大幅に間が空いてしまいすいません。
一応ちょっとした事情はあるので、それは後書きで。
無人島初日の夕方。
夕食をクラスで作っている時に、Bクラスの四方と神崎が訪ねてきて、俺と葛城さんを月見に誘ってきた。多分、左京がまた無茶を言ったのだろう。
葛城さんはこの誘いに乗るか迷っていたが、昼過ぎに左京が1年全体の前でやったブッコミの真意を探れるかもと言われ、考えを変えたようだ。
俺もキーカードを託された者として責任感も感じていたが、それ以上に左京が誘ってくる色々を密かに楽しみにしていた。
俺は昔から人に見下されることに敏感だった。
だから葛城さん以外で、俺を見下さない者しかいない天文部は居心地が良い。
まだ学校のシステムを良くわかってなかった4月に相談してしまった時も、それ以降も。左京は詰まった時に助言をくれたりと、決して俺を見下さず、手助けまでしてくれた。
創設者兼部長である左京の気質のおかげか、性格面に問題はあっても天文部に人を見下す奴はいない。左京と四方以外はあまり話せていないが、なんというか空気感が楽なのだ。
何度か頼まれ事をされて報酬まで貰いながら俺は大して役に立たなかったのに、疎ましく思うどころか見下す素振りさえなく、変わらず接するのは意外と難しい。
俺自身、左京や下のクラスの奴らについ高圧的になってしまう事があるから、それを実感している。
……こう落ち着いて考えると、船で綾小路を押し退けてしまったのは悪かったな。一応月見で会ったら謝っておこう。
あの時は坂柳派閥のクソ共に苛ついていたのだ。
クソ共は表面はともかく、目や態度から見下してるのが丸わかりなんだよ。
それでも俺だけなら我慢もできるが、葛城さんにまでそれを向ける事がどうしても許せない。
左京は性格的に問題も大盛りだと思うが、その点では敬意を払っている。それに少し悔しいが、葛城さんがすんなり生徒会に入れたのは、左京のくれた情報が大きな役割を買っていたことは否定できない。ここまでされたら信頼するべきだろう。
とまぁ、そういうこともあって左京達を別に善人とは言わないが、この学校で唯一(葛城さん以外で)裏切りの心配はしなくていい奴らだと今では信じられている。
月見の場には10数名が来ていた。
俺はとりあえず、まず予想通り来ていた綾小路に船での事を謝り、今は葛城さんの対立派閥があってピリピリしているのであまり刺激しないでくれと忠告しておいた。
一瞬、情報漏洩を考えたが、モブみたいな綾小路なら問題ないだろう。Dクラスだし……。
謝罪と忠告が終え、改めて来ていたメンバーを見回してみると、葛城さんと俺、左京をはじめとした天文部5人。それにBクラスリーダーの一之瀬含む男女6人。
それにDクラスの綾小路と平田と……確かCクラスの金田だったか?も来ている。平田は、何やら左京に礼を言っているようだ。
金田に関しては、葛城さんと契約した龍園がB・Dのリーダー情報を提供するとか言っていたから、早くもスパイを送り込んでいたのだろう。
Dの馬鹿共はまだしも、Bは指名するなら間違わないようにと、俺と葛城さんに東風谷とキーカードという証拠を見せてきたので結果的に意味がなかったが、そんなやり方を採る龍園との契約を信じてもいいのか今更ながら考えさせられる。
今は内側がごたついているし、いっそ左京達と組んでAクラスを葛城さん一色にしてから、外側に目を向けるというのはどうだろう? 生徒会の時のように、思いも寄らない案をもらえるかもしれない。
一時的にBクラスに逆転される可能性は僅かにあるが、生徒会役員である葛城さんの下に坂柳を派閥ごと取り込む事ができればお釣りが出る。いや、思わずスポットを占拠して葛城さんに怒られたばかりだから、これ以上勝手に動くことはしないが。
