【リアス達グレモリー眷属の妖精の尻尾加入の翌日】
「ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"」
「うおっなんだどうしたんだこいつ!?」
と、グレイが後ろで叫んでるが、あいにく反応してる余裕がねぇ。
「人の言葉を発してないね」
「どうしたんだ、イッセーのやつ?」
さらにギルドに今来たらしいナツ達が話しかけてくる。
「イッセーって向こうの世界で学校に通ってるらしいんだけど、どうやらこの5年で内容かなり忘れちゃったみたいで」
と、隣でリアス達が持ってきた教科書を見ているレヴィが言う。なんでも俺たちの世界の学校の勉強に興味があるらしい。
「でもナツ達と違ってイッセーってそんなに頭悪いイメージなかったんだけど…」
「うーん。ルーちゃんの言う通りこっちの世界ならイッセーってすごく頭がいいんだけどね?」
そう言いながら俺の教科書を渡すレヴィ。
「何これ!?」
「何が書いてあるかさっぱりわからねえ…」
「イッセー達の世界って学問がすごく進んでるみたいなんだよね」
「さあ、起きなさいイッセー。学校に復帰するまであと1週間しかないんだから」
「そうですわ。今のイッセー様は一年生の内容も怪しいんですのよ!時間が全然足りませんわ!」
そう言ってリアスとレイヴェルが俺を立たせようとしてくる。俺の主人とマネージャーは厳しいぜ。ちくしょう!高校の勉強なんて将来ほとんど使わねぇのになんでッ!!
「おっぱいが、おっぱいが足りねぇんだよぉぉぉぉぉ」
「何言ってんだコイツ」
「あとで、私の胸を好きなようにしていいから早く立ちなさい」
「そうやって言い切るリアスもすごいわ」
「で、そこのユウトとゼノヴィアはどうしたんだ?」
俺が勉強地獄でおっぱいを求め始めたのと同時に消沈した様子の木場とゼノヴィアが隣に座っていた。
「……まさか手も足も出ないなんて…」
「私なんて触れることも出来なかったぞ。所詮パワーバカの私はアウトレンジの攻撃に弱いんだ…」
「うわっ、なんだ暗えなおい」
「あい、なんかめっちゃテンションひくいよね」
「あー。コイツらさ、一応剣士なんだよ。それでエルザと手合わせしたいってことで、エルザも乗り気になったんだけどさ」
『ゼノヴィア、お前は考えなしに突っ込みすぎだ!!』
と、ゼノヴィアはそのまま天輪の鎧で叩きのめされ、
『そしてユウト!お前は逆にパワーが足りん!!攻撃が軽すぎるぞ!!』
木場は天輪・
『まだまだ修行が足りん!!』
それはもう見事に蹂躙された。
「あー目に浮かぶわ。ご愁傷様」
なお、木場達の後で眷属達との模擬戦を頼んでいたソーナ会長の姿にシトリー眷属達はそれはそれは青い顔をしていた。
なんでも1人のとんでもない強さの相手を倒すタクティクスを作りたいんだとか。まあ、確かに会長の戦略は脅威だ。俺も前に匙にしてやられたし普通にあの超練られた戦略を相手にするのは難しいんだ。
相手がエルザでさえなければな!!
「エルザもすごいわね。ソーナの戦略を正面から蹂躙するなんて」
窓の外で涙目になりながらエルザの攻撃をなんとかいなしている匙に目を向けるリアス。あ、吹っ飛ばされた。
「あい!それがエルザなのです」
まあ、エルザは妖精女王なんて異名を持ってるウチのギルドの女性魔道士の最強格だからな。そして何よりアイツは加減ができない。
「まあエルザはナツやグレイより強いからね。しょうがないよ」
「なんだとハッピー。聞き捨てならねぇな」
「そんなこと言ってナツこの前エルザにボコボコにされてたじゃん」
そういやあ前の宴会の時にエルザに叩きのめされてたな。ナツとグレイ。確かぶん投げたエルフマンがエルザに当たって食べてたスイーツがお釈迦になったとかなんとかで。
「ハッてめえじゃエルザには勝てねえだろ」
「んだとこのタレ目ヤロウが!!」
「やんのかこのチョロ火ヤロウ!」
そんな感じでいつも通り殴り合いを始めたナツとグレイ。全くもって呆れるほどいつも通りの光景だな。
「全く。しょうがないなーナツ達は」
「なんというか本当に賑やかなギルドですわね」
「ええ。でもこういうのも楽しいわ」
と、お姉様方。まあ静かな妖精の尻尾とからしくないにもほどがあるよな!
