シナリオ(AI作):君は宇宙船に乗っている。
君の職業は宇宙飛行士ではなく『医者』だ。
君が乗っているのも宇宙ロケットではない……ただの一隻の救命艇に過ぎないのだ。
しかしそんなことはどうでもいいだろう?
ともかくその船は今まさに遭難しかけているのだから!
GM:君は救命艇に乗っている。
何故こんな事になったのか、理由は思い出せない。
だが、ともあれ今は救難信号を出さなくてはならないのだが……。
この船には通信機器がないらしいぞ!?
プレイヤー:とりあえず自分以外に人が居るか、持ち物や食糧、備品などを調べる。
GM:ではまず自分の体を調べてみよう。
するとポケットの中に何か入っているようだ。取り出してみるならそれは手のひらに収まるサイズの小さな機械だった。
プレイヤー:調べる。
GM:これは無線機じゃないかなぁ?
プレイヤー:ちなみにこの救命艇に他にも人が乗っているか調べる。
GM:他の人はいないよー。
プレイヤー:そもそも救命艇本体に通信機器が無いのはおかしい。
この無線機も、自分に記憶が無いのも何か原因があるはずだ。
うかつに無線機のスイッチを入れて、敵か何かに探知されるのは避けたい。
なのでとりあえず食料と水を探すことにした。
GM:おけ~。船内を探索しようね~。
(ころころっとダイスを振る音)
おっとお目が高いですねぇ船長さん! 現在あなたがいる場所は食堂兼厨房ですよ! プレイヤーの目の前にあるテーブルの上には美味そうな料理が置かれているのです!!
プレイヤー:GMのテンションがいつもより高いのが気にかかるが、とりあえず人が居ないのにテーブルに料理があるのはおかしい。
幻覚かVRかを疑う。
GM:あ、ごめん言い忘れたけどこれNPCが作った奴だよ。あと別に頭おかしくなってないしちゃんとした現実だし。
プレイヤー:だが人は居ないと言ったはずだ。
GM:まあまあいいじゃないですか食べましょうよこれいつ作ったんだろうって疑問はあるでしょうけれど。とにかく空腹なんだから早く食べた方がいいんじゃありませんかね?ほらほら席についてください。はい「いただきます」して手をあわせてー。
プレイヤーは言われるままに椅子に座って食事を始める。
プレイヤー:ギリギリの所で思い止まり、自分が何かに身体をコントロールされている事を察する。
まさか……自分は何者かに洗脳されているのだろうか。
いや、私にはわかる。
私は……『GM』に身体を乗っ取られかけているのだ!!
GM:ちょっと何言ってるか分からないですねぇ(笑)
でも面白かったんでいいですよ。はい次いきましょ~。
えーっとじゃああっちの部屋に行ってみてください。
プレイヤーが部屋に入るとそこには一人の少年がいた。
子供:はじめまして!
プレイヤー:全速で接近して首をねじ切る。
くたばれ! GMの手先め!
GM:ちょwwww首捻じ切っちゃダメでしょ!? そういうプレイは別の機会にしなさい(怒)
プレイヤー:首がひん曲がって死んだ少年を見下しながら、自分はGMに屈しない……と虚空へ向けて呟く。
そして部屋の探索を再開した。
GM:……なんかもう色々ツッコミどころあるんだけど、全部スルーしますわよぉん!? はいっ次いくよ~次の部屋に行こうね~♪ そこは寝室である。ベッドがあり棚があってクローゼットもある。
ただしやはり誰もいないし何も置かれていない。
ここは倉庫ですね。
プレイヤー:脳にGMの毒電波が直接響いてくる。
寝室と言ったり倉庫と言ったり支離滅裂だ。
GMはよほど言語が残念なAIに違いない。
GM:こほん……さて、次はどこに行きましょうか?……あっそうだ!トイレ行きませんか?