と、葛城さんとついでに一之瀬が、左京に説教まじりに目的を問い詰めているのを眺めながら、エリートにふさわしいビジョンに耽っている時だ。
「僕の目的は、外部接触禁止の廃止、それにPPを円にすることだ!」
なんか俺の想像とは完全に外れたことが聞こえた。
「ただCPについては、月々の収入やクラス競争の事があるので残したい」
問い詰めたら出てきたその思いも寄らない目的に、葛城さんや一之瀬が固まっていた。
最初は何いってんだコイツ、と思ってしまったから気持ちはわかる。
そういうものだと思っていたし、無人島の試験やクラス間競争ではなく、学校の制度自体に異を唱えるとは思ってもみなかった。
「そもそも外部と連絡や接触して何が駄目なのかわからん。
これはクッソ邪魔な規則だし、個人的にブラック企業の色を強く感じる。干渉を禁止…程度ならまだしも、完全に遮断するとかあからさますぎるほどに黒いだろ。資格を取得することさえ自由にできないなら、僕の場合、本当に勉強とインドア趣味しかできないじゃん」
……つーか、こいつ。明らかにそのブラックな部分を公表されない為に、外部と遮断してるって察して言ってるよな。
真面目な葛城さんや一之瀬は、微妙にそこに気づいてない節があるが。
「それって運転免許とかか?」
「それもある。運転免許自体は一応、学校の外側に併設されるような位置に教習所があるから、年齢をクリアして面倒な許可申請ができれば取れなくはないらしい。だけど、車は勿論、バイクも購入・運転できる場所がない。他にガチャの商売や部活の実績の為に調べたんだが、企業関連や各種コンテストの縛りがひどすぎて、抜け道を見つけないと運営や応募すらできない。
だから、外部接触禁止だけはなんとしても廃止したいんだ」
だが、この場においては驚く奴の方が少数派……とまでいかなくとも、左京と並ぶ同学年の有名人、東風谷と高円寺は慌てていないと断言できる。
あの見下すことこそないが、他人にほぼ興味を抱いていない二人が面白そうな表情をなっているのだ。
葛城さんや一之瀬すらチラッと見ただけで、話す価値なしとばかりにそれぞれ散っていった者達がだ。
「そしてもう一つ。
PPを無くして円にしたい。円があればPPとかいらないじゃん」
「俺も思ってたけど、それは言ってもしょうがないだろ」
「だってPPって円とほぼ同じ用途だろう。なのになんでこんな欠陥だらけで、しかもいずれ返さなきゃいけない独自通貨なんか作ったんだよ。
これのせいで、卒業後の学費や旅費を稼ぐことも面倒な回り道しないとできない。でもそれをしないと卒業即無一文とか、新手のトラップなのか? やりたいこともあるし、実家があんまり裕福ってわけじゃないから、せめて最低限稼いでおきたかったのに!
一応、僕と佐倉の分は円を貯金できるようにしてる「…ぇ?」けど、想定以上に稼げるか不安なんだよ。てか、学生とはいえ、稼ぐのに回り道しなきゃ駄目ってなんなんだよ!?
―――どうせ電子マネーなら円を使ってもいいじゃないか!」
それを聞いて思いもよらぬ所を突かれたように、何人かが考え込んだ。
入学まもない時期にすでにバイトを始めていた左京。
俺も改めて冷静に考えると頷ける部分はある。
これが目的なら、試験をシカトしようと同学年全員の前で言い放ったのは―――。
「奨学金とかあるんじゃないか?」
「奨学金ローンとか僕みたいなタイプには鬼門なんだよ。社会人になって、かなりの期間返済に苦労するのが目に見えてるし、できれば使いたくない」
「なんでこんな無人島で……しかも試験中にそんな事言った?」
「聞かれたからってのもあるけど、今ここなら流石に監視の目がないだろ。だからだよ」
「昼過ぎにみんなの前であんな事をしたのは……」
「それは健康の為に決まってるだろ!
