ようキャ   作:麿は星

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 新年あけましておめでとうございます。

 新年一発目だと言うのに、息継ぎ回。
 原作のどこかで佐倉が1年の無人島で、あと少し期間?がズレてたら、みたいに言ってる場面があったと思うので、せっかくなので拾ってみました。



88、月

 

 最近、たびたび言われるようになったのだが、僕は凡人という言葉を利用している自覚がある。

 

 無論、自分が真実そうであることに疑いはない。

 しかし、この行為には何か考える必要がある時と余裕がない時などに、改めて自分に、ポカをしてないか、穴はなかったかと問いかけることで調子に乗りすぎるのを防ぐ効果もあるのだ。

 これを挟むことによるメリット…いや、デメリットを抑制する効果はなかなかのものだ。

 その為の鍵とも自己暗示とも言うべき言葉が『凡人』である。

 

 一例を出すと、僕の『俺』時代、新社会人だった頃に一度デカいミスをして、しかし大した被害もなく事が終わり、チームや会社は安堵感に包まれたことがある。

 大きなミスをしてしまったのに運良く事態収拾してしまうと、反省も見直しもせずに感情が落ち着いていくのが大多数の人間だ。僕もその例に漏れず、終わったような気になってしまっていた。

 

 そんなみんなで「大事にならなくて良かったな」と笑い合っていたところに当時の上司登場。

 まぁ当然、滅茶苦茶怒られるわな。で、社内は勿論、取引先や関係者に謝罪行脚をすることになったとさ。

 この時に、自己分析する限りでは頭も発想もそう悪くないけど、危なっかしい部分も目立つ自分の特性に初めて気づいた。

 

 だからそれ以来、自分は凡人だからと繰り返すことで、助けてくれた人達への感謝と多重チェックだけは忘れないようにしている。案外、それだけで責任やリスクの重みに潰されないものだ。ついでに大穴に向かってしまった場合のブレーキにもなってくれる。

 つまりポカをしても対応を誤魔化さないことが、成功率を上げ、失敗を減らす事に繋がるということを知った。

 もっと言うと、成長に繋がっていく学びとはこういうものなんじゃないかと僕は思う。

 

 ところで関係ないと思いたいが。

 前に聞いた会長や一之瀬のやり方だと守りたいモノを守ることは可能かもしれないが、守られたモノにとってはどうなんだろう? 誰だろうと、何だろうと、恩や好意は感じても同列な存在として並び立てるようになるとは思えない。本質は変わりようがないし、成長の芽に日陰を作って腐らせるようにならないだろうか?

 

 正直、あいつらに守られる可能性が高い奴……最も会長や一之瀬に近く見える橘書記や白波などが、似たような失敗やミスを犯してしまう気がする。しかも成長する機会からも守られてしまうから繰り返しだ。

 あくまで僕の推察と経験によるものだから、そもそも失敗しないとか、成長タイプが違うから問題ないとかあるかもだけども……。

 

 本当に関係ないと思いたいが、会長や…それに一之瀬と真面目に話すとどうにもこの辺に勘が働いてしまう。なんというかいざという時に公私を分け『すぎる』というか、常に自己犠牲の…守り『すぎる』手札を入れている奴の匂いというか。

 だから彼らには苦手意識を感じたり、全面的賛成ができないんじゃないかと推測している。ただ僕が思い込んでるだけかもしれないが。

 

 

 

 

 

 

 

 朝―――。

 それは大抵の学生や社会人にとって憂鬱の始まりといえる。

 しかし夏休みである今は、とても清々しく目覚めることができた。

 晴れやかな気分で知る現在時刻は14:30。

……朝やないやんけ。ちょっと寝すぎたようだ。

 

 8月15日。

 2週間の旅行→生徒会での缶詰作業の翌日は、世間一般ではお盆真っ只中。

 尤も、どちらかと言うと神道寄りな僕にはほぼ関係ない行事だ。寝正月ならぬ寝盆しても問題ない。某教授も祝日に働くなんて非国民のすることだと言っていたから問題ない。なんかさっきから端末が鳴りっぱだが、問題ないといったら問題ない。

 

 てか、人間の適正仕事時間は週16時間だと最新の研究結果でも出ている。どんだけ超過すれば気が済むんだ。マジでこの国の人間は子供時代から働きすぎる。

 だから今日は、雨ニモマケズ風ニモマケズ、自堕落に過ごすと心に決めている。人間失格とはまさに僕のことなのだ。

 

 これにはダメ人間と思いたくなる者もいるだろう。

 しかし少し待ってほしい。布団に潜る時、次は目覚める事ができるのか不安に思う僕を無理矢理目覚めさせるのは非道というものだ。丸一日睡眠の誘惑に抗うのはそれほど難しい。

 つまりだ。用もないのに僕は布団から出たくないということである。二度寝サイコー!

