無職転移 ー魔王も一緒に転移しちゃった件ー 第二部 作:かまぼこポテト
体調不良により投稿が遅れてしまいましたが、回復しましたので投稿を再開していこうと思います。
気配が変わったとアインズとリムルは感じた。
先程までの余裕は無くなったが、代わりに残忍さが増した。そんな気配を感じていた。
「アインズ、だったか。目的は同じみたいだし共闘しないか?」
リムルがアインズの隣に並び立ち、髑髏顔を見上げる。アインズは見下ろすように見つめ返して答える。
「私もそのつもりだった、ぜひお願いしたいものだ」
「じゃあ、成立ってことで」
リムルが右手を差し出すとアインズはその意図を察して握手を交わした。
そんな2人の様子を見ていたスぺビアは歯軋りをしながら睨みつける。拳を振りかぶり、今にも襲い掛かってきそうな様子である。
『お主達など雑魚に過ぎぬ。我が直々に屠ってやる!』
スぺビアは腰を深く落とすと、勢いよく踏み込んだ。
そうリムルとアインズが感じた次の瞬間。スぺビアの姿はアインズの眼前に迫っていた。
繰り出された拳がアインズの顔面を捉えるが、易々と直撃を食らうアインズではない。ブラスティングスタッフを振るい、ノックバックを狙う。
しかし、スぺビアは読んでいたかのようにブラスティングスタッフの軌道から拳を逸らして拳の軌道を修正した。
相手の体に触れなければブラスティングスタッフのノックバック効果は発動しない。
確かにスぺビアの拳がアインズを捉えた。
が、防がれた。
割って入ったリムルが腕に展開した身体装甲によってスぺビアの拳を受け止めたのだ。
それでも、衝撃は防ぐことが出来ずにリムルは吹き飛ばされる。
吹き飛ばされながらも受け身を取り、翼を展開して戻って来る。
そのまま刀を抜き放ちスぺビアへと斬りかかるが、スぺビアは体を逸らして躱す。
一太刀目を躱されたリムルであったが、一太刀目を振り下ろした勢いのまま二太刀目、三太刀目と繰り出す。
スぺビアは拳で刀を弾き飛ばそうと突き出す。しかし今度はリムルが刀の軌道を逸らして反撃する。
拳を避けた刀の軌道を修正してスぺビアの突き出された拳の根本、手首を狙い一閃。刃は確かに手首に食い込んだ。だが、それだけだった。
刃は手首に一センチほど食い込み、たしかにスぺビアの体を傷つけた。赤い血が数滴、滴り落ちた。
しかし、それだけだった。
さらに力を加えてもそれ以上刃が通ることは無い。〝何か〟で止められたのだ。
『これがお主の限界。身の程を知れ』
自身の手首を捻って刀を掴むと、それを引き寄せる。刀に引っ張られて態勢を崩したリムルの顔面目掛けて、空いている拳を突き出す。
拳はリムルの顔面を捥ぎ取るかの勢いで食い込み、リムルを吹き飛ばす。
(おかしい。物理攻撃耐性が発動していない)
大したダメージではない、しかし本来発動するはずの能力が発動しないことに多少の疑問を感じるリムルであった。
「『チェイン・ドラゴン・ライトニング』!」
アインズが二頭の龍を思わせる雷撃魔法を放つ。雷撃は左右から食らいつくようにスぺビアに襲い掛かるが。
『これしきのことで!』
スぺビアは両手で雷撃を受け止めている。
(無効化出来ていないが、第七位階は通じてもいないか。もし第十位階以上しか通じないのなら戦闘方法は限られる、厄介だな)
しかしスぺビアはチェイン・ドラゴン・ライトニングを受け止めるのに精一杯の様子、このチャンスを逃すまいとリムルは突撃する。
そしてもう2人。
リムルとアインズの視線の先にいるスぺビアの背後に2つの人影が躍り出る。
一輝と刀華だ。
「異常を察して来てよかった!」
