初めての任務は居城周辺の見回りで怪しい奴は見つけ次第煮るなり焼くなり好きにしろと命じられる
そこへ現れたのは反辺境伯のレジスタンスであるアスカ・セガウルとマルス・レディーレでユウキとモロハは彼らと交戦する事になる
何とか退くがまさかの敵対という邂逅で潜入捜査中であるユウキ達はこの先どうなるのかまだ知るよしもなかった…
【潜入捜査時の偽名】
ユウタロウ(ユウキ)、アルキノ(ティアナ)、フィオナ(ヒマリ)
ブラウム(モロハ)、シェラハ(サツキ)、ミレイア(シズノ)
トウマ、タクヤ、ナガラ達のいるベースキャンプではカレーなどを作り、食事をしていた
リシア「これってキャンプと言ったらカレーというものなのか?」
アリサ「そうだけど何か?」
ルキナ「まさか毎晩カレーという訳ではありませんよね?」
コトナ「今日はジューシーカレーだから明日はリッチカレーになるわね」
マシロ「ユウキ君達の操作が終わるまでカレーばかり食わなければならないの?」
チサキ「それだけじゃなく朝食用のランチプレートまであるから問題ないでしょう」
ナガラ「にしてもユウキ達は大丈夫なのか?あんな大悪党の居城で何かやばそうな事があるけどなぁ…」
タクヤ「先程の知らせによると何やらレジスタンスらしき人物に会ったけどいきなり敵対するのは言うまでもないがな、それに辺境伯が一体何を考えているのか気がかりになるがな…」
トウマ「兄さん、ユウキ、皆、これから先はどうなるんだろう…?」
その頃の
当のディード辺境伯は側近であるバルゼリクスとエンヴィリオと共に特等席にいた
シェラハ「にしてもあの辺境伯は特等席で食事するとはそれほど偉いのかしら?」
ミレイア「あの二人の側近は最高幹部に等しき人物のようですがあまり非礼のないようにしたいと思いますね」
ブラウム「あのアスカにマルスという少年は辺境伯に何か恨みでもあるのだろうか?」
ユウタロウ「理解するにはまだ時間が掛かる。それにあの辺境伯がティアナの知っている程悪辣な人物なのか見極めないとな…」
フィオナ「これから先が思いやられるけどティアナちゃんにとっては辛い事になるけどね」
アルキノ「ディード…あなたの本性を暴くまで私はこの辛い状況を耐えて見せます…」
まるで機会を伺っている事もつゆ知らず、特等席にいるディード辺境伯と側近であるバルゼリクスとエンヴィリオはこう語り出す
エンヴィリオ「あれがディード様が見込んだ傭兵達か、なかなか粋な連中だねぇ。君もそう思わないかなバル?」
バルゼリクス「言うまでもないだろうエン、彼等が我々の協力者である事は確かな事だがレジスタンス共と対等に戦えるのは他でもあるまい」
エンヴィリオ「あの忌々しいレジスタンス共を蹂躙するためにはどうするべきか考えているけどねぇ…」
ディード「ならば彼らに我が軍で開発していた試作機を与えるのはどうだ…?」
バルゼリクス「高性能メカといえば…アレの事ですか?」
ディード「…そうだ、あの傭兵達に与え、運用データ取得も容易かろう。レジスタンス狩りに利用させてもらわないとな…」
エンヴィリオ「そう言うと思いましたよ、今までの戦力だけでは物足りなくなってますし完成したら彼らに見させてもらう事になりますからねぇ」
ディード「…必ず上手く行く。ククク…」
辺境伯らの恐るべき企みは着々と進行し、そうとは知らない
そして次の日、
ブラウム「最新鋭の機動兵器を見せてほしいという訳ですか?」
バルゼリクス「そうだ、ディード様がお前達にある機体を与えるように命じられているからそれを案内している」
エンヴィリオ「この所レジスタンスに押され気味になってるからこちらも負けじに新戦力を開発している所だよ」
フィオナ「その新戦力とは一体何でしょうか?」
バルゼリクス「見れば分かる」
一行が案内されたのは格納庫であり、目の前にあるのはガーリオンにライネックやレプラカーンを合わさったものが6機ずつ完成していた
シェラハ「これってもしかして…」
エンヴィリオ「そう、これが我々の新戦力レプラディンとライネビロンだよ。既に整備が完了してた所で君達に搭乗してもらいたくて呼んだのさ」
