超次元ゲイムネプテューヌRe;BUILD   作:オルソル

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「前回の紹介だよ!」
「えーっと、なになに……天才物理学者の……ってこれ違うじゃない!」
「あいちゃんのノリツッコミいただきました!」
「ノリツッコミじゃないわよ!」
「時間がないですよー!」
「はーい。 ……じゃあおしまいっ!」
「雑過ぎませんか!?」

            あらすじbyネプテューヌ&アイエフ&コンパ&イストワール


二話 魔剣の侵略者(前編)

「この資料はここでいいかー?」

「うん、いいよー。ありがとう戦兎く~ん。仕事がはかどるよー」

 

 俺がプラネタワーに住んでから一週間が経った。一通り国の説明を聞いた後、目を離さないようにとイストワールに釘を刺された俺は、ネプテューヌの見張りをしていた。

 けれど相変わらずネプテューヌは仕事をサボっていた。やんちゃな子供の様で俺では止められない。だから自由にさせたのだが、そのせいで二人そろってイストワールにこっぴどく叱られた。

 

「一応女神だろ。本来はふんぞり返るのが仕事みたいだと思ってたから正直驚いた」

「うーん……みんなそう言うんだよね~。でもさ、ベールだって私と同じことしてるから違いは無いと思うよ」

 

 資料の山から顔を出しながらネプテューヌは俺にそう言った。

 

「ベールって誰だよ……」

「えっとね、私の友達で、女神で、ゲーマーなんだよね~」

「なるほど、その子も女神なのか……でも、お前よりかはちゃんとしてると思うぞ」

「はっ! そんなぁ……しょぼ~ん」

 

 俺の言葉で傷ついたのか、ネプテューヌは落ち込んでしまう。

 

「いや、そういうことじゃなくてな。お前にもちゃんとした友達がいたんだなって思ってさ」

「どういう意味かな!?」

「そのままの意味だけど?」

「なにそれーー! ひどーい!」

 

 ネプテューヌが頬を膨らませ怒っていると、コンコンとドアをノックする音が聞こえた。

 

「はーい」

 

 ネプテューヌがドアを開けると、慌てた様子のイストワールが入って来た。

 

「ネプテューヌさん、戦兎さん! 今すぐプラネタワーから脱出してください!」

「いーすん、どういうこと?」

 

 怪訝そうな顔をするネプテューヌに対して、イストワールは答えた。

 

「プラネタワーが襲撃されています」

 

 

「なあ、ネプテューヌ」

「ごめん、話はまた後でね。いーすん、被害の状況は?」

「幸い被害はありませんが、警備ロボットは全て破壊されてしまいました」

 

 プラネタワーから避難をしながら状況の整理をするネプテューヌ。せっかく俺が直した警備ロボットが全て壊された。

 

「最悪だ……」

 

 俺は侵入者を呪った。

 

「とにかく今は急いで逃げましょう」

 

 イストワールの言葉に従い、俺達がタワー正面入口まで来た時――

 

「見つけたぞ! プラネテューヌの女神!」

 

 リーダー格の男がネプテューヌに指を差してそう言った。男の背後からはマシンガンやら武器を持った奴らが俺達を行かせまいと出て来た。

 

「物騒だな。こんなことして何になるって言うんだよ?」

「女神は全て消す。それがネプギア様の願いなのだ!」

「ネプギアが……? どういうこと?」

 

 ネプギア……。聞いた事の無い名前に俺は戸惑った。

 

「ネプギアって、誰だ?」

「私の妹だよ。でも、今は後にしよう。いーすんは隠れてて」

「わかりました。ケガのないようにしてくださいね」

 

 その言葉と同時にイストワールは柱の陰に隠れ、ネプテューヌは日本刀を取り出した。続けて俺もビルドドライバーを装着する。

 ボトルをシャカシャカと振って、キャップを正面に回す。

 

『ラビット! タンク!』

 

 ボトルを装填する。

 

『ベストマッチ!』

 

 レバーを回す。

 

