織斑一夏と最愛の彼女   作:探さないで!

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山田真耶END

 

 

 

「可愛いなぁ.......」

 

 耐え切れなくなった俺は、スヤスヤと寝ている真耶の顔のホッペをプニプニする。

 

「んんぅ.......むにゃむにゃ.......」

 

 思わずしゃぶりつきたくなるような唇をだらしなく変形させて、幸せそうに眠っている。

 睡眠中ですらテンプレセリフを発動させる辺り、やはり真耶はホンモノかもしれない。うむ。

 あわよくばこのまま永遠に宇宙一可愛い寝顔を観賞していたいが、そうはいかんざき。そろそろご出勤タイムだ。起こさねばなるまい。

 『もう!どうして起こしてくれなかったんですか!!?』『真耶の寝顔が可愛すぎるのが悪い』とか言って真耶をゆでダコにするのもイイが、それは一昨日やってしまったので、あまり連続でやっても嫌われてしまうかもしれん。自重しよう。

 まぁ、真耶が俺の事を嫌うなんて、万が一にも無いがな。そんな事あったら、俺は怒り狂って地球を壊しちまうぜ。ははは。

 おでこに軽くキスして、真耶を起こす。

 

「真耶、朝ですよー」

 

 体を揺すってみるが、帰ってくるのは呼吸のみ。

 疲れてるのかな。随分と眠りが深そうだ。

 もし疲労が溜まっているなら、このまま寝かせてあげたいところだが、真耶が休むと色々と不都合が生じる。

 

「仕方ない.........」

 

 ごめんな、真耶。

 

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう!どうして普通に起こしてくれないんですか!!!?」

 

 俺の起こし方がお気に召さなかったらしい。涙目になりながらも、服を着替える真耶。

 顔も真っ赤だが、あれは俺の前で下着姿になる恥ずかしさよりも、件の起こし方のせいだろう。

 ためらいもなく服を脱ぎ捨て、少し動く度に大陸が移動するかの如く、重量感のあるおっぱいを揺らす彼女。俺に体を見せるのに全く迷いがない。もう付き合い始めの『み、見ないでください......!!』的なイベントは起こらないのだろうか。そう思うと少し悲しい。

 いや、こんな芸術作品みたいな体を落ち着いて眺められるのだ。それを有り余るメリットだ。

 素晴らしい.............

 

「聞いてるんですか!?」

 

 変な事考えてるのがバレた。流石俺の嫁。

 夫の管理も妻の仕事、って事か。

 

「悪い悪い。で、なんだっけ?」

 

「だ か ら!!もう少しマトモな起床をさせて下さい!!!」

 

 そうは言っても、真耶が中々起きないのが悪い。

 しかし、それを言うと部屋の隅で体育座りを始めてしまうので、口には出さない。そんな所も可愛い。愛してる。

 今回は優しくしたつもりなんだけどなぁ......

 

「今後はあんな起こし方はやめてくださいね......?」

 

 そんなに嫌だったのか。息苦しくなったら起きるかなと言う謎の根拠の元、ひたすらにチューしてただけなんだが。

 まさか俺とキスなんて御免だって事か。そうなのか。

 今まで数え切れないほどチュッチュしてたけど、全部嫌々だったのだろうか......

 そう聞くと真耶は、

 

「違いますっ!!別にキスするのが駄目とかそう言う事では無くてですね.......!!」

 

 良かった。違うらしい。だがそうなると何がイケなかったのか。

 

「私もそろそろ三十路ですし.......ね?」

 

 ますます謎が深まった。

 俺は正解が思い付かなかったので、とりあえず自分の考えを打ち明ける。

 

「真耶の体を余すところなく舐め尽くせば安心?」

 

「一夏君にはそんな心配する必要無かったですね........」

 

 苦笑いしながら真耶はクローゼットを閉める。

 心なしか嬉しそうだし、この問題はひとまず解決だな。

 後は.............

 

「どうしました、一夏君?」

 

 一夏君。

 ううむ.......そろそろその呼び名もどうにかしないとな。

 学生時代からそう呼ばれているし、真耶もそう呼んでいたから自然と君を付けてしまうのだろう。

 だがしかし、籍も入れた事だし『一夏』とか『アナタ』とか言われたい物だ。無理強いはしたく無いけど。

 .............『アナタ』位ならいけるか?

