”隠世”
タギツヒメを見送った師匠は酔って寝てしまった雪音を横目にとこよと相談をしていた。雪音は自身の体内がどうなったのかを調べていた。
「ねぇ・・・・とこよちゃん?いい加減雪音の過去について教えてくれても良くない?」
『それは・・・・主さまに許可を取ってほしいのじゃ。わしもタギツヒメに試練を強制突破されて驚いておるのじゃ』
「じゃあ雪音、良いよね?」
「何?私の過去なら大体なら大丈夫だよ。私も今さっき思い出した所だからね」
「そう・・・・・なら話してもらうよ」
『分かった。では主さまは思い出した事の整理と制御をしておいてくれ』
「了解。じゃあ階段の方でやろうかな~」
こうして師匠達は雪音の過去について、雪音は自身の力についてそれぞれで進めていく事にしたのだった。雪音は
箱庭で貰ったギフトカードを見ながら鮮明に蘇った記憶と照らし合わせながら検証を始める。
「それじゃあギフトカードを見て何が追加されて何が元に戻ってるかを確認してそれから検証だね。雪花、今から武器以外のギフトネームを表示してくれる?」
『分かりました、マスター。それではどうぞ』
「じゃあ最初に―――――」
雪音はギフトネームを読み上げ始める。そしてある程度読み終わった雪音のギフトネームはこうなっていた。
「ギフトネーム ・
・
・英雄達の友人
・戦術人形化
・
・冠位魔術師 緋
・白雪システム
・
・
・深淵の律者
・
・聖遺物ガングニール
・東京の勇者
・
・
ギフトネームを見る限り、本来の名称や隠蔽が剥がれた物が複数あり?が無くなったようだった。雪音は一つのギフトを見て何故律者などになっても乗っ取られなかったのかを理解した。その中に一つ文字化けが激しい物があったが今は気にしない方が良いだろう。
「ザ・イレギュラーですか・・・・そりゃあ崩壊に乗っ取られないわけだ」
『その他には正式名称が分かるようになっている物もありますね』
「アンリミティコードってことはコード:エクスキューショナーはほんの一部ってことか・・・・・コードはディザスターやハンターか。それにエンチャントコードなんてありますよ」
『これが本来の力のようですね。これは本来の力を侵食してコード化・統合をおこなってマスターに使いやすい形に変換しているようです。さしずめ防衛システムと言った方が良いでしょうか・・・・・』
「それじゃあコードを使用した状態で白雪システムも使えるんじゃない?」
『今なら出来るでしょうね』
「じゃあやってみようか」
そう言い雪音は白雪システムとアンリミティコードを同時に使おうとする。
『白雪システム起動。エクスキューションシフト』
≪白雪システムの起動を確認。それにともないアンリミティコードとの平行使用を確認した為アンリミティコードを優先します・・・・・・白雪システム各システムの侵食を確認しました。アップデートを開始します。個体名雪花及び管理システム以外をアンリミティコードに置き換えスタートします≫
『マスター、どうやら白雪システムとアンリミティコードが統合されたようです。白雪システムの戦闘面や緊急防衛システムなどの各システムがアンリミティコードに置き換わったようですね』
≪アップデート完了しました。管理権限をお返しします≫
「えーと・・・・・・アンリミティコードを使っていても白雪システムを使えるんですか。師匠達の話もそろそろ終わったころかな?」
こうして雪音はある程度の検証をすませて師匠の元に向かった。
※
”現世”
場所は変わり、現世では何が起こっていたかというと―――――
「何なのこれ!?本当に何が起こったか知らないのにー!!」
「またニュース見てるの?美炎ちゃんもドMだねぇ」
「どえむ・・・・・・?」
「美炎ちゃんが今やっていることは、自分が傷つく為に情報を集めているのと同じだからね。そもそも、こういう街頭インタビューは大体が都合の良いように改竄されているんだ。その証拠に刀使を擁護する意見は一つもないだろう?世間は皆、鎌倉危険廃棄物漏出問題が起きたのは折神家や刀使のせいだって思ってるって印象操作をしたいんだよ。ヤバい連中からお金でも貰ってるんじゃないの?」
「でも私、こんなの許せないよ!!刀使の皆はすっごい頑張っているのに!!」
「美炎ちゃんはホントにピュアだねぇ・・・・・汚したくなっちゃうよ・・・・・!!」
現世では美炎や由依達がテレビに映っていた鎌倉危険廃棄物漏出問題について話し合っていた。美炎は情報操作に苛立ちを覚えているようだが、どこの世もプロパガンダは起こっているという事だ。もし雪音がこれを見たらこのニュースを出しているテレビ局にカチコミにいくだろう。こうして由依の変態発言を交えて他愛のない話をしていた現世から場所を変えて隠世の鳥居前では、雪音が現世に戻ろうとしていた。
”隠世”
「過去の話は聞いたよ。いつでもここにおいで」
「ありがとうございます。それでは行ってきます」
「行ってらっしゃい」
リィン、リィン、リィン。
「さて・・・・目指すはタキリヒメの居る防衛省ですね」
〚ではいこうかの。主さま、加減が出来るまでは人前で力を使うのはあまりしないほうがよいぞ〛
「分かりました。それじゃあ行きましょう」
ブオォォォン!ブオォォォン!ブオォォォォォ!!
