺はあんたらと同じ傭兵だよ!」

セラマニア:「中に居るダッシャーと雇われの割合は?」

賊:「9対1だ! 中に居る傭兵は1人だけだ!」

セラマニア:「捕虜や奴隷は居るか?」

賊:「いない!」

セラマニア:「MDはこれ一機だけだな、中に居る奴の装備は?」

賊:「全員拳銃を持っている、あとは、剣や槍とかナイフも持っているな」

セラマニア:「爆発物や重火器の有無は?」

賊:「それは分からん、そこまでは聞いてない。

ただ、そこまで装備は良くなかった」

セラマニア:「そうですか、ではあなた方の内、傭兵は無条件で解放します。

ダッシャーの団員に関しては交渉次第です。

どちらにせよ抵抗したら私がレーザーで焼き、そこのMDが容赦なく串刺しにするのでよろしく」

セイルーク:「そうだぞ!」

賊:「あ、あぁ、分かったよ」

セラマニア:「一旦アジトから離れます、ザイネさんはMDに乗って下さい。

バズさんはパワードスーツ着たままそいつらを連行して下さい。

トラックは一旦置いていきましょう、MDの方が高いです。

バズ:「おい、お前ら、この嬢ちゃんはヤバイから絶対に逆らうなよ」

賊:「分かってる、こいつに逆らったら生きていけない」

ザイネ:「ちょっと待て、オレはMDの操縦が出来ねえ」

セラマニア:「えっ」

ザイネ:「いやマジで。

それに俺が乗っても役に立たんと思うんだが」

バズ:「まぁいいじゃねぇか、どうせちょっと下がるだけだしよ」

セラマニア:「……いや、それでしたら私が敵MDを引きずっていきましょう。

ザイネさんは引き続きトラックに」

ザイネ:「分かった、車なら運転出来るんだが」

GM:では、アジトから離れた所で、敵の雇われ傭兵達と見張りを拘束します。

ちなみに敵パイロットはダッシャーのメンバーでした。

セラマニア:では色々買ったのでロープとかあるはずです、無いならそこら辺の草木と医療キットの包帯を応用しても何でもいい。

敵の手足を縛り、全員拘束して……あれ、私達のテーザー銃ってどのくらい気絶します?

というかテーザーって気絶しなくて動き止めるぐらいだと思うんですけど、場合によっては止まらない場合もありますし。

GM:では……(ころころ)クリティカル、このテーザー銃は普通の人間なら確実に気絶すると説明書に書いてあります。

セラマニア:では全員気絶させましょう、させました。

GM:では、敵は全員気絶します。

セラマニア:で、廃坑突入は私が残ってもいいんですが、今回はセイルークに残ってもらいましょう。

「というわけでこいつらと私の機体の見張りを頼みます」

セイルーク:「任せて!」

GM:では車で移動します。

アジトの入口に戻ったセラマニア達は、中に入ってすぐ大型の輸送トラックがある事に気づく。

荷台のコンテナを開けるとそこには大量の武器弾薬が積まれていた。

バズ:「おお、すげぇ量だな」

ザイネ:「これ全部持って行きたい所だな……」

セラマニア:「ギルドの受付にそれとなく確認してから我々で鹵獲しましょう」

で、バズさんのパワードスーツを前に出しつつ私とザイネさんが後方から援護します。

一応私はショットガンを構え、グレネードをいつでも投げれるようにしますが、アサルトライフルも背負ってるので正直重いです。

ザイネ:「オレはマシンガンを構えた方が良いか?」

セラマニア:「そうですね、テーザーではなくスタングレネードで無力化するとして、大型マシンガンで障害物をぶち壊して脅しましょう。

跳弾には気を付けて下さいね」

ザイネ:「おう、任せろ」

バズ:「リーダー、アンタが前に出る必要はないんだぜ」

ザイネ:「あー、うん、そうだな」

GM:ではダッシャーのアジトの中へ侵入します。

内部は倉庫と住居が合体している構造で、大きな部屋に荷物が置かれています。

セラマニア:各部屋はどのくらいの大きさですか?

