東方時空伝〜The Girl Who Leapt Through Time we〜   作:めるりあ

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ひさしぶりです皆様!
投稿できなくてすいませんでした。
今日から再会しますよ!

だが、明後日に中間テスト。



第二十六話 小人の如く

「無駄よ。」

錨がレムスにぶつかるその瞬間、錨は消えた。

いや、消えたのではない。見えなくなったのだ。

「やっば、どうすんの屠自古!」

私ははっきり言って限界だ。

先程の身体強化からの超巨大錨、体がもたない。

屠自古一人ではどうしようもないし...。

 

ってかなんで屠自古の奴、こうなるってわからなかったんだ⁉︎

さっきからずっと小さくしてきてんじゃん!...いや、私も今気づいたんだけどさ。

 

ん?

 

あいつ、本当に『気づかなかった』のか?

 

 

 

 

屠自古はニヤリと笑った。それは、敗北を受け入れる笑みではない。

「まあ、そうするわよね。」

勝利を確信した策士の笑みだ。

 

 

 

 

 

 

 

「ぐわあああああっっ!!」

極小サイズの錨が当たった瞬間、電気が走る。

それも、小さな一点に集中して。

 

彼女は、電気の量を変えることは出来ない。

電気を帯びた錨を小さくしても、内蔵された電量は変わらない。

結果、ごく小さい一点にダメージがかかる。

 

 

 

 

 

 

 

「気絶、しちゃったか...」

レムスは仰向けに倒れたまま、動かない。

「死んでないよね...」

村紗も倒れている。どちらかといえば、こっちの方がダメージが大きそうだ。

背負って5人の元まで行くのは無理があるだろう。それに、あの5人なら私たちがいなくとも問題ない。任せるべきだろう。

こんな居心地の悪い場所には長く居たくない。もっとも、私にとって居心地のいい場所などほとんどないのだが。

私は、無人の船に戻るか。誰もいないのはよく考えれば危険だし、村紗の介抱もしなくてはならない。まあ、そのうち治るだろうが。

「でも...心配だし...」

 

⁉︎

無意識のうちに変なことを口走っていた。何考えてるんだ、私は。

 

城を出ると、空は紅く染まっていた。

夜になれば、妖怪たちがうろつき始めるだろう。早いうちに片付けて欲しいが...。

 

 

 

村紗は部屋に寝かせてきた。もうほとんど回復し、寝ている。なんて治癒力の高さだろうか。

あたりはすっかり暗くなり、満月が姿を現した。

 

 

私は甲板にでた。

もう何度、星空を見上げてきたのだろうか。

 

 

誰も信じられなかったあの夜。

星は、綺麗だった。

 

唯一の心が通った人物と、見上げたあの夜。

星は、綺麗だった。

 

その人さえも失った、ひとりぼっちだったあの夜。

星は、綺麗だった。

 

眠りから覚め、大切な仲間達と夢を誓ったあの夜。

星は、少し輝きを失っていた。でも、今までで一番綺麗だった。

 

 

 

「今夜も、星は綺麗だ。」

「なっ⁉︎」

「そんなこと、考えてるんでしょ?」

いつの間に...。村紗はすっかり回復したようだ。

「人の考えを口に出す奴は嫌われるわよ。」

「悪い悪い。いや、私も綺麗だなぁと思ってね。」

「星が綺麗って事?」

「まあ、それもあるね。でも...。」

 

 

 

 

 

 

 

「おや、姐さん。それに、神子さんも。こんな時間にどうしたんですか?」

「あら、一輪。ちょっと星が綺麗だと思ってね。たまたま神子さんもいらしたのよ。」

 

「祈ってる...」

 

 

 

私は、静かに二人の隣に腰を下ろした。

そして、満天の星空に祈りを捧げた。

 

 




勉強したくないよぉ。
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