バイオハザード in JAPAN   作:nobber_BP

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第1話

20××年 2月10日 8時32分

日本は狂気に包まれる

 

2月9日夜

僕三岳ヒロは警察官です

今東京に少し近い田舎で交番に先輩と勤めています

中で暖房で暖まっていると

自転車を停める音が聞こえる

多分荒木先輩だ

入りたての僕を指導する係として配属されてその縁で今も一緒に働かせてもらっている

「うーっす帰ったぞー」

腕を摩り寒がりながら入ってきた

「お疲れ様です」

温めておいたお湯をインスタントコーヒーの粉が既に入れたコップに注ぎ軽くかき混ぜて先輩に渡す

先輩は少し熱かったのか受け取ってすぐに机に置いた

「ありがとー」

そう言うと机に顔を近付けて息を吹きかけながら両手で少し持ち上げて飲んだ

少し強い風が窓をガタガタ言わせている

「ヒロラジオつけてくれ」

「はい」

僕はラジオを付けようとダイヤル回す

「んー繋がんないなー」

少し電波が悪いのか繋がらない

「貸してみろよ」

先輩にバトンタッチしたが結果は変わらなかった

仕方ないので電源を切った

もう夜遅い

僕は時計を見て少しソワソワした

それを見た先輩は僕に肩組みをして

「もう遅いしおまえは帰っていいよ今日は彼女も待ってるんだろ」

とニヤニヤしながら言う

「じゃあお言葉に甘えさせてもらいます」

少し照れながら言う

先輩に軽く会釈をして帰った

交番を出てすぐの坂道を登った先に家はある

家は空いていた小さな古民家に住んでいる

家では彼女が待っている

庭に入る

いい匂いが漂ってきて腹の虫が鳴く

インターホンを鳴らす

するとドタドタと歩く音が近づいてくる

鍵を開けて戸が開く

「おかえり〜」

満点の笑顔をした彼女はマキだ

この田舎で薬局をやっており熱を出して薬を買いに来た時

僕の顔を見て熱があることを悟り会ったことのない僕に献身的な介抱をしてくれたのだ

こんなの惚れないはずがない

風邪が治った後薬局に向かいお礼にご飯に誘ってみたところ見事OK!

東京の高めのオシャレなイタリアンレストランで食事することになった

その時趣味を聞いてみたところ

ハーブを育てていると聞いて何に使うのかも聞いてみたら曖昧に濁された

その後何回かデートをして告白したらOKを貰った

「ただいま」

 

栄養バランスの考えられつつ僕の好物を入れられたご飯には毎度愛が感じられらる

今日あった出来事などを話して談笑する

テレビは付けない

この時間を長く過ごすために

この時間が一番幸せだ

 

 

2月10日 8時10分

いつも通り出勤する

先輩も少し遅れて出勤してきた

「おはよう」

「おはようございます」

先輩の声はまだ眠そうだ

「先輩が昨日やってくれましたし今日は僕が行きますよ」

「あ〜悪い頼む」

そう言うと自転車に乗りパトロールに出る

26分

自然の多いこの田舎で自転車を漕ぐのはとても気持ちがいい

29分

近所のおばさんが朝から道具の準備をしている

「精が出るな」

32分

遅れて出勤している彼女と会う

軽く談笑してすぐ別れた

50分

交番に戻ってきた

先輩は真剣にラジオを聞いていた

「ただいま戻りましたー」

返事を返さない

「どうしたんですか?」

「シッ!静かに!」

険しそうな顔でトランシーバーに耳を傾けている

僕も耳を澄ます

「こっち…もうだ……そっち……くる……早く…にげ…………………」

切れた

途切れ途切れだが警官の焦るような声には何かが起こっていることを知らせた

ここは田舎だが東京は決して遠くない

警官が悪ふざけするはずがない

「おまえはここで情報を聞き逃すな!俺は近隣住民に知らせてくる!」

返事をする暇もなく先輩はとても険しい顔で飛び出していった

僕はそこでトランシーバーに耳を澄ました

するとまた何か聞こえる

「うぁ……うー……フー……」

なんだこれはトランシーバー越しでも伝わってきそうな生暖かい息

「ヒィ!来……なーー!!!!」

誰かの声が聞こえる!

「大丈夫ですか!!」

叫ぶ

その時銃弾を撃つ音が聞こえる

「ヒィ…助け……」

声が止む

耳を澄ますと何か聞こえる

何かを噛みちぎっているかのような音

最悪の想像が脳をよぎる

「バキッ!」

通信が完全に途切れる

やばいこれはやばい

直感が言う

すぐスマホを取り出してメイに電話する

「もしもし、今荒木さん来たよ状況はなんとなくわかってる仕事ももう切り上げていいそうだから家に帰るよ」

「取り敢えず戸締りして待ってて!」

返事を聞くとすぐに電話を切りSNSを開く

トレンドに東京、感染とある

写真を見ると顔が半分食われた人間が動いている

これはパンデミックだ

 

数年前海外でもパンデミックがあって世界中が騒然としたのを覚えている

アンブレラ社が行った非人道的な実験によりラクーンシティは壊滅した そこでアメリカ政府はアンブレラ社との関係を隠蔽するために核攻撃によって消滅させた

しかし生存者からの証言や証拠によりそれは露呈しアメリカに対する信頼は低くなり米軍排斥運動も行われたほどだ

それが今ここで起こっているのがラクーンシティでの惨劇と同じウイルスなのかはわからないが同じようなことが起こっているのは確かだ

 

今から日本は壊滅する

 

そう確信した

 

10時32分

ふらついた足つきの人間がこの村に足を踏み入れた




いろんな作品書いてどうするんだ
教えはどうなってんだ教えは

二次創作を書いたのは初めてですが
どうぞよろしくお願いします

ゲームに登場するキャラを登場させるかは分かりません
少し原作改変してifのキャラだすかもしれません

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