あなたは「よし、分かった」と言い、すぐに扉を出て廊下を走り出す。
だがその時、「待ってくれ!」という声と共に背後から肩を掴まれた。
プレイヤー:振り返り、即座に眼球を抉り怯ませてから再度首をねじ切る。
自分は医者だ、人体破壊など素手でも出来る。
GM:ぎゃーーーーーー!!! 痛い痛い痛いーーーーーー
プレイヤー:なんと、首をねじ切ったのに生きているぞ。
頭を壁や床に叩きつけ、完全に死亡させよう。
GM:ぐしゃりと音がした。……ふぅ危なかったぜぇ……。
しかしまだ安心できないぞ、こいつはきっとゾンビなのだ。
プレイヤー:だから完全に頭を潰す、潰した。
さて、探索を続行しよう。
GM:はーい。
じゃあ今度はどこに行きたいかなー。
プレイヤー:救命艇には食料と水があるはずだ、それを探す。
GM:では食堂に戻ってきましたよー。テーブルの上を見てみようか。するとそこにあったはずの食べ物は無くなっている。代わりにメモが置かれていてこう書かれているよ。
《食事は美味しかったかい? これはサービス品だよ》……だって。
プレイヤー:これは自分以外に敵……GMの手先が居るに違いない。
感覚を研ぎ澄ませて気配を探る。
GM:そんな事しても無駄だと思うけどね。この救命艇の中には君以外生物はいないんだよ。
プレイヤー:なら生物ではない何かかもしれない。
もしくはGMが直接自分を害そうとしている可能性もある。
なので艦橋に向かって船を操舵しよう。
GM:はい了解しました~♪ じゃあお好きな方を選んでください。
一、このまま救難信号を出し続ける→救難信号を受信するまで船の中で過ごす。
二、救難信号を発信してから船外へ脱出する →救難信号を出さずに船外に出ることも出来るが、その場合船外での活動時間が制限される。
三、救難信号を出さずそのまま船外に脱出しようとする(※)
お好きにどうぞ~。
プレイヤー:とりあえず惑星か宇宙ステーションがありそうな場所をレーダーで探知する。
GM:おっけおっけ。ちなみに現在位置はこの辺りだよ。
プレイヤーの目の前に地図が表示された。
プレイヤーはその星系の位置を確認する。
最寄りの星やステーションまでおよそ1ヶ月かかるようだ。
プレイヤー:では航路をセットし、再び食料と水を探す。
GM:はいはい、食堂に行きましょうねぇ。
食料も水も無い。
ならばとキッチンへ行ってみると冷蔵庫の中に大量の水があった。
……いやまぁ明らかにおかしいのだが、気にしたら負けだろう。
プレイヤー:腕に一滴だけ垂らして毒かどうか確かめる。
GM:大丈夫ですよ。それはただの水です。飲んだら普通に美味しいと思います。
(ころっとダイスを振る音)……ほら美味しく頂けた。
こうしてプレイヤーは無事に飢えを満たすことが出来た。
そしてまた船内を探索していくのであった。
はいここが船長室ですよ~。
プレイヤー:船長室でデータを漁りつつ、はて自分は何故救命艇に乗る事になったのか思い出す。
GM:ほむほむ、でどんなデータがあるんですかね?
プレイヤー:自分に聞かれても困る。
GM:特に目ぼしいものはありませんねぇ。
あなたが救命艇に乗る事になった理由は『偶然』であり、それ以上もそれ以下もないのです。
プレイヤー:なるほど、では偶然NPCの相方が見つかるかもしれない。
他の部屋に行き、ドアを開けてみる。
GM:そこには誰も居ないよ。
ふっふっふ……ここは倉庫なんですよねー。
プレイヤー:ロボットとかAIが見つかるかもしれない。
GM:はいはい、そういう設定ですね。ここには機械しか置いてませんよ~。
では格納庫に行きましょう。何かあるかもしれない。
格納庫には武器庫があり、様々な銃器や弾薬、宇宙服などが保管されていた。
プレイヤー:生命反応は無いが、GMの影響を受けてないロボットとか見つかるかもしれない。
このままでは孤独死してしまう。
GM:あなたが格納庫を探索していると、そこに一つの人影が現れた。
プレイヤー:手頃な銃を掴んでそいつに向け、「動くな!」と叫ぶ。
GM:「いやん怖い」と言いながら現れたのは、身長2mを超える大男だった。
「ちょ、ちょっと待って!私は別にあなたを殺すつもりはないの!」
プレイヤー:女口調の大男……つまりオカマだな、オカマは良い人という風潮よりも超強いラスボスであった方が好きだ。
つまりこいつがラスボスだな、死ね! と言って銃を撃つ。
GM:「きゃーーーー!!」と言いながらも回避しますよー。
はい、戦闘開始!
