東方時空伝〜The Girl Who Leapt Through Time we〜 作:めるりあ
ダレガダレニトウコウシテモオナジダトオモッテェッ!
ヤットショウセツトウコウシャニナッタンデスゥァァッ!イノチガケデゥゥェッ!
アナタニハワカラナイデショウネ!
すいません。
2人は、フェンリエル姉妹の能力はわからない設定です。
「え、ちょっ、おま」
天井が高すぎて、広過ぎだと思っていた廊下。今そこには、何倍もの大きさに巨大化した2人が立ちはだかった。
「踏み潰してくれる!」
とはいえ、限度がある。
案の定、ロームルスは天井のシャンデリアに頭をぶつけた。
「痛った!」
だが、私たちと比べれば一目瞭然だ。私たちは2人の靴ほどしかない。
2人は拳を上げて襲いかかってきた。
私はいつも、体の何倍もある錨を投げつけている。しかし...。
「でけえっ!しかも早い!」
見ると屠自古も同じなようだ。次々と繰り出される拳をよけることで精一杯だ。
しかし、慣れてみてわかった。腕の長さ、角度から、ある程度の予測ができることに。
少しずつ、私たちには余裕が出てきた。
避けながら、錨を投げつける。屠自古も雷矢を打つ。
あたった!
少しはダメージを与えられただろうか。そう思い顔をみたが、あたったかどうか怪しいほどだった。
あたった錨をみて見る。すると、小指ほどのサイズになっていた。
どういうことだろうか。単にサイズを小さくしては、重さは変わらない。
ということは...
質量を操れるのか?
自分の雷矢は、相手の目の前で落っこちた。
かなりのスピードと威力で放ったはずだ。しかし矢は、とても深く突き刺さっている。
つまり、異常な質量を与えられたのだろうか。
先程、村紗の錨は、小さくなっていた。そう考えると、体積も操れるのだろう。
まあ、分かったところで意味などないのだが。
「ちょこまかと動きおって!」
2人は拳を開き、爪の様なものをだした。
暗い廊下に、不気味に光り輝く爪。よく磨き込まれているのだろう、あたったらひとたまりもない。
前後左右から襲いかかる爪。
私は錨を放つ隙をうかがいながら、避ける。
しかし、長さと数を増した攻撃は甘くない。あらゆる方向から爪が迫ってくる。
飛び回り、必死によける。そして考える。
どうすればいい?
私の視界に屠自古が入った。
それが、自分と同じ方向に行こうとしているのに気づいた。
そして、矢を放っていた。
背中から血が噴き出した。
強烈な痛みが体を襲った。
視界がぼやけた。
「きゃあっ、村紗⁉︎」
私は驚愕した。
放ったはずの矢は、相手に届くこともなく、地面に突き刺さりもしなかった。
目の前のセーラー服が紅く染まる。
村紗がその場に倒れ込む。
私は駆け寄ろうとした。
だが、間に合わなかった。
「自爆しおったか!喰らえ!」
左右から無数の爪が襲いかかる。
私は、目をつむる事しか出来なかった。
村紗、ピンチ!
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