一輝が刀を抜き放つ。対して刀華は抜刀姿勢のまま、リムルと相対するスぺビアの背後をとった。
一輝が残骸を蹴って接近する。スぺビアとの距離が迫る中、刀を構える。
「第七秘剣『雷光』!」
「『雷鴎』!」
一輝と刀華がそれぞれの技を放つ。
一輝の神速の斬撃が、刀華の雷撃が、背後からスぺビアを襲う。
そして前方からはリムルが迫る。
『見くびるなぁぁぁ!』
スぺビアは受け止めていたチェイン・ドラゴン・ライトニングを掴み、円を描くように振り回した。
肉薄していたリムルと一輝は回避を余儀なくされたが、刀華の雷撃はスぺビアに直撃した。
刀華の雷鴎が直撃したことで態勢を崩したスぺビア。チェイン・ドラゴン・ライトニングを受け止める力に一瞬綻びが生じ、その身に受けることとなった。
『少し。ああ本当に少しだが、痺れたぞ』
スぺビアの体は雷鴎とチェイン・ドラゴン・ライトニングを受けたことで僅かに帯電している。視線を一周させて、リムル達4人を見渡す。
その瞳は殺気に満ちていた。
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所変わってハワイ。
千束達一行は空港に移動していた。
店舗を兼ねるバンを走らせて空港への道を急ぐ一行、その車内では千束とたきなが現地で使用する装備の準備をしていた。
「でも私達が現着したころには戦闘は終わってそうだけどな~」
愛銃であるデトニクス・コンバットマスターに特殊非殺傷弾を装填しながら独り言をもらす千束。そんな彼女をたきなは半目で見ている。
「それでも司令からの命令なら従わないといけません。間に合わなかったとしてもです」
「クルミが入手した動画に映ってた敵ってさ、ゲームとかに出そうな敵だったよ? 対策はあるのかな~」
カフェリコリコの情報担当にして世界最強クラスのハッカーであるクルミがインターネットの海から手に入れた動画に、東京に現れた敵の様子を記録したものがあったのだ。
その動画に映っていた敵を見た千束とクルミの第一声は「ゲームの敵かな?」だった。
それほどまでに〝魔法〟を使用する敵の衝撃は大きかったのだ。
そして、そんな敵に銃弾が効くのかどうかを千束とたきなは心配していた。
「着いたぞ。搭乗手続きを済ませよう」
そうしている内に空港に到着した。ミカがバンから降りて空港入口へと歩き出す。
それに千束、たきな、ミズキ、クルミも続く。
「少しよろしいか?」
背後から声を掛けられて一同は振り返る。
振り返った先には厚手の戦闘服に身を包み、腰の前に箱のような装置を下げた一団がいた。
「なんだ?」
ミカは杖を突きながら向き直る。声を掛けてきたのは一団の先頭にいる小柄な少女。いや、〝幼女〟と言った方が正しいであろう人物だった。
「お尋ねするが、日本に向かっているのか?」
「そうだ、急ぎでな」
ミカが答えると幼女は口角を上げて笑顔を作り、話し始めた。
「飛行機を待っていたら時間がかかる。よければ我々が東京まで送るが?」
突然の、しかも意外な申し出にミカ達は困惑の表情を浮かべる。
ミカ達は思った。〝怪しい〟と。
その反応は当然であった。突如自分たちのまえに現れて、「東京に連れて行ってやる」と言うのだから怪しいことこの上ない。
それに何より、幼女達の出で立ちである。見たところ戦闘服のようであるが、こんな戦闘服は資料などでも見たことが無い。
ミカ達の現状を理解しているかのような言動もまた、怪しさに拍車をかけている。
「ね~、あなた方は誰ですか?」
沈黙を破って千束が口を開く。質問された幼女は千束の瞳を真っ直ぐ見て答えた。
