終わり無き異世界への旅路   作:ユキネコネ

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(これと似たような事は出来ないかな?)

〚出来ないことも無いじゃろうな、と言うか自分でできるではないか主さま?〛

(そうだったっけ?まあ、後で考えよう)

 

 

そんな事を考えながら距離をとると雪原に座り込んで辺りを観察していた。

 

 

「それで?そこのおんしはどうする、私と同じ和服の」

「どうしましょうかねえ」

 

 

座り込んでいると後ろから声を掛けられたので振り返りながら答える。

そこには腰に手を当ててニヤリと私の事を見ている白い魔王の姿があった。

 

        

「あの童達は私に試されてくれるらしいぞ?」

「・・・・・・・それじゃあ挑戦でお願いします」

「随分あっさりしておるの。何か考えていたようだがどうしたのだ?」

「貴女は魔王だと言いましたよね」

「さよう、私は”白き夜の魔王”太陽と白夜の星霊、白夜叉である」

「白夜叉・・・・・貴女は仏教に帰依でもしているの?」

 

 

雪音の問いに、白夜叉の眉がピクリと動いた。

 

 

「ほう、何故そう思った?」

「白夜叉は太陽の星霊なのでしょう?神霊、龍、星霊。この三種が箱庭の最強種で頂点が星霊で

そこに神霊や龍が続いている。なのに信仰の中で最も最古に近い太陽の星霊のはずなのにどうして

夜叉を名乗っているの?確か夜叉は八部衆の一角だった筈です。一宗教の眷属と太陽の星霊じゃ

どうしてもその神格に差などの違いが出すぎると思うのですが」

 

 

そう言い、彼女は自身が感じた違和感をつげた。

彼女の言葉にハッとする十六夜。

 

 

「成程・・・・・・俺が感じた違和感はそれか」

「どう言うことかしら?雪音さんは何をいっているの?」

「・・・・・・・説明を要求」

「え?ああ・・・・・・白夜叉は言っただろ?太陽の星霊だって。それなら最強の魔王だって名乗っても

不思議じゃない。古代エジプトが顕著だが、太陽信仰はどの歴史でも見る古いものだからな。だが白夜叉

は”白夜”であると同時に”夜叉”でもある。雪音が言っていたように夜叉は仏教に取り込まれた釈迦の

眷属の一体。元はインド神話の方だが今はおいておく。要するに、今の白夜叉は弱体化しているって訳だ」

「それでも、あの威圧感なのよね?ちょっと自信なくすわ」

「・・・・・次は負けないから」

 

 

少なくとも今の彼らには白夜叉に勝つのは難しいだろう。だが、今後どうなるかは分からないだろう。

 

 

「―――――ふふ、面白い童達だの。十六夜のみならず・・・・・おんしは何と言ったか?」

「皐月雪音と言います」

「ふむ、雪音か・・・・・では雪音よ、おんしはどうする?」

「・・・・・・私は、私の問題の解決等が出来れば良いです」

「恩恵の鑑定か?うむ・・・・・・もろに専門外だが・・・・・・ゲームをクリアすればしてやろう」

「ふむ、ではおんしらのゲームはこれにしようか。丁度、あ奴も来たようだしの」

 

 

白夜叉がそう言えば、遠くの山脈から鳴き声が聞こえてくる。それは幻想の存在、幻獣の中でも空において

強者に位置する存在。鷲の翼に獅子の下半身、その翼に風を受け空を踏みしめる空の王者。

 

 

「グリフォン・・・・・・うそ、本物?」

 

 

興奮した様子で珍しく声を荒げる耀。その瞳は興奮によりとてもキラキラしていた。

 

 

「シャルルマーニュの所のヒポちゃん元気かなぁ」

 

 

こちらでは、雪音が何やら昔を思い出し懐かしんでいた。

 

 

「では、そろそろはじめるぞ」

 

 

そう言いながら、白夜叉は一枚の羊皮紙を取り出した。

 

 

「ギフトゲーム   ”鷲獅子の手綱”

 

 

 プレイヤー一覧  逆廻 十六夜

          久遠 飛鳥

          春日部 耀

          皐月 雪音

 

 クリア条件

    グリフォンの背に跨がり、空を駆けよ

 

 

 クリア方法

    力 知恵 勇気 のいずれかで

    グリフォンに認められる

 

 

 敗北条件

    降参、もしくはプレイヤーが上記の勝利条件を

    満たせなくなった場合

 

 

 宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗、ホストマスターの

    名の下に、ギフトゲームを開催します。

 

 

              ”サウザンドアイズ”印」

 

 

以上がその羊皮紙の内容だった。

 

 

「さて、誰が挑戦する?」

「私がやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果は問題児チームの勝利で終わった。耀が見事にグリフォンを乗りこなし

新たな力を手に入れての勝利であった。

 

 

「系統樹ですか・・・・・・・」

 

 

その勝負を見ていた雪音は、耀が首から下げた恩恵に集まる彼らを見ながら呟いた。

 

 

(恩恵は誰かからの貰い物も入る。なら、私の中のこの厄介な力も恩恵たリえるのでしょうか?)

