ある日の昼の時間だったなかな、俺鴻巣 勝(こうのす まさる)は飛行機に乗って沖縄に向かっていた。北海道にしようか迷ったが、季節は冬だったので暖かいところに遊びに行きたかった。まだ学生なのだから修学旅行の時に行けばいいのだが、一人旅にあこがれているのだ。なんで子供のくせして一人で飛行機に乗れる金があるのかって?ネットオークションで生活しているからとでも言っておこうか。他にもアフィリエイトで稼いだり、株式優待券をうまく使って一人暮らしをしているのだ。ちなみに親のことは、空の彼方で俺を見守ってくれているという事で聞かないでくれ。
話を戻すが飛行機の中で俺は窓の外に眺めて楽しんでいるその時、
ドォォォォォォン!!と、ものすごい音がして思わずびくついてしまった。しかも飛行機が横に傾きだしたのだ。まるで飛行機がなんらかの故障でこれから落ちるみたいに、ほかの乗客の人達の騒ぎ、それを落ち着かせようとする従業員の声を聞きながら俺はまだ窓の外を見ていた。その先は青い青い海だった。
「…終わった」
飛行機が海にダイブする前に思わずそう言ってしまった。
その先は覚えていない。ただ目を覚ますと俺はまだ生きていることと、周りにあるのは青い海ではなく、だからって雲と空でもなく、深い緑の森だった。
「どこだよここ………しかも…」
人が倒れていた。俺以外の三人、まず一人目は俺より年上で高身長の金髪、白いYシャツの中に黒いTシャツで黒いズボンを着こなしていて、落ち着いた雰囲気の好青年って感じだ。すると…
「…あ~~よく寝た」と言ってゆっくりとあくびをして起き上った。って言うか寝てたのかよ。するとその青年は俺を見て、
「んんんん?君は誰かな?見たところ〈人間〉だし、黒いウインドブレーカーを着ているところから見ると外来人かな?だとすると懐かしいなあ!僕も昔はそのかっこでよく動き回っていたよ。おっと失礼、初対面の人に向かってじろじろ見るのは失礼だよね、僕は赤羽 全(あかばね すべて)ただの転生者さ。」
いきなりわけのわからないことしゃべりだして自己紹介してきた。
「鴻巣 勝だ。趣味は糖分接種と金稼ぎだ。」
とふつうに挨拶を返す。
「ちょっと変わった趣味だねぇ。あ僕はねぇおしゃべりと料理と掃除とネトゲとバトルと空を飛ぶことが趣味でこれからももっと増えていく予定で…」
何なんだこいつは?後半は明らかにおかしいぞ?
「ん……ここは?」
その時後ろから声がして振り向いてみると、また一人誰かが起きていた。二人目は少年だ。小学生くらいかな?
「大丈夫か?」
心配したので声をかけてみる。
「うん。えっと…ここはどこ?お兄さんたちは誰?どうして僕はここにいるの?…あれ?僕誰だっけ?」
いきなり焦りだす少年を自分は落ち着かせる。
「うん。まず深呼吸して落ち着こうか」
「そうそう、まず深呼吸して水飲んで掌の上で人という字を三回書いてそれをすぐ呑み込んでそしたら復活の呪文を唱えてそれから」
「お前も黙ろうか?」
「???」
俺は全を止めてどうにか少年を落ち着かせる。その時少年の足元にリュックらしきものが目に入った。そのリュックには名札が付いていて、【新座 優】(にいざ ゆう)という文字が書かれていた。
「これが僕の名前?」
「…きっとこれはお前のだからそうだろ」
「え?そうなの?」
「そういうことにしとけ」
「えー……」
適当にそういうことにした。にしてもこいつ、記憶喪失か?だとしたらまずいよなぁ、今の状況がわからないのはともかく自分のこともわからないんじゃ大変だ。そのあと俺たちも自己紹介を済ませ(全は10分以上は無駄にしゃべってた)これから考えていきたいのだが、
「もう一人は起きねぇな」
「そ…そうだね」
「あれだけ僕たちがしゃべっていたのにまだ起きないんて…」
「いや、ほとんどお前な」
そう言いながら俺たちは倒れているもう一人の前に近づいて行った。のだが…。
「こいつ…肌青くね?」
「…寒いのかな?茶色いコート着てる。しかも体中に包帯巻いてるね。左目も隠してる」
「しかも息してないねぇ」
「…それって死んでね?」
「それじゃあ燃やしてあげないとねぇ」
「え?なんで?」
「死んだ人の魂を天国に届けるためだよ?」
「へー」
「でも気おつけてね?死人を踏むとその魂が怒りだして、呪われるよ」
「……」
「勝?」
「勝君?まさかやっちゃった?」
「実は…起き上った時、この死体俺の下敷きになってて、」
「「……」」
「いや、なんか言ってよ」
俺は死体に背を向け話し出す。
「いやいやいいかお前ら、いくら死人がいるからって焦るんじゃねぇ。ここは落ち着いて自転車なり電車なりどこでもドアを探してだな?」
「え!?勝何言ってるの!?逃げちゃだめだよ!」
「そうそうまずは南無阿弥陀仏と祈ってこの人の魂を天国に届けないと、呪われちゃうよ?」
「ななな何言ってんだ呪いなんてあるわけねえよ。あんなん迷信だよこの世に会っちゃいけねえ代物だよ」
「勝く~んまさかと思うけど、怖いの?」
「は!?全然怖くねえし!めっちゃ余裕だし!俺全然呪われた感ないし!」
「「……」」
急に二人は黙りだし、全はニヤけながら見て優は驚愕した目で見やがった。
「だから違うっつってんじゃん!何その目なんか腹立つんですk」ガシッ!!
「…え?」
俺の左肩に何か冷たい感触を感じて、振り向いた瞬間。
「あぁなぁたぁはぁ赤い部屋をシンジマスカァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」
「ギャフアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
ドサ…
「勝ーーーーーーーーーー!!」
「どもどもどもども!俺は何かしら生まれた謎の妖怪!!ふじみ野 恐(ふじみの おそれ)さんでーーーーーす!!」
こんな感じで俺たちはこうして出会った。
いかがでしたでしょうか?
東方キャラは次に出ます。