俺、FWなの?   作:名前決ま欄

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間話②

 

「僕らが先に席に座ってた。譲り合うことも出来ひんの?」

「それ言ったらお前もや。他にもぎゃーさん席空いてんで。譲るのが大人の対応ちゃんか?」

 

 

 

 どうしてこうなった。

 

 側から聞こえる2人の声。その人物達の名を氷織羊と烏旅人(からすたびと)と言う。2人の語気には少しの怒りと鬱憤が混ざっていた。俺はそれを真横で聞いている。いやー怖いなぁ。どっか行ってくれないかなぁ。烏だけ。氷織は俺と飯を食おう。俺にはツレションするチームメイトも飯を一対一で食う飯友も居ない。だから氷織お願い。俺と一緒にご飯食べて。

 

 

 

 なんて思いを他所に、俺は近くにいる男に喋りかけた。

 

「良いのか? ほっといて」

「良いんじゃね? 俺に弊害ないし。あー茶が沁みる」

「おぉ、流石忍者の末裔。様になるなぁ。あー茶が沁みる」

 

 

 この男の名を乙夜影汰(おとやえいた)と言う。俺らは横並びに座り茶を啜っていた。喋った感じ悪い奴ではない。見た目とは裏腹に、出身が忍者の末裔と言う名家出身。茶を啜る姿もなんだか絵になる。俺も乙也に習い茶を啜る。あー身体に沁みる。やっぱ日本はお茶だわ。ブルーロックの食堂にはお水、お茶が完備されている。疲れ切った身体にホットのお茶は毛嫌いしてたけどこれはこれで。

 

「あったかいお茶も良いな。なんか落ち着く」

「だろ? なんだ結構わかるじゃん。古家の数少ないしきたり」

「なんかかっこいいなそれ。普段着とかは着物? サッカーの事とかも教えてくれよ」

「全然かまわーねよ」

 

 

 此処に1人、お茶友達が出来た。聞けば、乙也は毎日この時間帯には居るらしい。サッカー漬けの日々にも少しの休養が必要だろう。その発散方法がお茶なのだからとても平和的だ。この閉鎖空間で他所のチームメイトと争う事なく、お茶で親睦を深め合う。

 

 俺と乙也は今日学んだ。争い何も生まない。喧嘩良くない。

 

 

 

「明日も早いし帰るか乙也」

「賛成」

 

 俺達の意見は合致した。2人揃ってお盆を持ち立ち上がろうとする。それを拒もうとする人物2人。

 

 

「何帰ろうとしてねん。俺らまだ飯食ってへんねんぞ」

「違うとこ行こう日一君。……なんで2人は一緒のとこいるん?」

 

 

 ずずっと、お茶を飲み込む。あー温っけぇ。俺、このまま帰りたい。それで布団にダイブしたい。……ま、そんな行動を氷織 烏(2人)が許す訳ない。食堂からの脱出をこの守護神を前にしてどう動くか。俺はチラリと横目で乙也を見た。

 

 

「「だってなんか感覚でこの席が良かったから」」

 

 

 高らかな俺達の宣言は綺麗なハーモニーを奏でた。それを聞いた氷織と烏は唖然としている。用はあれだ。たまたま座ろうとした席が乙也と被っただけ。この先は意外と穴場だったりする。柱の後ろで、周囲の声も自分達の会話も遮蔽され静かで居心地が良い。それに何と言ってもドリンクサーバーとの距離が丁度良いのだ。

 

 

「……いや、待てや。ここは柱の後ろで会話が遮蔽されやすい」

「……出入り口も近い。日一 乙也(2人)はそれを計算していた……?」

 

 

「「何というポジショニング!?」」

 

 

 

 あーもうめんどくさいしそれで良いや。

──────でも見ている景色は乙也に似ているのか。

 

 まぁたかだか食堂での席取りが一緒だった訳。こうゆう日もあって良いのだろう。

 

 

 

 

 

 

 ご飯食べ終えた俺達だったが、氷織と烏の食後まで解放されなかった。解せぬ。

──────────────────────────────────

「ふぁー、眠い」

「昨日、遅くまで起きてたからだよ日一君」

「うっせー、そうゆう年頃なんだよ」

 

