「兵藤一誠!ただ今帰還しました!」
オーフィスにリアスやアーシアがいる方向聞いてようやく俺からすると5年ぶりの再会はみんなにキツネにつままれたような顔をされた。
「えーっと、おっぱい。グレートレッドに乗って帰ってきました!」
そのあと、英雄派のジャンヌを雑にグレイが凍らせて、ヴァーリが乱入してきた死神・プルートを消滅させたりとややあった。アイツすげえよ、覇龍を進化させるなんて。俺はとんでもないやつと決戦の約束をしてしまったのかもしれない。
一先ず俺はグレートレッドとオーフィスの力で復活したことと異世界に飛ばされたことを話した。
「お前強えな!後で勝負しようぜ!」
「ほう?君は?なかなか強そうなオーラをしているな」
「俺は妖精の尻尾のナツだ!よろしくな!」
「ヴァーリ・ルシファーだ。相変わらず君の周りは面白いな兵藤一誠」
と、バトルジャンキーのナツが早速ヴァーリに喧嘩売りに行った。
そしてヴァーリもノリノリである。頼むから後にしてくれよ!?
「イッセー、この人たちは?」
「さっき話した俺が飛ばされた異世界でできた仲間たちだよ。ちなみにヴァーリに喧嘩売りに行ったのがナツ。半裸になってるのがグレイってか服着ろよ」
「うおっいつの間に!?」
「で、あとはここにいるルーシィ、エルザ、ウェンディとハッピーにシャルルだ!」
そして、俺はこっちに合流してからずっと静観していた曹操に話を振る。
「で、お前はいつまでそのまま見てるつもりだよ?」
「こちらも相手が決まらないからな。俺と遊んでくれるのは兵藤一誠か?それともヴァーリか、サイラオーグ・バアルか異世界の人間か。それとも全員でくるか?いや、流石に無理だな」
随分な挑発してくれるぜ全く。
まあ、いいさ。今から存分に借りを返してやるぜ。
「奴の七宝、四つまでは知ってるな」
と、俺に話しかけてくるヴァーリ。
「ああ、女の異能を封じるのと、武器破壊、攻撃を転移させるのと、相手の位置も移動できるんだよな」
「他の三つは、飛行能力を得るものと木場裕斗が有する聖剣創造の禁手のように分身を生み出す能力、そして最後は破壊力重視の球体だ」
まさかこいつが教えてくれるとはな…
「とりあえず礼は言っとく」
「俺の相手は赤龍帝か。他はそれを察してまるで動かないときた」
みんな、あのナツでさえ俺と曹操のバトルを容認してくれたようだった。
「ああ仮を返さないと気が済まなくてな」
「面白い。待っててやるから悪魔に、リアスグレモリーの眷属に戻れ。ーーー成れ、紅の鎧に」
そう言ってくる。きっとこいつは待ってたんだろう。俺が『真女王』を使える状態になるのを。けどな
「要らねえよ。リアスには後でゆっくり眷属に戻して貰うさ」
「ほう。紅の鎧にならないと?舐められたものだな」
「こっちはさ5年も向こうで戦ってきたんだよ」
手に炎を宿してcome on と形作る。ナツが前にやってた挑発だ。ドライグの、赤龍帝の滅竜魔法の属性は火。それに加えてドライグの倍加、譲渡、透過の能力を盛り込んだ魔法を使う。
とは言え曹操はこちらを怪訝そうに見るだけだ。なら遠慮なく行かせて貰う!
「まあ来ないならこっちから行かせて貰うぜ!赤龍帝のーーー」
空気を吸い込み肺にブレスを溜め込む。
「咆哮ッ!!!」
「………ッ!?」
やつは七宝の一つを動かしてなんとかブレスを逸らす。
「はは、驚いたな。前に会った時とは闘い方がまるで違う」
「赤龍帝の鉤爪!!」
「居士宝!」
曹操が球体の一つを前方に移動させると、人型の存在が複数出てくる。さっきヴァーリが言ってたやつだ。そして、その横から不意打ちを喰らわせようとする曹操も見えた。
「やりたいことが見え見えなんだよ!赤龍帝の翼撃!!」
透過の力を付けた炎を纏った一撃は分身ごと曹操を飲み込んだ!