それにリアス達も意外とこういうのには寛容だ。
「止めなくていいのかい?」
「お、木場復活したのか。あーまあナツとグレイの喧嘩は名物みたいなもんだからさ」
「昨日のあれって飲み会でテンションが上がってたからとかじゃないんだね」
「まあ、ウチのギルドは基本あんなだぞ」
さてと、と言いながら肩を回して立ち上がる。ナツとグレイの喧嘩はいつのまにか男連中が大量に混ざった乱闘へと変わっていた。
「どうしたのイッセー?」
「いや、ちょっと疲れたしたまには俺も参加して来ようかなって。木場も来るか?」
「うーん…今回は僕はやめておこうかな」
「そっか。……俺も混ぜろー!!!!」
「イッセーさっきたまにはって言ってたけど大体喧嘩の時まざってるよね」
「まあ、イッセーもウチのギルドのメンバーだしね」
「漢ォォォォォォ!!!」
「全く騒がしい奴らだぜ。ギヒッ」
「オラァ!!」
「痛ってぇ!何しやがるサラマンダー!!!」
「あ?テメェがこんなところに居んのが悪りぃんだろうが!!」
全くもっていつも通りの妖精の尻尾の日常だった!!
「指名依頼??」
そんなこんなで詰め込みで3日間勉強漬けになってから翌日。
来週から依頼が受けられなくなる俺に指名依頼がいくつか来ていたらしい。
「イッセーは妖精の尻尾のS級魔道士だからよく依頼が指名で来るのよ。来週から指名の依頼が受けれなくなるからその前に追い込みで来たみたいね」
「で、内容は?」
「全部討伐系のクエストよ」
「お!勉強漬けで体も鈍ってたしちょうどいいな!」
「リアス達もイッセーの仕事について行ってみる?ちょうどナツ達も指名の依頼でいないみたいだし」
「そうね。私たちも妖精の尻尾に魔道士として入ったわけだし自分達で仕事に行く前にイッセーについて行って慣れておくのもいいかもしれないわね」
「ただ全員で一気に行くと多すぎるから依頼ごとに行く人を変えていく感じだな」
「私も一緒に久しぶりにクエストに行こうかしら?」
「お、ミラも来るのか!そりゃいいな!!」
「リアス達が強いのはわかるけどやっぱり勝手がわかる人がいた方がいいものね」
「そうね。お願いするわ、ミラ」
「よろしくねリアス」
そうして俺たちは最寄りの駅に来ていた。
今回のメンバーは俺、ミラ、リアス、朱乃さん、木場である。
「なあ、やっぱり飛んでいかないか?」
「うーんちょっと流石に無理じゃないかしら。ここから200kmくらい離れてるし」
「マジかーー」
『まあ諦めるんだな』
「ウェンディ連れてこればよかった…」
そう、俺は確かにこの5年で以前とは比べ物にならないくらいに強くなった!
でも、ひとつだけ弱点ができてしまったんだ…ッ!
「どうしたんだいイッセー君?」
リアス達も俺を不思議そうに見てる。
「イッセー達ドラゴンスレイヤーはね、乗り物にすごく弱いの」
「そうなの?」
「多分今だとエレベーターとかエスカレーターですら酔う」
「なんていうか…意外すぎる弱点ね」
この後3時間弱。俺は地獄を味わった。
そして、その後の魔獣退治自体は速攻で終わった。
なにしろリアスと朱乃さんと木場に加えて、その三人合わせるより多分強いミラが居たから本当に速攻だった!
そして、その帰り少し観光してから帰ろうとした時。
「ム、この戦う漢のパルファムと麗しき美女のパルファムはイッセー君とミラジェーン君ではないか✨」
「あ、一夜のおっさんじゃねえか。なんでこんなところにいんだよ」
「ああ。新しきイケメン薬を開発していてね。この辺りに生える薬草を探しに来たのだよ✨」
「……前みたいなことは本当にやめてくれよ?」
前に起こったフィオーレ中の人の顔が一夜のおっさんになるとんでも薬がばら撒かれたことがある。
女の子ですら一夜化したその光景は、それはもう地獄だった。
エルザとラクサスなんて立ち直るのに一か月かかったからねアレ!!
「そして、そこのよいパルファムの美女と我がギルドのメンバーに匹敵しそうなイケメンのパルファムの少年は新入りかね?」
「俺の元の世界の仲間達だよ。前に話しただろ?」
「メェーン。ほう、彼らが件の」
「キミたちかわいいね」
「なんだよ、お前ら。綺麗すぎんだろ」
「僕でよければ君たちの犬になるよ?」
そしてリアス達はヒビキたちトライメンズに絡まれていた。
コイツらも相変わらずだなぁ。リアス達も苦笑いである。
「我々もそろそろ行こうか。今年のIOY(イケメンオブザイヤー)も手に入れるため手は抜けないのだよ✨」
「流石一夜さん!!!」
「すげえぜ一夜さん!!!」
「流石イケメン!!!」
「あ一夜がっ!」
「「「パルファム!」」」
「パルファムワッショイ!!」
「「「ワッショイパルファム!」」」
「イケメンワッショイ!!」
「「「ワッショイイケメン!!!」」」
「変わらぬ輝きを貴方に✨」
あの謎の一通りの猿芝居してから帰るトライメンズと一夜のおっさん。
帰りがけに「ラクサス君にまた遊びに来るように伝えておいてくれ✨」と残して帰っていった。
アイツ青い天馬にいた頃のことは全然話さないから気になるから今度無理やり連れてってみようかな。
「今の人たちは何方?イッセーとミラは知ってるみたいだけど…」
「
「なんだか濃い人たちでしたわね」
「つーかイケメンオブザイヤーってなんなんだよ」
クエストのモンスター退治より疲れたぜ…