体弱い奴は本気で大ダメージになりかねない試験だぞ、これは。学校の誘導に乗ったままだと、他のクラスを出し抜こう…まではともかく、陥れようと考える輩すら出かねないから、学校が逸らそうとしていた部分を全員の前で突く必要があったんだよ」
左京が本当に学校を気にしてるのか、裏に気づいているのかは半々ってとこだが、当てはめるなら出し抜こうとしていたのが龍園で、陥れようとしていたのは坂柳だ。少なくともAクラスでは。
実際に葛城さんと交渉していた時の龍園からは、見下しとともに値踏みの視線も感じられた。ムカつくはムカつくが、葛城さんの華麗な交渉術で必要物資の提供を受ける事が決まり、見た感じ穴もない契約を結べた。だからこっちはいい。
問題は坂柳の方だ。
「なぁ左京」
「ん、今度は戸塚か。どうした?」
「今更だが、葛城さんを生徒会に入れるように助言してくれたのは、この目的のためだったのか?」
「んなわけがない。
普通、友達が自分だけでは達成困難な目的を話してきたら、できる範囲で手助けするものだろう?」
「だろうな。
もしそうだったら、前の件含めてもっと俺や弥彦を利用しようと動いたはずだ。
だが左京がそうした言動を匂わせたことはない。遊びのように、おちょくってくることはあるがな」
「……そうですよね。すまん、左京」
「いや、別にいいけども」
なんでこんな質問をしたのかと不思議そうに見てくる左京を見て、ようやく確信できた。
こいつは聞かれたから自分の考えを主張しただけで、裏や損得など考えてもいないだろう、と。
バスで具合が悪かった俺に席を譲った時のように、ごく自然とこういう言動になる奴だ。
坂柳とは絶対に繋がっていないだろう。あんな腸が腐ってる奴と合うわけがない。
左京を信じていなかったわけではないし、これまでの付き合いもあるから十中八九ないとは思っていた。ただ葛城さんを補佐する上では、友達とはいえ別クラスの奴を無条件に信じることはできなかったのだ。
それに、左京と攻撃的な坂柳が組むとどんな事をされるのか想像できない。それほど聞いた考察や生徒会入り関連での発想や行動力には脅威を感じた、と葛城さんは言っていた。
証拠こそないが、組んでいる可能性はないと確信できたのは大きい。
なにより、数少ない『信頼できる』ダチを敵だと思いたくなかった。
俺は、曲がりなりにも筋を通した上で、道を切り開いてくれる左京を気に入っているのだ。
なんか月見の前に、葛城や一之瀬に試験シカトの件を問い詰められたので、前からずっと考えていた計画をゲロることになった。
外部接触禁止とPPの廃止である。
とはいっても、大したことを考えていたわけではない。
金や車などの生活資金・移動手段を卒業前までに最低限確保したい僕にとって、本当に邪魔な制度なのだ。僕と佐倉の貯金はそれなりに貯めているが、邪魔なことに変わりはない。
だからこの行動は至極当然のことだろう。
ただぶっちゃけ、今は学校に対して何もしてないし、会社運営と卒業後に必要な手をゆっくり打っているだけなのだ。
会社に関しては佐倉を利用してる部分に負い目があるので、謝って許してくれるか心配で引き伸ばしてしまった。それが今まで打ち明けなかった主な理由である。
でも聞いてくる奴がいたら正直に答えようとは思っていたので、まぁ良いきっかけになったのではないだろうか。こんな大勢の前で言うことになるとは想定してなかったが。
キャットルーキー関連のフラグ管理と違って、こちらは現実的なもので期間もまだ余裕があるし、気長に好機を待ちつつ、できることをしている。
揃い始めている手札に加え、奥の手と切り札も2種類ずつ考えているし、稼いだ円の分け前も当然佐倉に多めに配分して貯金しているので、最悪目的達成できなかったとしても佐倉と自分だけはなんとかなるだろう。
それでも経済的に厳しそうな家庭の奴も困りそうではあるので、なんとかできそうな立場である一之瀬と葛城に訴えてみたが、さてどうなることやら。
少しでもこれを重く見て、生徒会とかで発信してくれれば、PPや接触禁止をあっち方面から多少緩和できる可能性が出てくる。善性の強い二人には期待したいところだ。
……そう考えると、最後に戸塚が問いかけてきたことは、当たらずとも遠からずだったかもしれない。生徒会組や戸塚がこの目的達成をもし手伝ってくれるようなら、借り1だな。
話がひと段落着いたと見たのか、はたまたなんか集団の中心人物達が考え事してるからか、四方以外の天文部員+αが集まってきた。
忘れている奴もいるかもしれないが、これは月見なのだ。
よってこちらが本番である。
集まった者達に趣向を凝らした団子やおやきを振る舞う。また許可をもらってクラスからパチってきた食器やコップに、山の幸を盛り付け、お茶を淹れる。
―――お茶? 茶葉を着替えに包んで密輸しましたけど何か?
