スペランカーな天才バッター   作:RUKA1235

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約1年ぶりの投稿です


臨戦態勢

 7月27日

 準々決勝

 

 薬師vs青道

 

「結構人入ってますね」

 

 月刊『野球王国』の記者大和田は先輩記者である峰と共に来たこの試合の開始前ながらザワザワしながら試合を始まるのを心待ちにしている多くの観客を見ていた

 

「西東京の4強を決める試合だからな。注目度が高くて当然だ。市大を破り、一躍台風の目となった薬師高校…… そして6年振りの甲子園を狙う青道高校……」

 

「峰さんの予想ではどちらが……」

 

「勢いでは薬師!」

 

「!」

 

「あくまで勢いではな。市大戦のように乱打戦にならなれければ分があるのは青道だろう。しかしここまでエースの丹波君は1度も投げていない。青道の投手陣が勢いある薬師打線を止める事が出来なければ……」

 

 

 

「あ!? なんだこのオーダー ふざけやがって! 市大の時とまた変わってるじゃねぇか!」

 

 一方青道ベンチでは薬師のメンバー表を見て驚愕していた。

 

「早速仕掛けてきましたね……」

 

「ああ……」

 

 薬師はここまでの2試合 4番として大活躍をしていた轟雷市を1番として起用して、それに伴いクリーンナップの秋葉と三島を2番3番と打順と大きくいじって来たのだ。

 

 轟の事を意識している降谷と沢村を落ち着かせながら御幸は薬師ベンチを、正確には轟親子を見ていた。

 

(1度でも多く打席に立たせるためか…… そうなってくるといくらうちの投手陣が良くてもある程度の被害も考えないとな…… そうなるとキーポイントは継投のタイミング、そして……)

 

 御幸の視線の先にはベンチに座りながらリラックスをしている涼太がいた。

 

(涼太をどこのタイミングで使うかだ。元々監督は準々決勝の市大戦に合わせて涼太を使ってきてた。初戦こそスタメンだっだけど3回戦は休ませ、4回戦は楊舜臣に序盤苦しんだのに結局使わずに温存した。それなのにこの試合 先発を外した。監督の狙いは……)

 

 

「それにしても鹿野 涼太が外れたのはなんでですかね?」

 薬師ベンチでも同様に涼太のスタメン落ちは疑問に思われており、部長が監督の轟雷蔵に聞いていた。

 

「恐らく怪我だろう。去年の夏の準決 稲実戦の怪我 秋も全試合代打のみ 春もこの夏も休ませながら使ってるって事はどっか痛めながら出てるんだろ。まぁうちにとってはラッキーだぜ。ただでさえ強力打線なのにあんな化け物とフルで対峙しなくていいって考えればな」

 

「けど使わないって選択は無いでしょ」

 

「ああ。多分お前の登板に合わせてあの化け物は来るぜ。しかも集中力MAXのタイミングだぞ。真田」

 

「勘弁してくださいよ……」

 

 

 

 

『ただいまより 準々決勝 青道高校 対 薬師高校の試合を始めます』

 

「いいか! ここから先はてめぇらの仕事だぞ!! てめぇのために打て!! てめぇのために守れ!! そんで勝利の味をしこたま味わいやがれ!!」

 

 

「その一投に その一歩に そしてその一振にお前達の全てが映る。迷いは要らん!! 自分達の野球を信じろ!!」

 

「「オオオオオォ!!」」

 

 言葉遣いは真逆だが、伝えたい事は同じの両監督に送られて選手達は審判の声によりホームに向かって走り出した。

 

「お前めっちゃ睨まれてるじゃん」

 

「何かやったのか雷市……」

 

 青道ナインの目線の先は雷市しか写っていない。

 

 それは1年生投手の2人も同じで睨むように見ていた。

 

 しかし青道ナインの中でただ1人……涼太だけは顔をグラウンドに向けていた。

 

 審判の掛け声で礼をして選手は散っていったが涼太の目線の先には誰も写っていなかった。

 

 それに加えていつものようなのんびりしたような雰囲気を纏っていない。これには初めて涼太と相見える薬師ナイン、関係性がまだそこまで深くない青道の1年3人は気付く事は出来なかった。

 

「……」

 

 そのまま涼太はベンチで試合を見ることは無くそのままベンチ裏に入って行く。

 

「あ、鹿野先輩どこにい……」

 

 それを見た春市が話しかけようとしたが言葉が続かなかった。いや、出なかったと言うのが正解だろう。

 

(い、今までの鹿野先輩の雰囲気とはまるで違う……言葉に出来ないこの圧迫感は……)

 

「……これは長くは持たなそうですね」

 

 一連の流れを見ていたクリスが片岡に告げる。

 

「元々持つとは期待はしていない。今日に限っては鹿野は代打の方が集中力を持たせやすいから外しただけだ。相手の真のエースが来たらあいつを当てる」

 

 

 一方薬師の監督の轟も涼太の雰囲気を感じとっていた。

 

(代打はあの化け物が守備の時間で集中力を切らせないためか……そのせいかは分からねぇが整列のときにあれを見た時に思わず震えちまったぜ……)

 

「……おい真田。やっぱり俺の予想が当たってたぜ」

 

「え? まさか……」

 

「あの化け物は恐らくお前をご指名だ。しかも集中力MAXの状態でな。笑えるな」

 

「笑えねぇっすよ……」

 

 両監督は考えこそ違うが重要な場面での天才 鹿野涼太の登場がこのゲームの大きな流れを変えると思いながらこの試合の最初の大きな場面 降谷と雷市の対決が始まった

 

 




鹿野涼太の能力 パワプロ風
Dは高校でも平均
Cは高校でもトップクラス
Bはプロでも普通に一軍選手としていれる
Aはレギュラークラス
Sはタイトル争いできる

通常時
ミート B
パワー C
走力 D
肩力 D
守備力C
捕球D

アベレージヒッター 流し打ち 広角打法 威圧感 チャンスB


ゾーン時
ミートA
パワー B
走力D
肩力 D
守備力C
捕球D

得能 安打製造機 広角砲 芸術的流し打ち チャンスA 威圧感

個別で高い能力を持つ選手

結城 ミートC パワー B
雷市 ミートC パワーB
倉持 走力A
御幸 肩力A

これはあくまでも個人の感覚であるのでそこはご了承ください



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