 いつの間にか着替え終わっている真耶に声を掛けようとして、

 

「また、準備して貰っちゃいましたね........」

 

 彼女の視線の先には、俺が真耶を起こす前に作りテーブルの上に支度しておいた朝食。

 

「おう」

 

 下手な事言えない雰囲気になっちまった。

 朝からこの調子じゃ先が思いやられる。俺は真耶とはギクシャクしたくないんだがなぁ。

 

「明日はちゃんと起こして下さいね?それで一緒に作りましょう!」

 

 考えすぎだった。これが年の功って奴だろうか。

 おっと、本人も気にしてるんだった。年の話はNGだな。

 落ち着いた所で、二人して食卓を囲む。この人数でも囲むって表現で正しいのかな。

 まぁ、いずれ家族が増えるだろう。楽しみだなぁ。

 真耶との子供だ、絶対可愛いだろうなぁ.......

 ロリ真耶とか最高じゃねーか!!

 

「何考えてるんですか?」

 

「真耶と俺の子供」

 

「.............は、はい!?」

 

 相変わらず弄りがいのある嫁だ。面白いように慌てふためいてくれる。

 散々わたわたした真耶は、どうやら脳内会議が完了したらしく、震える声で俺との会話を再開した。 

 

「え、えっとですね?その........もちろん一夏君との子供は......ほ....欲しいですけど........でも、まだお金も貯まってないですし、もう少し先にするべきではないのでしょうか......?」

 

 お金、とは恐らく今の貯蓄では一軒家に手がとどかないって事だろう。

 これは結婚する前に真耶と二人で決めた事だ。真耶は小さい頃から夫と子供と三人で、マンションやアパートではなくちゃんとした家に住むのが夢だったらしい。

 だったら俺としてはその夢を叶えてあげたい。だから今も購入資金を集めるため、真耶が俺に教鞭を執っていた時から住んでいた、このこじんまりとしたマンションの1LDKの部屋に二人で住んでいるのだ。

 

「真耶、別に今すぐなんて言ってないだろう?それに俺も仕事に慣れないと......って真耶!時間ヤバイぞ!!」

 

「ほ、本当ですね!急ぎましょう!!」

 

ーーーーーーー

 

 

 

「全く、夫婦そろって遅刻とは.............」

 

「「すいません..................」」

 

「ふん......まぁいい。いち.................そうか、もうお前の事は織斑先生と呼ぶ必要があるのか......」

 

 千冬姉は珍しくセンチな表情でそう呟く。

 ついでに言うなら真耶も織斑姓になったので、もう一人織斑先生が居る。織斑先生が三人か、ややこしいな。

 

「残念だったな織斑先生、私は『学園長』だ」

 

「そうだった......」

 

 すっかり忘れてた。千冬姉はもう学園長だったんだ。

 俺をひとしきりからかって満足したのか、千冬姉は満足そうに鼻をならすと、俺の隣を小さくなって歩いていた真耶の両肩をガッチリと掴む。

 

「私はこちらの織斑先生に用がある。先に自分のクラスに行け」

 

「えぇ.......」

 

 そう言うと、千冬姉は真耶を連れてスタスタと歩き去ってしまった。マジかよ。

 仕方無い。確か俺が学生の時も副担任だった真耶が先に教室に来て挨拶していた覚えがある。懐かしい........

 そんな事を考えているうちに、これから自分が受け持つ一年A組の教室の前にたどり着く。

 うわ、めっちゃ緊張する。真耶もこんな感じだったのかな。

 

「すぅー.......」

 

 一旦深呼吸。真耶が隣に居ないので多少.....いやかなり不安だが......

 ここでウダウダしてても千冬姉に怒られるな。

 

 

 行くか!

 

 

 

 

 

 

 

「今日からこのクラスの副担任になります、織斑一夏です!宜しくお願いします!!」

 

 

 

 

 

 

 ああ.....真耶に『アナタ』って呼んでもらうの忘れてたなぁ.......




続きは未定。ネタが無い。誰か代わりに書いてくれたりしないだろうか......
ネタ提供でも可。
第三次世界大戦編とか、全く考えてませんからね。ええ。

山田先生とのイチャイチャがもっと見たいんじゃー.....



それと、何故作者が書く一夏はこうなってしまうのか......
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