東方時空伝〜The Girl Who Leapt Through Time we〜 作:めるりあ
幽音 明羅と申します。
初作品なので、駄文や酷い設定かもしれませんが、
暖かい目でみてくださると嬉しいです。
さてこの作品ですが、外の人間が迷い込む感じの物はほとんどありません。
新たな異変がおきた、という設定です。
それでは、東方時空伝〜The Girl Who Leapt Through Time we〜、
お楽しみください。
第一話 博麗側①
「あれ?」
そう呟いたのは博麗霊夢。
博麗神社の巫女である。
彼女が驚いたのは、言うまでもない。
天狗が乱雑に投げ込んだのであろう新聞が、ちゃぶ台の上に乗っていた。
いつも読まずに倉庫に放り込んでいる文々。新聞。
何気無く目を通したその記事には、「赤い霧、幻想郷を包み込む」と書いてあった。
懐かしいなどと言っている場合ではない。あの異変は数年前におわったのだから。
「間違えたのかな...それにしてもこんな昔の新聞とっておくなんてね...」
不思議に思いながらも、霊夢は新聞を倉庫に放り込んだ。
昔のならば、尚更見る必要はない。
だが、次の日から変な事件が相次いだ。
発酵させていた酒が、戻っていたり。
昨日は咲いていたタンポポが、蕾になっていたり。
挙句の果てには、朝起きたと思っていたら夜だった。
不思議には思ったものの、この位の事は幻想郷では日常茶飯事である。
いちいち気にしていたらやっていけない。
そう思っていた。
あんな事が起きる前は。
魔理沙「霊夢!どういう事だぜ⁉︎」
霊夢「朝から人の家に入り込んで叩き起こすあなたのほうがどういうことよ...」
友人の霧雨魔理沙が朝からやってきた。
はた迷惑なモーニングコールで目を覚ました霊夢は、不機嫌だった。
魔理沙「なんなんだよ、あれは⁈」
引っ張られて起こされた霊夢は、外を見て驚愕した。
賽銭箱がお金で溢れていたのだ。
魔理沙「いつからこんなに人が来るようになったんだよ!」
不思議に思う気持ちよりも、喜びが勝っていた。
博麗音頭(即興)を3倍速で21番まで踊った所で我に返った。
霊夢「確かに最近変なことが多いのよね。」
魔理沙「おや、霊夢もか?実は私もな...」
きけば最近彼女も、不可解な事件が勃発しているらしい。
魔理沙「でもどうしてこうなったんだろうかな...」
霊夢「私にもわからないわ。原因が分からない以上どうしようもないわね。」
魔理沙「しかし、これは異変だろ?私たちでなんとかしようぜ!」
霊夢「変なことが起きればなんでも異変ってわけじゃないのよ。大体解決するにしても、どこに行ったらいいか見当もつかないじゃない。」
魔理沙「しかし...」
霊夢の言うことは最もである。しかし、魔理沙としてはじっとしてはいられない性分なのだ。
魔理沙「じゃあ、他の奴らに聞き込みしてみようぜ。私らだけこうなってる訳じゃないだろうし。」
霊夢「行ってらっしゃい。」
魔理沙「言うと思ったぜ...」
大事にならないと腰を動かさないのが霊夢らしい、と魔理沙は思った。
だが、考える前に動くというのが魔理沙の生き方だ。
愛用のホウキにまたがると、風のように飛び出した。