 氷織からの心配を悪態で返す。それを氷織は適当に受け流し、机に向かっていた。その反応に少しの退屈感と居心地良さを感じた。

 

 現在、嗅覚と聴覚には無しかなく、それら全ては俺の眠気を誘っている。あーこのまま机に突っ伏して眠ってしまいたい。その欲望を抑えつつ、俺は机の上に置かれた問題用紙に目を向けた。

 

 

『問い 

自分のいるポジションがオフサイドポジションだった。そこにボールと味方競技者が走って来た。その味方競技者は正当なプレーでオフサイドラインを超えプレーしよとしている。この時、自分はどう動くか。各自自由に答えろ』

 

 

 俺は問題を読み終え、考える。

 

 今はブルーロック内に置けるサッカー学習の時間だ。このサッカー以外の勉強の他には国語、数学、英語なんて一般教養もある。学生だった俺達がブルーロックに急遽入寮出来たのはこう言った環境、設備があるからなんだと感じる。お国の許可を得てるのはこう言った物があるからだろう。

 

 俺は考えを問題に戻した。

 

 

 

「普通に考えて自分はボールに触りに行かない」

「だな。自分もボールに行かずラインが下がるのを待つか、オンサイドに戻る」

「そうやね。……でも試合中、オフサイドて確証出来る事ある?」

「それは……」

 

 どうやら俺が熟考してる間に個人の意見を言い合う場、ディスカッションが行われてたらしい。2人の意見があるように、普通は自分がオフサイドポジションに居たならば、ボールに行かない。プレーに干渉しようとしない。もしそれをしてしまったら相手に間接フリーキックを与えてしまうからだ。だから2人の答えは正当だと思う。

 

けど「僕はこの問題みたいなシチェーションはチャンスだと思う。自分がオフサイドか確証を得なくて相手にFK与えるかもしれんけど、僕はオンに戻らんとそこのポジションに居る。─────プレーに関与せんとスルーしたらいい」

 

 

 スルー。トラップをしないと言う選択肢。

 オフサイドとは、相手競技者よりゴールラインに近い所でプレーに干渉する、相手競技者に干渉する、もしくはその位置にいることによって利益を得る場合に発する反則。

 

 氷織の答えは、最後の【その位置にいることによって利益を得る】と言う反則に近い。自分がオフサイドをしたならば相手チームに間接FKが与えられる。氷織はそれを見越しての発言。スルーと言う選択は審判によってオフサイドと判断する者もいるだろう。それを氷織羊は【チャンスボール】と捉えた。その選択肢はリスキーで勇気あるプレーだと感じた。

 

 

「日一君はこの問題みたいな時どうする?」

 

 

 氷織の視線がこちらに飛んで来る。俺はそれに答えた。

 

「そうだなぁ。……2人の答えが1番難易度も低いしやり易い。氷織のはリスキーだし難易度が高い。でもこの問題の答えて自由だろ? 俺なりの答えはあるつもり」

「と言うと?」

「オフサイドは反則だけど、オフサイドポジションにいる事は反則じゃない。干渉するとか利益だとは置いといて、俺はオフサイドポジションにいる事はラインを壊したラインブレーカーだと思う。

 

──────だから俺は味方競技者とボールの後追いをする」

 

 

 

 氷織の言葉を借りるならその場面は味方と俺自身がフリーになる局面だ。想像してみろ舞台はワールドカップ決勝。味方のフィードに抜け出した選手1人、─────ソイツを後から追い、並走する選手1人。それは俺だ。ゴール前、キーパーとの局面は数的有利。俺はソイツに横パスさせゴールを打ち抜くだろう。想像しただけで興奮する。

 

 

「なるほど。オフの自分を囮にして、オンの味方の背からゴールを狙うストライカー作戦か」

「そそ。氷織が言ったように俺達は試合中、オフサイドだと確証を得るには動いてみるしかない。それが相手に間接FKを与えるピンチだとしても」

「なるほど」

 