「お前たちの味方だ」
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スぺビアとの戦闘は一進一退の攻防が続いている。
リムル、アインズ、一輝、刀華の4名が相手をしているが、いまだ戦いは続いている。
リムルは内心焦っていた。スぺビアを倒して地上の加勢に向かいたい気持ちがあったからだ。
地上で戦っているシオンやランガをはじめとした仲間たちが心配であった。今リムルの目の前にいるスぺビアがローズバルト軍とは別の戦力であるならば、現在地上に降りた者達はローズバルト軍の現戦力と戦っていることになるからだ。
リムル自身は飛空城艦を着水させて加勢し、来ているであろう敵幹部を抑えるつもりでいた。
シオン達が強いことはよく分かっているが、今回の異世界での戦いは敵戦力が前回の比ではない。兵士一人ひとりの強さも桁違いだと感じている。
現にルーデウス達の世界や自分達の世界で交戦した時の敵兵士の強さは以前のものとは別物だと他の者からも聞いていた。
故にリムルは焦っていた。一刻も早く目の前の少年を倒して加勢に向かわねばならない。
しかし、決め手に欠けるこの現状を打破するのに何か妙案が無いものかと先程から考えている。
『なんだ、諦めたのか? 大人しく跪くなら寛大な心で屠ってやるぞ』
スぺビアの挑発を4人は聞き流す。
スぺビアは何の反応も帰ってこなかったことに若干苛立った様子だが、そんなことはリムル達には関係ない。
リムルは仕掛けるタイミングを計っていた。
「名前はリムル、だったか?」
隣のアインズがリムルを見下ろしながら訪ねてくる。リムルはアインズを見上げながら「そうだ」と肯定する。
「仕掛けるタイミングを探っているのか? なら私が魔法で隙を作る、そのタイミングで仕掛けてくれ」
「わかった。初撃は任せるよ」
「ああ、任されるとしよう」
アインズは頷くと魔法を展開する。
(グラスプハートは効いていなかったようだが、チェイン・ドラゴン・ライトニングは無効化できていなかった。即死に対しての耐性がある、といったところか…。ならば)
アインズは放った2撃の魔法に対してのスぺビアの様子から何らかの即死無効スキルを持っていると判断した。
しかし、第七位階のチェイン・ドラゴン・ライトニングを受け止め、あまつさえそれを振り回した以上。出し惜しみは命取りとアインズは考えた。
(ならば、第十位階魔法で相手をするしかないか)
アインズが魔法を放つ。放った魔法は第十位階。
「『魔法最強化―マキシマイズマジック―』『現断―リアリティ・スラッシュ―』」
あらゆる魔法防御が無効化される斬撃が空間を切断しスぺビアの胸元から鮮血を飛び散らせる。
『っ!?』
何が起こったのか理解できず、スぺビアの動きに隙が生まれる。
それにより、背後から肉薄する2人への対応が遅れることとなった。
「『一刀修羅』!」
自身の能力を一分間だけ数十倍に跳ね上げる伐刀絶技―ノウブルアーツ―を発動して回り込み、そのままの勢いで第七秘剣『雷光』によって神速の斬撃をもって斬りかる。
こちらへの対応が遅れたスぺビアは上半身を捻ると振り返りざまに右拳で裏拳を振るう。
が、先程見せた〝通常時〟の雷光ではなく今回放った雷光は一刀修羅によって〝速度が上がった〟雷光である。
まして今振るった拳は狙いも半端な攻撃。当たる筈もなく拳は空を裂き、一輝の刀型固有礼装『陰鉄』によってその拳は手首から切断された。
残った左拳を振るうが、一輝は地面を蹴って僅かに距離を置く。