まずは先制判定から!
プレイヤー:判定などしない、とにかく全弾ぶち込む。
GM:ひぃいいいっ!? そんな無茶苦茶やってるとすぐ死ぬよぉ~。ま、死んだんだけどね。
というわけで戦闘終了ですー。お疲れ様。
プレイヤー:ところで格納庫には爆発物か何か無いだろうか。
GM:えーっと、探せばありますけど何に使う気ですか?
プレイヤー:一か月も待てないので、シールドを張りつつ船の後方で爆破して加速する。
GM:うわぁ……それ自爆テロじゃないすか……。
プレイヤー:断じて違う、船ではなく船から爆発物を投棄し、その爆発による加速で速度を上げるのだ。
GM:あ、はい。じゃあそれでいきますかー……。
プレイヤーの考えた作戦とは……。
プレイヤー:というわけで艦橋に行きシールドを確認、そして爆発物を船の後ろ爆破、加速。
これで一か月かかるはずだった航海はどれだけ短縮出来たか。
GM:はいはい、じゃあ艦橋に着いたよ。
プレイヤーがシールドを操作すると同時に、救命艇が大きく揺れた。
船体後方から大きな爆音が響く。
おっと、救命艇にも衝撃が来たね。大丈夫?怪我したりしてない?
プレイヤー:問題無い、何も問題は無い。
そして船は加速したはずだ。
GM:うん、救命艇の速度は時速500kmくらいになったかな。…………あれ?
ん~、これ、なんかおかしくないか?
プレイヤー:どうした。
GM:いえ、救命艇に搭載していたレーダーに何かが映ったんですよ。この距離だとまだ小さいけど、何かが飛んでいるみたいですねぇ。
プレイヤーの目の前にレーダー画面が表示された。レーダー画面には何も表示されていないように見えるが、何かが居るらしい。
プレイヤー:救難信号は先ほどから発している。
味方なら救出してくれるはずだ。
GM:救難信号はさっきも言いましたけど、受信するまで時間がかかるんですよ。
だから今救助が来る事はまずあり得ません。
プレイヤー:なら敵だが……ポケットの無線で「降参する、こちらの物資はやるから接舷して持って行ってくれ」と相手に言う。
GM:はい、ではそのように伝えますね。(ころころ)はいOKです、相手の船が接近してきてくれました。
そして相手はこの船に乗り込んで来ます。
プレイヤー:銃は持たずに両手を挙げて出迎える。
GM:はい、そうするとあなたを拘束しようと近付いてくるでしょう。
近づいてきた相手は……なんだろう、宇宙人っぽい感じです。(一同笑)
肌の色が青いだけですが、地球人ではありません。
性別は女性で、年齢は20代後半に見える。
プレイヤーは宇宙船乗りなので、相手がどんな種族なのか一目で分かりますが、普通は分からないですね~。
宇宙人:「お前は何者だ?どこから来た?」
プレイヤー:このメモに書いてある星系から来たんだが、母船がやられてしまった。
と言って近づいて白衣のポケットを指差す。
なお自分は医者なので当然白衣だ。
GM:では彼女はそれに書かれている文字を見て――
プレイヤー:馬鹿め! メモなど無い! 近づいてきた相手を不意打ちで掴んで投げ倒しつつ相手の武器を弾く。
宇宙人:「なっ……!?」
GM:突然の攻撃に驚きつつも応戦しようとする。
プレイヤー:顔面をぶん殴る、心臓を肘で打つ、股間を蹴り上げる。
とにかく抵抗しなくなるまでぶん殴る。
宇宙人:「ぐっ……!こ、こんな事をしてただで済むと思うなよ!」
プレイヤー:鼻っ柱に頭突きをかまし、ひたすら殴打する。
宇宙人:はい気絶しましたー。
GM:えーと、宇宙服のヘルメットを取ってみると、中から出てきたのは金髪の女性の顔ですね。
プレイヤー:この救命艇を自爆させ、相手の船に移って脱出する。
この宇宙人は……とりあえず拘束して連れて行こう。
GM:了解、じゃあ宇宙服を着せたら船内へ連行しますよ~。
こうして、謎の異星人を連れて脱出に成功するのであった。
果たして彼は、無事に地球へと辿り着けるのか……。
プレイヤー:とりあえず*勝利*したらしいのでもう安泰だ。
だが自分にはまだやる事が残っている。
宇宙人を叩き起こし、拘束を解いて彼女に話す。
「GMという存在を知っているか?」
宇宙人:「ああ知っているとも。私達よりも優れた技術を持つ連中のことだろ。」
プレイヤー:違うな、正直言ってGMより私達の方が技術力も発想力も上だ。
その証拠に……GMは私のやり方に対処出来まい!
