マリス・フライングバットレス   作:エターナルドーパント

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邂逅のオーダー

「み、緑谷先生?それは流石に幾ら何でも・・・」

「ん?何ですって?」

雄英の教員室にて。青筋を立てる八木俊典オールマイトに、張り付けたような真っ黒な笑顔で出久が詰め寄る。血圧が上がっているのか、その目元には血管が浮いている。

「いや、その・・・」

「懲りもせずドクターストップを振り切って動き回った挙げ句、また吐血しやがった救いようの無いアホは~・・・何処の誰でしたっけ?」

「うぐっ・・・わ、私です」

「ですよねぇ?私、何回言いましたっけね?活動を控えろと」

「え~っ、と・・・よ、4回、ぐらい?」

「3回です。まぁこれで確かに4回目になった訳だ。それで、だ。私分かったんですよ。貴方にはもう何言っても無駄だって」

腕を組む出久が発する強烈な圧力に、八木は押し潰されるように床に正座する。

「私でダメなら、貴方に対して強制力を持つ第三者を介入させるしか無い。そうでしょう?」

「し、しかし・・・」

「しかしも案山子も無ェんだよ」

「アッハイッ」

「と言う訳で、私の要求を飲みなさい。貴方に拒否権があると思わない事だ。返事は?」

「ハイッショウチシマシタッハイッ・・・」

「宜しい。では頼みましたよ?」

血の気の引いた唇から蚊の鳴くような声を絞り出す八木を捨て置き、自身のデスクに戻った。

「ハァ、全くあの人はホントにもう・・・え~っと、今週の予定が、と・・・炸裂愉快(ボンバーハッピー)のメリニット、推進器列強(ロケットマスター)のファーロン、樹大枝細(シューダァヂィシィ)大豊(ダーフォン)と我が社の会食?チッ、胃もたれ必至か・・・」

枯れたような遠い目をしながら悪態を吐く出久。上げた名は全てスポンサー企業であり、レイダーシステムの兵装開発は勿論、現在進行形の一大プロジェクトにも共同してくれているお得意様だ。

しかし、一個人のそれがそうであるように、優秀な一点を前面に押し出して売りにしている企業と言うのは中々に癖が強い。特に酷いのが、爆発の絡まない仕事は一切引き受けない事で有名な爆裂至上主義の花火師集団、メリニットである。ZAIAとの共同開発によって、携行バトルライフルで運用可能な小型HEAT弾頭と言う革命的な発明をしたのも彼らであるが、その本質は大艦巨砲主義の塊なのだ。

因みに、上記3社全てがヒーローコスチュームの開発ライセンスを所有している。重装一撃主義の大豊は兎も角メリニットは何故取得出来たのやら。

「ま、仕方無い。近い内に、レッドガンからの注文も入る筈だ。彼処のスタイルからすると、重装甲も有用そうですし」

カレンダーを閉じて、何とか溜飲を下げる出久。遠く無い内にそこそこの規模の依頼が入る事が確定している。ならば、利益の為だと飲み下せてしまうのだ。社長と言う生き方に染まった、哀れな有り様である。

 


 

『出久。久々の()()だ』

午後6時。手早く仕事を片付けた出久が社長室で寛いでいると、アークから報告が入る。

「このタイミングで?全く、いっつも突発なんだから・・・まぁ良い。さっさと済ませちゃおうか」

『了解した。ブリーフィングを開始する』

本日幾度目かの溜め息を吐きながら、出久はドアをロック。椅子の背もたれを倒し、パチリと眼を閉じた。

『ミッションの概要だ。依頼主は、何時もの公安局』

ナノマシンを通して出久の脳、その内の視覚野をハッキングしたアークが、暗号ファイル内の伝達情報を解凍して表示する。

『今回の標的は、ランキング90位のアルバノート。違法薬物の流通を黙認、口止め料として金銭を受け取っている俗物だ。

個性はプラズマ噴射。指の間から高温高圧のプラズマを噴射し、対象を焼き斬る戦法を得意とする。温度は最大で、摂氏1億度に達する。この温度には、流石に私の装甲も耐えられないだろう。

反面、出力に反比例して噴射可能時間が短くなる。インファイトに持ち込まれない事が重要だ。

事後処理のシナリオとしては、今日行われると思われる薬物の密売組織との取引に便乗する。不法者同士の押し問答から殺し合いに発展し、そこに駆け付けたアルバノートも纏めて死亡したと言うカバーストーリーを報道する手筈になっている。

