東方時空伝〜The Girl Who Leapt Through Time we〜 作:めるりあ
第九話 旅立ち
とうとう、決行の日がやってきた。
場所は、妖怪の山の山頂。
河童曰く、
「雷を集めやすい」「過去の世界にも存在している可能性が高い」
との事だった。
続々と人や妖怪が集まってきた。
白蓮「村紗、がんばって下さいね!」
村紗「それより寺の皆の住処が心配なんですが...」
布都「神霊廟の一部を貸してやる事になったぞ!」
神子「お互い助け合わないとね。」
神奈子「早苗、気を付けてな。」
諏訪子「死なないようにね。」
早苗「霊夢さんと妖夢さんと魔理沙さんは?」
文「ああ、その3人でしたら...」
その3人は、戦闘時に前線に出ることになる。
そのため、紫、華扇、幽々子による徹底したトレーニングが行われていた。
また、咲夜は美鈴に体術を、
村紗は白蓮に身体強化のコツを、
屠自古は雷の強化と制御を練習してきていた。
さとり「あら、やっと来たようね。」
そこには、
自信と決意に満ちた霊夢と、
静かに落ち着いた妖夢と、
疲れ切った魔理沙がやってきた。
魔理沙「あんなにキツイとは思わなかったぜ...」
文「何はともあれ、全員揃いましたね。」
神奈子「ああ、そろそろだ。」
妖怪の山に不自然に置かれた星輦船。
7人が乗り込み、取り囲むように幻想郷の住民が集まった。
紫「今更だけど、問題があるのよ。」
霊夢「問題?」
紫「大きな雷を落とさないといけないのはわかるわよね。その大きさを藍に計算させたんだけど...」
魔理沙「でっかいだけだろ?何か問題があるのか?」
紫「もしも失敗すれば、あなたたち人間5人は助からないわ...」
妖夢「‼︎」
早苗「大丈夫ですよ、私を信じて下さい!」
咲夜「貴女だから、信用できないのよ...」
霊夢「今更何言ってんのよ。行かなきゃいけないんでしょ?」
紫「まあね。」
妖夢(行きたくない...)
紫「さあ、始めましょう。時を超えし七人の旅人よ、幻想の乱れを正すのだ‼︎」
船の甲板に七人が集まった。
村紗が舵を握り、
屠自古が構え、
早苗が祈り始めた。
雷雲が立ち込め、辺りが暗くなった。
屠自古「饒速日命よ、私に力を‼︎」
その瞬間、一筋とは言えないほど太く鋭い閃光の柱が、降ってきた。
人里からは、妖怪の山に突き刺さるようにも見えた。
叢雲の隙間を抜けやって来たその雷は、
船を包み込んだ。
早苗「奇跡よ、起きろ!」
船は光に包まれて、消えていった。
紫「行ってしまったわね。」
幽々子「大切なことはつたえてあるんでしょ?」
紫「まあ...少しね。」
白蓮「行ってしまいましたね。」
神子「そうですね...」
神奈子「あんなので大丈夫なのかい?」
さとり「そんなもの誰にも分からないわよ。」
紫「まずは適当な所に降りて、不具合が無いか確認しなさい。」
幽々子「...って言ったのね。まあ、良いと思うわよ。」
阿求「2014年、6月27日、新月。七人は旅立つ。」
やっと出発しました。
次回からオリキャラが止まらなくなります。
覚悟してください。