と叫んで船のアクティブ・ソナーを作動。
近くで潜伏している、GMが乗った潜宙艦を探知した!
GM:えぇー……。そんな機能があるんですかぁ?(苦笑)
プレイヤー:お互い言ったもん勝ち、歴史(シナリオ)を動かす者として……GM、一騎討ちといこうではないか!
GM:まあそういう展開になると思っていましたが(一同笑)。
プレイヤー:宇宙人、君も運命に抗いし者なら手を貸せ。
宇宙人:「いいだろう、私はこの世界の真実を知るためにここまで来たのだ」
プレイヤー:砲雷撃戦用意、方位445に回頭、砲撃地点ロのニ。
発射角Z+3度、エネルギーゲインを全て主砲にチャージ開始!
宇宙人:「全速前進、目標、敵艦の機関部。射撃準備完了」
GM:うわ~これはやばいですよぉ? プレイヤー達の操船は巧みであり、
あっと言う間にGMに肉薄した! そしてついに敵の船体を捉えた!
がしかし、それで終わるはずがない。何しろ敵はあのGMなのだから。
プレイヤー:だが私は……だが私は、お前を神なんかとは認めない。
と井○和彦ボイスで呟き、照準を合わせる。
インフラトンコンバーター正常加圧中、ライフリング回転開始。
合わせろ、宇宙人!
宇宙人:「よし、行くぞ! 撃て―――ッ!」
プレイヤー:これが人類の力……人間を無礼(ナメ)るな――――!!
と叫んで引き金を引き、GMが乗った潜宙艦を跡形もなく吹き飛ばす。
GM:「くそ、なんて奴だ……」と悔しそうにして消えていく(爆笑)。
そしてエンディングとなりますねー。
**
***
その後プレイヤーは、宇宙人の相方と共に生きて行く事を決意。
救命艇の残骸は処分されましたが、救命艇の中には医療品や食料が残っており、それらを宇宙船に乗せて二人は旅立って行きます。
やがて二人を乗せた宇宙船が、とある惑星に降り立ち……物語は終わります。
という事でお疲れさまでした。
プレイヤー:宇宙人も地球人も、手を取り合って生きていけるはずだ……と、ありきたりな感想を宇宙人に言う。
宇宙人:「そうだといいんだが……。ところでお前の名前を聞いていなかったな」
プレイヤー:自分はただのドクターさ。
宇宙人:「ふむ、ではドクター、頼みたい事があるのだが私と共に来てくれないか?」
――END――
~後書き~
プレイヤー:GM、完走した感想を頼む。
GM:はい、実はですね、このゲーム、セッション中に「あ、これ面白いな」と思ったんですよ。
プレイヤー:遭難船から脱出するつもりが、何となくGMが雑だったのでGMから逃げる物語に持って行ってしまった。
GM:そうなんですけど、なんか面白くなっちゃって。で、「こういうのもありかなー」「もっとやろう!」と思いまして。それで宇宙人と二人で救命艇に乗って、救命艇の中でサバイバルする話にしようとしました(笑)
プレイヤー:でもここまで来たらラスボスであるGMを殺したかったので、
プレイヤーの権限を悪用してGMを登場させて殺した、後悔はしていない。
GM:はい、なので無理矢理登場させられて死んだ。
ちなみに今回の話は、元々別のTRPGで使うはずだったネタなんだよね。
あー、確か某ロボットアニメのパロディだったような。
プレイヤー:ともあれ、どこかで聞いたようなセリフと共にラスボスを吹き飛ばすのは楽しい。
相手がGMだとなお楽しい、死ぬが良い。
GM:ぐぬぅ~っ!?(一同笑)
ともかく、今回はありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
プレイヤー:次回はゾンビ系とかやろうとしたけど、今回とかぶりそうだし恋愛モノの方はもうやったので次はファンタジーとかやろうと思う。
GM:はい了解です。バイバーイ!