バルゼリクス「今のところはライネビロン2体とレプラディン4体となっているためお前達に搭乗させてもらわなければならない」
ユウタロウ「いいんですか?僕達傭兵の身でありながらこんな貴重なものを乗せてもらって…」
エンヴィリオ「構わないよ、ディード様がそうおっしゃっているから」
ミレイア「それじゃあ私達4人はレプラディン、ユウタロウとブラウムはライネビロンという事でいいのでしょうか?」
バルゼリクス「勿論」
そう言った後一行は辺境伯の新戦力であるライネビロンとレプラディンに乗って出撃した
バルゼリクス「出撃と言ってもこれはあくまでテスト飛行だ、あまり悪ふざけで調子に乗らないでいただきたい」
エンヴィリオ「それでは傭兵諸君、準備はよろしいかね?」
ユウタロウ「よろしいです」
2機のライネビロンと4機のレプラディンはテスト飛行を行った
アルキノ「よりによって私達がこのような事をするなんて思いもしませんでしたけどここは我慢しなければ…」
ミレイア「ブレイブマシンとは違いますが割と操作は簡単なものでしょうね」
フィオナ「まぁそうなるけど…敵を内部に潜入するために来た私達は一体どうなっちゃうのかなぁ?」
シェラハ「わからないけどいつになったら動くのかが問題なのよね…」
ブラウムモロハ「難しい事を考える暇があるなら潜入捜査に専念するんだな、それに俺達がいつ動くのかそれは辺境伯の恐るべき一面を見せた時からだ」
ユウタロウユウキ「その通りだよ、僕達はそのためにアスカ達と邂逅したんだからこれからどのようにするか考える事だ」
ユウタロウユウキ達は何事も弱音を吐かず、潜入捜査に専念するべく満を持すように任務を遂行していた。その様子を見ていたバルゼリクスとエンヴィリオはまるで彼らを称賛するかの様に思っていた
エンヴィリオ「ディード様の見込んだ通りだよ、彼らなら我々の目的通りに事を運ばせる。そうは思わないかねバル?」
バルゼリクス「確かにその通りだなエン、彼等なら我々の目的であるレジスタンスの壊滅に動かせばディード様もさぞやお喜びになるだろう」
エンヴィリオ「そうとも知らずにまんまと僕達のいいようにされた彼らはきっと絶望するに違いないよ…、なんせ傭兵と言う名の道具として扱われた事を気づいた時にはもう遅いってね…ククク」
何やら恐ろしくもどす黒い喜びを見出すエンヴィリオは
それからテスト飛行を終えた
バルゼリクス「なかなかいい動きをしていたそうだな、傭兵にしては実に素晴らしい。これからの活躍に期待してもらうとしよう」
ユウタロウ「ありがとうございます!」
エンヴィリオ「君たちの初陣はディード様の命令で動く事になるからそれまでにゆっくり自室で休憩を取ってもらわないとね」
そう言った後一行はそれぞれの自室に戻った
フィオナ「ユウ君、連絡を」
ユウタロウ「わかった」
タクヤ『潜入捜査は順調そうだけど不満になりそうな事はあるのか?』
ユウタロウ「あるとしたらいつもやっている事ができないそうだけどいつになったら動くのかわからず仕舞いだけどね。それにあのエンヴィリオという人がディードの命令で動くというんだけど…」
タクヤ『あの辺境伯の事だからきっとレジスタンス狩りを行うらしい』
アルキノ「やっぱり…!どうしても戦わなければならないのでしょうか?」
チサキ『気持ちは分かるけどこちらは潜入捜査の身であるから仕方ないけど彼等には事情を抱えているからには戦って問い出すしか方法はないのよ』
マシロ『どうしても理解したいのなら倒す以外の方法を考えるしかないよ。私達が倒すべき敵はオレイワルドス軍である事に変わりはないし、レジスタンスの人もきっとそうに違いない』
フィオナ「倒す以外の方法…私達に出来るのかな?」
タクヤ『多少の不満は承知の上だけどやってみるしかない、引き続き捜査を頼む』
そう言った後、通信を終える。そこへ兵士が声をかける
兵士「傭兵達、ディード様から指令が出たそうだ。何やらレジスタンスの拠点を見つけ出したそうだからお前達を小隊長に任命するらしいぞ」
ユウタロウ「僕達が小隊長を?」
ユウタロウ達はディードのいる謁見の間へ向かう。勿論バルゼリクスとエンヴィリオも一緒だった