前提は以上だ。作戦はどうする?』

「成る程。つまり、メインターゲットを確実に始末しつつ、目撃者となる密売組織の人間もその場で即刻始末する訳か・・・実質、複数の討伐依頼。全く、無茶を振ってくるもんだね・・・ん?構成員は生け捕りにしないのかな?」

『記載無し。始末しても問題無いだろう』

「ふぅ~ん。まぁ、それなら楽で良いね。

まずはチャフグレネードを叩き込んで撹乱。即メインターゲットを背後から奇襲して、次に周囲をフレイミングタイガーの高圧火炎放射で凪払いって所かな」

『それが妥当だな。アークライズリアクターの出力なら、アルバノートと同等の火力が出せる。共倒れの状況証拠は作れるだろう』

「よし、ブリーフィング終了。イレギュラーが発生したら、まぁその場で臨機応変にって事で」

『その辺りは、概ね何時も通りだな』

ブリーフィングを終了し、データを収納。パチリと眼を開けた出久は、スーツを脱いでハンガーに掛ける。そしてポケットからザイアスペックを取り出して装着し、直通ダイヤルを呼び出した。

暫しの呼び出し音の後、相手方の応答が来る。

『もしもし出久くん?』

「もしもしひーちゃん。実はちょっと急用が入っちゃって、帰りが遅くなるんだ。9時には帰るから、ちょっと待ってて貰って良いかな」

『あらら、大変ですねぇ。分かりました、頑張ってね!』

「うん、ちゃっちゃと片付けて来る」

優しげな声色で伝えて通信を切り、パキパキと指を鳴らした。

「取り敢えず、合流ポイントに向かおうか」

『そうだな。移動時間は1時間半程だ。夕食も済ませて行くとしよう』

 

(アークサイド)

 

「やーアークさん、お待たせしました」

『問題無い。予定時刻2分前だ』

ランデヴーポイントにて、アークゼロに変身済みの私は、合流して来た仮面ライダー迅にそう答える。

「取り敢えず、あの廃工場が現場っすね」

『手早く片付けて来よう。上空で待機してくれ』

「了解っす。じゃ、お気を付けて」

迅はスクランブラーを展開し、翻って上空へと舞い上がった。肉眼ではまず視認出来そうに無い高度で滞空し、此方を監視している。

(しかし、僕達を相手に監視は1人だけか。嘗められていると憤るべきか、信用されたと喜ぶべきか)

『素直に喜んでおけ。時にはあれこれと考えず、バカになる事も大切だ・・・ん?』

出久と他愛無い雑談を交わしながら、目標の廃工場を見やる。しかし、私のセンサーが異常を察知した。

(アーク、どうかした?)

『熱源が1つしか無い』

(・・・嫌な予感がするね)

先程、確かに複数の人間が廃工場に侵入するのを確認した。だが、今ある熱源は1つだけ。奇妙な解離に、私も出久も胸騒ぎを覚える。

『ミッションプランを変更する』

一気に駆け出し、廃工場の入り口に近付く。内部にあるのは・・・電磁反応か?

『突入』

扉を押し開け、内部に侵入。そこには、何とも凄惨な光景が広がっていた。

四方八方に飛び散った血飛沫、床や壁にこびりついた臓物。更に、無造作に転がる輪切りの人体。真面な人間には到底耐えられないであろう光景だ。

そして、この光景を作り上げたであろう仕立て人が1人。否、1体。

(これは・・・あいつがやったのか)

『間違い無い。排除目標を掠め取ってくれたな、()()()()()()()

血溜まりの中心で、ゆっくりと此方を振り返るベローサマギア。

しかし、頭部の大型エネルギー照射装置には黄色い放射状の模様が入り、腰と肩からは半透明の翅が生えている。そして何より、装甲板が追加された胸部に刻印された《改》の文字。熟考するまでも無く、ベローサマギアの改修個体だ。

『・・・優先排除対象。オペレーション変更、パターン6。パワー』

此方を捕捉し、両手のトガマーダーで斬り掛かって来る暫定ベローサマギア改。その動作は明らかにUSJで戦った個体よりも滑らかであり、変幻自在に他方向から斬り付けてくるトリッキーな連撃は並の人間には防げないだろう。

