ハイスクールF×T   作:リン オクムラ

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進路指導のウィザード
魔法使い達の襲撃です


 

リアスたちがルーマニアに旅立って数日。ベッドで隣で寝るリアスに慣れてきた頃だったから少し寂しさを感じてたけど、その…朱乃さんがすげえ積極的になってたから嬉しいっていうなんとも言い難い気持ちを抱えていた。

 

「ようやく学校にも慣れてきたぜ…」

 

「初日なんて流れるようにギルドに行こうとしてましたよね」

 

そう。アーシアに言われた通り、この5年で朝起きたらとりあえずギルドに行く習慣が出来てて間違えてギルドに顔を出して、そのまま慌てて迎えにきたアーシアに連れられて学校に行ったんだった。

 

「というか制服着るのも久々だからなぁ」

 

なお、今の俺の精神年齢は考えないものとする。

 

ちなみに、制服着た妖精の尻尾の連中の感想はというと…

 

『昔のエルフマンみてえな服だなー』

 

『あい。昔のエルフマンの服だね』

 

『なんか女子と男子でクオリティに差がないか?』

 

『リアスたちの制服はすごくかわいいね!』

 

ちなみに、あの後ひっそりとエルザが駒王学園の制服をリアス伝に買ってたのは後で聞いた。

 

「まあわからなくはないな。私も教会を出て悪魔になり学校に通うようになった時は生活の変化に戸惑ったものさ」

 

と、ゼノヴィア。コイツもコイツで何も考えずにやぶれかぶれで悪魔になったもんだから最初は色々大変だったらしい。

 

「へー。ゼノヴィアも戸惑うのね」

 

と、イリナ。

 

「お前は私をなんだと思っているんだ」

 

「いや、ゼノヴィアって大雑把だからそういうの気にしないかなって」

 

「何を言うかこの自称天使め」

 

「自称じゃないもん!ちゃんと天使だもん!!」

 

そんなふうに騒ぎながら教室に入ると…。

 

「ようイッセー!」

 

「あい!」

 

「ナツ!?ハッピー!?何で居んだよ!?」

 

俺の机に座ってるナツとハッピーがいた。

 

「兵藤…この人と猫?知り合いなのか?」

 

と、松田が話しかけてくるがそれどころじゃない。

 

「暇だから来た!!」

 

「グレイもエルザが仕事に行ってて、ウェンディとルーシーも別の仕事に行ってるからね」

 

「ていうかあの猫喋ってないか?」

 

「なんかかわいいよね。あの猫」

 

「ていうか兵藤の知り合いなの?」

 

「ならあの人も変態だったり…?」

 

「そういえばジャケットの下裸よね?」

 

「どんなセンスしてんのよ」

 

つーか、ギルドにいた時の格好のままよく学校に入れたな!?

 

「ていうかどうやってここに来たんだよ?」

 

「アザゼルのやつがコッチにも入り口作っててよー」

 

「あい。それでオイラたちイッセーの家に行こうとしたらあの木でできた建物に出たんだ」

 

「その辺のヤツに聞いたらここに居るって言ってた」

 

先生の仕業かよ!?あの人妖精の尻尾に行くのにいちいち俺の家来るのがめんどくさいから旧校舎に入り口もう一個作ったのか!

 

「まーいいだろ」

 

「よくねえよ!!」

 

こ、こいつ…学校に来るのはダメって言われたこと完全に忘れてやがる……!

というか100歩譲ってナツはいい。ハッピーがやべぇ!!

 

「とりあえず勝負しようぜ、イッセー!!!」

 

「やめろバカ!!こんなとこで魔法使ってんじゃねぇ!!!」

 

とりあえず早いところ沈めてコイツらギルドに送り返さねえと!!

 

「ていうか落ち着いて!イッセー君も魔法使ってるからーー!?」

 

「とりあえず私たちはソーナ会長に伝えに行こうかアーシア」

 

「あはは…そうですね」

 

「火竜の鉄拳!!」

 

「赤龍帝の剛拳!!」

 

「なんかいつも通りの光景だね」

 

「ちょっとハッピーくん!?落ち着いてないで止めるの手伝って!!?」

 

その後教室が大破した。

 

 

「全くなにをやってるんですか貴方達は」

 

その後。俺たちの喧嘩は学校中で騒ぎとなり、あの後会長がギルドに行って誰かに止めてくれるように頼んだらしい。

 

「…本当にすみません」

 

「アッハッハわりぃわりぃ!!」

 

「あい…」

 

「本当に悪いと思ってんのかコイツ」

 

というか俺も熱くなりすぎた。

 

「ま、ウチのギルドはこうでなきゃな。元気すぎるくらいでちょうどいい」

 

そして、ここに派遣されて来たのがギルダーツのおっさんだった。

 

「幸い目撃者が1箇所に集まっていたので記憶の修正はできましたが…そもそもドラグニル君はなぜ学校に?」

 

「アザゼル先生がオカ研の部室に転移魔法陣作ってたらしいです。それで俺の家に行こうとして間違えてコッチに来たと」

 

