#コンパス 桜華忠臣の受難   作:K+#ガソ林

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謎の組織 レジスタンス-4

 

 

 ───目を開ける。

 

 レジスタンスの本拠地へと移動してきた忠臣一行は、【エナジー缶】中毒による暴動を抑えようとせんがために、【暁翼街】の中心部へと向かっていた。

 

「ブラストアッパー、あれは?」

 

 その道中、忠臣は道の端で【エナジー缶】を飲む者たちを見た。

 

「ん?あぁ。あれは他の支部から回してもらったから、多分中毒は出ないはずだ。」

 

(ふむ。)

 

 忠臣は二つの知識を得た。

 一つ目に、カードによる【エナジー缶】の摂取は必要不可欠なこと。

 二つ目に、【エナジー缶】の中には中毒を起こすものが存在することだ。

 

(月夜叉は、基本的に【カード】はエナジーを供給する者に対し、恭順すると言っていたな。)

 

 ゲネラールも、【蒼王宮】に操られていたし、今回の暴動を起こした1人である【-蒼王宮-翠天騎士 リョーフキー】なる者も、レジスタンスの仲間であるようだった。

 

(では、【エナジー缶】を供給する者は誰だ?)

 

 【エナジー缶】は、カードにエナジーを供給するもの。

 そして、カードはエナジーを供給する者に対し従う姿勢を取る。

 

「ブラストアッパー、そのエナジー缶とやらの出自はどこにあるのだ?」

 

「…金枠のカードだぜ。当たり前だろ。」

 

 ブラストアッパーはなんでもないように答えた。だが、笑みはない。

 

「金枠のカードを持ってる奴をふん縛ってカードに戻す。そして、エナジーだけ取り出せばエナジー缶の出来上がりだ。」

 

「…そうなっちまった金枠の奴らは、もう、救いようがねぇ。」

 

 ブラストアッパーは平静を取り繕っていたが、金枠を犠牲にして生きることに、少し堪えきれない所があったようだ。

 

(ふむ。エンフィールドが襲ってきたのは、そういう理由か。)

(…月夜叉も、我を"そう"する事は出来たであろうに。)

 

 忠臣は少し、これからの自身の身の振り方について考えたのであった。

 

「よし、入り口についたぜ。気合い入れろよな!」

 

「ク、相わかった。この我が全力で援護してやる。大船に乗ったつもりでいるがよい。」

 

 二人は戦闘の構えをとり、警戒しながら建物の中へ突入した。

 

 ───目を開ける。

 

 入り口を通った忠臣達の目の前には、大量のレーザーセンサーが張り巡らされていた。

 

「トラップ屋敷か。」

 

「こりゃ、ぶっ壊すしかねぇか?」

 

 ここまで現代的なトラップは、暴動を起こした一人である【トリガーハッピー メグメグ】の仕業だろう。

 おそらく、名前から使う武器は銃火器の類であると推測できる。

 

「待て、村正を使う。」

 

 忠臣は【千血妖刀 牛鬼村正】を起動する。

 雷の刀が忠臣の手元に実体化した。

 

「噴ッ!」

 

 横薙ぎに切り払うと、村正の雷が、トラップに使われている銃火器の、火薬に誘爆する。

 

「おぉ〜っ!」

 

「伏せろ!暴発するぞ!」

 

「えっ!?」

 

 派手な爆発と共に、トラップは全て破壊された。

 硝煙と爆発の煙が混じり合い、忠臣達を覆う。

 

「げほっ、げほっ。伏せろだなんて、初めに言ってくれよな。」

 

「結果が全てだ。」

 

「でもよぉ〜。」

 

 忠臣達は先へと進む。

 この先も【液体金属ロボ Metadoll-774】と【呪詛包帯】(手当たり次第の敵に巻きつき、束縛するトラップ)のコンボや、【はらぺこ吸血バッド】、【爆術死鬼 ツクモ】による妨害があったが、容易く潜り抜けることに成功した。

 

 ついに、中央部へと辿り着いた一行は、暴動犯たちと対決するのであった。

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