東方時空伝〜The Girl Who Leapt Through Time we〜 作:めるりあ
ここに入ったのはいつからだろうか。
それさえも覚えていない。
そんなに昔だっただろうか。
それにしては腹は減っていないし、特別疲れてもいない。
まあ、腹など減るはずもないのだが。
外で声が聞こえた。
この狭い物置小屋では中々聞き取れない。
100年前とか、稗田なんちゃらとか言っている。
なんで私はこんな所にいるんだっけ?
あ、そうか。確かあの時...
「なんじゃありゃ?」
空を悠々と飛んでいた私は、不思議に思った。
久しぶりに自分の姿より大きな物を見たからだ。
興味をもった私は、中を覗いて見た。
「誰もいないのかな?」
船だろうか。と言っても、船など書物でしか見たことがない。
甲板のような場所に降り立つと、私は中を見てみた。
「ちょっと〜屠自古〜」
マズイ!人が来たと察した私は、たまたま近くにあった小屋に隠れた。
「寒いんだけど。」
「私に言われても...」
居るのは二人だろうか。にしては気配が感じられない。まるでお化けのようだ。
「電気の力でどうにかしてくれ。」
「大事な大事な船が大炎上するけどいいの?」
変な話をしている。私の様な力を持っている人がいるのか?
私は、自分以外に力を持っている人を2人しか知らない。
あいつと、あの方だ。
私達と違う世界から来たのだろうか。
もっとも私達がこの世界、幻想郷に来たのも、ごく最近のことなのだが。
隙を見て逃げ出すつもりだったのだが、次々人が集まってきた。
声からして、6〜7人だろうか。
私の能力を使ってもいいが、それは相手が弱者の場合だ。
今回は相手の格が違う。人数も圧倒的に不利だ。
どうしよう...
...だった。思い出した。
何か変なことを話している。なんだ?
「行きますよ!」
え、コレ動くの?
うわっ!
地面が動いたかと思うと、よくわからない方向に動き出した。
自分が今、逆さまになっているのか、横になっているのか?それさえもわからない。
今まで感じたことのない感覚だ。いや、あったかもしれない。みんなでこの世界に来た時だ。
心地よい...のか?懐かしい...のか?
謎の空間にいるようだ。
そんなとき、私の意識は引き戻された。
ガタン、と音がして静かになった。なにが起こったのか?連中の目的はコレなのか?
その答えはすぐに分かった。
狭く暗い部屋に、一筋の光が差し込んで来たからだ。
「誰がいるの?」
霊夢「咲夜、村紗!どういうことよ!」
魔理沙「あん時と全然違うじゃないか!」
村紗「なんか重いんだよ!太ったんじゃないか、魔理沙!」
咲夜「一人分どころじゃないわ。10人分くらい。」
早苗「じゃ、簡単ですよ。10人どっかにいるんですよ!」
妖夢「そこの物置ぐらいしか隠れる場所なんてないですよ。」
咲夜「ならそこね。霊夢、覗いてみて。」
霊夢「なんで私が...」
「誰がいるの?」
オリキャラだーい!