『Are you ready?』

 

 はぁ……と細く息を吐く。そして――

 

「変身!」

 

『鋼のムーンサルト! ラビットタンク! イエーイ!』

 

 ラビットタンクフォームへ変身した。それと同時に、俺ははドリルクラッシャーをガンモードにして構える。

 一方、ネプテューヌは刀を構えながら言った。

 

「ねっぷねぷにするから」

 

 

『ハリネズミ!』

 

フルボトルスロットにハリネズミボトルを装填。チャージの後、トリガーを引く。

 

『ボルテックブレイク!』

 

 残党の何人かは攻撃をもろに受けて吹っ飛び、奥にいるリーダーへの道が開いた。脇目も振らずにネプテューヌが突っ込んでいく。

 

「やああああああああっ!!!! クリティカルエッジ!」

 

 リーダーがあまりの素早さに驚いていた。だが、そんなこと織り込み済みなネプテューヌは斬撃でリーダーを浮かし、落下に合わせすれ違いざまの斬撃を繰り出した。

 

「かはっ!」

 

 リーダーは地面に叩きつけられ動かなくなった。気絶したのだろう。それを見た他の奴らは俺達を恐れたのか武器を捨て始めた。

 

「どんなもんじゃい!」

 

 胸を張るネプテューヌ。俺は牽制だけで少し悲しい。でも、誰も殺さないのが一番だ。

 

「ここを襲って何がしたかったんだ?」

 

 俺は誰よりも早く武器を捨てた男に理由を尋ねる。

 

「そ、それは……ネプギア様の侵略の足掛かりとして――」

 

 

「ダメじゃないですか。こんなに遅く来たのに、まだ制圧出来ていないんですか」

 

 ひっ、と息を飲む男。ゆっくりと動く顔に合わせ、俺も顔を上に向けていく。

 

「ネプギア……? ネプギアなの……?」

「ええそうですよ、お姉ちゃん」

 

 ネプギアという少女はそう言って微笑んだ。だが、雰囲気が違う。この笑顔も嘘だろう。

 

「ネプギア」

「なんですか」

「本当に、ネプギアなの……?」

 

 ネプテューヌの質問には答えなかった。沈黙が続く時間を、俺は観察の時間とした。

 ネプギアは鎧を着ていた。色は紫だが、血が錆び付いたのか所々赤黒くなっていた。その上から黒いドレスを着ていた。それも所々破れていてボロボロになっている。そして、最も異質なのは手に握られている剣だ。

 禍々しいオーラを放っているそれは、まるで生きているかのように脈打っていた。

 

「それ、ゲハバーン……だよね?」

 

 ネプテューヌが声を震わせながら尋ねる。

 

「ええ、ゲハバーンです。ただ、これはもう犯罪神を倒すための剣ではなくなりました」

 

 黒に輝く剣――ゲハバーンの切っ先を俺達に向けて言った。

 

「これは、ゲイムギョウ界を滅ぼすための剣です」

 

 ネプテューヌが震えているのを見て、俺はネプギアに尋ねた。

 

「お前……誰だ」

 

 その問いに対してネプギアは――

 

「私はネプギア。プラネテューヌの……ネプテューヌの妹で、この世界を終わらせるためにやって来た。 ……そう言えばいいでしょうか」




 いかかでしたか? 

 プラネテューヌおよびネプテューヌに訪れるのは最大の危機。自分の愛している妹に刃を向けられたネプテューヌはどうなるのか。

 もしもmk2支配エンドのネプギアとネプテューヌが出会うとどうなるかと思い、ネプテューヌ&戦兎編のボスをネプギアとして書きました。

 補足ですが、ネプテューヌ側の時代はG.C. 2022年。シスターズのトゥルーエンディング後。
 初代からシスターズまで、外伝作品を含めた全ての記憶を持っているという設定にしています。基本的に作品間に繋がりがないネプテューヌシリーズですが、時代は同じ方がいいと思ったため、このような設定としました。

 次回からはバトルが続きます。ご期待ください。
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