僅かに空いた一輝とスぺビアの距離。一歩踏み出せば拳が届くその距離を詰めるべく、スぺビアが踏み出す。
完全にリムルとアインズを背後にする形となるが、手首を切断されて冷静さを欠いたスぺビアにとっては最も近くにいる一輝を仕留めることが最優先となっていた。
しかしそこに割って入る者がいた。
「『疾風迅雷』。『武御雷神―タケミカズチ―』!」
刀華だ。自身の伐倒絶技『疾風迅雷』を使用して一時的に能力を向上させて突撃する。刀華の伐倒絶技『疾風迅雷』は雷によって自身の筋肉に働きかけることで能力を〝一時的〟ではあるが向上させるものである。
雷のトンネルを形成する刀華。その延長線上にはスぺビアがいる。刀華は自身の刀型固有礼装『鳴神』を突きの態勢に構えると突撃する。
それが『武御雷神―タケミカズチ―』。刀華自身をレールガンの弾丸に見立てて突撃させる大技だ。
技としての威力ならば刀華の代名詞的技の『雷切』に勝るだろう。しかしこの武御雷神は未完成の技であるが故に肉体への負荷も相当なものなのだ。
しかし、刀華はその大技を放った。
少しでもスぺビアにダメージを与える必要があると考えたからだ。
武御雷神を放つ直前。スぺビアの背後から走って来るリムルが見えた。この技を放てば、刀華は戦闘継続が出来ないほど消耗するだろう。
しかし、次にリムルが控えている。それが、刀華にこの大技を放つ決心をさせた。
一輝に匹敵、いや凌駕するかもしれない速度で繰り出された刀華渾身の突きがスぺビアの拳と激突する。
最初こそ拮抗していた切先と拳であったが、徐々に切先が拳に食い込むように刃が入っていく。
「はぁぁぁぁぁ!」
刀華の覚悟が、スぺビアの拳を破った。鳴神が拳を貫通する。スぺビアは使い物にならなくなった拳に力を入れて鳴神が抜けないようにする。
下半身を捻って蹴りを繰り出すが、再び一輝がスぺビアの左拳を切断した。
それによって解放された刀華は最後の力を振り絞って後退すると、そのまま座り込んでしまった。
『逃がすと思ったか。嬲り殺しにして―――』
「―――こっちのセリフだ!」
リムルが背後から刀を背中に突き立てる。
背中の左側―――つまり人間でいう心臓のあたりに突き立てた刀はスぺビアの体を貫通して前に抜ける。
『ぐぅ、うぅ、っ』
スぺビアはぎこちなく首を捻り、リムルを睨む。
「お前の負けだ。仲間の情報を教えてもらうぞ」
そう言うリムルの背後にはアインズが警戒を解くことなく佇んでおり、前方には一輝が陰鉄を構えている。
『言っただろう、我が直々に屠ってや―――』
『―――そこまでなのだ』
声がした。スぺビアと同じように頭に直接流れ込んできた。
両手を合わせた坊主頭の青年がスぺビアの真上に浮いている。
『私はピギュティア。武器を収め、スぺビアをこちらに渡すのだ』
リムル達を見下ろしたままピギュティアと名乗る青年は言う。
リムルはスぺビアに刀を刺したまま、ピギュティアを見上げる。リムルの背後にいるアインズが口を開いた。
「申し訳ないが、それは無理だ。こちらもその少年に訊きたいことがあるのでね。それとも、あなたが答えてくれるのかな?」
アインズの言葉を聞いたピギュティアは少し考える様子を見せる。両手の人差し指で側頭部を突いている。
『とても面倒なのだ、大人しく従ってほしいのだ。正直言ってダルいのだ』
そう言ったピギュティアは自身の体を逆さにする。足を上に、頭を下にしてアインズに顔を向けると「ニィ」と気味の悪い笑顔を向ける。
そして、弾丸のようにアインズへと突撃した。
「『光輝緑の体―ボディ・オブ・イファルジェントベリル―』」
