ハーメルン・ノベルティック・ライダーズ   作:夢野飛羽真

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新たな戦士、ACレイダー

(出久サイド)

 

『目星い情報は無しだ』

「そっかぁ・・・」

昨日の事変から一晩明けて、午前6時。社長室横の仮眠室で目覚めて、アークに掛けられた第一声がそれだった。

SNS等をアークが組んだ簡易AIで監視して貰っているが、未だに悪魔とやらに繋がりそうな情報は上がっていなかった。

「完全に潜伏を極め込んでる感じかなぁ」

『あと3時間もあれば、実用コア・ドライビアと重加速センサーの製造が可能になる』

「世の技術者が発狂するよ」

着替えを済ませて顔を洗いながら、アークの報告に苦笑いする。取り敢えず、この技術は当面流出厳禁の封印指定だな。

「しっかし、雄英体育祭かぁ。問題も山積みだよ・・・」

『雄英教師の宿命だ。致し方無い』

「その問題の原因としてアークが結構大きいんだけどなぁ?」

『それは・・・』

「・・・おい!」

『不可抗力だ。あの時は出久と交代して戦う他無かった。ついでに2つもアビリティが蒐集出来たのだ。問題は無かろう?』

「その過程で轟君がかなりの精神的ショックを受けたらしいんだけど?」

『それこそ私は悪くない。轟焦凍と言う人間の精神が脆弱過ぎただけだ。あんな状態でヒーローを目指すなど片腹痛いわ』

「ボロクソに言うなぁ。事実だけども・・・」

彼は極端に視野が狭い。何をするにも、人を人と認識していないように見える。まぁ、今僕が干渉して良い深度の問題では無いだろうから、傍から見ている事しか出来ないんだけど。

「しかし、仕事は変わらずやって来る・・・おっといけない、限界社会人みたいな事言っちゃったよ」

『強ち間違ってもいないぞ』

「雄英教師は激務だからねぇ・・・そう言えば、滅のバイクの設計の件、進捗はどうなの?」

『設計は完了している。後は、車体を作ってコア・ドライビアと各種武装類を搭載するだけだ』

「相変わらず異次元の速度だね」

『量子コンピュータを搭載しているからな』

「入るぞ~社長さ~ん」

「えっ」

唐突に聞こえて来た声。返事をする間も無く、社長室の扉が開く。()()に渡してあるライズフォンには入室権限が与えられているので、扉のロックもフリーパスだ。

「ハァ、疲れた。シャワー借りたぜ」

「・・・ここ貴女の自宅じゃ無いんですけどねぇ、火伊那(かいな)さん?」

遠慮の欠片も無くソファに腰を下ろし、そのまま寝そべってミックスベリー色の髪を広げる彼女に、僕は溜息交じりに言う。

筒美(つつみ)火伊那(かいな)。またの名を、レディ・ナガン。元公式ヒーローであり、今はアークと共に仕事をする、謂わば掃除屋だ。

そんな彼女がここに来たと言う事は、恐らく仕事帰りなのだろう。

「つってもなぁ。アークには裏口からなら出入り自由って言われてるし、社長さんは可愛いから弄ってて楽しいし、オマケにシャワーも借りられる。仕事終わりに家に直帰する理由が無いんだよなぁ」

「いやいや、だからって男が居る所に直行するのは違うでしょう。あと私を弄って遊ばないで下さい。悪意が無い分上手く受け流せなくて困るんですよ」

「その困ってるのが可愛いんじゃないか♪」

「何より僕には被身子さんが居るんです。あんまりちょっかい出すと夜道で刺されますよ?」

「それは恐いねぇ。恐いから、あたしゃ寝る」

「ちょっと・・・もう、無防備過ぎでしょ」

言うだけ言って、ソファで寝息を発て始める火伊那さん。笑って誤魔化していただけで、相当疲れていたのだろう。

「・・・全く、シャワー浴びたなら何か羽織りなさいな。湯冷めしたら如何するんですか」

仮眠室から毛布を持って来て、彼女に掛ける。

ちょっと甘やかしてしまっている気がしないでも無いが・・・心身共に消耗の激しい仕事だ。これぐらいの安らぎは、許してあげても良いだろう。

「本当に、しょうがないんだから」

なんて事を呟きながら、社長室を消灯して廊下に出る。機密系にはアークがロックを掛けているし、そもそも彼女はそう言うのに興味が無い。故に、アークは彼女の滞在を許可したのだろう。