(優先排除対象?アークゼロを狙ってるって事か)

『恐らく、敵連合に技術を流している人間の意向だろう。この練度、かなりの場数を踏んでいるようだ。それをただの敵の犯行に見せ掛けていたか・・・十中八九、黒霧の転移能力で現場を分散させていたのだろう。丁度ヒーロー殺しの事件も発生している。恐らく、其方も隠れ蓑にしていただろうな。

しかし、先程からクラッキングを仕掛け続けているが、全く効かないな。完全オフラインによるシステムのオールブロックか』

そう。接敵した瞬間から、ヤツにはクラッキングを試みている。しかし、私のハッキング処理でも侵入出来ずにいる。どうやら、外部との通信機能を完全に遮断しているようだ。完全に私の能力を知って対策しているな。

『カァッ!』

『ほう?』

間断の無い連撃から、突如として背部の翅が閃光を放った。成る程、目眩ましか。

『戦法は悪くない、だが、相手が悪かったな』

左右から襲い来るトガマーダーを、流体金属装甲でカバーした両手で握り止める。ベローサは頭部から1200度の熱線を拡散ビームのように照射して来たが、その程度では私の装甲は抜けられない。

効果が無いと分かったのか、トガマーダーから此方の両手を振り払おうとするベローサ。どうやら、これ以上の兵装は持ち合わせていないようだ。

『鷹の目、此方アークゼロ。詳細不明の敵と接触した。対処する』

『マジっすかアークさん!大丈夫っすか?』

『問題無い。所詮は無人ロボットだ。後でデータを渡す』

通信を切り上げ、蹴ろうとして来る右足を踏み潰す。更にその膝を左足で踏み台にして、顎を此方の右足で蹴り上げた。頭部は呆気無く千切れ、天井近くまで打ち上がる。そして空いた断面にナノマシンを流し込み、有線接続で情報をサルベージ。

『動力系統の出力は、平常時で80%までのリミッターが掛けられているようだな』

(まだ出力が上がるのか。驚異的だな)

落下して来た頭部を小気味良い音を発てて捕まえ、其方も有線ハッキング。幾つかプロテクトが掛けられていたが、私に掛かればこの程度は・・・

『・・・』

(どうしたの?)

『価値のあるデータが入っていない。拠点などの座標情報すらな』

内部にあったのは、敵の行動パターンに対応するオペレーティングシステムと、それまでの戦闘経験の統合データ。あとは戦闘とは関係無い言語処理システムや、ジェネレータの管理システムのみだ。

(って事は、やっぱりその場で暴れるだけ暴れて、回収は黒霧任せか。最悪の一撃離脱だ)

『ん・・・待て、これは・・・量子通信によるデータ送信機か』

(何だって!?量子通信は、ZAIA以外にはブラックボックスの筈じゃ・・・)

『少なくとも、現時点で我々以外に実用レベルに漕ぎ着けたと言う情報は無い。組織で開発するならば、私と同等の情報統制レベルでなければリークは必ず発生する筈だが・・・』

(・・・それってかなり危うい状況だよね?)

『少なくとも、相手組織のバックに私と同等の電子戦能力を持つ者がいる。いや、或いは・・・一個人で、マギアを作り上げているのか?』

(馬鹿な、有り得ない・・・と、言えれば楽なんだけどね。残念ながら、アークと言う前例がある)

()()()()()()()()()()()()()。特にこの超常社会ではな・・・』

(これは・・・かなり厄介だ。そもそもアークしか知り得ないゼツメライザーとヒューマギアを作れてる時点で、向こうにもアークと同じルーツの力があるのは明らかだった)

『あー、アークさん?無事です~?』

と、いい加減放置し過ぎた鷹の目が通信を掛けて来た。これ以上は、帰ってからにするか。

『問題無い。事後処理を頼む』

『了解です。じゃ、後は任せて下さい。掃除屋を向かわせますんで』

『頼んだぞ。私は敵機体を解体、分割しておく。高レベルのセキュリティで管理してくれ』

通信を終了。拡張領域からアタッシュカリバーを取り出し、ベローサの身体を上下四肢で切り分けた。

(にしても、問題は敵がこのゼツメライズシステムを使える理由だね。ウチのデータクラウドにすら、そもそもマギアの情報は入ってない。何処から引っ張って来たんだ?)