「何、攻撃が転移できない、だと…!?まずい」
かろうじて曹操は翼撃から抜け出す。ここからは仕切り直しだ。
side 木場
曹操とイッセー君の闘いは予想を遥かに上回る戦闘力の向上を果たしていたイッセー君が終始押している。
「イッセーの戦い方が変わっている…なんなの?あの攻撃…」
炎を纏った拳やブレスといった中級悪魔昇格試験の時の襲撃時とはまるで違う闘い方だ。
それは僕たちが知らないイッセー君の力。さっき彼は言っていた5年異世界にいたと。もしかしたらそこでとんでもないくらいに経験を積んだのかもしれない。
「よぉーし!そこだやれー!!」
「いけー!イッセー!!」
イッセー君が連れてきた異世界の仲間はなんの心配をする気配もなくイッセー君の闘いを見ている。ナツと呼ばれていた彼と青い猫なんてもはやスポーツ観戦の域だ。
「しかし一体あの闘い方はなんなのでしょう?以前のイッセー君とはまるで違いますわ」
「ああ。鎧にプロモーションの力を使っていたかつてとはまるで違うな」
「滅竜魔法だよ」
そう言ってみんなと話していると青い猫が僕たちに説明しに来てくれた。
「猫が喋ってる…」
「あい!そりゃ話せますよ、猫ですから」
「えぇ……普通猫は話せませんわよ?」
「確かハッピー…だったかしら。あなたはイッセーの力について何か知っているの?」
「あい!あれはオイラ達の世界にある滅竜魔法っていう魔法なんだ。何年か前にイッセーとドライグがナツの滅竜魔法をベースに作り上げたんだ」
「その滅竜魔法っていうのは?字面を見るとドラゴンを倒すための魔法みたいだけれど」
「滅竜魔法は自分の体にドラゴンと同じ力を宿す魔法なんだ」
「つまりイッセーは自分の力のみで今は戦っているってこと?」
信じられない、という顔でイッセーを見る部長。当たり前だ。神器を使わずに禁手を使った曹操を圧倒するなんて!
「ハハハハ!すごい!なんだこれは!俺の攻撃がクリーンヒットしないじゃないか!それと同じようにキミの攻撃もこちらに当たらない!冷や冷やものだな!君の攻撃を受ければ俺はそれで終わりだからね!」
「あいにくこっちはまだ隠し玉があるんでな!行くぞドライグ!!」
『ああ。そろそろ終わらせよう相棒』
「禁手-ドラゴンフォース!!」
『Welsh Dragon Balance Breaker!!Dragon Force!!』
そこに現れたイッセー君はいつもの鎧の姿ではなかった。
ドラゴンの鱗に角。まさにドラゴンを人型に押し込めた姿となる。
「そろそろ終わりにしようぜ曹操!!」
「………このままでは負けるな。ならば『覇輝』だ」
「させねえよ。滅竜奥義---」
その瞬間イッセーくんの手に莫大な魔力が集まった!
そしてさらに僕たちにわかるほど周囲の気温が急激に上がる。
「凄まじいな。俺のライバルは本当に最高だ」
と、ヴァーリがつぶやく。
イッセーくん君はどこまで強くなったんだ……!?
「燚焱火龍拳!!!」
その瞬間とてつもない爆音と共に闘いはイッセー君の圧勝で終わった。
かろうじて生きている曹操は力無く横たわっているもはや意識はないらしい。
そして、イッセー君は悠々と戻ってくる。
「みんな、勝ったぜ!!!」
イッセーがFT世界で覚えた滅竜魔法はナツの滅竜魔法をもとにドライグが考案してイッセーに教え込んだものなのでディティールはナツの滅竜魔法に似ていますが、全ての攻撃にドライグの特性を乗せることができる設定です。
なお、現時点で超越者一歩手前まで来ている模様
ちなみにイッセーが使ったドラゴンフォースは赤龍帝の籠手の亜種禁手であり現時点での名称はないです。イッセーは普通にドラゴンフォースと呼んでいるのでそのうちアザゼル先生が名付けます。
通常状態で滅竜魔法を使っている時は神器を使っていませんが、ドラゴンフォースを使う時は神器の禁手が必要となります。