こうして雪音は防衛省へと向かったのだった。
数日前
”防衛省”
ここは防衛省市ヶ谷駐屯地にある祭殿である。ここにはタギツヒメと同じく分裂した三女神の名をかんするタキリヒメが保護されていた。衛藤可奈美と十条姫和は刀剣類管理局の局長に就任した折神朱音の特別依頼で護衛任務と言う名の招集をかけられていた。
「今回お二人に集まってもらったのは、これからとある重要な方とあってもらいます。正直な所なにが起こっても不思議ではない・・・・・・なので、あなた達に同行をお願いした次第です。勿論お二人にも関係していることでもあります」
「もしかして・・・・・・」
「大荒魂ですか?」
「ええ、今から中に入りますが失礼のないようにしてください」
朱音達は一見高床式倉庫を思わせる祭殿がある白ずくめの部屋に入っていく。すると祭殿の扉が開きタキリヒメが姿を現した。可奈美達は咄嗟に御刀を構えるが止められた。朱音はタキリヒメと話を始める。
「拝顔を賜り光栄です、タギツヒメ」
「その名が指す者は別にいる」
「では何とお呼びしましょう」
「タキリヒメと呼ぶ事を差し許す」
「承知しました。私達は・・・・・・」
「折神朱音、衛藤可奈美、十条姫和」
「タキリヒメ、率直にお伺いします。あなたは私達に仇名す者ですか?」
「我は質問を許した覚えはないぞ?さっさとイチキシマヒメを差し出すがよい。貴様らの手にある事は分かっているからな」
「・・・・・・・・」
「人にとって真の厄災はタギツヒメ。そしてイチキシマヒメの理想に人は耐えられぬ」
「故にあなたに従えと?」
「我はタキリヒメ、霧に迷う者を導く神なり。人よ、我がお前たちの求める最良の価値をもたらそう。タギツヒメは力を付けているはず。時間は限られる・・・・・あるいは奴がいれば・・・・・・・」
「奴って誰なんですか?」
可奈美がタキリヒメの呟いた奴と言う言葉に反応して質問をしてみる。その問いにタキリヒメは少し思案した後に質問にあった奴について答えることにしたのだった。
「その質問に答えてやるとしよう。奴というのはまだまだ大荒魂として顕現する前の我らの前に現れて友になれなどとほざいた人間・・・・・なのか?とにかく奴が来てから我らは考えが少し変わったのだ。タギツヒメの考えが変わっているのであれば我も理想の押し付けをせずに大人しくしよう」
「タキリヒメ、あなたの言う奴の名前を教えてもらえないでしょうか?」
「許そう。名は雪代美弥と言う、あ奴は最初から最後まで読めなかった。これで良いだろう?我はまた眠るとしよう」
「「「!?」」」
「急な拝謁感謝いたします。それではまた後程向かわせていただきます」
こうしてタキリヒメへの拝顔わ終わりを告げたのだった。その帰りに可奈美と日和は朱音様と乗ってきた車の中で親衛隊第一席の獅童真希と思わしきフードの人物を写真に収めていたのだった。
どうも、ユキネコネです。今回からまたアンケートをします。アンケート内容は刀使ノ巫女の世界編をアニメ版とゲーム版して書くにあたってゲーム版の第六部まで書くかアニメ版の最終回で終わるかについてです。刀使ノ巫女の世界編の次の世界は刀使の世界からアンケートを取らせていただきます。皆様、これからもよろしくお願いします。それでは次の話でお会いしましょう。
刀使ノ巫女の世界はいつまで滞在する?
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ゲーム版の最終回まで居る!
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アニメ版の最終回だけで良いかな。