終わり無き異世界への旅路   作:ユキネコネ

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「ギフトゲーム   ”FAIRYTALE in PERSEUS”

 

 

 プレイヤー一覧  逆廻 十六夜

 

          久遠 飛鳥

 

          春日部 耀

 

          皐月 雪音

 

 

 

 ”ノーネーム”ゲームマスター  ジン=ラッセル

 

 ”ペルセウス”ゲームマスター  ルイオス=ペルセウス

 

 

 

 

 クリア条件

    ホスト側ゲームマスターの打倒

 

 

 敗北条件

   プレイヤー側ゲームマスターによる降伏

 

   プレイヤー側ゲームマスターの失格

 

   プレイヤーが上記の条件を満たせなくなった場合

 

 

 舞台詳細・ルール説明

   ホスト側のゲームマスターは本拠・白亜の宮殿の最奥から出てはいけない

 

   ホスト側の参加者は白亜の宮殿の最奥に入ってはならない

 

   プレイヤーはホスト側の団員に姿を見られてはいけない

 

   姿を見られたプレイヤーは失格となり、ゲームマスターへの挑戦権を剥奪される

 

   失格になったプレイヤーは挑戦への資格が剥奪されるが、ゲームの続行はできる

 

   

 

   宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下”ノーネーム”はギフトゲームに参加します。

 

 

                                  ペルセウス印」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

契約書類に承諾した直後、六人を眩い光が包む。目を開けるとそこは白亜の宮殿であった。

 

 

「姿を見られるな、か。つまりペルセウスを暗殺しろってことか?」

「そうですね、伝説の通りならアイツは就寝しているってことですが・・・・・・・そう

上手くはいかないでしょうね」

「YES!何より、ルイオスは最奥で待ち受けているはずです。我々はペルセウスの様に隠れ

兜を持っていないので綿密な作戦を練る必要があるのです」

「ああ、一人を除いてな?」

 

 

十六夜の余計な一言で視線が雪音に集まる。

 

 

「な、何故こちらを見るのですか?」

「いや、お前には不可視のギフトが要らねぇと思ってな?」

「そう言えばそうね。姿を隠せるアイテムは無いのかしら?」

「・・・・・・・・無いの?」

「残念ながら無いね。ごめんね?」

 

 

雪音はそう言い謝る。あるにはあるが、扱いが難しいのである。

 

 

「それでは、ルイオスと戦うのは十六夜さんが適任でしょう」

「あら、黒ウサギは相手の奥の手を知っているのかしら?」

「ええ、伝説の通りなら彼の奥の手は―――――」

「隷属させた元魔王だろ?」

「そうです。隷属させた元魔王―――――へ?」

「ああ、アルゴルの悪魔だろう?」

「・・・・・・アルゴルの悪魔って?」

 

 

戦慄する黒ウサギだったが、他の面々は分かっていないらしく首をかしげている。

 

 

「まさか十六夜さんは、箱庭の空の秘密に・・・・・・・・?」

「まあな。この前星を見上げた時に推測して、ルイオスやアルゴルの星を見て確信した。

機材に関しては白夜叉が貸してくれたからな」

「もしかして、十六夜さんは意外と知能派でございますか?」

「何を今更。で、そんな事は後回しだ!」

「それなら、いっそ清々しい位毎日脳筋だよね?」

「面白いから良いんだよ!」

「でも、この扉は取っ手がありませんがどうするのですか?」

 

 

黒ウサギが、ドアノブが付いていない木製の扉を指さす。すると十六夜は面白い方法を

とった。

 

 

「んなもん決まってるだろ―――――こうやって開けるんだよ!」

 

 

響き渡る轟音、十六夜はドアノブの無い扉を蹴り壊してしまった。雪音は、修復が大変

そうだと思いながら速やかに離れる。

 

 

「さあ、ゲーム開始だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは、少し力を見せましょうか」

〚そうじゃな、わしも今回は苛立っておる。存分に力を振るえ!〛

『分かりました。白銀の鏡海鍵、限定使用!』

≪白雪システムより、リミッターの30%を解除致します≫

「あの騎士鎧や甲冑は着なくて良いかな?スノーレイン、セットアップ」

 

 

その言葉と共に、雪音の体。胸の中心部に、白い鍵が浮かび上がる。限定使用の言葉で

鍵は正位置から180度回った辺りで止まり収納された。パズルのピースのような幾何学模様

が鍵の周りで幾つか嵌り、完全に消えた。すると、雪音の周りで強い風がふく。収まると、

そこには、目は白に近い空色に、髪は上に行くほど白くなり右手にはクラーケンの時にも持

っていた直剣を、左手には十六発のシェル入りのカートリッジが刺さったデバイスを持った

雪音が白を基調としたバリアジャケットで仁王立ちしていた。

 

 

「雪花、索敵をお願いします。リリィ、カートリッジロード。インビジブルを常時使用」

〚了解です、マスター〛

≪イエス、カートリッジリロード。インビジブルステンバイ。≫

 

ガシャン!コトン。キイィィィィィィィン!

 

薬莢が一つ排出され、白い三角形の魔法陣が浮かび上がる。そして、雪音の体が空間に溶け

るように消える。今回は圏境を使わないようだ。

 

 

〚二時の方向に敵の反応複数確認しました〛

「了解。さーて、さっさと済ませてあのボンボンを倒しましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻 十六夜達

 

雪音が戦闘を始めた時、十六夜達は、ペルセウスの隠れ兜を集めていた。

 

 

「焦んなよ、おチビ」

「でも・・・・」

「隠れて!」

 

 

耀が十六夜に言い、ギフトを使い耳を凝らす。

 

 

「・・・・・・・・そこ!」

 

ドゴン!

