忌嫌われし斬竜の英雄譚   作:斬撃ノ剣砲

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戦闘訓練2 斬竜と氷男

耳郎達の反省会。

 

「今回のMVPは耳郎少女だ!分かる人は挙手!」

 

「はい、オールマイト先生。」

 

「では炎咲少年!」

 

「耳郎は単純に言えば戦闘向きの個性ではないのに勝利した。コレに尽きる。それぞれの反省点を言うのなら、

 

まず上鳴は即放電するのがいただけないな。電気というのは強いし今の機械なら圧倒的に有利に立てる。けど核兵器という設定があった。下手に衝撃や攻撃を与えようものなら街ごと吹き飛ぶ。物に纏わせる形で使うのが良いだろう。

 

次に八百万はゴムの盾で防いだのは良いが他にもゴム製の槍や棍棒があったらより完封できたかもな。

 

次に峰田だが、入口近くの壁に貼り付けた方が良かったな。床は味方もくっつくが敵を壁に追い込まれば大きなアドバンテージになっただろう。

 

耳郎は全体的に動きは良かったし個性を十全に活かせていたと思うよ。ただ。本来なら捕まった時点でアウトだけど。」

 

「ありがとう炎咲少年!」

 

 

みんなは俺に注目していた。引いてる人が少しいるがほとんどは真面目に聞いていた。オールマイトもウンウンと頷いていた。

 

「さぁ次の訓練に行くよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ!最後は炎咲少年と最も良かったBチームだ!今回は人数不利があるから炎咲少年はヒーローかヴィラン、好きな方を選んでいいよ!」

 

「じゃあヴィランをやります。」

 

「よし!では先の試合と同じように10分後に開始とする!炎咲少年は準備してね!」

 

 

 

 

 

 

ヒーローサイド

 

「どうするんだ?」

 

「さっきみたいにやる。アレは避けられん。」

 

「分かった。だがそれが終わったら索敵しよう。もし避けていたのなら俺が前に出る。」

 

「あぁ、それで行こう。」

 

 

 

「両者準備できたかな?それでは最終試合スタート!」

 

ビシイィィィィィィ‼︎

 

さっきと同じ様に氷漬けにする。

 

「入試一位だろうが対応はできない。障子、状況は?」

 

「…………音がしない。捕らえたか?」

「残念だったな。」

 

「上か!」

「正解だ。」

 

ドォン!

 

「まだまだいくぜ!」

 

納刀したまま地面に叩きつけるように振るい連撃をする。6本の腕の距離はある程度はあるものの所詮はその程度。早いが流さない程ではない。

「先に行け!」

「よそ見すんなよな!」

「‼︎」

「そこォ!」

「ぐっ!」

 

柄で肋骨をを突いて怯んだところを思いっきり投げる。

 

ドォォン!

 

「確保ォ!」

 

 

 

 

 

 

(障子には悪いが急がねえと、)

 

轟は障子に任せて上階を目指して走っていた。

 

「‼︎」

 

最上階には何故か壁に鱗が一枚引っかかっていた。

 

「これは鱗か?」

「甲殻だ。」

「!?」

 

「追いついたぞ、ヒーロー。」

 

抜刀せず刀を構えた炎咲がいた。

 

「早すぎるだろ!?」

 

 

「よそ見すんな。」

 

「‼︎」

 

バギィィィ!!

 

一気に近づいた炎咲が下段からの斬り上げ。

 

轟は氷を正面に作り防ごうとするが、

 

「フン‼︎」

 

砕かれて破片が舞う。

 

(この距離なら!)

 

ビキビキビキ!

 

足を凍らして、動きを止めようとするが。

 

「フン!」

 

氷は刀に叩きつけられ、簡単に壊れる。

 

「それは対策済みだ。」

 

互いに向き直り、構える。

 

今は階段の方に炎咲が陣取り、抜刀せずに刀を構えている。

 

「なぁ、ヒーロー。なぜ、左手は使わないんだ?コスチュームもそうだが、使えるものはしっかり使わないと。」

 

「黙れ。左腕クソ親父は使わない。右腕だけで、No.1になってアイツを正面から完全否定するんだ。」

 

「私怨はヒーロー活動に持ち込むな。完全に否定はしないが、使えるもの使わないで活動すると、いつか後悔するぞ。」

 

「黙れ!」

轟は氷を張りながら叫ぶ。

 

溜め息を炎咲がつきながら、

 

「居合 不抜刀 氷室ひむろ斬り」

 

鞘にしまったままの太刀で氷を砕きながら突撃。

 

轟の首に寸止めした。

 

「な………!?」

「はい、確保。」

 

『ヴィランチーム、WIN‼︎』

 

 

 

 

「轟。事情があるのは分かるが半分程度の力でNO1になれるほど、ヒーローというものは甘くないぞ。一度親父さんと本気語り合うことをオススメする。」

 

「………うるせぇよ、お前に何が」

「分からねーよ。経験してないからな。本当に親だと思ってるのなら百回でも千回でも何度でも意見と拳をぶつけてよく考えろ!」

 

半ば叫びながら言い、最後にこう言った。

 

「意見ぶつける相手を失う前にな……」

 

「え……」

 

 

轟はその言葉を正しく理解してゾッとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今回のMVPは炎咲少年だ!圧倒的だったが反省と行こうか!それじゃあ分かる人!」

 

「はい、オールマイト先生。」

 

八百万が手を挙げた。

 

「まず第二試合でビルを氷漬けにしたのを見て屋上にいたのでしょう。ビルを触ったら凍り出すタイミングでジャンプして障子さんを奇襲し、轟さんを行かせて自分が時間を稼ぐ。炎咲さんは障子さんを無力化した後轟さんに追いつき刀で攻撃して確保していました。これらから炎咲さんは個人の力量を押し付け完膚なき勝利だったと言えるでしょう。」

 

「………うん!完璧な答えありがとう!因みに炎咲少年と障子少年と轟少年は何か言いたいことはあるかな?」

 

「特にありません。」轟

 

「俺もです。」障子

 

「俺も特にないですね。」

 

「そうか!それじゃあ今日のヒーロー基礎学はここまで!私は緑谷少年の容体を見るから着替えて教室にお戻りぃぃ‼︎」

 

そう言ってオールマイトはそう言って瞬く間に保健室を目指して走って行った。

 

 

 

みんなが更衣室を目指す中、

 

「なぁ炎咲。」

 

轟に呼び止められた。

 

「どうした?」

 

「お前、父親も母親もいないのか?」

 

「・・・・・いないな。俺の個性が暴走して、巻き込まれた結果。命を落とした。」

 

「!?・・・・・すまない。酷いこと聴いちまった。」

 

「いや、いいさ。いつかは言うことになるからな。その時にはちゃんと居てもらう。でも、まだ話したくない。必ず近いうちに話すよ。」

 

轟を置いて歩き出す炎咲。

 

「あ、そうだ。」

 

振り返って言った。

 

「一緒に行こうぜ。あと、父親とはちゃんと話し合えよ殴り合えよ今元気なうちにな。」

 




轟宅

「親父。」

「む、なんだ焦凍。」

「道場来てくれ、話したいことがある。」



この後二人は本気で意見をぶつけ、本気で親子喧嘩をして青あざだらけになったそうです。

これをキッカケに轟家は少しずつ変わり始める?



遅れてしまってごめんなさい!

次回は飛風の予定です!

それでは!
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