船に好きなお茶やコーヒーがなかったら旅行中マジで苦しいので持ち込んでいた物を、そのまま島に持ち込む為に一計を案じたのだ。
流石にコーヒーは器具とかがデカイので無理だったが、お茶を淹れる急須なら色々代用できる。よって、どちらを選ぶかの選択は茶葉だけでいいお茶に軍配が上がるのだ。
余談だが、東風谷も多分そうして探索で見たお札とかを持ち込んだに違いない。
そりゃ、だいたい予想できれば誰だってやるよ。僕だってそーする。だからそうしたのだ。
これくらいなら見逃してくれる……っていうのは、あんまり自信がなくなったから、先生の前では大ぴらに言わないことにしたけども。
そうしてもてなしながら舌鼓を打ち、落ち着いた処で佐倉に利用している事を謝った。
勿論、人前だからアイドルやプロデュースに関しては伏せた上でだ。
これで佐倉に嫌われたり避けられたら、それはそれで諦めがつく……かもしれない。
ただ結果は。
佐倉からも他からも特に言及はなく、何事もなかったかのように流された。
尤も謝った時、嫌われるかもしれない不安な心境が表に出ていたのか、みんなは示し合わせたかのように小さく笑っていた。
これは許してくれた……と思ってもいいのだろうか?
また借りを作ってしまった。
しかもこっちは特大の借りなのに、ゲーム制作の事も含めて着々と佐倉への借りが膨れ上がっていく。
そんな貸し借りトントンにできるかすら、段々難しくなってきている気がする夏の一幕である。
それでも、とりあえず負い目は置いて切り替える。
他も表面上気にしていないように見えるので、僕が気にしすぎるのはナンセンスだろう。
時折求められて夏の星座や月の薀蓄を語り、しばらく部員達と雑談していると、何故か天文部に混ざってきた平田が唐突に佐倉へ話しかけていた。
「いきなりごめん。ちょっと佐倉さんに聞いてみたい事があるんだ。
責めてるわけじゃないんだけど、佐倉さんってクラスでも話をしてるところを見ないしあまり顔も上げないのに、どうやって左京君や東風谷さんと友達になったんだい?」
平田が佐倉に質問していたが、それは微妙に気になる。
よく考えると、佐倉が僕達へ友好的な感情を向けてくれる理由を知らない。
東風谷からは、佐倉含めた部員達は神様の話を真面目に聞いてくれたから、という理由らしきモノを聞かされた事があった。
そして、僕からは部活動説明会→バイト・生徒会の流れを一緒にこなしていたら、いつの間にか友達だと思っていた印象だ。なにかあるのなら正直、聞いてみたい。
なので、こんな陽キャなイケメンに横から意見する勇気もないことを考慮に入れると、助け舟を出そうという気は起きなかった。
その佐倉は、おそらく初めて話すだろう平田に問いかけられた事で、俯いて、慌てて、部員達を見回しと、一通り内弁慶なテンプレをこなした後。佐倉は目を泳がせながら、なんとか話しだした。
求める答えとは違う話だったけども。
「あっあの……私、自信ないから。だから上手く人と話せなくて……。
でも、左京君や早苗さん……少なくとも左京君がいれば……!」
そこまで言うと、佐倉は俯いたまま両手をニギニギさせながら―――小さく笑った?
