超次元ゲイムネプテューヌRe;BUILD   作:オルソル

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「はいはーい! ご存じ主人公のネプテューヌでーす! 今回は、私と戦兎くんがネプギアを倒すお話。絶対に助けるから、待ってて」

                        たまにはまじめにbyネプテューヌ


二話 魔剣の侵略者(後編)

「やめなさいネプギア!」

 

 ネプテューヌのその一声に、ネプギアが振り向く。

 

「こんなことして何になる。プラネテューヌを滅ぼしたら、お前の居場所は無くなるんだぞ!」

 

 すかさず言葉を畳みかける。こんな程度で心変わりするはずないと思っているが、まずは対話を優先させる。

 

「もう、放っておいてください。お姉ちゃんも、そこの人も」

「ネプギア……やるしか、ないの?」

「待ってくれ」

 

 飛び出そうとしたネプテューヌを静止して、ネプギアに問いかけた。

 

「さっきからどうもおかしいと思ってたんだけどな……もしかして、平行世界のネプギア、だよな?」

「平行、世界……?」

 

 ネプテューヌは知っているはずだ、と言葉を付け加える。

 

「ゲハバーンを使って、友達を殺して、世界をまとめて、それでも一人は辛かったんだろ。 ……だから他の次元に足を運んで、他の女神とも友達になろうとした。でも出来なくて、だから……だからここに来たんだろ!?」

 

 その言葉はネプギアにとって図星のようだ。黙り込むネプギアに今度はネプテューヌが言葉をかけた。

 

「責任を押し付けて悪いと思ってるわ。でも、今のあなたはネプギアの名前を語るだけの悪になっているのよ! ……私は、あなたを止める義務がある。だから、逃げたりしない」

 

 剣の切っ先をネプギアに向け、ネプテューヌは言い放つ。

 

「ここからは、私達の物語よ!」

 

 

 交差しながらネプギアに向かう。ネプギアは魔力弾を放って来た。それを華麗にかわすネプテューヌ。タカの羽根を広げ、ダイヤモンドで防壁を作り攻撃を防ぎながら俺は接近する。

 戦い方は違えど共に戦闘のエキスパート。むやみやたらの攻撃は意味をなさない。

 

「はあっ!」

 

 ネプテューヌの斬撃が空を切る。ネプテューヌに出来た隙を埋めるように、巨大な斬撃が襲う。コミックの煙とニンジャの分身でネプテューヌを何とか守り切った。

 

「大丈夫!?」

「ああ、これくらい……なんとも」

 

 崩れ落ちそうな体をネプテューヌが支える。サンタクロースとケーキでビッグケーキを作り上げると、それを食べて体力を回復させた。

 

「こざかしいですね……大人しくしていればいいものを……!」

 

 ネプギアは魔力弾の一部を切り取るとそれをゲハバーンに纏わせ、即席のビームソードを作り上げた。

 

「これでっ!」

 

 大地を揺るがすほどの一撃が俺達に襲い掛かる。

 

「ハード:ネプテューヌ!」

 

 ネプテューヌがそう言うと、中心に光が集まって――

 黒と紫を基調にした戦闘機となった。

 

「乗って、戦兎くん!」

「お、おう!」

 

 ジェット噴射でずれた一撃がアイエフ達の方へ飛んでいく。

 

「しまった!」

「間に合えっ……!」

 

 俺は苦肉の策でテレビ、クマ、消しゴム、パンダの力を引き出す。テレビの中からクマとパンダと消しゴムが出て来て、エネルギーの刃を押さえつける。

 

「今だ、ネプテューヌっ!」

「ミサイル、発射!」

 

 多重ミサイルでエネルギーを消し飛ばしていく。何とか耐えきり、被害は出さなかった。

 

「よしっ」

「やったわね」

 

 ネプテューヌは戦闘機形態を解除し、ネプギアの下へ向かう。

 

「ネプギア、止めるわ……あなたを」

 

 日本刀の切っ先をネプギアに向けてネプテューヌは宣告した。

 

「あ、そうそう」

 

 ネプテューヌが突然俺の方を向いた。

 

「なんだよ」

「今までネプテューヌって言ってるように思えたけど、この姿は私が女神化したものだから。パープルハートって呼んでくれる?」

 

 え、名前の訂正……戦いの場でこんなこと言われるなんて思わなかった。

 

「あ、ああ」

 

 これからパープルハートだ。そうしよう、そう呼ぼう。

 

「少ししゃべり過ぎたみたいね。これで終わりに…………あれっ?」

「どうした、パープルハートさん」

「あ、もうネプテューヌでいいよ……」

 

 時間が来たのかと思い、ウォッチで時間を確認する。だが――

 

「まだ二分経っただけだぞ!」

 

 二分。五分は行けると豪語していたネプテューヌの女神化が解除される。シェア。答えを示すパーツは既に目の前に存在している……!

 

「ネプギアっ!!」

 

 あらかじめイストワールが避難させていた住人達は何処にいるのか、答えは一つ

 

「プラネタワーかっ!!」

 

 ネプギアの狙いはプラネタワー。それに気づいた俺はネプテューヌに指示を飛ばす。

 

「ネプテューヌ! ネプギアを――」

 

 ガキィィン! 

 金属がぶつかる音が響き、ネプテューヌが持っていた日本刀が折れた。ネプテューヌが見せた隙は大きく、ネプギアに蹴飛ばされ真っ逆さまに落ちて行った。

 

「くっ!」

 

 エネルギーが十分に溜まった。

 

「さようなら。プラネテューヌ」

 

 その言葉の直後、プラネタワーに向けて魔力弾が飛ばされる。大地を抉り、空を染め、重い空気を震わせながら迫る。

 

『ワンサイド! 逆サイド! オールサイド!』

『Ready Go!』

『ジーニアスフィニッシュ!』

 

 俺は脇目も振らずジーニアスフィニッシュを使う。この力に耐えられるか、勝負だ……! 巨大な魔力弾とキックが激突する。

 

「うおおおおおおおおおおっ!!!!」

 

 俺は全力を振り絞り――

 

 

「ぐっ、う……」

 

 どう、なったんだ? 側にいるのはイストワール達。そして

 ――対峙するは姉と妹。ネプテューヌと、ボロボロのネプギア。俺が立ち上がると、見える範囲全てが火に包まれていた。魔力弾の威力は相当なものだったのだろう。

 

「……」

 

 ネプテューヌは無言でゲハバーンを構える。体のあちこちから血が出ていて、今にも崩れ落ちそうだ。体にムチを打っているように見える。

 

「……」

 

 対するネプギアも同じ。一つ違いがあるとするなら、ゲハバーンの破片を持っていることだった。落ちた中で揉み合いになり、巻き込まれたが故にこうなったのか。

 まるで刹那の斬り合いが行われるのかと見間違うほどの緊張感だった。

 

「…………」

 

 あの時のように、冷たい風が頬に当たる。そして

 

 互いに駆けだした二人は――――




 まだまだ練習が必要な戦闘シーン。頑張ります。
 
 決戦の様子を描いた後編。勝つのは主役か、悪役か。どちらにせよ、結末はビターであることに変わりありません。これからどうハッピーに持っていくか……。

 超次元大戦ネプテューヌVS仮面ライダービルド 夢の合体スペシャル 次回完結。
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