「さてと、行きますか」

どうあれ、今日は大事な授業がある。さっさと学校に行こうか。

 

(NOサイド)

 

「セメントス先生、お願いします」

「はい!」

出久の合図と共に、雄英教師の1人、セメントスが両手を体育館の床に付ける。すると、コンクリート製の地面が見る見る内に変形し、あっと言う間に高低差のある訓練フィールドが形成された。

「おぉ~」「流石はセメントス先生」「出力が桁違いですわ」

1年A組生徒が様々に反応する中、出久は彼等に向き直った。

「ではこれより、ZAIA社謹製サポートアイテムの見学体験授業を始めます。A.I.M.S.!アセンブル!」

「「「「「「Roger!」」」」」」

出久の指示を受け、ZAIA傘下の民間軍事会社A.I.M.S.の隊員が、体育館に突入。出久の後ろに横一列となり、ビシッと不動の姿勢を取る。全員がザイアスペックとレイドライザーを装着しており、既に準備は万端だ。

「おぉ~、流石は兵士ですねぇ」

「番号!始めッ!」

「イチ!」「ニィ!」「サンッ!」「シィ!」「ゴッ!」「ロク!」

「番号直れッ!楽に休め。

紹介しましょう。彼等は我が社お抱えの傭兵、A.I.M.S.のメンバー。ではファーストから自己紹介、始めッ!」

「Yes sir!First、ストライカー!」

「Second、スカイハイ」

「Third、ダウンギャンブルだ!」

「Fourth、デリンジャーだ」

「Fifth、ギムレットだ」

「Sixth、ガーゴイル」

それぞれが名乗り、各々がポーズを付けた。

ストライカーは両手で2丁拳銃のジェスチャー、スカイハイは脚を揃えて腕組み。ダウンギャンブルはアメフトのタックル前の姿勢で、デリンジャーは柔道の構え。ギムレットはキザなガンマン風、ガーゴイルはモストマスキュラー。中々に派手な面々である。

「おー!」「カッケェ!」「ワイプシみてぇだな!」

生徒側からも概ね好評。それを確認して、出久は口を開いた。

「さて、彼等には近々この雄英にも配備される予定の新武装、アーマード・カスタム、通称ACレイダーの説明をして貰います。よく見ておくように。

では早速、総員実装!」

「「「「「「Roger!」」」」」」

【【【【【【HERD!】】】】】】

「「「「「「実装!」」」」」」

【【【【【【RAIDRIZE!】】】】】】

ホルスターから引き抜いたキーを起動させ、レイドライザーに装填。レイドローダーを叩き、バトルレイダーへと実装する。

【【【【【【INVADING!HORSE!SHOE!CRAB!】】】】】】

【【【【【【PACKAGE RIZE!】】】】】】

更にパッケージライズが発動し、空中に追加武装が生成。それらを全身に装着し、ACレイダーへの実装が完了した。

【【【【【【【TOGETHERING(トゥゲダリング) SUNSHINE(サンシャイン)!】】】】】】】

「えぇぇぇえ!?」「きゃ、キャタピラ!?」「こっちはバッタみたい!」

まず生徒達を驚かせたのは、ガーゴイルの機体構成(アセンブル)。何と言っても、下半身が丸ごと戦車のようなキャタピラになっているのだ。

「見ての通り、ACには複数のパーツがあります。特に脚部は、動きの骨子を定義する重要なパーツです。

ストライカーは、高い馬力と防御力を誇る重量二脚。

ダウンギャンブルは、機動力に特化した軽量二脚。

デリンジャーは、武器の反動や外部からの衝撃に耐えやすい四脚。

スカイハイは、跳躍力と機動力が特徴の軽量逆関節。

ギムレットは跳躍力に加え、装甲と馬力も兼ね備えた重量逆関節。

そして、皆さんの度肝を抜いたガーゴイル。彼の脚部は機動力と引き換えに、絶大な防御力と積載重量を得たタンク型です。

それぞれの良さ・・・まずは実演して貰いましょう。仮想(ヴィラン)、起動」

続いて、出久がリモコンを操作。体育館の壁のガレージシャッターが開き、大量の仮想敵ロボットが押し寄せる。

「状況開始!」

【メインシステム、戦闘モードを起動】

合図と同時にACのシステムボイスが流れ、ガーゴイル以外のACは全員散開。それぞれが得意なルートを見極め、自分のポジションへと向かう。

「ACには、移動を補助するブースターが基本搭載されています。そして、その使い方も様々。スムーズに移動を行うブーストオン。そして・・・」

 