「わたしがなにかやらかしても絶対に助けてくれるから。
だから、いくら迷惑かけても何かで返せば大丈夫かなって思ってます」
おい。良い話かと思えば、コイツそんな事考えていたのかよ。
強くなったとも言いたいが、なにより僕に面倒事を丸投げする気満々だろ。返す気があるだけ、僕や東風谷よりはマシだけど……。
いや以前に頼れと言って手を貸す約束はしたし、助けてもらったりもしてるから、一人で抱えるよりはいいけどさ。
「……なるほど。つまり左京君相手なら失敗して迷惑をかけても助け合えるって確信してるから、自然に普段通りにできるって事かい? だからこそ友達になれたと……」
「夢月さん、信頼されてますねぇ。私でもここまでじゃありませんよ」
「………………羨ましいな」
まぁ、佐倉とは入学以来の友達&同僚だしなぁ。
性格も長所も短所もお互いそれなりに分かってきた頃合いだから、遠慮もなくなってきているのだろうか? ある意味、四方よりも深い付き合いだし、容姿も凄まじく良いから、迷惑かけられても悪い気は全くしないけど……。
ただ、彼氏とか好きな奴とかができた時に、面倒な事になりそうな気がするだけだ。大事なことなので繰り返すが、そういう事態になったら面倒にはなると思っている。
それにしても平田みたいに人当たり良さそうでモテそうな奴が、なんでこんな質問を佐倉にしたのだろう?
もしかして狙ってるとかだろうか? そんな風には見えないが、よくわからん礼を言ってきたり、僕にまでクラスがどうとかの助言だとかを聞いてきたりと、変な奴だからイマイチ読めない。
僕から見ると、平田は綾小路と競るレベルの変人に見えてきている。
それか案外、狙いは佐倉じゃなく東風谷ということもあり得る…のか?
どちらにしろ見る目があるのかないのか。だってあいつら、才能や容姿こそ最高クラスだが、明らかにコミュ障で面倒臭そうな女子達だぞ?
むしろ平田みたいなタイプはどちらも避けそうなものだが……。
違う意味があるなら、同じクラスの男子である綾小路や高円寺がいるんだし、そっちに……何かを聞こうとしても、嘘をつかれたり煙に巻かれるか無視される様が容易に想像できた。
確かにDクラス縛りで何か聞きたい事があれば、僕でも佐倉一択かも。
てことは佐倉に聞くのは妥当なのか?
でもこの場に限定せず、あのご面相と柔らかめな雰囲気のリーダー?なら、一之瀬や葛城みたくクラスに信頼できる友達の一人や二人くらいいるだろ。本当にわからない奴だ。
一応の納得したと思われる平田が退いたのに、後で転げ回りそうな台詞をまだ東風谷に吐いている佐倉。
相手の変化とともに、徐々に場は僕から東風谷と仲良くなった話に移行していた。
だが、微妙に僕も恥ずかしくなってきていたので、自分の思考を平田へ無理矢理逸しつつ、静かに天体観測に戻ることにした。
水に流してくれたっぽいところで、こういった話を聞くのは無粋というものである。
だから四方と東風谷、ついでに高円寺。そのわかってます……みーたーいーな顔ヤメロ。無粋だっつってんだろ! 内心だけで口に出してないけども!
無人島ゆえの暗さがあるとはいえ三日月なので月の光は少し弱いが、その分輝きを増している星々に視線を移し、僕は醤油団子を口に放り込んだ。
話の内容としては、『早合点』及び『悪辣』からの伏線回収でした。
間がメッチャ空いた上に、前すぎて誰も覚えてないだろうけど、これが銀行や信用創造から生まれた副産物的な目的と現時点での進捗……に見えたらいいな。
ちなみにこれとキャットルーキー関連以外に、あと一つ左京には進めている計画がありますが……ここまでの材料でそれを察した人は笑って流してくれると助かります。
あっ、戸塚視点がブレブレで微妙にズレてるのは仕様です。
情報量と目的の違いが、変な脱線を起こしてると見てもらえれば。
※これ以降はただの言い訳と愚痴です。興味ない人は飛ばしてください。
言い訳と愚痴。
PCが壊れてしまった。
復旧しようと2週間くらい格闘したけど、ついには画面すら点かなくなった。
しばらくは古いゲーム用PCで我慢するしかない。
でも話はまた書き直せばいいとわかってるけど、ゲーム勝負と体育祭のクライマックス、それに冬のとある1場面。総計5~6万字くらいがなくなったのは痛すぎる。ついでに書き溜めてたネタも、全て電子の彼方へと逝ってしまった。
……というわけで、必要箇所だけ思い出しつつ書き上げたので、結構飛んでる部分があったりする言い訳でした。