『それについては、一応仮説はある。私と出久と言う前例があるからこその、厄介な仮説がな。詳しくは、帰ってからにしよう。直に掃除屋が来るからな』

既に私のセンサーは、此方に接近する中型自動車の反応を複数察知している。到着も時間の問題だ。

「お疲れ様です、アークさん」

『鷹の目。これが言っていたデータだ。アクセス権限は最上位のみ、完全オフライン機材で閲覧しろ。私はこれにて撤収する』

「了解しました。お気を付けて」

大容量USBメモリを迅に渡し、スパイトネガに潜行してその場を離脱した。

プロジェクトを急ぐ必要がある。修正が必要だ。

 

(NOサイド)

 

「只今戻りました」

薄暗いバーの中。

空間にジワリと黒が滲み出し、やがてそれそのものがボヤけた人型を形成。その終わり際に一言、帰還を知らせる挨拶を闇に投げ掛けた。

「お帰りなさい、黒霧さん」

その奥から現れたのは、ゴスロリ風の真っ黒な衣装で着飾った長髪の少女。彼女が足取り軽くカウンター席に座ると、黒霧はオレンジジュースを差し出した。

「マギアですが、倒されました」

「知ってるわ。情報は全部、此方に転送済みだもの」

そう言って取り出したのは、ベローサゼツメライズキー。しかしその接続端子には赤い回路模様が刻まれており、鹵獲された物とは仕様が異なっている事が見て取れる。

「それに、まさかアーク様が直々に出て来て下さるなんて・・・あぁ、素敵♪」

「ノンアルで酔っ払ってんじゃねぇよガキ」

恍惚とした表情の少女に鬱陶しげな野次を飛ばす、腕吊り姿の死柄木。後ろから出て来た彼もカウンター席に座り、黒霧が出した酒を引っ付かんで喉に流し込んだ。

「あー、また呑んでる~。傷に障るよぉ?」

「ほっとけ、もう治りかけだ」

腕を吊っていた三角巾を外し、腕を曲げ伸ばしして見せる死柄木。どうやらアークゼロにへし折られた腕が、早くも治りかけているらしい。

「大体、その()()()()とやらの何処が良いんだ?」

「えー?アーク様はホントに何でも出来るのよ?オールマイトも瞬殺出来ちゃうし、世界中のインフラをぐちゃぐちゃにするなんてお茶の子さいさい!おまけに人間の脳味噌までクラッキング出来ちゃうの。

そんな絶望的な能力!軍隊も1人で全滅させられる殲滅力!そして何より、片手間で大軍団を造る製造力とそれを最高効率で運用する統率力!」

「そんな化け物だってんなら、何で最初から出張って来ねぇんだよ。前にやられて、そのアーク様とやらの強さは身に染みて分かった。あんなの普段使いすりゃ、向かう所敵無しだろ」

「ん~、そうねぇ」

口許に手を当て、考える素振りを見せる。少女。そして徐に段ボール箱を漁り、中からレトロゲームのソフトを取り出した。

「この前の戦いを体験した死柄木君がちょっと勘違いしてる部分なんだけどね。アーク様は前衛で戦う勇者みたいなタイプに見えたと思うんだけど、実際は敵に弱体化(デバフ)、味方に強化(バフ)を掛けて兵隊の物量で押し潰す司令官タイプの後衛職なのよ」

「それで前衛最強の脳無を軽く捻りやがったのか?どうなってやがんだ」

「本業じゃなくてもハイスペック過ぎて蹂躙出来ちゃうのよね~。因みにアーク様の1番の独壇場は情報戦分野よ?ネットに繋がる環境ならどんなセキュリティだろうと関係無く引っこ抜いちゃうの」

「バフにデバフに情報操作、近距離まで得意な後方支援指揮官だ?そりゃ勇者側のヤツじゃねぇだろ。魔王ってんだよ」

「確かにそうね。アーク様は1度世界を滅ぼしてるもの。正に魔王!」

『素敵な響きだね、魔王』

アークの強さが熱弁されるその空間に、砂嵐を映すブラウン管テレビから発せられた声が混じる。物腰柔らかなその声はしかし、地獄の底の怪物が精巧に人の声を真似たような、重々しい威圧感を放っていた。