 

 まぁこうなっているのにも一応理由はある。

 2週間の旅行が僕達のスケジュールを圧迫しているのだ。明日から昼・夕の1日2回分で5日連続勤務なので、僕は勿論…多分愛里も今日は充電期間に当てていることだろう。 

 よし。これだけ力説できる理論武装を用意しておけば、クーラーの効いた涼しい部屋で寝てた言い訳には充分といえる。

 ということで、このまま明日まで寝直すことにしよう。おやすみ。

 

 

 

 16日の昼前、僕は喫茶・芳香へ向かっていた。

 すると、同じように向かっていると思われる“2人組”を見かけたので、いつもと少しパターンを変えて声をかけてみる。

 ベテランのチャラ男っぽい南雲副会長と橋本、ついでに船で見かけた黒歴史清隆をトレース。これに独自のアレンジを加え、足して4で割り、流れを構築してから僕は『愛里』に声をかけた。

 

「愛里ー! こんちわっ!

……じゃなかった。姉ちゃん可愛いねぇ。僕とお茶しない?」

「……」

「こんにちは夢月君。

 ところで……なに、その…ナンパみたいなの」

「お茶しない?」

「あ、これループするやつだ。

……えっと今からバイトだからちょっと。ていうか、それは夢月君もなんじゃ」

「そうか。まぁ当然、同じ境遇な僕も今ちょっと無理なんだけど」

「自分から誘っておいて!?」

 

 お、スルーされるかと思ってたけどノッてくれた。

 黒清隆とアレンジ分を混ぜたせいか変なことになっていたが、これは茶化すしかあるまい。

 なぜなら夏の日差しの下、スタイルがヤバすぎるのに薄着な愛里といて、バイト中にムラっときたらコトである。会話内容だけでも冗談染みていれば、ギャグ時空へ持っていけるだろう。

 

「なんだ愛里。やっぱり僕とお茶したいのか?」

「う~ん。け、結構です?」

「イッエ~ス!

 あ、僕もこれからバイトなんで結構です」

「なんだったのこの会話!?」

「暇つぶし」

「…………全く変わらないよ、この人。旅行ではなんというか……凄い?時もあったのに」

 

 僕の内心も知らず(知られたらマズいが)、呆れたような雰囲気を出し始めた愛里。

 これならうっかり告ってしまう事態には陥らないはずだ。

 愛里には、きちんと自分の魅力を自覚して、モテない男にも嬉しそうに微笑みかけるのは自重してほしい。

 

「で、私がいるのに無視して愛里さんをナンパする理由をそろそろお聞きしても?」

 

 そして最初からいた早苗に対し、いなかったかのように振る舞ったのも表向きの理由がある。

 

「一言で挨拶しながら、異変がないかチェックできるじゃん。なんかあったら、流石に早苗が反応するだろ。

 ついでに愛里だけナンパしたのは、単純に初対面の時のリベンジかな」

「あの時の……」

「え、そうなんですか? 愛里さんと夢月…って、最初はそんな風に声をかけられたんですか?」

「う、うん。ちょっと事情があってね」

「……ああ。これが後に繋がってくるんですね」

 

 また裏よりも表が深い理由の場合、軽く触れることで影響もチェックできる。こうして早苗に打ち明けられる(バイト時間が迫ってるから今は無理だが)レベルなら問題ない。

 でも想定していた異変についてツッコまれると面倒なので、微妙に逸しておく方がいいか。

 

「まぁ、瓢箪から駒で愛里とデートできる可能性にもワンチャンあるかと賭けてたから、意図して早苗を圏外に置いてもいたが」

「夢月さんにナンパされるのもムカつきますが、選ばれなかったらそれはそれでムカつきますね」

「うっわ。お前、それ面倒くさい彼女ムーブじゃん。ものすごい似合うな早苗」

「ふっ。夢月さんにもわかりませんか。私の魅力はやはり私が最もわかっているんですね。しかしこの完成された美貌がわからないとは哀れなことです」

「お前、そのご自慢の顔にニキビできてるぞ」

「えええええっ!!! ど、どこです!? 美の化身とすら謳われる現人神のどこにそんな」

「嘘」

 

 僕の指摘に、お綺麗な顔面を崩壊させて慌てる早苗。

 そこへ端的な真実をぶち込むと、瞬時に冷静さを取り戻して人を殺しそうな目で睨んでくる。

 

「……………………今日を夢月さんの命日にしたいんですか」

 

 いつもより格段に低い声で零された言葉から漏れ出るモノを感じて、死の宣告かとブルっちまったぜ。

 疑問形で聞こえないあたり、対応を間違えると半ギレがブチ切れになりそうな恐怖を感じる。

 

「わ、悪かったよ。ただ…その、あまりに調子乗ってるナルシストがウザくて、つい」

「遺言はそれで良いんですか……?」

「は、ははは。早苗は冗談が上手いなぁ!」

「……」

 

 無言になり、ズイッと顔を近づけつつ、震える拳を大きく振りかぶる早苗。

 

「ごごごごめんて!