GM:大きな扉が一つと、小さな扉がいくつかあり、

実際の広さは中に入ってみないと分かりません。

小さな方も、あくまで扉が小さいだけで中が広い可能性もありますね。

セラマニア:「盗賊がそれほど大規模な罠を仕掛けているとは思いませんが、相手は元傭兵ですからね。

石か何かを扉に投げて、何もなければ扉の前に立たないように開いて中に銃弾ぶち込みましょう」

バズ:「了解」

ザイネ:「ああ、分かった」

GM:ではバズが小さいほうの扉を開き、スタングレネードを一個投擲をして突入します。

中には男が一人居ました。

男は突然の来訪者と爆音に驚いた様子を見せるが、部屋が思ったよりも大きかった為気絶はしていません。

セラマニア:「動くな、武器を捨てて手を上げろ。

既に半分以上は捕らえた、MDもだ!」

GM:男は「くっそぉ……」と言いながら剣を捨て両手を上げる。

セラマニア:テーザー抜いて撃ちます。

GM:はい、男はそのまま気絶しました。

そして別の部屋から……

「やれ! あいつらを殺せ!!」と叫ぶ声が聞こえてきます。

セラマニア:ほう? では私も叫びましょう。

「あっちに捕虜から聞いた奴らだ! MDとパワードスーツを前に出せ、降伏したら殺すな。

 だが抵抗したらミンチにしてやれ!」

と、二人には手振りで脅しだと合図しつつ、敵の士気を削ぎます。

GM:敵はそれを聞いて「敵にMDが居るぞ!」「対MD戦用意!」などとざわめきます。

セラマニア:やべぇです、殺意が高いし怯んでもいない。

もしかしてこいつら、ダッシャーのメンバーの方が強いんじゃないでしょうか。

「生け捕りは無しです、手加減したら殺されますよ、やりましょう」

ザイネ:「おう、任せろ!」

大型マシンガンを構える。

バズ:俺はレールライフルを。

GM:ダッシャー盗賊団はセラマニア達の声を聞いて駆けつけてきます。

セラマニア達は今部屋の中に居て他の出口は無く、敵は既に部屋の前を両側から包囲しつつあります。

セラマニア:部屋の中に障害物になりそうなものは?

GM:特にありません。

バズ:じゃあ俺が正面から行く。

セラマニア:「ザイネさんはバズの背中に隠れて撃ち返して、私は気絶した敵を盾にしてグレネードランチャーぶち込みます」

というわけで部屋の後ろに下がります、広いので敵の手榴弾がギリギリ届かないはずです。

GM:敵は扉の外から銃を撃ってきますが、命中はしません。

アサルトライフルを散発的に撃って様子を見ているようです。

セラマニア:こちらにMDが居ると勘違いしてますから、突入してきませんね。

じゃあ扉の外へ向けグレネードランチャー発射!

