ハイスクールF×T   作:リン オクムラ

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妖精の尻尾です!

「どんなのがいいかしら?うーんこっちはちょっと派手すぎるかも…」

 

「リアス、こういうのはどうかしら」

 

「ちょっと朱乃それは派手すぎるわよ!」

 

「あら、リアスが奥手すぎるのではなくて?」

 

と、服を選ぶリアスや朱乃さんたちお姉様方。他の部屋では他の眷属達が服を選んでた。

 

「ていうかなんでそんな気合い入れてるんですか?」

 

「イッセーがお世話になってるギルドだものちゃんとした格好で挨拶しないと」

 

「あー。そういうことか。俺はやめておいた方がいいと思います」

 

「ええ。おすすめはしないわね」

 

「せっかくのお洋服がダメになっちゃうかもしれませんし」

 

「それにウチのギルドにそういう細かいこと気にする奴いないです」

 

そんなこと誰も気にしないし、リアス達がギルドに行ったらほぼ間違いなく宴会になる。

 

「リアス達が来たら多分ウチのギルド宴会みたいになるし、普通の服で行った方がいいわ」

 

と、シャルル。

 

「あら、パーティーだというのであればそれこそこういう服がいいんじゃないかしら?」

 

「いやー、多分リアスや朱乃さんが想像してるのとはベクトルが違うんだよなぁ」

 

「私たちのギルドの宴会って賑やかですもんね」

 

「まあちょっと騒ぎすぎな気もしないでもないけどね」

 

と、俺とウェンディは苦笑い。というかフォーマルなパーティーですら暴れる俺たちのギルドに大人しい宴会とかまず無理だ。

 

「そうなの?」

 

「まあ、ほぼ100%ナツかグレイかエルフマンあたりが暴れ初めてケンカ祭りみたいになるよ」

 

「アンタも大体その中心にいるわよね」

 

「まあなんにせよ飲んで騒いで喧嘩してって感じだよ」

 

「パーティーで喧嘩…?よくはわからないけれど、他の眷属の子やソーナ達にも伝えておくわ」

 

そう。今回ギルドに行くのは俺たちだけじゃなくシトリー眷属のみんなもだ!アザゼル先生達だけではなく、サーゼクスさん達魔王様方からも正式に異世界のギルドに顔合わせするように命じられたんだ!

 

『大魔闘演武の時も最終的には騒いでたしな』

 

他のギルド含めておとなしいパーティーとは無縁だろ俺たち。

 

『だな。元来好戦的なのが多い魔道士だから仕方がないだろう』

 

そうして俺たちはアースランドのマグノリアに帰ることになった!

 

 

「さて、リアスにグレモリー眷属とシトリー眷属のみんな!」

 

「「「「「「「ようこそ妖精の尻尾へ!!」」」」」」

 

フリードに通信用小型ラクリマで連絡して術式で穴を開けた後、アザゼル先生がそれを固定する装置を開発してくれたおかげで俺の家からギルドに直通の道ができた!

これでいつでも戻ってこれるぜ!

 

「帰ったぞーじっちゃん!みんなー!」

 

「あいさー!!!」

 

「お、イッセー達が帰ってきたぞ!」

 

「知らねえ顔もいるな」

 

「向こうでのイッセーの仲間だそうだ」

 

一気に騒がしくなったギルド。そこへミラに車椅子を押してもらっているマスターが来る。

 

「よう帰ってきた。イッセー。無事で何よりじゃ」

 

「ああ。全部無事に片付いたぜマスター!!!」

 

「あなたがこのギルドの長であっているか」

 

「いかにも」

 

「アンタにはウチの生徒が世話になった。礼を言う。俺は向こうの世界でこいつらの教師をしているアザゼルだ」

 

「なに、礼などいらん。ギルドのメンバーは皆家族。出自や住処など関係ない。ワシはガキどもが笑顔で帰って来ればそれでいいわい」

 

あ、そういえばこれ買っといたんだった!