 

「ほっ!とうっ!」

「着いて来られるかァ!オラよォ!」

スカイハイは起伏を蹴りつけ、横向きにすっ飛びながらアタッシュショットガンでプロペラドローンを撃破。ダウンギャンブルも壁を蹴り、両手のアサルトライフルをアタッシュハルバードに換装。機動力を活かして回り込み、地上の仮想敵を叩き割る。

 

 

「あの壁を蹴って加速する技術がブーストドライブ。敵を翻弄しつつ、エネルギーの大幅な節約になる基本技術です」

「よう酔わへんな・・・」

 

 

「喰らいなッ!」

─カァンッ!─

 

「遅いッ!」

ストライカーはブースターを吹かし、左膝のシールドで大柄な仮想敵を蹴り飛ばす。そして素早くバトルライフルを構え、形成炸薬弾を周囲のロボットに次々と放った。

着弾した弾丸は瞬時に炸裂し、高温高圧のメタルジェットが内部機構をズタズタに穿孔する。

 

 

「あの膝蹴りがブーストチャージ。重量と速度がそのまま武器になる、一種の必殺技です」

「ヒェッ」「あんなの受けたくねぇ・・・」

 

 

『此方デリンジャー、配備完了』

『了解!俺も良いとこ見付けたぜ!』

飛ばされた通信に答え、ギムレットは少しばかり突出した小高い足場に着地。その直後にブースターを一気に吹かし、凄まじいスピードで次の高台へと向かう。

そして到着次第壁を蹴って登り、ベストポジションを確保。右手の大口径スナイパーキャノンを構えた。

『ちっと遅れたが、ギムレットも配備完了だ!』

『了解。各個砲撃開始』

デリンジャーは腰部に折り畳んでいた後ろ脚を展開してアンカーを打ち込み、構え姿勢に移行。左腕のヒートキャノンを展開する。

『Fire!』『狙い撃つぜッ!』

其処から、2人同時に砲撃を開始。ギムレットのスナイパーキャノンは大型の重装甲タイプを難無く貫き、デリンジャーのヒートキャノンは曲射榴弾の爆裂で多数の雑兵を巻き込んで撃破した。

 

 

「おぉ!腰の所が脚になった!」「成る程、高所を取りやすく重量物も持てるから、高威力の狙撃銃に適しているのか!」

「分析が捗っていて結構。ギムレットが行った高速滑空はグライドブーストと言い、長距離の移動に適しています。

さて、もうすぐ面白いものが見られますよ」

「あれ?ガーゴイルさん動いて無くない?」「仮想敵が雪崩れ込んじまうぞ!」「え、あの量流石にやべーんじゃね?」

 

 

『よーし!お前ら、呉々も奴の前には行くなよ!』

『おいおいストライカー!俺らの中にゃ死にたがりは居ねぇよ!』

『此方も退避は完了した』

『心置きなくやれ』

『ぶっ放しちまえ!』

『・・・』

状況開始から不動を貫いて来たガーゴイルが、遂に動く。

拡張領域から取り出した三砲身オートキャノンを両手に持ち、轟音と共に銃弾の雨を降らした。

『アハッ・・・アハハハハハッ!ハッハハハハハハ!ヒャ~ッハーッ!!イィィヤッハァーッ!!』

先程の沈黙とは一変、狂ったように嬉笑と共に、変態的な弾幕射撃をブチまけるガーゴイル。更にオートキャノンだけには飽き足らず、ショルダーユニットのヒートミサイルまで撃ち込み始めた。

 

「えぇ・・・?」

そんな彼の豹変具合に、当然と言うべきか、生徒達は絶句(ドン引き)している。

「見ての通り、タンク型の長所は攻撃時に腰を落とした構えが必要な武器を通常武器として運用出来る点です。回避を棄てて強固な装甲で敵の攻撃を耐え、同時に高火力武器の連射で敵を蜂の巣にするゴリ押し戦法が強みですね。

