東方時空伝〜The Girl Who Leapt Through Time we〜   作:めるりあ

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村紗、屠自古モードに入ります!

今回、ガチ初心者の私が、絵を描いてみました。
まだ練習ですが、意見など下さい!

【挿絵表示】




第二十五話 亡霊の戦略

「え...?」

私は今、なにが起こったのかわからなかった。

目の前の村紗に爪が襲いかかっていた。

確かに村紗はそこに倒れていたのだ。

ならば、なぜ?

 

なぜ村紗は、奴らの真後ろにいるんだ?

 

 

 

 

 

 

「何だと⁉︎」

手応えのなさに、ロームルスは戸惑う。

どこへ消えた?

どうやって消えた?

その隙を村紗は見逃さない。

素早く近づくと、渾身の一撃をロームルスの首筋に叩き込む。

その一撃は今までの何倍も早く、何倍も重い。

呆気に取られた精神的ダメージ、そして物理的な痛み。

ゆっくりと膝をつき、ロームルスは気を失った。

 

 

「何をした...」

レムスが初めて口を開いた。

小さく消え入りそうな声だったが、低く、重く、圧倒する声だ。

「じゃ、教えてあげよう。私は屠自古に撃たれてしまったんじゃあない。」

村紗が口を開く。

背中の傷はまだ癒えていない。いくら妖怪や幽霊の回復が早いとはいえ、かなり無茶だ。

にもかかわらず、余裕の表情をしている。

「自ら、『撃たれにいった』のさ。」

「なんだと?」

 

 

 

 

「体には、『ツボ』っていうものがある。その部分を刺激することにより、様々な効果が得られるポイントだ。肩こりや便秘、ストレスとか、色々あるんだ。本来は指圧したり、針を使ったりするんだが...」

そこまで話して、私は理解した。

「身体能力を上げるツボに、電気を帯びた矢を使ったらどうなると思う?」

 

「...なるほどな。だがそんな荒治療をして、体が持つのか?」

 

「...どうだろうね。」

 

 

 

 

 

村紗は飛びかかっていく。

形勢逆転とはこのことだ。今までとは比べものにならないスピードで襲いかかる。レムスは対応することに必死だ。

正直、私のでる幕は無いかもしれない。いったとしても、邪魔になるだけだ。

 

 

 

 

 

まいった。

レムスが倒しきれない。

効果が切れた後は激痛が襲う、と聖に言われた。いわば、自分の隠し球の一つだった。これで勝負がつかないのは予想外だった。

始めはわたしが優勢だったが、次第にレムスも攻撃をしてきた。

だめだ、どうしようもない。

 

 

 

 

 

私に何ができる?

レムスは村紗の投げる錨を、すべて小さくしている。その小さい錨を、レムスはよけることなく体に当てている。あのサイズなら、全く痛くないのだろう。それを、上手く利用出来ないだろうか?

 

 

 

 

 

 

「村紗、特大の錨を‼︎」

「え⁉︎」

屠自古が私の前入ってきた。いきなり特大の錨だと?言っている意味はわからなかったが、やるべきことはわかった。

「少しの間、耐えてくれ‼︎」

屠自古は身代わりに近い形で、私を守ってくれる。私にできることは、錨を投げること!

今までに創ったことのないサイズを構成する。信じられないくらい重い。

「いくぞ、オラァァッ!」

屠自古は錨を避けると、真横から大量の雷矢を錨に投げつけた。

 

電気を帯びた錨が、レムスに襲いかかる。

「無駄よ。」




足痛い。
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