〚いや、違うぞ主さま。それは恩恵ではないが、あの、なんじゃったか?白夜叉とやらが持っていたカードには

恩恵と認識されるであろうがな〛

(え?それはどう言う意味ですか、とこよ)

〚やっとわしの名前を呼んでくれたの主さま。いつもはもっと日常的に読んでくれるのにのう少し寂しかったのじゃぞ〛

(そんなこと言ったって・・・・・私だって忙しかったんですよ、この世界に来てから)

〚なんじゃその間は。まあ良い、そろそろ話が進むようじゃからの。今度はあ奴も起きてくるじゃろう〛

(そうですね。暫く頑張ってもらいましたから、この世界ではなるべく楽しんで貰いたいですね)

〚そうじゃの。その力の事は寝る前にでも話すとしよう〛

 

 

とこよと自身の力等について話していた雪音にとってこの力を制御、もしくは封じることが命題だった。

だが、この力が恩恵で無いのなら何なのだろうか分からなくなってしまった。まあ、勝ったのだからこれを

鑑定して貰ってからでも遅くはないだろうと考えながら雪音は白夜叉達を見た。

 

 

「本っ当にわかりませんね。この力は加減が効かないというのに」

 

 

呟いた直後、雪音の手元に一枚のカードが落ちてきた。それは、他の三人も同じだった。

 

 

 

 

コバルトブルーのカード  逆廻 十六夜 

ギフトネーム       正体不明<コードアンノウン>

 

 

ワインレッドのカード  久遠 飛鳥

ギフトネーム      威光

 

 

エメラルドグリーンのカード  春日部 耀

ギフトネーム         生命目録<ゲノムツリー>

               ノーフォーマー

 

 

プラチナにスカイブルーのカード  皐月 雪音

ギフトネーム           全てを飲み込む仄暗き厄災

                 世界を旅する者<ワールドウォーカー>

                 英雄達の友人

                 高性能AI搭載アームドデバイス”スノーレイン”

                 戦術人形化

                 ????????

                 ????????

                 ????????

                 ????????

                 ■銀の■■鍵

                 宝具光■えぬ■■の聖■<??????>

                 宝具忘れ■■た龍■の永遠の■<?????>

                 etc

 

 

それぞれの名とギフトが書かれたカード。声を上げたのは黒ウサギ。

 

 

「ギフトカード!」

「お中元?」

「お歳暮?」

「お年玉?」

「ポイントカード?」

「おふざけ厳禁です四人様!これはギフトカードと言って超高価なものなんです。これさえあれば、一発

でその人のギフトを確認でき、耀さんの生命目録や十六夜さんの水樹を収納する事もできるのですヨ」

「つまり、素敵アイテムって事でオッケー?」

「どうしてそう軽く流すんですか!!そうですよ超素敵アイテムですよ!?」

 

 

キャンキャン吠える黒ウサギだが、そんなもので問題児達が食い改まるのなら、そもそも問題児とは

呼ばれないであろう。そもそも

 

 

「すっごい虫食いがひどいですねーコレ。まあ分かりますが。ですがこの四つは・・・・・とこよが

やりましたね。」

〚主さまは見られれば困る物が多いであろう?隠してやったぞ。〛

「ありがとうございます。ですが、とこよの事はかかれないんですね?」

〚そもそもわしはギフト以前の問題であろうよ。もし言うのならば一つ目のギフトと関係しておるな〛

「そうですか。ですが、友達ですか彼女たちと、久しぶりに嬉しい事もあるものですね」

 

 

今まで名称の分からなかった恩恵や恩恵モドキの中身は多すぎて少し眩暈がしたが、存外嬉しい物もある

ということだった。ただ、所々虫食いで見えている部分の二つ以外あまり分からなかった。

 

 

「むぅ・・・・・”ラプラスの紙片”が二度もエラーを吐き出すだと?一体どうなっている?」

 

 

雪音含めて十六夜までギフトカードにエラーが起こったのだ。穏やかではいられない。何より。

 

 

「おい、雪音」

「なんです?白夜叉さん」

「おんし、このギフトをどうにかしたいと言っておったな?」

「ああ、いえ、少し威力を加減できるもしくは封じ込めるギフ―――――」

「忠告だが・・・・・悪いことわ言わん。止めておけ」

「は?」

 

 

時間が止まった。世界が急激に白黒になっていく。降り積もった雪に音が吸われ辺りは静寂だけがすぎる。

何を言っているのか分からないとばかりに固まってしまう雪音。真っ直ぐに白夜叉を見てはいるが動揺を

隠しきれていないようだった。

 

 

「酷な事を言っておるのは分かっておる。其の上で、おんしが自らの手で制御した方が身の為だと、私が

思っただけじゃ」

「・・・・・・どうしてですか?」

「おんしのギフトはギフトカードにエラーを吐かせた。何よりそのギフトはおんしの家系によるものでは

ないかの」

「ええ、そうですがなぜそれが止めることに繋がるのですか?」

「おんしが言っているギフトはどれじゃ?」

「一番上のものと、後は―――――です」

「ふむ、やはりか。おんしのそのギフトは多分じゃが可能性として他からのギフトは暴走かもしくはギフトを

逆に侵食するであろう。迷惑をかけたくなければ止めておけ」

「・・・・・・・・・・・・」

 

 

その言葉で雪音はただ黙るしかなかった。

                 

 

 




はい皆様。ユキネコネです。今回は主人公のギフトや謎の声の主の正体がわかりましたね。
さてさて、次の話ではどうなるでしょうか。それではまた次のはなしにて。
読んでくださりありがとうございました。

作品に一回でも登場させる武器

  • Bloodborne
  • fate/FGO
  • 魔法少女リリカルなのは
  • ありふれた職業で世界最強
  • タイタンフォール
  • 東京喰種
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