「あら先生、お加減は如何?」

『今日は調子が良い方だ。それはそうと、1つ聴きたい。君は何故、その魔王に心酔しているんだい?自らをも滅しかねないその存在に、何故そこまで焦がれているのか・・・聞かせてくれないかな?』

「ふふ、そんなの簡単」

小さな笑いと共に、返答が与えられた。

「アーク様に、私が()()()()()()よ。理屈なんて無いわ。

目の前で戦うヒーローを見て、ヒーローを志す子供は幾らでもいる。それと何ら変わり無い、自然な事よ」

『ククク・・・やはり君は、我々と共にいて正解だ。弔にとっても、いい影響があるだろう。君には期待しているよ━━━━━

 

━━━━━()()

 

to be continued・・・




~キャラクター紹介~

・緑谷出久
青筋ピキピキな1000%社長。
余りにもオールマイトが自重しないせいで遂にキレて、彼に対して強い強制力を持つ()()()()()とのコンタクトを取り付けた。今日も今日とて苦労人。
敵方がマギアの強化個体を運用しているので、警戒レベルを引き上げている。

・アーク
久々に表立って活動した一般転生悪意。
公安局からの依頼の時は、毎回ブリーフィングを行っている。マギアを扱う側に自分と同質の存在がいる事を半ば確信した。

・八木俊典
自重出来ないダメな大人。アンタそう言うとこだぞ。
自分が恐れるある人物に言いつけられる事が確定してしまいシワシワピカチュウ並みに萎れた。

・アルバノート
今日の獲物。
ランキング圏内と言う上澄みながら、ケチな副業をしてたせいで抹殺対象に。
個性のプラズマ噴射は篦棒に強い筈だが、一切出番無く輪切りにされた。

・ベローサマギア改
ベローサマギアの改修個体。パワー。
原型ベースはそのままに、肩と腰に翅型の発光装置が増築された他、頭部のエネルギー照射兵器も拡散放射出来るようアップグレードされている。また瞬発力と連撃用ソフトウェアも強化されており、動きが非常に滑らか。
本来は離れた相手を頭部から放つ熱線で牽制し、有無を言わさぬ連撃にフラッシュの撹乱を織り混ぜる事で一方的に斬り刻む戦法を取るが、アーク相手には単純に全ての出力が足りなかった。

・アズ
散々引っ張りに引っ張ってようやく名前を出した悪意追っかけ少女。アークの本質についてかなり造詣が深く、その強さが何処から来るのか、どう活かせるかを熟知している。

~用語紹介~

・メリニット
爆裂至上主義にして大艦巨砲主義のイロモノ企業。
圧倒的爆発力にこそ魅力を見た彼等は、炸薬の調合から自前で行う花火師集団であり、爆発の絡まない仕事は一切請け負わないと公言する筋金入りの爆裂偏愛者の巣窟である。
反面、炸薬の絡む仕事への熱意と拘りと作業効率は世界でトップを争えるレベルの尖りきった技術者であり。宇宙開発に欠かせない爆裂ボルトは、その精度の高さを世界から評価されている。
ファーロンとは何度か共同開発を行う良き隣人関係。

・ファーロン
正式名称はファーロン・ダイナミクス。
推進器分野に於いて他の追随を許さない、ロケット技術最高峰の企業。
宇宙開発分野は勿論、兵器としてのロケット弾やミサイル等の開発も精力的に行っており、ACの肩部内蔵小型ロケット弾や誘導ミサイル等はこの企業の産物。
創立間も無く超常黎明期の混沌の時代に突入。文明そのものが衰退する中、逆に一気に勢力を拡大した規格外の老舗でもある。

大豊(ダーフォン)
正式名称は大豊核心工業集団。
中華工業企業の最大手であり、圧倒的敷地面積とマンパワーによる大量生産能力が強み。
また着手事業も幅広く、家具や工具、自動車部品から、ヒーローアイテムや銃火器等、様々な需要を網羅している。サポートアイテムとしては重装一撃主義の傾向が目立ち、また社訓に掲げる「樹大枝細」に則った、バイタルゾーンを重点的に装甲で守る設計思想を持つ。この性質上、パワーファイターと相性が良い。
また、同社のレーションは非常に旨いと評判が高い。
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