終わり無き異世界への旅路   作:ユキネコネ

10 / 25
ゆきねこねです。
今回セリフの枠を変えましたので、どんな時にどの枠を使うか纏めます
「」主なセリフ。
()心の中でのセリフ。
『』ギフト、能力使用、詠唱などの特殊な時のセリフ。(イメージ、久遠 飛鳥の威光)
〚〛雪花などの姿が見えない相手のセリフ
≪≫機械音声など(イメージ、リリカルなのはより、バルディッシュなど)
です。これからもよろしくお願いします。ではでは、また次のお話で。






「うーん、むぅ、何か凄い懐かしいですね。夢の狭間で師匠に会うなんて――――?

??何やら外が騒がしいですね。」

 

 

目が覚めると羽織だけを脱いだ状態という、何とも中途半端な状態でベッドにの中に

いた。服を着替えて部屋の外に出ると、まだ時間は耀を善意で治療してからさほどた

っていない様だった。そんな事よりも、雪音の部屋からでも聞こえる外の状況が気に

なったので、中庭の方へ向かうのだった。

 

 

「ハアァァァァ!!」

「ハッ―――――しゃらくせぇ!!」

 

ガアァァァァァァン!

 

 

中庭に行く途中にあった、なぜか崩れている壁から外を覗いた雪音が見た光景は、

十六夜が吸血鬼だと思われる金髪美少女の投げた槍を砕く瞬間であった。

 

 

「おぉ、やってますねー。―――とっ!まずいですね・・・・・白雪システムにリンク。

緊急時により座標を省略。ムーンビーク、レーゼン/展開」

〚了解、マスター。ムーンビーク、実行します〛

≪ムーンビーク、レーゼン。自己加速術式、併用開始します。≫

 

 

そう雪音が言った瞬間、景色から色が無くなり槍や十六夜、何もかもがコマ送りになっ

た。コマ送りの世界で四角い亀裂が空間に走り、瞬きする間も無く金髪少女と十六夜の

間、丁度槍の横に出現した。

 

 

「ツッ―――――!?」

 

 

ほぼ止まっている、然し確実に動く世界の中で、雪音は砕かれた直前の槍が目の前に来

た事に驚きながらも空中で方向転換して、金髪少女をお姫様抱っこしながら地上に降りる。

 

 

〚これより自己加速術式の使用を終了します。お気を付けください、マスター〛

(ありがとう。・・・・・・説明がめんどくさいぃぃぃぃ!)

 

 

コマ送りだった時間が、白黒だった景色が元に戻る。少し後に、つい先ほどまで雪音が

いた場所で軽い衝撃波が起こる。十六夜達の意識が一斉にこちらに向く。

 

 

「なっ!?だ、誰だ!?」

「はーい、雪音さんですよー金髪の吸血鬼さん?」

「そっそうか。私はレティシアと言う。そろそろ降ろしてくれないだろうか?」

「あっはい、わかりました」

〚ククク、主さまは今度こそ話をぼかす事ができぬなぁ?〛

(い、今すぐにでも逃げ出したい・・・・・・)

 

 

雪音はレティシアの問いに、全てを諦め投げやりに答える。

案の定、雪音は先ほどの事について根掘り葉掘り聞かれることになった。流石に言えない

物は言えないとハッキリ言ったが、瞬間移動紛いについては喋るはめになった。その際、

レティシアのギフトが弱体化云々と色々あり、今はサウザンドアイズの和室に集合している。

 

 

「わお、ウサギじゃん!?すげぇ!実物は初めて見た。ホントに東側にウサギが居るなんて

思わなかったよ。いやぁ、ミニスカにガーターなんてエロイなぁ。君、内のコミュニティに

来いよ!三食首輪付きで、毎晩かわいがるぜ?」

 

 

これが現代であれば、即逮捕されるであろうレベルの変態発言である。これに対し、飛鳥は

反論するつもりの様だ。

 

 

「先に断っておくけど、この美脚は私達の物よ!」

「そうです、そうです、黒ウサギの足は―――――って、違いますよ飛鳥さん!?」

「その通り、この美脚は既に俺の物だ」

「そうです、そうですこの足はって、黙らっしゃい!!」

「良かろう、では良い値で買おう!!」

「う・り・ま・せ・ん!!もう、黒ウサギも本気で怒りますよ!?」

「馬鹿だなぁ、怒らせてんだよ」

「こ・の・おバカ様ぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

スパァァァァァァァン!!