GM:「うわぁ!?」という悲鳴と共に、扉の前の二人が吹き飛びます。

敵A:「何だ今の爆発は?」

敵B:「向こうのMDかパワードスーツが撃ったんだろうな、どうする団長」

盗賊団長:「仕方ねぇ、突入しようぜ!」

GM:では扉から、盗賊団の連中が中に入ってくる。

セラマニア:「ザイネさん、フルオートで!」

ザイネ:「おう!」

GM:「くそ、やっぱりパワードスーツだったか!」とか言いつつ盗賊団が突撃してくる。

ザイネ:「いいや生身だぜ、そらよっ!」

と言ってマシンガンで薙ぎ払う。

GM:ザイネが放った弾が、二人の男の頭にヒットします。

15ミリ弾の掃射を食らった頭部は、そのまま弾け飛んで壁に張り付きます。

バズ:うへえ……。

GM:残りの連中は慌てて後退。

「てめぇら、下がれ!」

と叫んで、一人の男が前に出ます。

「俺はダッシャーの団長、デズモンド・グエンザーだ!」

と言うデズモンドはパワードスーツこそ着ていないものの、2メートルを超す巨体に加え重火器である『ツヴァイハンダー対戦車ミサイル』と呼ばれるミサイルを装備している。

「お前ら、降伏しろ、命だけは助けてやる」

セラマニア:……えっ、普通にグレネードランチャーで撃ちます。

GM:はい、ではデズモンドは倒れました。

放たれたグレネードはデズモンドの足下に着弾し、破片を食らって倒れる。

バズ:「なんだ、あっさりと終わったな」

セラマニア:「脅しの仕方も知らないド素人ですね! さぁ、残りも一匹たりとも逃がしませんよ!」

と叫んでアサルトライフルを扉の外へ連射します。

GM:団長が倒れたのを見て、敵の生き残りは逃げ出そうとするが、セラマニア達の射撃を受けて次々と倒されていく。

バズ:「おい、もう終わってるぞ」

ザイネ:「えっ?マジか」

バズ:「ああ、多分全員死んでると思うぜ」

セラマニア:「警戒しつつ数を数えましょう」

残りは10人だったはずですが……

GM:はい、そうすると奥の方で、バズーカ砲を持った男が「くそぉ、こうなったら自爆してでも道連れにしてやるぅ!」と言いながらバズに向けて撃とうとする。

バズ:ちょ、ちょっと待て、こっちに来るんじゃない!

セラマニア:「バズ伏せて!」

と叫びながらライフルをフルオートで叩き込みます。

GM:バズーカを構えた敵は、もんどりうって倒れます。

バズは後ろを振り向いて礼を言う。

バズ:「助かったぜ、ありがとうよ」

セラマニア:「どいつもこいつも殺る気はあるのに、身を晒して脅したり攻撃する前に叫んだりする三流ばかりで助かりますね!」

バズ:「全くだ!まあ、とりあえずこれで全部片付いたかな?」

GM:はい、その通りです。戦闘終了です!

セラマニア:良かった……場合によっては今回2、3回は死んでもおかしくなかったですね。

MD鹵獲した時点で全員生け捕りに出来るくらい楽な任務だと思いましたが。

GM:それについては、次回までお待ち下さい。

セラマニア:味方パイロット増えたのにシナリオバランスが楽になるわけなかったですね、もう騙されんぞ(真顔)