 だから無言で拳を握りしめるな。ジョークのつもりだったんだ。さあ、握り固めた拳を解いておくれ。仲直りの握手しようじゃあないか」

「…………次はありませんよ」

「雉も鳴かずば撃たれまいに、ってきっとこういう時に使うんだろうね」

≪プフッ≫

 

 うん。これ以上やったら、本当にヤバいと確信できる。ニキビの冗談一つで、こんなになるとは思わなかった。

 こころなしか愛里も責めるみたいな目で見てくるし、太ると並ぶ女子のNGワードだったのかもしれない。

 僕の左手を握りつぶさんばかりの手痛い早苗の握手と、なんともいえない目で見てくる愛里の視線に耐えつつ、バイト先近くの広場で早苗と別れるまで、生きた心地がしなかった。

 

―――ここまでは大体いつも通りの流れだった。

 

 

 

 連勤初日の僕には、昼間の時間は薬品棚をDIYするのとパソコン周りの配線を整理する仕事が割り当てられた。愛里には内回りの清掃や薬品の入った瓶にラベルを貼る作業だ。

 もうどうでもいいが、相変わらず喫茶店らしい仕事皆無である。

 

 それで夕方からのバイト時間後半は、人気が急上昇したアイドル・雫の戦略会議をする予定になっていたのだが、ここで問題が発生した。

 愛里が椅子に座り込んだまま動けなくなったのだ。

 

「ご、ごめんね……急に、その……きちゃって」

「あぅあぅあ~~~! どどどどうすれば!? 愛里大丈夫か病院か!?」

「いや慌てすぎでしょう。左京さんも女性の生理現象くらい知っているでしょうに」

 

 女子が急激に調子を悪化させた場合、真っ先に思い至るのはほとんどの人が月のモノ、生理だろう。愛里もその例に漏れず、たまたま今日当たってしまったということだ。

 今も前も男の僕には想像できないがかなり辛そうで、家屋に入って愛里を目にした瞬間などは軽くパニクってしまった。青娥さんが落ち着かせてくれなければ、旅行の疲れに熱中症や日射病が加わってしまった可能性が浮かんでいた僕は、間違いなく病院に走ったことだろう。

 

「とりあえずここで休んで貰って、落ち着いたら左京さんに学生寮まで送ってもらってくださいまし」

「え!? それは流石に迷惑なん」

「了解です!!! 他に必要なものは!?」

「必要というか男性の左京さんが邪魔なので、少し席を外してくれますか」

 

 しかしまだバイト中で良かった。

 船上だったらともかく、これが無人島で来ていたら誰を敵に回そうと聞く耳持たず、マジで手段を選ばず愛里をリタイアさせていたと思う。大ポカをやらかす時の僕とはそういうモノと知っているので。

 

 ともあれ、それからの約30分程はとても長く感じた。

 意味もなく机を拭いたり、湯を沸かしてハーブティーを淹れたり、無駄にうろついたり、早苗に寮の女子エリア外まで迎えに来てくれるようにメールしたり。

 冷静な部分はあれど、端から見たら非常に滑稽な姿だったことだろう。時間が経過して現れた青娥さんと顔色が悪い愛里には、呆れ混じりの笑いを贈られた。

 

「それでは悪いですが左京さん。佐倉さんを送っていって貰えますか」

「はいっ、了解です!

 じゃあ愛里、背中に乗ってくれ!」

「ええええええええっ!!! の、のの、乗るぅ!!? 夢月君に!?」

「振動が伝わらないように、なるべく迅速に運ぶ。早苗に迎えも頼んでおいたから安心してくれ」

「そ、そうじゃなくて! 夢月君に、の、乗るのがアレで……その! そそそれにわたし歩けるよ?」

「まあまあ。佐倉さん。ここは殿方の顔を立ててあげましょうね? きっと居ても立っても居られないのでしょう―――それに」

「はいっ、わかりました! わかりましたので、青娥さん。その先はどうか」

「ふふっ。お大事にしてくださいね佐倉さん」

 