弱点としては、他の脚部と違い壁蹴りが出来ないので、最大でも身の丈の3倍以上の高さの障害物を越えられない事ですね」

「イヤイヤイヤ、もっとこう、言う事あるだろしゃちょー」

「トリガーでハッピーになっちゃってたぞオイ・・・」

「傭兵にはままある事です。射線に飛び出さなければ基本無害なので気にしないで下さ───」

 

 

『やべっ』【INVADING!BOLIDE!】

移動のタイミングを間違えたダウンギャンブルが、ガーゴイルの鋼鉄暴風雨の圏内に入ってしまった。すぐさまレイドローダーを叩いてバリアシールドを発生させ、弾丸を弾く。

『ふぅ、危ねぇ。バリア様々だな』

『おいコラギャンブル!とっとと戻れッ!』

『お前は良いかもしれんがこっちは堪ったもんじゃねェ!』

『あっ悪ぃ』

しかし、バリアで跳弾した弾丸が仲間の方に飛び始めた。弾丸と装甲でカンキンコンと小気味良い音を起てながら怒鳴るストライカーとデリンジャーに平謝りし、ダウンギャンブルは再び遮蔽物の陰に飛び込んだ。

 

 

「・・・無害って」

「あれはギャンブルが悪いですから。さて、もう仮想敵も全滅しますね」

 

 

【作戦目標クリア。システム、通常モードに移行します】

「終わりましたね。では、A.I.M.S.!アセンブル!」

「「「「「「Roger!」」」」」」

出久の号令で、再度A.I.M.S.が集合する。ストライカーとダウンギャンブル、デリンジャーはブーストドライブで急行し、スカイハイとギムレットは高所から飛び降りて派手に着地。ガーゴイルはグライドブーストですっ飛んで来た。

「まぁ、こんな所ですね。さて、此処からは皆さんのAC適性を見ていきましょう」

「え、俺らッスか!?」

「えぇ。まぁ、中には個性柄そもそもレイダーシステムに向かない人も居ますので、その人には別の装備を作ります」

「あー、そう言えば前に言ってたっすね」

以前の約束を思い出し、上鳴がポンと手を打つ。こう言った多様性に適合出来るのも、プログライズキーを使ったシステムの強みである。

 

───

──

 

「死ねやァ!」

─ガギャンッ!─

 

「何あのブーチャの威力・・・」

「初めての重量二脚で彼処まで動けるか、凄まじいな」

「彼は昔から所謂天才タイプでしたからねぇ・・・」

 


 

「ほっ!よっ!おー、楽しい!」

「芦戸さんは軽量逆関節適性が高いですね」

「ダンスしてたらしいですからね」

「成る程、道理で動体視力と体幹の慣れが早い訳だ」

「これは、結構、使える!かも!」

「麗日さんもそこそこ使えそう、と」

 


 

「なぁ、コイツがタンクアセンしたら悪夢じゃね?」

「敵対したくないな」

「何だよオトキャ6丁って・・・堪んねぇなオイ」

「・・・これは悪くないかも知れないな」

「調整は是非私までお願いしますよ、障子君」

 


 

「ん~、やっぱ俺はコレだよなぁ」

「まぁ、砂藤君はパワー系ですからね」

「うおっ、安定性ヤベェ!」

「切島君は変則的な四脚運用をしそうですね。しかしそれも良い」

 


 

「おぉ!す、凄い!凄く曲がりやすい!曲がれるぞぉ!」

「彼はそもそも生まれ付きブースターが付いているからか、慣れが早いな」

「軽量二脚は紙装甲なので気を付けて下さいね~飯田君」

 


 

「うーむ、中々に豊作ですね」

「彼等に教えるならば、我々を呼んで下さい」

「勿論です。では、それぞれ補給を済ませて下さい」

「了解」

「特別手当は弾みますよ」

「愛してるぜ~社長」

「現金な奴だなギャンブル」

A組の教育が終わり、軽口を叩き合う出久とA.I.M.S.。この後B組にも同じ教育を行い、後日に普通科である。

ZAIAの激務はこれからだ。

 

─────

────

───

──

 