「それがどうしてあのような喧嘩になるのですか…」

 

「いやコイツ言っても聞かないし、とりあえず沈めた方が早いと」

 

「そこでとりあえず殴って黙らせようという思考がそもそもおかしいんです」

 

「つーかさぁ、あのおっさん何者だよ。兵藤とナツを同時に沈めるとか」

 

「あい!ギルダーツは妖精の尻尾最強の魔導士だよ」

 

ギルダーツ・クライヴ。妖精の尻尾最強の魔導士である。

正直俺も勝つイメージがわかねえ。

 

「あのナツですら数m後ろに下がらせるのがやっとだからね」

 

「あのヴァーリに白銀の極覇龍使わせたナツが…」

 

由良が本気で引いてる。

そう。前にナツは曹操との戦いが終わった次の日にヴァーリと戦ったんだ。

結果は勝負つかず。なにしろバトルフィールドがナツとヴァーリの力に耐えきれずに大破したからだ。

 

「?何だ?」

 

「ああ。なんか新しいニオイが増えたぞ?」

 

「おい、兵藤どうした?」

 

「誰かが学校に入って来たんだ。それと歩いて来たとかじゃねえ。急に現れた」

 

「おまえら何でそんなことわかるんだよ?」

 

「ナツやイッセーみたいな滅竜魔導士は鼻がいいんだよ」

 

「いや犬か!?」

 

「匙、今はそんなことを話している場合ではありません。いきなり現れたということは普通の方法で来てないということ」

 

そうだ。こういう現れ方は転移でもしねえ限りできねえ!

 

「イッセーくん。現れたニオイに知り合いは誰一人いませんか?」

 

「はい!間違いないです!」

 

「会長!アレ!」

 

そこでは魔法使い達が駒王学園の校舎に向けて攻撃している姿が!

 

「まず間違いなく正規の手続きでこちらに来た魔法使いではないですね。生徒に被害が出る前に速やかに倒しましょう。イッセー君とドラグニル君先行して魔法使いの対処を私たちシトリー眷属は生徒の避難を」

 

「行くぞナツ!!」

 

「おう!ハッピー!」

 

「あいさー!!」

 

俺はドラゴンの翼を出して、ナツはハッピーに運ばれて空からはぐれ魔法使いを攻撃する!

 

「赤龍帝の…」

 

まずは生徒に攻撃しようとしてる魔法使いから潰す!

 

「剛拳!!」

 

「ぐわっ」

 

「火竜の咆哮ッ!!」

 

そのあと、ナツが上からブレスではぐれ魔法使いを襲う!!

 

「赤龍帝だ!!」

 

「仲間を庇うか、赤龍帝!」

 

「ハハッ! 甘っちょろいんだな!」

 

「だが、協会が出した若手悪魔のランクでは若手の域を超えていた! 破格なんてものじゃないぜ!」

 

コイツらはぐれ魔法使いか…そういえば…。

 

『・・これはうちの協会だけが掴んでいる極秘情報なんだけどね。どうにも「はぐれ魔術師」の一団が「禍の団」の魔法使いの残党と手を組んでフェニックス家関係者に接触する事例が相次いでいるんだよ』

 

リアス達がルーマニアに行く前に俺たちに魔法使い達のデータを送ってきたメフィスト様が言ってた奴らがコイツらだとしたら!

 

「ナツ!コイツらの狙いはレイヴェルだ!!」

 

「何!?どういうことだそりゃ!!」

 

「前にメフィスト様からそういう奴らが居るって聞いたんだよ!!」

 

そう言うと同時に新校舎から大規模な爆発が起こる!!

コイツら、一般人まで!!

 

「おっと、行かせるわけにはいかないな」

 

魔法使いの一人が俺を制止する。

 

「おまえら、やっぱりレイヴェルが目的か・・・・・っ!」

 

俺が訊くとそいつは口笛を吹き、笑みを浮かべる。

 

「ま、そういうわけよ。俺達の作戦が終わるまで、あんたはここで足止めだ」

 

「ナツ!!ハッピー!!」

 

「おう!任せろ!!」

 

「あいさー!!!!」

 

そのナツを止めようと数人の魔法使いが動く!でもその程度でアイツが止まるわけねぇ!

 

「邪魔すんなッ!!火竜の翼撃!!」

 

「ぐあぁぁぁあ!?」

 

「まあ、赤龍帝はここで止めれるならそれでいい」

 

「所詮無名のやつだしな」

 

上の魔法使い達を見て残りの俺を足止めしてるヤツが言う。

 

「お前ら、ナツを甘く見過ぎだぜ。それにさ…」

 

両手に炎を灯して言う。

 

「テメェら俺達の仲間に手を出したんだ。どうなるか分かってんだろうな…!!」

 

レイヴェルは俺のマネージャーで、後輩で、妖精の尻尾の仲間だ!

 

妖精の尻尾(ギルド)にケンカ売ったんだ。タダで済むと思うなよ…!」

 

俺達のギルドは仲間のためなら国だろうと世界だろうと敵に回す!!

それが妖精の尻尾の魔道士だ!!!

 

 

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