 冷静さを取り戻した後の話だが、愛里を背負ってまで寮に送る必要性はなかった気がしないでもない。

 まして野郎におんぶされるなんて、クソ暑い中だと僕の汗やら体温やら冷や汗やらで地獄だろう。それに愛里が薄着だったことから、エロとか下心とかの悪い方に取られてたら更にマズい状況になっていた。

 

 それと愛里を寮に送りとどけ、とあるモノが収まる時間を置いて戻り、仕事を抜け出した事を謝ったら、この一件を青娥さんに大笑いされてからかわれることになった。

 愛里の反応や青娥さんのフォロー、二人の会話もほとんど耳に入ってなかったし、普段クールガイな僕がそんな事すら思考に浮かばないほど動転していたのが、よほど面白かったのだろう。

 

 つまり僕は、初対面以来の格好悪さと醜態をまたしても仕事場で晒してしまったことを悟ることになる。

 それを僕はまだ知らない。

 尤も、この時の僕は頭の中が真っ白。せいぜい愛里を背負った時に意外と軽いな、くらいに思った程度で、余計な事どころか何も考えられていなかったわけだが。

 

 

 

 

 

 

 店から出て、猛暑が残る夕暮れを進む帰りの道中。

 

「夢月君……………………きだよ」

 

 焦りながら揺らさないよう背に負った愛里が何か零した。

 ただ名前を呼んだ後、感触的に僕の背中へ顔面を埋めたのでよく聞き取れない。なので、背負い直すついでに、詰まり気味な生返事みたく聞き返す。

 

「んー?」

「月が綺麗だよ、って言ったの」

「っ……ああ。満月過ぎたばっかりだからなぁ」

「……今日はありがとう」

「はいはい。どういたしまして」

 

 うんまぁ。滅茶苦茶ドキッとしたよね。告られたかと思った。

 心拍数もうなぎ登りである。

 だって古典でよくある文句だし、暑苦しいだろうに礼を言いながらまた背中に顔を埋めてくるし……。僕も死んでもいいよ、って定番の返しをすべきか一瞬迷った。

……僕、溜まってんのかな。一瞬、愛里相手なのに送り狼になりかけたわ。

 

 なんとか学生寮に辿り着き、早苗に愛里を預けるまで、不整脈でも起こしたのかってくらい心臓バクバクだったことは言うまでもないだろう。

 愛里への心配と不調で頭がいっぱいだった為に、下半身がモッコリするどころじゃなかったことは、不幸中の幸いだったと言わざるを得ない。

 昼に煽って不機嫌になっていた早苗にモッコリ現場を見られてたら、どこぞの10tハンマーを振り回すパートナーのごとく苛烈な何かを叩き込まれていたかもしれないのだから。

 

 てか、それ以前に。

 確定はできないが、何気に「愛里って実は僕のこと好きなんじゃね?」って思い始めてる。案外、突っ込んだら上手くいきそうにさえ感じるのだ。

 思うに、これはモテない男の基本装備である認識誤認フィルターが発動している可能性が高い。僕にほぼ未経験な恋愛分野で転生前の記憶がなく、時間と余裕があったら、距離を置かれる覚悟で当たって砕けに行ったかもしれない。

 

 しかしキャットルーキーの件が最低限片付くまでは、仮にOKされても恋愛やら付き合うやらはどうあっても時間と余裕的に不可能だ。

 まだまだ穴が見えている現状で、エロ猿と化して色に溺れている暇はない。自重が吉だと判断できているだけマシと言うべきだろう。

 だが、二足の草鞋の片方が脱げる残り数ヶ月くらいの間で、愛里が誰かと付き合いだしたらと考えると、後悔する可能性はある。

 

 早苗や櫛田と違い、滲み出てくるアレさがほとんどない愛里は女の友達として本当に貴重なのだ。状態異常や性欲が原因で嫌われたり、誰か彼氏ができて疎遠になったりしたら、寂しくなるのは間違いない。彼氏に関してはまだしも、せめて修復不能な喧嘩をするのだけは避けるのが最良だろう。

……関係ないが、純愛過激派どころか恋愛もよくわかってないのに、NTRっぽいことにはかなりの拒否感があるのは、まったく我ながら自分勝手で難儀な事である。

 

 それでも以前に僕は決めてしまった。

 目的を達成するためにやれることをしっかりやる、と。

 自分自身に誓ったことだ。

 下準備と目的以外何も成せなくとも、これだけは絶対に守ってやる。

 

 冷静に戻ってきたせいで、さっきまで存在していた背中の愛里の『重み』に今更気づいて、反応を始めた下半身から意識を逸すように僕は決意を新たにする。

 そして残っている仕事を片付けに喫茶・芳香へ戻りがてら空を見上げると、顔を出してきた月になぜだか笑われているような気がした。

 

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