「はぁ・・・」

「どうした滅」

街を歩きながら、溜息を吐く滅。心なしか、表情もげんなりとしている。

「今日だけで4回だぞ?4回もだ。そんなに不審に見えるか?」

「目立ちはするな」

疲労を知らない筈のヒューマギアである滅がくたびれている原因は、単純明快。度重なる職務質問である。

感情と自我に目覚めた滅だからこそ、何度も同じような説明をしなければいけない徒労感、虚無感に苛まれていた。

「仕方無い事だ。逆に考えれば、此処の警官はとても仕事に熱心だと言える」

「警察関係者ならではの視点だな」

ニヒルに笑って、そうチェイスに返す滅。自我を持ってしまった事を恨めしく思うのは、これで2回目である。

「しかし、ライドチェイサーが無いのが中々不便・・・ッ!範囲に入った」

「そうか。方向は?」

「向こうだ」

「承知した」

日常的な雰囲気から一変、チェイスの眼が鋭く尖る。重力異常を検知したのだ。

方向を指し示し、悪魔の寝床を目指して走る。既に彼等の意識は、人類守護を使命とする狩人のそれに切り替わっていた。

 

to be continued・・・




~キャラクター紹介~

・緑谷出久
激務なスケジュールを自分で組む1000%社長教師。
最近自宅であるマンションには3日か4日に1度しか帰っておらず、大体社長室と隣接した仮眠室で寝泊まりしている。社員達が帰り辛くならないようにこの事は内緒。
滅とチェイスの後ろ盾をやっているが、基本は別行動。彼等の活動に関しては完全に裏方。
雄英にレイダーを扱う学科、レイダー科を作る為、現在生徒に体験という形でレイダーシステムやACに触れさせている。

・アーク
今回は影が薄かった一般転生悪意。
簡易AIを組んで、ネット上の悪魔に繋がりそうな情報を探しつつ、同時に実用可能なコア・ドライビアや滅の専用バイク、更に2人の強化アイテムまで作っている。完全に裏方。

・筒美火伊那
元公安直属、現アークの監視係兼仕事仲間。
公安で働いていた頃よりもかなりストレスが下がっており、精神的には安定に向かっている。
ZAIA社の裏口フリーパスがインストールされたライズフォンを渡されており、仕事終わりには勝手に入り、勝手にシャワーを使い、勝手に仮眠室で休み、勝手にストックの茶菓子を摘まんで勝手に帰って行く。アークが許可しているので問題にはならない。寧ろアークに言われて、出久が彼女専用の茶菓子ストックを作っている始末。
出久とアークの間には何かしらの繋がりがあるだろうと思ってはいるが、どうでも良いので詮索していない。彼女にとって出久とは、可愛らしい恩人である。

・ストライカー
A.I.M.S. AC部隊1番機。
重量二脚にバトルライフル&ライフルの化学&物理アセン。
6人の中でリーダー的ポジションであり、それ故に前線指揮に向いた重二を好む。
ブーストチャージも結構頻繁に使うので、彼がいると3分に1度は『カァンッ!』と衝突音が響く。

・スカイハイ
A.I.M.S. AC部隊2番機。
軽量逆関節にアタッシュショットガンとライフルを積んだ近距離火力アセン。
変身者は脚力増強の個性持ちであり、ライジングホッパーのジャックライズ元。
軽逆のジャンプ力で軽快に飛び回り、敵を翻弄して銃弾をブチ込む戦法を取る。

・ダウンギャンブル
A.I.M.S. AC部隊3番機。
軽量二脚にライフル2丁、ハンガーユニットにアタッシュハルバード2つと言う物理ゴリ押しアセン。
ACVD原作の弱過ぎて銀行呼ばわりされている彼とは違い、軽二の機動力をフルに活用して凄まじいスピードで駆け回り、近距離攻撃で敵を蹂躙する斬り込み役。銃よりもブレードの方が好み。
そこそこチャラい出で立ちであり、唯一グラサンにザイアスペックを装着している。

・デリンジャー
A.I.M.S. AC部隊4番機。
四脚ヒートキャノンメイン、サブにライフルとバトルライフルの初手迫撃砲アセン。
ギムレットと連携し、敵の頭上を取ってからの榴弾散蒔きで敵を掃討する戦法を取る。構え武器を使う性質上あまり素早く動けないので、近接系のメンバーにカバーさせるか、比較的敵の攻撃が届き難い場所にポジショニングする。FPSで嫌われるムーヴその1。