ブラウム「傭兵である俺達を小隊長に任命するという訳ですか?」
ディード「…我が軍の次期正式採用機ライネビロン、レプラディンは貴君らに預ける。本日より小隊長にユウタロウにブラウムはこレジスタンスの拠点攻略に使うが良い。但し、出来るだけ生け捕りにな…」
ユウタロウ「生け捕りにですか?」
バルゼリクス「そうだ、捕らえたレジスタンスの連中はそちらが何とかしよう」
エンヴィリオ「ただし、厄介なあの少年達には注意した方がいいと思うよ」
ユウタロ「…もしかしてアスカ・セガウルにマルス・レディーレですか?」
ディード「その名を知っておるとはな…やはり私の見込んだ通りだ、出撃準備をしておくがいい」
ユウタロウ/ブラウム「わかりました!」
ディード辺境伯によって小隊長に任命されたユウタロウだったが最後に待ったのはあまりにも信じがたいものだと知らずにいた…
ユウタロウ「各機、レジスタンスの連中を出来るだけ生け捕りにしろ。」
ブラウム「無用な殺生をする必要はないからな」
そう命じられた兵士たちが乗るドラムローバとビアレイザーは次々とレジスタンスの人々を捕まえる。
大半のレジスタンスを捕まえた後だった。そこへ空を超高速で飛来する巨大な双竜ロボが目の前に現れる
フィオナ「何なのあれは!?」
アルキノ「もしかして…ブレイブマシン!?」
双竜ロボが大地に立った後、アスカ、マルス、マリエラの三人が現れる
マリエラ「アタシ達がいない間に好き勝手してくれたわね」
マルス「見たこともない新型が出て来るとは思いもしなかった、どうするアスカ?」
アスカ「…言うまでもないさ」
すると3人は機神召喚武具を取り出す
アスカの機神召喚大剣バスターソード、マルスの機神召喚剣バルムンク、マリエラの獣神召喚甲ノヴァを天に翳して詠唱する
アスカ「機神召喚、天空翔神ゼロ!!!」
マルス「機神召喚、人機オーファン!!!」
マリエラ「機神召喚、獣機甲神ノヴァ!!!」
その呼び声に反応した事で召喚者の下に駆け付けたのはレガシードルのブレイブマシンである機神だった。
機神には操縦席は無く、光に満ち溢れた空間に浮かび衣服が“装神衣”(イメージ的には聖衣)に変化し人機一体となり操る、しかし機神が受けたダメージはそのままダイレクトにフィードバックされる
ウィングガンダム(ver.Ka)をナイトガンダム風にした感じの天空翔神ゼロにコアガンダムマークⅡに西洋風甲冑にも似た装甲の出で立ちの人機オーファン、そしてガジェットガオー、スパイラルガオー、ドリルガオーが合体した感じの獣機甲神ノヴァが
ユウタロウ「武具で召喚するブレイブマシンか…、レガシードルに相応しいものだな!」
ブラウム「兵士たちは急いで目的を果たせ!!」
そう言われた兵士が乗るドラムローバ達は
マルス「しまった、同胞たちが…!」
レジスタンスの人々を助けようとするオーファンだがそこへ
ブラウム「お前達の相手は俺達がする!!」
マルス「その声…ブラウムだな?何故僕達の邪魔をする?」
ブラウム「知れた事を…ディード様の命令でレジスタンスの連中を生け捕りにしろという事だ。それにあの連中はお前達の同胞とか言ったな?」
マルス「お前達には関係ない、辺境伯の傭兵はここで倒す…!」
アスカ「ユウタロウ 、お前とその仲間たちは何故ディードの様な許されざる悪党に手を貸した?」
ユウタロウ「…さぁ何だろうね、君達こそ何故ディード様に仇なそうとしてるのかな?」
アスカ「これ以上話すつもりはないらしいな…葬る!」
そして
マリエラ「アンタ達の相手があたしだなんてね、そうまでしてあの辺境伯の事を信用しているのかしら?」
アルキノ「信用も何も私たちはただ渋々と従ってただけなんです!!」
ミレイア「ディード様が何をお考えになっているのかは知りませんが私達には言えない事情があるんです!」
マリエラ「言えない事情ねぇ…アタシ達から見れば敵対するしかないらしいけどね!」
そう言いながら2体のレプラディンに襲い掛かるノヴァ、しかし2体のレプラディンはすぐさま応戦する。
ゼロの剛翼閃光大剣バスターソードが
アスカ「くっ…以外とやるものだな…辺境伯の傭兵にしては手強いな」
