魔理沙「マジで私の出番がねぇ…」
勝「これはもうしょうがない」
霊夢「ええ、全く、メインを差し置いて」ぶつぶつ
side優
恐が復活した後僕は今、神社の近くの森で探索している。
というのも数時間前、霊夢さんは宴会の準備するから手伝ってほしいとのこと。
みんなそれぞれバラバラに行動することになった。
勝は霊夢さんと魔理沙の手伝い。勝は料理に関しては、ご飯を炊く、パンを焼く、コーヒーや茶を淹れる、スイーツを作る程度しかできないらしい。最後のスイーツはとても気になるけど宴会になったら楽しみだ。
全さんは紫さんと一緒にスキマを使ってどこかへ行ってしまった。どこに行くんだろう。
恐は「ちょっと探検してくる!!」と言って、飛んでいってしまった。…飛べるんだ。
ルーミアは友達を呼んで来るそうだ。最初は一緒に行こうと誘われたが、僕も近くでもいいので探索したいという理由で断った。その時寂しそうな顔してたけど、すぐに会えるのから大丈夫と言った。その時約束だよとか、絶対だよとか、破ったら食べちