忌嫌われし斬竜の英雄譚   作:斬撃ノ剣砲

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遅くなって申し訳ありません
モチベなくてしばらく書いてませんでした
これからも続くかはわかりませんが頑張ります


戦闘訓練 飛風編

次の日

 

「飛風は今日戦闘訓練なのか?」

 

「らしいな。昨日は座学で終わったから今日は実技だと思うぜ。そうだ、二人は機能どういうのしたんだ?」

 

「ウチらは戦闘訓練した。剣譲が轟と爆豪相手に無双してた。強すぎて勝てる人いなかったと思う。」

「2v2か、1v2でやったな。因みに耳郎は2v2でファインプレーして勝利してたな。」

 

登校中、飛風と耳郎と3人で話していた。

 

「ほうほう、その話についてはもう少し詳しく聴かせてもらおうかな?」

 

「ちょっと」

「ああ。まずペアと潜入して核兵器を発見したんだが、ペアを対策されて速攻でやられたんだ。んで、耳郎を近接戦で追い詰めたんだが、核兵器に近づいていた耳郎はイヤホンジャックで核兵器を刺して勝利したんだ。イヤー、あれは本当にファインプレーだったよ。」

 

「うるさい!」

「ギャアア!」

 

「そうなのか!やっぱり耳郎はそういうとっさの機転が利くのがいいところだよなー。」

 

「ッ〜〜!アンタも黙れ!」

「ギャアアス!!」

 

 

 

「ん?」 「あ、」 「げ。」

 

正門前。3人はそれぞれ嫌そうな顔をした。

数十人のカメラやボイスレコーダーやマイクを持った人たちが正門に詰めかけていたからだ。

 

「マスゴミだ。」飛

「マスゴミだな。」斬

「マスコミでしょ。」耳

 

マスコミの目的は分かりきっている。

 

「十中八九オールマイトのせいだよな。コレ。」

「だな。本当になんでこうなるんだかな。というわけで耳郎、しっかり掴まっててな。剣譲荷物持て。」

「はいはい。」

「え?…わぁ!?」

 

飛風が耳郎を抱き抱えてマスゴミを飛び越えて正門を潜り抜ける。それに少し遅れて3人分の荷物を肩に掛けて正門に跳び込んだ。

 

「よし、ここまで来れば大丈夫だろう。」

「そうだな、耳郎下ろすぞー。………耳郎?」

 

「///〜〜〜〜!!」

赤くなっていた。

 

「耳郎さーん。下ろすよー?」

 

その後、下ろした飛風は耳郎の個性でシバかれた。

 

「親切でやったのに………!」

 

「ありがた迷惑というやつだったな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A組

 

「よう轟、ちゃんと話しあったみたいだな。」

 

轟の席に近づくと顔に薄ら青アザができていた。

 

「あぁ、きちんと話し合ってきた。それで俺は俺のやり方でNo.1になるって言ってきた。ありがとな、お前のおかげで気づくことも親父を気づかせることもできた。」

 

「………そうか、まあしっかり意見ぶつけたなら俺からは何も言わないし、礼だって要らないよ。」

 

炎咲は確信があった。コレを機に一気に成長すると。

 

 

 

「おはよう、昨日のヒーロー基礎学見たぞ。爆豪、お前はもう私怨で動くな。余りにも目に余る。直さないようならこちらにも考えがあるぞ。」

 

「………わかってる。」

 

「んで、緑谷はまた腕壊して一件落着か。俺は同じことを言うのが嫌いだ。それさえ乗り越えればやれることは多いんだ。焦れよ、緑谷。」

 

「は、はい!」

 

分かりにくいアドバイスだなぁ…

 

「さて急で悪いが君たちには、学級委員を決めてもらう。」

 

「「「学校っぽいのきたァァァァァァ!!!」」」

「俺やりたいです!」

「俺もやらせろ!」

「みんな私にやらせて!」

 

凄まじい自己推薦の嵐になった。基本的にこういうまとめ役は苦労するのでやりたくはない。それにこういう真面目にする時は……

 

「静粛に!他者を牽引する重要な役目だ!ここは全員が投票にするべきではないだろうか!」

 

おお、飯田が予想通りいい発言をした。ただな……

 

「そびえ立ってるじゃねぇか!なんで発言したんだよ!」

 

「自分もやりたいのね飯田ちゃん。」

 

「そんなの全員自分に入れるわ!」

 

「だからこそ!ここで複数票を集めた人が相応しいのではないでしょうか!よろしいですか先生!」

 

「時間内に決まればなんだっていいよ。」

 

相澤先生………、せめて寝袋から出ませんか?

 

 

 

 

 

 

 

一方B組

 

現在3人の決戦投票が行われていた。

 

拳藤、飛風、物間の3人である。

 

まだこの三人の内二人が学級委員を担う。その二人を決める決戦投票が今終わった。

 

「発表するぞ。決戦投票の結果、委員長は飛風、副委員長は拳藤だ。これからいろいろな事を二人には任せる。」

 

決戦投票の末、飛風、拳藤、物間の三人を除いた18人で投票した結果。

 

飛風8票、拳藤6票、物間4票となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうか、やっぱお前は委員長になったよな。」

 

昼休みの食堂で炎咲と飛風は二人で昼食を食べたいた。炎咲は豚丼定食を、飛風は牛丼定食に卵を落として食べている。因みに耳郎は仲良くなった麗日達と別の場所で食べている。

 

「決戦投票の末だけどな。他にも拳藤っていうオレンジ髪の女子と物間っていう金髪の男子がいたんだけどな。二人ともかなり良いやつだったぞ。まぁ初日の個性把握テストで1番出したからな。実力的にって言うのもあったんじゃないかな。」

「それだけじゃないぜ!」

 

後ろから声が聞こえた。

 

「だれ?」

 

「紹介しようか。B組1アツい漢の鉄哲徹鐡だ。」

 

「A組の炎咲剣譲だ。ウチのバカが世話んなってる。」

 

「おうよろしくな!それと飛風はバカじゃないぞ!ちゃんと考えてるし、授業で発言してるし、分かんないとこ俺に教えてくれたんだ!」

 

鉄哲が飛風の事を自慢げに語っていた。飛風は嬉しそうに笑顔になりながら水を飲んでいた。

 

その時だった

 

『ヴーーーーヴーーーー、セキュリティ3が突破されましたセキュリティ3が突破されました』

 

「なんだ!?セキュリティ3って。」

 

「校内に誰かが侵入してきたんだ!すぐに逃げるぞ!」

 

「先行け!」

「飛風!?どうしたんだよこんな時に!」

「急用を思い出した!」

「ハァッ!?」

 

 

 

 

 

職員室前

 

飛風が走って職員室の扉を開ける。

 

「チィッ!逃げられた!!」

 

開ける直前に逃走したらしい。扉も窓も空いてなかったがどうやって侵入したのか。しかし飛風は一瞬だけ小さく黒いモヤのようなのを見逃さなかった。

 

「飛風!」

炎咲も走ってやって来た。

 

「侵入者がいた。俺が来たタイミングで逃げられたんだ。」

「ジャストで逃げられたのか。」

「その話、詳しく聞かせてもらうのさ。」

 

校長の根津が後ろに立っていた。

 

「校長先生……、俺がついさっき来た直前に逃げられたようです。黒いモヤのような物が見えました。」

「俺が来たのはその直後です。一手早ければ間に合ったかもしれませんが。」

「ふむふむ、二人ともありがとう!後は私たち教師に任せて教室に戻るのさ!」

 

 

 

 

「飛風はどう思う?」

「少なくともいい予感はしないな。」

「だよな俺も。授業頑張れよ。」

「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

B組は今日ヒーロー基礎学なのでみんながソワソワしていた。普段落ち着いてる人達もオールマイトが

「普通にドアから来たァ!!!」

と、言いながら来た時は全員が大興奮していた。

「スゲェェェ!マジモンだ!」

なお、飛風も大興奮だった。

 

 

「やぁ、一年B組の諸君!ヒーロー基礎学やっていこう!今日の内容はコレ!戦闘訓練だ!」

 

何人かが、ワッと盛り上がる。

 

「それに伴ってコレ!ヒーローコスチュームだ!コレを着て15分後にグラウンドαに集合だ!」

 

 

 

「飛風!カッコいいなそのコスチューム!というかそれロングコートか!」

 

「ん?あぁ、そういう鉄哲のはめちゃくちゃ漢らしくてカッコいいぞ!鉄になる個性を活かしやすくしてるんだな!」

 

「おう、そうだ!コレなら俺の個性を全力で活かすことができるめちゃくちゃいいコスチュームなんだ!」

 

「飛風ー!鉄哲ー!」

 

「ん?拳藤か!そのコスチュームもいいな!中華の武闘家っぽくてカッコいい!」

 

「フフン、いい反応してくれた!そうだよ、このコスチュームは中華風をイメージしたんだ!」

 

その後も続々とB組メンバーが集まってきた。みんな機能面も考えていたり、自分のコンセプトに合うようなコスチュームにしている。正に十人十色、千差万別のデザインだった。

 

 

「さあ、ヒーロー基礎学初めて行こうか有精卵共!今回は屋内での対人戦闘訓練だ!」

 

「いきなり斬り合えるのか!」

 

おい物騒だぞ鎌切

 

「真に賢い敵は屋内に潜む、そして、今回は二人一組(ツーマンセル)で互いにヒーロー、ヴィランにくじ引きで別れてもらう!」

 

適当にくじで別れるのか、なら俺もくじを

「あぁ、飛風少年は待ってくれ。」

飛風が手を止めオールマイトの方を見た。

 

「君はこのクラスも一人多いからね、そしてこのクラスの委員長で実技成績次席合格者の君は最後に一人指名する、戦う人もくじで決めるから頑張ってね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ!最終戦だ!飛風少年は好きな人をペアに選んで!」

 

最終戦

飛風を残して全てのペアが戦闘訓練をし終えた。

 

「じゃあ俺は、鱗飛竜にする。」

指名された鱗は驚きながらも頷いた。

コレからくじを引いて戦うペアを決める。

 

「よし!あたりですぞ!」

「俺もだ!切り刻みたりなかったんだ!」

 

今回ペアとなったのは鱗飛竜、相手は宍田と鎌切。

 

今日一番苛烈な試合が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒーローチーム 飛風&鱗

 

「さて飛風、今回はどう動くんだ。」

 

鱗が飛風に聞いてきた。

 

「作戦の前にまず互いにできることを確認しよう。俺は古代にいたとされる極めて強力な静電気を放つモンスターになることができる。大きく今の人型、完全に動物化した動物型、中間で最も強力で負荷の掛かる人獣型になれる。武器とコスは俺の体毛を使っているから俺と武器に電気を纏って攻撃できる。ざっとこんなもんだな。」

 

 

「じゃあ俺だな。俺は鱗を体に纏ったり、この鱗銃で連射したりすることもできるんだ。威力はそこそこだし、装甲も厚くはないがいい個性だと思っている。」

 

「かなりいいな、じゃあ、、うん、あれがいいな。」

「何をするんだ?」も

「まずな………」

 

 

 

ヴィランチーム

「どう来ると思いますかな、鎌切氏。」

「どっからどう来て切り刻むだけだ!」

「まぁ、その通りですな。」

 

鱗が下から上がって来る気配を宍田が察知した。

 

「下から鱗氏が上がって来ます。鎌切氏、迎撃してもらえますかな?」

 

「分かったぜ、飛風には………宍田窓だ!!」

「なんですと!?」

 

ガシャァァァァン!!

「オラァァァァ!」

 

飛風が剣を構えたまま突貫して切り掛かってきた。窓ガラスを蹴り割っていきなり入って来たのに嗅覚と聴覚も強化していた宍田は動揺していた。

 

「ぬぅぅぅぅぅう!」

 

しかし鎌切が黙っているわけがない。それに宍田もやられっぱなしのはずが無い。

 

「宍田!」

「甘いですぞ飛風氏!この程度でやられるはずが」

「廻リ(ツルギ)・雷!」

 

飛風が回転しながら双剣を宍田と鎌切に振るう。

「待たせたな飛風!」

「いいやジャストだ!ブッ放せ!」

 

ドララララララ!

 

鱗が自分で生成した鱗を銃で乱射する。かなりの乱射だったが鎌切が横から強襲してくる。

 

「その鱗切り刻んでやるよ!」

「お前の相手は俺だ!」

 

ガギギギギ……

剣と個性の刃物で鍔迫り合いになる。

 

「飛風!」

「宍田を抑えていろ!鎌切は俺がやる!」

 

宍田を鱗に任せて鎌切を仕留めに飛風が構えた。先ほどの戦闘と個性から互いに戦い方は分かっている。

(鎌切の個性は体から鋭い刃物を出す刃鋭、鱗のためにも早く決着を着ける!)

 

二振りの剣による乱撃。一方体から刃を生やしての乱撃。本来ならば体のあらゆる場所から刃物を出せる鎌切の方が有利なはずだった。飛風の武器が双剣だけならば。

 

バチ! バチ! バチ!

 

(全然切り刻めねェ!さっきから弾かれたり流されたりで切ねェ!それになんだ!?体が痺れてきやがっヤベ!!)

 

「ウラァア!!」バチィィィィ!!

「グッ!」

 

剣で思いっきり鎌切を斬りつける。態勢を崩された。飛風はこの数瞬を逃さない。

「まだまだァ!」

「遅い!掌雷底(ショウライテイ)!」

 

剣をしまった飛風は鎌切の胸に半分獣化させた腕で静電気を溜め掌底を腹に打ち込んだ。

態勢を崩された上での吹っ飛ばし狙いの掌底打ち。

鎌切は壁に叩きつけられた。

 

「核、確保だ!」

『ヒーローチームWIN!!』




次回に伸ばしました。

技解説

廻リ剣・雷
自分がその場で回転しながら武器を振るう技。多対一戦闘で囲まれた時によく使う。目が回ってしまうため大体2回転しかしない。

掌雷底
掌底。静電気を纏って相手に手のひらで打ち込む。非殺傷、自分も怪我しない優秀な制圧術。因みに今回鎌切は吹っ飛ばしが大きかったとは言え吐き気がするくらいには痛い。
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