「ん?」
「相手の持ち物に何かあると、それはそいつの危険信号だ。って、知ってたか?」
「あ~。お初かも~」
「これ、万丈のやつなんだよなぁ……」
ききかんbyネプテューヌ&戦兎
「おい、大丈夫か!」
何とか瓦礫の直撃を避けられたものの、動く範囲が大きく削られた。
「ええ。ケイは!」
「ここだ!」
良かった、ケイも無事か……!
「僕は安全な場所を探して、避難民を誘導する! ここは頼んだ!」
「ええ!」
ノワールが力強く頷くと同時にケイが駆け出した。
「あなた、バンジョー……だっけ?」
「プロテインの貴公子」
「そのくだりはいいから」
軽い言い合いの後、ノワールが上空にたたずむ怪物に目をやる。
「あいつがここを襲ったの。一方的な蹂躙。被害は甚大だけど、幸い皆軽傷で済んでる」
「じゃあ、あいつが」
「今回のラスボス、ってことかしらね」
はっきりと姿が見えたわけじゃない。ただ、こいつの威圧感――
「エボルトに似てやがる……!」
「エボルト?」
「わりぃ。わかんねぇ話するとこだった」
目的はわからない。俺達に攻撃を仕掛けないのを見ると、こちらの準備を待っているようにも見える。
「でも、こいつのせいで怪物がうじゃうじゃ出て来るんだろ?」
「そうよ」
「だったら」
さっきぶりでも……!
「また、力を貸してくれ!」
『ウェイクアップ!』
『クローズドラゴン!』
レバーを回す。
『Are you ready?』
「変身ッ!」
『Wake up burning! Get CROSS-Z DRAGON! Yeah!』
「俺は、クローズ。仮面ライダークローズだぁっ!!」
プラネテューヌ プラネタワーにて
「ネプテューヌさん!」
「あれー、ユニちゃん。どうしたのー?」
「大変なんです! ラステイションが襲われて……!」
「ちょっと待ってて、いーすんに確認取ってくる!」
ネプテューヌは急いで部屋を出ていく。
「あ……」
「え、っと……」
やっべぇ。あー、どうしよ。
「初めまして、だな。俺は桐生戦兎。仮面ライダービルドだ。よろしく」
「ラステイションの女神候補生ユニです。よろしくお願いします」
互いに挨拶を終えると同時に、ネプテューヌがネプギアも連れて戻ってきた。ネプギアが真っ先に報告する。
「こっちからは何もわからないみたい。薄いバリアみたいなので、情報も、被害の様子も何事もないように見せかけてる」
「それにね、女神の侵入も防ぐ機能も付いてるんだって」
二人の言うことは間違いない、と仮定するなら
「対処できるのは、ラステイションの女神だけか……」
俺の言葉に二人は頷いた。俺が作戦を決めかねていると、イストワールが口を開いた。
「ノワールさんとユニさん以外に対処できる人が一人います」
「誰だ?」
「確か……バンジョウ リュウガさんと」
万丈……生きてたか!
「決まった」
即席の作戦だが、取り敢えず話す事にする。まずは……
「敵が来る前、ユニちゃんはどこにいた?」
「ラステイションに……」
「ユニちゃんはラステイションの女神候補生だから、一応女神だ。出て来れたなら、入る事もできる」
ネプギアが「あ……!」と気づいたような声を上げる。
「バリアが張られる前にラステイションに居たなら出入りは勝手に、ってわけだ」
そこらへんの紙とペンを取って説明に戻る。
「他の女神が気づかないのも無理ないな。よくよく目を凝らさないと見えないもんな」
言い終わると、さっきの紙にペンで適当な説明を書く。わかりやすいように図形入れた方がいいか、なんて考えつつも、あっという間に書き終えた。
「恐らく、敵は実験を兼ねて行った。この戦いが終われば強くするつもりでいただろうけど、ボロが出たな。女神には効果が無かった」
「じゃあ、私達も……」
「無理だ」
ネプテューヌが「なんでー!?」と驚いた顔で理由を聞いてきた。
「ラステイションが襲撃された、なんて言っても他の女神は信じないだろ? 実際、イストワールも今知ったくらいだから……あと、俺達がバリアに入れるとは限らないからな」
「アタシも最初の内は戦ってたんだけど、一番大きなのが倒れたら一目散に逃げて行ったの」
様子見をし終わったらやられたか……。
「これを踏まえてユニちゃんに頼みたいんだ」
メモを紙袋に入れて渡す。
「これは?」
「万丈のアイテム一式だ。ルウィーから送られてきたんだよな?」
「はい、間違いありません」
「なら、万丈に渡して欲しい」
イストワールの確認もバッチリ。
「わかりました。行ってきます!」
ユニちゃんはすぐに飛んで行った。
「気を付けてー!」
ネプギアの言葉も受け取り、ユニちゃんは更にスピードを速めて行った。
「大丈夫かな……?」
「大丈夫だろ。さーて、ネプテューヌは仕事だぞー」
「ええええっ!!」
仕事をサボっていたのをチクられて大慌てするネプテューヌ。ネプギアとイストワールに言い訳をする姿を横目で見た後、ラステイションに目を向ける。
「頼むぞ、万丈」
次回はフォームチェンジ祭りです。お楽しみください。
メーカー擬人化キャラなどを出して欲しいですか?
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