GM:では皆さんは盗賊団を倒し、無事アジトを制圧した。

そしてザイネは、リーダーのダッシャーが所持していた資料の中から、ある物を発見する。

それは彼らに対する命令文が記されたデータメモリであった。

内容は『ムーカの町をノプロイドによって壊滅させる』との事。

セラマニア:「ラキシュじゃなくて、ムーカの町を襲う計画。

それもノプロイドで……?」

GM:具体的な内容は暗号化されていましたが、ザイネが解読出来ました。

セラマニア:「ザイネさんそんな事出来たんですか」

ザイネ:「さすがは天才ハッカーのオレだな!」

GM:ではその内容を説明します。

『我々はノプロイドを使ってムーカの町を襲撃する。

この作戦は極秘である。

もし情報が漏洩した場合、諸君らは全員処刑される。

ダッシャーの任務は以下の通り

・ノプロイドがムーカの町を襲撃し、住人達を殺害した後の処理、及びノプロイドの支援。

・同時に、ラキシュの町の警備をしている連中にこちらの存在を知られないようにする。

・ラキシュの町に居る盗賊団の構成員にダッシャーの名で和平交渉の通信を送り、アイアンメイデンの動向を探る。

この際に我々の存在は知られてはいけない。

以上である。

セラマニア:「ザイネさん、この文を書いた黒幕が誰か分かりませんか?」

ザイネ:「そうだな、盗賊団のリーダーにこんな事を頼めるヤツは限られて来るだろう。

真っ当な存在ではなく、あの飛行戦艦のようにノプロイドを投入でき、なおかつ言語を解する相手となると……」

セラマニア:「大きな組織か、内戦中の軍か、もしくは機人ですね」

ザイネ:「ああ、そういう事になるな。

このデータの形式や書き方からするに、恐らく機人だと思っていいだろう。

オレは元々対機人のチームだ、そういう訓練を受けた事がある」

セラマニア:「個人的な恨みではないと、信用していいのですか」

ザイネ:「ああ、オレはいくら何でもこういう状況で嘘をつくような奴じゃない」

セラマニア:「1チームの手に負える事でもないですし、機人でしたらラキシュの町もいずれ攻撃対象になるはずです。

アイアンメイデンとも一時的に講和を結んだ後に攻撃するんじゃないでしょうか。

ならば機人の黒幕はムーカ、ラキシュ、ミクス軍、私達全ての共通の敵となりますね」

ザイネ:「そうだな、だがまずはこのアジトに居る連中を全員捕縛しよう、生きてる奴も居るかもしれん」

GM:では今戦ったダッシャーの中で……(ころころ)5人の生存が確認されました。

内、重傷者は1名で片脚を吹き飛ばされています。

セラマニア:武器を剥いで、重傷者以外の面子をテーザーで気絶させます。

下手したら死ぬかもしれませんが安全第一です。

そうしたら情報を最優先に持ち帰りつつ、大型トラックをバズに運転してもらって武器弾薬を鹵獲しましょう。

アジト内の金目の物は目に見える範囲で持ち帰ります。

GM:了解しました。では、アジトに居た盗賊達は全員捕らえました。

ツヴァイハンダー対戦車ミサイルは鹵獲出来たものの、弾薬はありません。

バズーカの方は弾薬ごと鹵獲出来ました。

金目の物は現金で『40000ムイン』を入手しました。

セラマニア:ではセイルークと合流し、ラキシュの町のギルドに帰還しましょう。

GM:では皆さんは無事に帰還する事が出来ました。

バズは外で積荷を見張っています。

セラマニア:「ザイネさん、どこまで話します? ギルドを信用してデータメモリを渡すのか……」

ザイネ:「そうだな……ノプロイドと機人が関わっているとなると知らせないわけにはいくまい」

セラマニア:「では伝えましょう」

データメモリを渡して、機人かもしれない黒幕がムーカの町を襲撃しようとしている事。

ラキシュのアイアンメイデン達とは一時的に講和するが、いずれはラキシュの町もノプロイドに襲われるかもしれないという事を話します。

ギルド受付:「そんな事が……、では、ラキシュの町への襲撃は避けられないのですね」

ザイネ:「いや、まだそうと決まったわけじゃない。

黒幕を突き止めれば何とかなるはずだ」

受付:「ギルドの上に報告して、何とか対処法を話し合ってみます。

あなた方傭兵には、再度依頼という形でお伝えする事になると思いますが……」

GM:(ころころ)ファンブル(1ゾロ)が出たので……

受付は剣呑な表情をしています、もし拒否したらギルドを出禁になる事も辞さないと言った顔です。

近くにいたギルド員も似たような顔をしています。

受付:「正直な話、町全体の命がかかっている以上多少無理にでもこれらの依頼は受けていただきます」

ザイネ:「それは構わんが、ラキシュの町の戦力はどうなんだ?」

受付:「ラキシュの町はアイアンメイデンと繋がった警備隊が居ますが、やはりノプロイドを相手にするには不安があります。

大型一機二機ならともかく、小型ノプロイドが大量に攻めてきた場合は守り切れないかと」

セラマニア:「ちょっといいですか?」

と言ってザイネと一緒に隅っこに行って

「ダッシャーの銃火器は今ここでギルドに売るべきでしょうか?」と聞く。

ザイネ:「うーむ、そうだな……。

今、オレ達が持っている武器は拳銃にアサルトライフル2丁にショットガンが1丁、マシンガンとレールライフル、それに手榴弾が10個くらいだな」

セラマニア:「セイルークの分の武器を確保して、対戦車ミサイルとバズーカ以外は売ってしまいましょう、あんな大量にあっても人が居ませんから」

ザイネ:「そうだな、そうするか。

それで今回の報酬はいくらだったんだっけか?」

セラマニア:「一人あたり1万ムインで、殺さず捕縛した場合は追加報酬ですから20万と追加報酬ですね。

襲撃のデータも得られましたから、その部分でも価格交渉は出来ると思います」

ザイネ:「まあ妥当なところだろう、その線で行こうか」

GM:二人が受付に交渉すると、まず本来の追加報酬として捕縛者一人当たり『1万ムイン』を受け取り、更にデータ関連の特別手当てとして『12万ムイン』を手に入れました。

セラマニア:生存者は外で捕縛したパイロット1人、見張り2人、駆けつけた9人、部屋に居た1人、中で負傷した5人でしたよね?