 

「あ、マスターこれ土産。向こうの酒だ!」

 

「おお、イッセー!気がきくのうお前さん!」

 

と、ハイテンションで酒を開けるマスターに、飲み過ぎはダメですよ、と一言加えるミラ。

 

「私からもおかえりなさいイッセー。無事でよかったわ」

 

「おう!ただいま!!」

 

「兵藤、なんか想像してたより賑やかなギルドだな」

 

と、匙。グレモリー眷属のみんなやシトリー眷属のみんなも話には聞いてたけどって顔してるな。

 

「まあ、こんなもんじゃないけどな」

 

「は?」

 

「多分今からもっと騒がしくなるぜ!」

 

と、匙に言った瞬間。

 

「帰ってきたイッセー達とその仲間達の歓迎を祝して宴じゃぁぁぁぁあ!!!!飲めぃ!騒げぃガキども!!!」

 

「「「「うぉぉぉおおおおお!!!!」」」」

 

そこにあったのは新しい顔ぶれこそ増えたけどいつも通りの妖精の尻尾だった!

 

「思った以上に賑やかなところだね。イッセー君」

 

「まあ、いつもここはこんな感じだよ」

 

と、宴が始まり数時間。グレモリー眷属もシトリー眷属もギルドに馴染出した。

 

「それとイッセー君。僕たちグレモリー眷属も妖精の尻尾に入ることにしたんだ」

 

「お、マジでか!!そりゃいいな!!」

 

「うん。みんなもあっちで紋章を入れる場所を選んでるよ」

 

「お前はもう入れたのか?」

 

「うん。君と同じように背中に入れてもらったよ」

 

「つーか。すげえなここ。想像してた宴会とまるでちげえ。向こうで喧嘩とかもしてるし。そういや俺も入ったぜ、兵藤!」

 

と、左肩に入れた紋章を見せながら匙もこっちに戻ってきた。

 

「シトリー眷属もみんな入るのか?」

 

「いいや、うちは希望者だけだな。つーか向こうの方なんか喧嘩してんじゃねえか」

 

「いつも通りの光景だな。これが妖精の尻尾の日常だよ。ミラちゃんおかわり!」

 

「はい、イッセー。そうね。このギルドのみんなもよく喧嘩するしそれでもみんな信頼してる。あの喧嘩だって本気で相手のことを嫌いだからしてるわけじゃないのよ?」

 

と、そんなことを話していたらいきなりエルフマンが吹っ飛んできた!

 

「てめぇ痛えなコノヤロウ!!!」

 

「おい、ってかお前も混ざるのかよ兵藤!?」

 

「おっ、イッセーも混ざるのか!!」

 

「やれやれーーー!!!!」

 

「漢ー!!!!」

 

「お、喧嘩か混ぜろ混ぜろー!!!」

 

そこからはいつものドンチャン騒ぎだった。

 

side木場

 

イッセー君が乱闘に混ざりに行ったのと同じぐらいのタイミングで部長達が戻ってきた。

 

「部長たちも紋章入れ終わったんですか?

 

「ええ。イッセーは?」

 

「イッセー君ならあそこです」

 

「あらあら」

 

そこでは喧嘩祭りに参加するイッセー君たち。そこには一部女性もいる。

 

「聞いてはいたけど本当に賑やかね」

 

「なんていうかイッセーさんもちょっと変わった気がします!」

 

「楽しそうだな。よし私も混ざってこよう!行くぞイリナ!!」

 

「ちょ、ゼノヴィア!?」

 

ゼノヴィアがイリナさんの襟元を掴んで乱闘に乱入しに行く。

 

「教師としてはちょっとイッセーくんは騒ぎすぎな感じもしますがこれが妖精の尻尾の日常なんですね」

 

きっとこの仲間達と一緒にイッセー君はいろんなことを乗り越えてきたんだろう。

 

「っていうかよく見たらアザゼル先生まで参加してないか?」

 

本当だ。なんだかんだ僕たちよりも馴染んでる。あの人ははっちゃける時は本当にはっちゃけるからね。

でも、戦いの中で生まれる友情もある。イッセーとサイラオーグさんなんてまさにその典型だ。

 

「うん。僕たちも行こうか、匙君」

 

「いや、マジで言ってんのか木場、おい!?」

 

たまにはこうしてみんなで騒ぐのも悪くないさ。

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