東方時空伝〜The Girl Who Leapt Through Time we〜   作:めるりあ

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ダレガダレニトウコウシテモオナジダトオモッテェッ!
ヤットショウセツトウコウシャニナッタンデスゥァァッ!イノチガケデゥゥェッ!
アナタニハワカラナイデショウネ!

すいません。

2人は、フェンリエル姉妹の能力はわからない設定です。


第二十話 レベルを上げて物理で殴れ

「え、ちょっ、おま」

天井が高すぎて、広過ぎだと思っていた廊下。今そこには、何倍もの大きさに巨大化した2人が立ちはだかった。

「踏み潰してくれる!」

とはいえ、限度がある。

案の定、ロームルスは天井のシャンデリアに頭をぶつけた。

「痛った!」

だが、私たちと比べれば一目瞭然だ。私たちは2人の靴ほどしかない。

 

2人は拳を上げて襲いかかってきた。

私はいつも、体の何倍もある錨を投げつけている。しかし...。

「でけえっ!しかも早い!」

見ると屠自古も同じなようだ。次々と繰り出される拳をよけることで精一杯だ。

しかし、慣れてみてわかった。腕の長さ、角度から、ある程度の予測ができることに。

少しずつ、私たちには余裕が出てきた。

避けながら、錨を投げつける。屠自古も雷矢を打つ。

あたった!

少しはダメージを与えられただろうか。そう思い顔をみたが、あたったかどうか怪しいほどだった。

 

あたった錨をみて見る。すると、小指ほどのサイズになっていた。

どういうことだろうか。単にサイズを小さくしては、重さは変わらない。

ということは...

 

 

 

 

 

質量を操れるのか?

自分の雷矢は、相手の目の前で落っこちた。

かなりのスピードと威力で放ったはずだ。しかし矢は、とても深く突き刺さっている。

つまり、異常な質量を与えられたのだろうか。

先程、村紗の錨は、小さくなっていた。そう考えると、体積も操れるのだろう。

まあ、分かったところで意味などないのだが。

 

 

 

 

 

 

「ちょこまかと動きおって!」

2人は拳を開き、爪の様なものをだした。

暗い廊下に、不気味に光り輝く爪。よく磨き込まれているのだろう、あたったらひとたまりもない。

 

 

 

前後左右から襲いかかる爪。

私は錨を放つ隙をうかがいながら、避ける。

しかし、長さと数を増した攻撃は甘くない。あらゆる方向から爪が迫ってくる。

飛び回り、必死によける。そして考える。

どうすればいい?

 

私の視界に屠自古が入った。

それが、自分と同じ方向に行こうとしているのに気づいた。

そして、矢を放っていた。

 

 

 

背中から血が噴き出した。

強烈な痛みが体を襲った。

視界がぼやけた。

 

 

 

「きゃあっ、村紗⁉︎」

私は驚愕した。

放ったはずの矢は、相手に届くこともなく、地面に突き刺さりもしなかった。

 

目の前のセーラー服が紅く染まる。

村紗がその場に倒れ込む。

私は駆け寄ろうとした。

だが、間に合わなかった。

 

「自爆しおったか!喰らえ!」

 

左右から無数の爪が襲いかかる。

 

私は、目をつむる事しか出来なかった。

 

 

 

 




村紗、ピンチ!


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