 一呼吸置いて落ち着いた頃には皆、机に各々の答えを書いていた。ある者はペンを転がし思考する者、ある者は解答用紙とにらみっこする者。一人一人に答えがあるのだろう、俺も答えがまとまり解答用紙にペンを走らせた。

 

 

 

【やぁやぁ、才能の原石どもよ。お勉強は順調ですか?】

 

 

 キーン、と耳鳴りの様な現象が起こる。室内にあるスピーカーから聞こえたのは男、絵心甚八(えごじんぱち)の声に俺達は驚いた。絵心の肉声を聞いたのは最初に集められた会場だけだ。あとは今みたいに機械越しの声。素性等はいっさい知らずこの男の言ってる事が分からなくなるが、不思議なオーラを纏った男だと感じていた。

 

 

 

【あーあー、えっと肆号棟やほかの棟奴らも続々と解答用紙を出してる。オンサイドに下がる、ラインが下がるまで待つ。とか色々答え出してるけど正解はないから各々答えてよし】

【あ、ちょっと絵心さん! カップラーメン3分過ぎてますよ!?】

【まじ? また伸び伸びラーメンの完成だ」

 

 

 突如、声を発した人物が人物だっただけに俺達は警戒していた。いつもは奇人、変人の様な発言をする人間だ。いつもみたいに「後進国のサッカーで満足しているお前らは二流」とか言いそうなのに、今は帝襟さんに怒られている。なんとも弱々しい印象を抱いた。

 

 

「今日はどうしたんです? 一次選考も終わってやっと落ち着いてきた時なのに」

【あー、そんなお前達に良い知らせがある、只今より【ニ次選考】の開始だ】

 

 

 氷織の発言を皮切りに会話が進んで行く。絵心はニ次選考だと言った。と言う事は

 

「またサッカーが出来んのか絵心?」

【まぁそうだね。お前達にこれからニ次選考の説明と脱落の話をする。悩んで足掻いてみせろストライカー(才能の原石共よ)

 

 

──────あぁ、また始まる世界で一番サッカーが熱い場所が。

 

 

 

 

 

────────────────────────────────

 

【プロフィール】

日一 京(ひいち きょう)

16歳 高校1年生。

 

サッカー歴半年の初心者。部活の練習がきつ過ぎて死にそうですがついて行ける体力はある。ポジション経験はSB、サイドハーフ、シャドー、トップ。体格は小柄な設定。てかブルーロックの平均身長高過ぎぃ。

 

 名前の由来は潔世一君とサッカー選手から。世一がいるならその日の1番や日本で1番もいるかもと響きで決めました。名の方は好きなサッカー選手からです。

 氷織君とはゲームの話、プレースタイルがお互い合っていたので、練習や試合以外でも会話する様になり仲良くなったと。考えてくれたら幸いです。あとは主人公が関西圏出身て事にしときます。

 

【能力】

・ワンタッチシュート

ワンタッチでのシュートが得意です。トラップが下手くそ。なら早めに打っちゃえ的な潔君と似たような考えで生まれました。ただ潔君と違ってボールの芯を捉えるボレーシュートや威力のあるシュートなど難しいシュートはまだ打てません。早いクロスや後方からのフィードに取り敢えず合わせてる感じです。(胸とか腹とか)

 

・共感覚

人のプレーのイメージが得意です。氷織君の技術なら個々にパスを出す。ならそのスペースに走り込もうとか。これのおかげで点を取れるポジションに居たり後方からのボールに合わせられます。

 

・身体能力並みです。

強いて言うなら、ボールに飛び込む根性と瞬発力、守備するスタミナなぐらい。この身体能力ではブルーロックで生き残れないと感じ上記の能力が生まれました。共感覚とかブルーロックぽいなと思って。

 

 

 

ブルーロックのアニメ面白いし、W杯が楽しみすぎる。

 

ニ次選考が難儀で色々と原作に関わってきますし、誰とチーム組んで脱落するのかとか悩んでいます。でも好きなキャラと関われるので皆さんの意見とか欲しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

奪敵決戦チーム

  • 二子、氷織
  • 士道、糸師凛
  • 時光、蟻生、
  • 剣城、我牙丸
  • 烏、乙也
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