 

耀の蹴りが透明化した団員の兵士に当たり、兵士が転がっていく。

兵士は兜が外れ姿を晒していた。

 

 

「これが不可視のギフトで間違いないと思う」

「なら、あと一つは欲しいとこだな。任せて良いか?」

「うん」

 

 

十六夜が、兜を被り透明化しながら呟いた。耀は十六夜の頼みで他に透明化した兵が隠れ

ていないか探る。すると―――――

 

 

「きゃ!?」

 

ドォォォン!!

 

耀が衝撃波と共に突然吹き飛ばされる。十六夜が辺りを蹴り続けるが、効果は見られない。

そこで、耀が探し十六夜が倒す作戦に移った。それが功を奏したのだった。

 

 

キイィィィィィィィン

 

耀の首にあるギフトが緑色に淡く輝く。数分後、十六夜に向けて合図をおくる。

 

 

「・・・・・・・・前!」

「おう!」

 

ドゴン!ドォォォン!!

 

十六夜が蹴った場所には、恐らく幹部クラスであろう男が倒れていた。

 

 

「中々良い線いってたぜ、お前」

「私のギフトを真正面から破るとは、見事・・・・・」

 

 

こうして、不可視のギフトを手に入れた十六夜達は、ルイオスの居る最奥へと急ぐので

あった。所で、雪音はと言うと―――――

 

 

キィン!キィン!ドォォォォン!

 

「ふう、これ位にして合流しますか。十六夜さん達は行ったみたいですからね」

〚はい、マスター。もう良いでしょう〛

『スレイプニール!』

 

キィィィィィィン!バサァ!

 

三角形の魔法陣と共に雪音の背中から三対六枚の黒っぽい翼が生えてきた。

 

 

「やっぱり、飛ぶとなるとこうなっちゃいますか・・・・・・・」

〚そこに関しては仕方ないでしょう。〛

「それでも、ミッドチルダ式を本格的に覚えないとこの世界では少し苦労しそうですね」

 

 

そうこうしている内に、十六夜を見つけた雪音は、スレイプニールを解除して近づく。

 

 

「十六夜さーん!これから最奥に乗り込むんですか?」

「おう、もう終わったからな。そっちも今からか?」

「そうですね。耀さんは見つかってしまったんですか」

「・・・・・・・そう」

「分かりました。頑張ってきますね、耀さん!」

 

 

耀と話していると、十六夜がとある疑問を向けてくる。

 

 

「なぁ、何で耀は雪音が分かるんだ、圏境を使ってるんじゃないのか?」

「そう言えば使って無いね。・・・・・・どうして?」

「それはですね、圏境だけでは無く久しぶりに色々使おうと思って今は魔法を使って

いるんです」

「左手にあるその変な剣もか?」

「これはいわゆる魔法を使うための触媒的な物ですね。とは言っても今使っているの

が広義的に魔法と言うのか微妙ですがね」

「とにかく、もたもたしないで行くぞ」

 

 

そんな訳でルイオスの居る最奥に到着したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”白亜の宮殿最奥”

 

 

「皆さん、どうかご無事であらせられますように・・・・・・・」

 

 

黒ウサギは、白亜の宮殿の最奥で十六夜達を待っていた。皆の無事を案じている

と突然背後から悪寒がしたので飛びのく。

 

 

「な、何事ですか!?」

「チ、気づかれたか・・・・・」

「せっかくのギフトを何に使っているんですか?」

「い、十六夜さん、雪音さん、ジン坊ちゃん・・・・・・・この期に及んで緊張

感なさすぎデス!!」

 

 

不可視のギフトであるハデスの隠れ兜のレプリカで悪戯をしようとした十六夜や

雪音、ジンくんを見た黒ウサギは今にも泣きそうになりながら十六夜をハリセン

で叩いていた。

 

 

「全くもう、この、この、この!!」

「おいおいおい、マジで言ってるの?」

 

 

声のする方へ向けば、ルイオスが玉座に座っていた。

 

 

「ノーネームも潰せないなんて、全員粛清決定だな。こんな風に」

「「「!?」」」

 

 

そこには、石化したレティシアがいた。

 

 

「レティシアさん!」

「何はともあれようこそ、最上階へ。ゲームマスターとしてお相手しましょう。

とは言え、実際に戦うのは僕じゃないけど」

 

 

ルイオスは、革靴から翼をだして空中を飛びながら話をする。

雪音は、革靴がヘルメスの物だと気づく。

 

 

「ルイオスさんの代わりと言う事は、まさか!?」

「ああ、さっそくお出ましらしいな、元魔王様。ペルセウス座には昔から悪魔

と呼ばれる星がある。そう、アルゴルだ!」

(な!?アルゴル、ですか・・・・・・・いざとなったら聖剣を使いましょう!)

 

 

ルイオスが手を掲げる。これから決戦が始まるのだ。

 

 

「目覚めろ、魔王アルゴール!!」

 

キィィィィィィィン!!

 

『ガアァァァァァァァ!!』

 

 

 

こうして決戦の火蓋は降ろされた――――

 




ユキネコネです。今回の話はどうだったでしょうか。主人公は今回魔法を使ってもらいました。使った魔法は夜天の書でもお馴染みのスレイプニールです。その他にはカートリッジシステムが登場しましたね。次の話でルイオス戦を書こうとおもいます。ではでは、次の話でお会いしましょう。
見てくださり、ありがとうございました。
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