あの戦いが終わりを迎えた後、俺達はそのまま元の世界へと帰ってきた。
あれから、人造人間の契約獣の言葉通り、俺達の世界にいる契約獣による被害は少なくなっている。
そう報告を受け、俺の仮面ライダーとしての戦いは終わりを迎えた。
「それで、聞きたいんだが」
「なんだ?」
そう俺は気になった事もあって、後ろを見る。
「なんで、お前が俺の家にいるんだ、メタ」
そう、現在、俺の家で居候しているのは、ルカだけではなくメタもだった。
「何を言っているんだ。
お前は私と契約したんだ。
ならば、ご主人様の世話をするのが、契約獣のお前の仕事だろ」
そうメタは俺に向けて、笑みを向けてくる。
「だからってな……」
確かにあの時、俺はメタと契約して、レーキン・オリジンになった。
その事に関しては、後悔はなかったが、
まさかこんな事になるとは……。
「ごめんねぇ、メタは一応向こうでは最悪の犯罪者扱いだから、生活しにくいと思って」
そうルカは俺に対して謝ってくる。
「ルカも、あんまり甘やかすなよ」
ルカも、悪い奴じゃないんだけどなぁ。
まあ、いいか。
これからの生活を考えると頭が痛くなるけど。
「ほら、行くぞ。
まずは朝食の準備から始めろ」
そう言ってメタは先に行ってしまう。
「ああ、待ってくれよ」
俺は呆れながらも食事の準備を行う事にした。
「けど、未だに信じられないよね」
「ん? 何がだよ?」
台所で準備をしている最中、ふいにルカが話しかけてきた。
「だってね。
こうして親友のメタと、君と一緒にこうやって住めるなんてね」
そう言葉を告げた瞬間、ルカはそのまま寄り添う。
「ルカ?」
「本当に、良かった。
こうしてまた会えて」
ルカは涙を流しながら、笑顔を見せる。
「そうだな」
「うん!」
俺達は笑いあうと。
「おい、何時まで、かかっている」
「うわっと」「メタ」
俺がそう話していると、メタが急に現れた。
「まったく、早くしろよ」
「ごめんって」
そう言っていると、ルカは何かに気づいた様子。
「ルカ?」
「まったく、契約獣が暴れているよ」
「まだ暴れている奴がいるのかよ」
「まぁ、自分の力を高める為に野望の為に動く奴は未だにいるからな。
いわば、はぐれだよ」
そうメタもまた、呆れたように言う。
「とりあえず、さっさと片付けるぞ」
「あぁ」
俺はその言葉と共に、朝食を作るのを止めて、クモバイクを呼び出す。
同時に俺は腰にレーキンドライバーを巻く。
「変身!」
その言葉と共に、俺は仮面ライダーへと変身する。
どうやら、未だに仮面ライダーとしての戦いはまだ終わらないようだ。
それは、この日常は終わらない事もあった。
けれど、それでも……
「いくぜ!」
俺は、そう言いながら走って行く。