ハリセンの子気味いい音が響く。

 

 

(何なんですか、このクソ茶番は?やる気あるんでしょうか?)

〚ククク、ハハハハハ。面白いのうこ奴ら、主さまが珍しくこんなことで巻き込まれておる

ぞ。ぷっ、ハハハハハハ!!〛

(笑わないでください!?)

 

 

十六夜や飛鳥ならまだ分かる。だが、緊急事態にも関わらず白夜叉までもが茶番を始めてし

まった。頑張れ黒ウサギ、ファイトだ黒ウサギ!

 

 

「あっはははは!もしかしてノーネームって、芸人のコミュニティなの?だったらマジで

来いって!勿論、その美脚は僕の物だけどね?」

「お断りでございます!黒ウサギは、礼節も知らぬ殿方に肌を見せるつもりは一切ありません」

「その格好で言うか、普通?」

「そこに関しては、私も否定できないかな?」

「こ、これは白夜叉様が、この姿でいればゲームの審判料を三割増しにするとおっしゃるの

でぇ!?」

「白夜叉ぁ」

「ん?」

「超グッジョブ!!」

「ふ!そうであろう?」

「うぅ、話が進まない・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話し合いは、まだ続いているようだ。

 

 

「い・や・だ!」

「なんですって?」

「嫌だと言ったんだ。決闘なんて冗談じゃない。」

「ペルセウス所有のレティシアが当方の敷地内で暴れまわり、更にその捕獲の際に構成員が

暴言を吐いたのは事実です。この屈辱は謝罪だけでは収まりません!!」

「証拠はあるのかい?」

「そ、それは・・・・・・・・・・彼女の石化を解いてもらえば―――――」

「それこそ嫌だよ。そんな事すれば、そっちと口裏を合わせるかもしれないだろ?吸血鬼は

一度逃げ出しているんだ、売り飛ばすまでそのままだよ」

 

 

随分と嫌な物言いだが、筋は通っている為黒ウサギは言い返せないでいた。

そこに追い打ちを掛けるように、ルイオスが口を開いた。

 

 

「そもそも、あの吸血鬼が逃げ出したのはお前らの所に行く為だろ?むしろ、そっちが盗んだ

んじゃないの?」

「な、何を証拠に?!―――――」

「ほぉら、証拠がないのはお互い様だろう?もっとも、詳しく調査されて困るのはそっちだろ?」

「・・・・・・・・・・・」

(何かアクションがあれば動きますか。そろそろ我慢の限界が近いですからね!)

 

何も言い返せないまま両方が睨み合って数分、先に動いたのはルイオスのほうであった。

 

 

「さぁて、そろそろ帰ってあの吸血鬼を売り払う準備をするか。愛想無い女って嫌いなんだよね。

特にあいつ、体もガキだしさ?」

「「つッ!?」」

「その手の愛好家には、堪らないんだとさ?」

「貴方と言う人は!」

 

 

ルイオスがそう言った瞬間、黒ウサギの髪が見事なピンク色に変色する。相当怒っている様だ。

そんな中、ルイオスは話を続ける。

 

 

「しかし可哀そうだよなぁアイツも、自分の魂でもあるギフトの一部を、魔王に差し出してまで

駆け付けたって言うのにさぁ?」

「!?」

 

 

その言葉で黒ウサギの髪が元に戻り、変わりに申し訳なさそうな顔になる。

 

 

「ねえ、黒ウサギさん。一つ取引をしようよ?吸血鬼をノーネームに戻してやる。代わりに君は

僕に一生隷属するんだ」

「!?」

「冗談じゃありませんわ、外道!!もう行きましょう、黒ウサギ」

 

 

先に我慢の限界が来た飛鳥が、怒りながら黒ウサギの手を取って帰ろうとする。

だが、黒ウサギはその場から動こうとしない。不思議に思った飛鳥が声をかける。

 

 

「?・・・・・・・、黒ウサギ?」

「ッハハハハハハハハハ!君は月の兎だからなぁ?仲間の為に煉獄の炎に焼かれるのは本望だ

ろう?」

 

 

黒ウサギが顔を俯かせる。

 

 

「ほらどうしたの?ウサギは義理とか人情とか好きなんだろ?なぁ、どうなんだよ?」

『黙りなさい!!』

「ツッ!?」

『そのまま、地に頭を伏せてなさい!』

「おい、女。そんなのが・・・・・通じるのは・・・・・・格下だけだ、馬鹿がぁ!!」

 

 

飛鳥のギフトは破られ、ルイオスの右手に出現した三日月型の鎌が振るわれる。

 

 

「はっ!?―――――」

 

ガキィィィィィン!! ヒュン!