ユウタロウ「この間の戦いを学習していたからな、今度はこちらから行かせてもらう!!」
アスカ「この程度のダメージ…問題ない。反撃に出る!」
アスカのゼロも負けていられず反撃する事になった
ゼロのバスターソードが
アスカ「敵の新型にしては手強いものだが搭乗者がここまで厄介になるとはな…!」
ユウタロウ「そういうアスカこそ中々やるじゃないか、君たちはどうしてディード様に刃向かう愚かな事をする!?」
アスカ「お前が知る必要はない…!!」
バスターソードと剣を激しく交わえながら互いに近づき、弾き飛ばすゼロと
一方
マルス「辺境伯の傭兵ごときに僕が遅れを取るとは…!」
ブラウム「何故そうまでしてあのレジスタンスの連中を助けようとしていた?」
マルス「お前には関係ない…!辺境伯の傭兵が僕に口答えするな…!!」
そう言いながらオーファンは大剣で
そこへ
マルス「傭兵だからと言って甘く見るなと言う訳か…だがこんな所で負けるわけには行かない…!!」
ブラウム「それは俺達も同じ事だ。俺達にだって譲れない何かがあるんだよ…」
マリエラ「アンタ達が何を考えてるか知らないけどアタシ達の邪魔をするなら容赦しないわよ!!」
そう言いながらノヴァは翼部からのビーム(様々な術式が織り込まれた)で穿ち、2体のレプラディンに攻撃するが何とか回避する
ミレイア「私達だって好きでこんな事を望んでる訳ではありません!!」
そう言った後
マリエラ「くっ…この程度で…!!」
そこへ
マリエラ「ぐああっ!!…二段攻撃とは随分やってくれるじゃないの…!!それでもアタシ達は負けない!!」
両者の戦いは一触即発状態だったその時である
アマネ『皆さん、ここは一先ず撤退して体制を整えましょう』
アスカ達の機神からアマネの通信が入る
アスカ「だけど奴らをこのままにして…」
アマネ『わからないのですか?今回は辺境伯軍の方が一枚上手である以上私達の私たちの敗北という事ですよ?このまま戦う必要はありません』
マリエラ「…悔しいけどその通りね、今日の所は私達の負けにしといてあげるわ」
マルス「次に会った時こそがお前達の最後だ」
アスカ「覚えておくんだな…」
そう言った後、アスカ達は撤退した
ユウタロウ「僕達、本当にこれで良かったのかな…?」
ブラウム「潜入捜査だからこうなるのも無理もないさ…このまま俺達の不満がますます増長してしまうのも時間の問題だ」
アルキノ「だからといって諦めるのはまだ早すぎます!!」
ミレイア「とりあえず帰還して辺境伯に報告しましょう」
???「どうやらその必要はないみたい」
そう言いながら現れたのは
ユウタロウ「ヒマリにサツキ、何かあったのか?」
フィオナ「ディード辺境伯が側近二人を連れてこちらに向かってくるそうだよ」
シェラハ「ユウキ達の活躍でレジスタンスの拠点を制圧した事を機に何か称賛するらしいわ」
ブラウム「称賛?一体何だろう…?」
そう言った後、ディード辺境伯が側近と共に転移魔法がやってきて機体から降りた
側近であるバルゼリクスとエンヴィリオと共に現れたディードは
ディード「よくぞレジスタンスの拠点を制圧してくれたそうだ…流石だな」
ユウタロウ「ありがとうございます!」
バルゼリクス「しかしあのアスカ達をここまで退くとは見事なものだ、しかしこれだけ働いて当然なのはほかでもないがあまり付け上がるではないぞ」
エンヴィリオ「手厳しいねぇバルは、君達傭兵の活躍はわが軍の兵士達にとってもいい刺激になってるからね」
ブラウム「全ては俺達の様な傭兵に機会を与えてくれた辺境伯の器のなせる業です。まだ新参者ですがこれから辺境伯軍はより更なる発展へと向かう事になります」
ディード「……そうか、此度の働きに報奨として騎士号と爵位を与える」
ユウタロウ「お褒めに預かり光栄です!」
ディード「そしてお前達が生け捕りにしたレジスタンスについてだが……言うまでもなかろう、これより公開処刑を始める」
その言葉を聞いた
つまりディードの狙いは言うまでもなく
次回予告
ディード辺境伯による捕虜となったレジスタンスすべての処刑…
潜入捜査中のユウキ達を絶望する恐ろしい光景を目のあたりにする…