ヴェールを被る様にアインズの体を緑の光輝が包んだ。
殴打属性の攻撃を一度だけ無効化し、一定時間耐性を付与する魔法を発動する。ピギュティアがアインズ目掛けて襲い掛かるが、バフがかかったアインズに対してはその突撃攻撃も無効化される。
スぺビアの脇を走り抜けて、一輝がピギュティアに斬りかかる。一刀修羅の効果が切れたことによる反動で大きく消耗しているが、それでも力を振り絞り陰鉄を振るう。
しかし、ピギュティアは一輝に目もくれず繰り出される斬撃を掻い潜ると一輝の鳩尾に掌底を打ち込む。
一輝の体が「く」の字に曲がり、そのまま吹き飛ばされる。
「がはぁ! ぐぅ、ぁ…」
地面に体を打ち付けるように何度か跳ねてようやく止まったが、一輝が起き上がることは無かった。
(分が悪いな…。ランガを呼んだ方がいいかもな)
リムルはスぺビアに突き刺したままの刀を引き抜く。といっても、単に引き抜くだけではなく捻りながらである。
捻って引き抜いた為に刃がスぺビアの内臓を深く傷つけると、スぺビアは苦悶の表情を浮かべてその場に蹲った。
引き抜いた刀の血を払うと、リムルはピギュティアに向き直る。
スぺビアを無力化したが、刀華と一輝が戦闘不能。4対1の状況から2対1の状況になってしまった。
『2人だけで私に勝てるのだ? 無謀なのだ、大人しくしてほしいのだ。ダルいのだ』
ピギュティアは心底面倒くさそうに欠伸をする。
「やってみないと分からないだろ?」
リムルが斬りかかる。アインズは魔法を放とうにもリムルへの誤射を警戒して様子を見ている。
『やらなくても分かるのだ』
ピギュティアは両手を勢いよく合わせる。「パンッ」という乾いた音が響いた次の瞬間だった。
リムルが吹き飛ばされていた。来た方向に戻る様に、逆再生するかのように。
リムルの視線。ピギュティアのさらに先では、アインズもリムルと同じように吹き飛ばされていた。
吹き飛ばされながらも態勢を立て直す2人。着地をすると、リムルは再び斬りかかる。
しかし、先程と同じ結果になった。ピギュティアが手を合わせると、再びリムルは吹き飛ばされていた。
いや、正確には違う。攻撃を当てられた場所が違うのだ。
先程は腹。今回は額。
気が付けば痛みと共に吹き飛ばされている。
知っている。前世で読んだマンガでこんな能力を使うラスボスがいた。
「時間を止める、といったところか」
着地し、額をさするリムル。その考察にピギュティアは感嘆の表情を向ける。
『よくぞ見抜いたのだ。見事なのだ、これで私に勝てないと理解したと思うのだ。大人しく死を迎えるのだ』
ピギュティアは再び手を合わせようと構える。
リムルとアインズが身構えた、次の瞬間―――
―――ピギュティアが爆発した。
いや、正確には〝攻撃を受けて〟爆発したと言う方が正しいだろう。
ピギュティアが黒煙を上げてポカンとしている。自身に何が起こったのか理解できていない様子だ。
「帝国製、爆裂術式のお味はいかがかな?」
声がした。ピギュティアを嘲笑するような、高い、子供のような声が。
リムルは声がした方向に視線をやる。視線の先には厚手の戦闘服に身を包んだ〝幼女〟がいた。いや、〝浮いて〟いた。
アインズはピギュティアから視線を外さずに言葉を紡ぐ。
「また会えてうれしいよ、ターニャ」
「それはこちらもだ。手を貸すぞ、アインズ」
金髪にアホ毛をポヨンと跳ねさせた幼女―――ターニャ・フォン・デグレチャフが不敵な笑みをたたえ、ライフルの銃口をピギュティアに向けた。
お読みいただきありがとうございました。
今後もお付き合い頂ければ嬉しいです。
それでは次回でお会いしましょう。