正規報酬の20万、捕縛して18万、特別手当12万で、50万ムインになりますね、武器を売った方は?

GM:セラマニア達が鹵獲した大型トラック一台分の武器弾薬をギルドに引き取ってもらい、合計で『18万ムイン』になりました。

セラマニア:68万ムインに、アジトで手に入れた4万で総計72万ムインですね。

MD一機倒しても同じ1万ですが、鹵獲したMDをそのままもらうという事で問題はないです、レッド・ライダーズの誰かに乗ってもらいましょう。

武器弾薬に関してはギルドはどういう反応します?

GM:(ころころ)ファンブル。この状況で有料で売りつけるあなた達に、明確な不快感をあらわにしています。

なのでこの価格も随分買い叩いています。

セラマニア:今からタダにするよりも、ラキシュの町防衛戦で活躍しないと好感度は戻りそうにありませんね……

GM:町のギルドはアイアンメイデンと敵対しているわけですが、彼らが町の警備と繋がっているわけなので。

盗賊退治をしてくれた事に感謝はしていますが、町の危機に傭兵が動いてくれるかというのはあまり信用していないらしく、

なおかつ鹵獲品をギルドに納めず有料で武器を売りつけた事で、評価が町の腐敗した警備と同じ方向に寄ってしまいました。

セラマニア:まぁ実際、事前の説明に無い以上鹵獲品は当事者の物でしょうが、私達傭兵は町の危機ともなればさっさとズラかるのが普通ですしね。

下手すれば火事場泥棒やってもおかしくはないです。

でも私は村を焼かれた身ですし、ザイネもセイルークも機人やノプロイドに恨みがあるので、この状況で逃げないでしょう。

バズはどうか分かりませんが。

……じゃあセイルークの銃を選んで終わりましょう。

「セイルーク、あなたは何の銃使います?」

セイルーク:「ボクは銃は苦手だから、ナイフを使うよ」

セラマニア:「いや、傭兵には実体剣とかレーザーブレードで戦う人も居るのは知ってますが、遠距離武器は持っておいて下さい」

セイルーク:「うーん、分かった。

じゃあボクは……これかな」

と言って、手に取ったのは小型のサブマシンガン。

セラマニア:「OKです、弾倉とグレネードも持っておいて下さい」

私達も弾薬とグレネードと医療キット、その他便利ツール的なのを補充して終わりましょう。

GM:はい、ではセッション終了です、お疲れ様でした!

 

~残高~

72万2千

 

 

~所持品~

セラマニア:

『イプシロン』(14メートル級MD)

『チェルヴィスター75拳銃』(7.5ミリ弾、装弾数10発)

アサルトライフル(グレネード付き)

テーザー銃

フラグ、EMPグレネード

 

ザイネ:

『15ミリマシンガン』

アサルトライフル

テーザー銃

フラグ、EMPグレネード

 

バズ:

『7ミリレールライフル』

『アイレッティKSS2ハンドガン』(7.5ミリ弾装弾数12発)

テーザー銃

フラグ、EMPグレネード

 

セイルーク:

『RT‐6Pスピアディア』(8メートル級MD)

ナイフ

小型サブマシンガン

フラグ、EMPグレネード

 

その他:ダッシャーの14メートル級MD

ツヴァイハンダー対戦車ミサイル

歩兵用バズーカ

 

セラマニア:ところでGM、セイルークって実は女の子だったりしません?

GM:えっ? ……あっ、そうか。

セラマニア:どうしました?

GM:そこら辺のイベントやろうと思ってたんですが、すっかり忘れてました。

セラマニア:えぇ……

GM:ちなみにCVは『伊○静』さんをイメージしてます(笑)。

セラマニア:GMが好みを出してきた。

私はCV悠○碧で中性ボーイッシュだと思ってました。

というかGM、自分でバズって名前つけといて、たまに某トイ的な物語のバズ出すの止めて下さい。

一回バズが「そして俺様がバズ・ラ○ト○ヤーさ!!」って言いだした時は色々危機感を感じました。

GM:それはごめんなさい(笑)。

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