・ギムレット
A.I.M.S. AC部隊5番機。
重量逆関節にスナイパーキャノンと、サブに予備のスナイパーライフル、左ハンガーに近接用のライフルを持った重逆砂アセン。
デリンジャーとの連携で敵の重装甲型を圧倒的威力の超高速大口径徹甲弾でブチ抜き、榴弾から生存し得る敵勢力を同時並行で叩き潰す。
基本的に重逆のジャンプ力を活かして高所に陣取り、高威力弾でひたすら芋砂戦法をする。FPSで嫌われるムーヴその2。

・ガーゴイル
A.I.M.S. AC部隊6番機。
三砲身オトキャを両手に構え、更にスペアにはガトリングガンと言う恐怖の弾幕ガチタンアセン。
普段は余り喋らないが、いざ戦闘となり撃てる状況が出来れば、狂ったように笑いながら全弾薬を散蒔く勢いで撃ちまくる典型的な乱射魔(トリガーハッピー)となる。

・滅
散策中に4回も職質されたヒューマギア。
いい加減うんざりしている。自我に目覚めなければ、こんな感覚に陥る事も無かったのかも知れない。

・チェイス
滅のバディ。
滅と一緒に職質を受け続けた。しかし元々警察関係者なので、寧ろ確り真面目に働いている警察官が多い事を喜んでいる。
ライドチェイサーがあれば散策も楽だっただろうな~と考えているが、恐らくあんな厳ついバイクを乗り回してたらそれこそ通報されるので、結果的には置いて来て正解である。

~用語紹介~

・トゥゲダリングサンシャイン
A.I.M.S. AC部隊の識別用共通機体名。スキャンモードではT.S.と表示される。
デフォルトが中量二脚であり、其処から各々がカスタムする。アセンブルが変わっても識別名称は変わらず、登録者のコードネームがT.S.の後ろに追加表記されるようになる。

・軽量二脚
装甲と積載量をそぎ落とし、機動力に特化した脚部。
重い衝撃を数発喰らえばその衝撃で硬直してしまうので、回避の合間に攻撃する立ち回りが重要。

・重量二脚
分厚い装甲と比較的豊富な積載量を備えた脚部。
高火力な武器を背負える上に、ブーストチャージの威力が馬鹿高い。
主は基本メインをバトライ&ライフル、ショルダーに月光二刀流の重二アセン。

・軽量逆関節
跳躍力と安定性に特化した脚部。今作では足首から爪先までが延長された形になっており、オーズのバッタレッグと同じような構造である。
装甲が薄い代わりに3次元機動力が高く、頭上からの奇襲や一撃離脱、擦れ違い様に撃つなり斬るなりする通り魔等の戦法で輝く。

・重量逆関節
積載量と装甲を増やした逆関節脚部。
高所の取りやすさから狙撃特化に適性がある他、逆関節のブーストドライブによる機動力の高さから敵施設の強襲、破壊工作のトドメ等にも驚異的な効果を発揮する。

・四脚
武器の構え時にアンカーを撃ち込む事で、反動を抑えられる脚部。今作では基本行動中は重量二脚挙動であり、武器を構えた時に背部に折り畳まれていた脚が展開、接地する事で身体を固定する仕様。
その性質から、初手で高反動の砲を高所からぶっ放す戦法に向いている。尚、戦闘が本格化した際には直ぐさまパージして前線に出るなりせねばならないので、中々に立ち回りの難しい脚部でもある。

・タンク
戦車のキャタピラ部分がそのまま下半身になっている脚部。ビルドのタンクタンクのアレに近い。
トップクラスの装甲と積載量を誇り、悪路にも強い。更に、瞬発力が低いとは言えども接地走行での時速は50km。ホバー時は70kmであり、更にグライドブーストを起動すれば瞬間最高速度は100kmを超える。この高速の大質量が繰り出すブーストチャージの威力には、神さえ震え悪魔すら慄くであろう。
更に、他の脚部では構えが必要な大型武器も通常の手持ち武器として運用出来る為、敵を真正面から蜂の巣にして擂り潰す戦法が専らの運用方法。また、災害救助や前線補給への物資運搬等にも転用可能である。
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