 

 

鎌が振るわれる寸での所で、雪音が何処からか純白に輝く剣を取り出し鎌をはじく。雪音も、

我慢の限界が来たらしい。真顔で、ルイオスの顔に剣先を向ける。

 

 

「・・・・・・・・なあ、貴公?何故私が貴公に向かってこの剣を抜いたか、分かるか?」

「なぁっ!わ、分かるわけないだろう!?」

 

 

雪音の口調が変わる。雪音の体から銀に輝くオーラの様な物が揺らめいている。黒ウサギ達は、

そのことに驚きながらも話を待つ。

 

 

「ええい、止めんか戯けども!!」

「ふん。命拾いしたな、貴公・・・・・・・」

「チ、先に手を出してきたのはその女ですけどね」

 

 

白夜叉の言葉で、両者は武器を引く。雪音は、腰に差してある刀とは別に先ほど出した直剣を

膝の上に置く。

 

 

「分かりました。これで、今回の一件は不問にしましょう。今日の事は、仲間と相談し、改め

て相談します」

「ちょっと、黒ウサギ!?」

「オーケーオーケー、一週間だけ待ってやるよ。楽しみにしてるよ」

 

 

そう言い残しルイオスは出て行った。部屋の中には沈黙だけが残る。

 

 

「アイツがペルセウスのリーダーか?完全に名前負けだな」

「元は、由結正しきコミュニティだったのだがな」

 

 

十六夜の発言に対し、白夜叉が話し始める。

 

 

「昔は伝説に則った、格式あるギフトゲームを主催し、箱庭にその名を轟かていたのじゃが・・

・・・・」

「やはりそうでしたか。あのペルセウスがこんな反吐のでる様なコミュニティを作るはずがあり

ませんから」

「ぬ、おんし・・・・・・ペルセウスに会ったことがあるのか?」

「ええ。とは言え、この世界のペルセウスでは無いでしょうが、この箱庭に居たペルセウスも

きっと威厳ある人物だったのでしょう」

「そうじゃ、あやつは誰からも信頼される何事にも誠実な奴であった。じゃが、今ではその孫が

コミュニティのリーダーになり昔とは変わってしまったのじゃ」

 

 

その後、飛鳥と黒ウサギは先に屋敷に戻った。雪音と十六夜は白夜叉から何か聞くようだった。

 

 

「雪音さんはどうするのかしら?」

「ああ、私は少し十六夜と残りますので、先に黒ウサギと帰っていただけますか?」

「分かったわ。それと、後でその口調について教えてもらから」

「良いでしょう、帰ったらお教えします」

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「情報、感謝します。それでは十六夜、どちらに行きますか?」

「俺はグライアイの方に行こうと思ってる」

「分かりました。では私はクラーケンの方に行きましょう。」

 

 

白夜叉からアドバイスを元に、十六夜達はペルセウスへの挑戦権を獲得しに行った。

 

 

「それでは行きましょうか。雪花、位置は割り出せましたか?」

〚丁度完了しました。マスターが今向かっている方向と同じ方向です。マップを左端に表示し

ますね〛

「感謝します。・・・・・少し速度を上げましょう。インビジブル・エア!!」

 

 

雪音は更に速度を上げ急ぐのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか、ユキネコネです。
おやおや?何やら雪音さんの口調が変わっていましたね。遂に次の次の話で、雪音さん
の過去の一部が明らかになります。
さて皆さん、次話の前半部分が7話の続きとなります。ご了承ください。
それでは皆様、次の話でお会いしましょう。

作品に一回でも登場させる武器

  • Bloodborne
  • fate/FGO
  • 魔法少女リリカルなのは
  • ありふれた職業で世界最強
  • タイタンフォール
  • 東京喰種
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。