東方時空伝〜The Girl Who Leapt Through Time we〜 作:めるりあ
「村紗水蜜。属性は水。形を変える水のように、適応能力が非常に高い。水を操り、人々を弄ぶ。人間関係もスムーズに運ぶ事が可能。水色や青は北を表し、信頼を示す。一方、北は黒や秘密を意味することもある。それはつまり、彼女の過去を暗示しているのよ。沢山の面を持ち、裏と表を持つ。つまり水。」
「蘇我屠自古。属性は火。突発的なエネルギーに満ち溢れている。闘争や乱闘を好む。今は静かにしているだけで、本来はかなりの危ない奴よ。自己破滅が多く、敵を作りやすい。そのせいで封印された訳だし。今はまさに沈火しているけど、本性が出たら大きいわ。」
「ふ〜ん。でも、イマイチよくわかんないなぁ。こじつけって言うか、わざとらしいって言うか。あとからとって付けたような感じだな。胡散臭いんだよ。」
「まあ、そう思われちゃうかもしれないわね。本能的な物も少なからず入っているから。ただあの7人じゃなかったら、過去の世界には行けなかったわ。」
「私が言えることじゃ無いとは思っているが、本当なのか?あいつらは無事なのか?」
「無事なのかどうかはなんとも言えないわ。連絡は一応できるけど...。」
「うむ...。まあ、そんなもんか。本当の事を言うと、わたしとしてはあんたが信用出来ないんだよ。なに考えてるかわからないし。」
「紫ほど怪しい人はいないわよね。」
「幽々子は黙ってなさい。」
「なにか隠していないか?私は嘘が嫌いなんだ。」
「いいわよ、じゃあ私の出すお題に答えられたら教えてあげる。」
「お題だと?私は学が無いといったろう、いくらなんでもフェアじゃない。」
「じゃ、お酒の種類ならどう?三種類のお酒を出すから、名前を当てて頂戴。」
「いいのか?そんなもの私の得意分野だぞ。飲んだことのない酒なんざ無いと言っても過言じゃないぞ。」
「もちろん構わないわ。幽々子、耳を貸して。」
「なるほどね。あなたは紫の言う条件でいいのよね?」
「構わないさ、早く持ってきな!」
「藍、ちょっと。」
「いいのですか?その通りで。」
「ええ。できるだけゆっくりもってきてね。」
「じゃ、まずは一杯目よ。」
紫は私の目の前に杯を出した。人間や妖精が飲む用ではない、妖怪や天狗や鬼用だ。
通ぶって酒を眺めたり、匂いを嗅いだりはしない。酒は味が全てだ。
口に含み、すぐに飲み込んだ。
かなり濃厚で、どっしりしている。だが、しつこさはなく、後味もスッキリとしている。この味わいでここまで一体感があると言うことは、相当な年月がかけられている。少し強さが足りないような気がするが、私の感覚が変なのだろう。普通の奴ならちょうどいいはずだ。
しかし、この酒はとても澄み切っている。純度がとても高く、洗礼された味だ。酒虫を使っても、ほんの少し泥臭さが残る。だが、それさえもない、微塵も感じない。こんなものが今の技術で作れるのだろうか?
わからない。
飲んだことが無い酒だ。
澄み切った...?
そうか。前、霊夢や魔理沙がいっていた。
私が飲み損ねた、《あれ》か。
いつのまにか三番勝負が始まっていました。
言っておきますが、酒はのんだこと無いです。
未成年だから。
すいか は そむりえ の しょうごう を てにいれた!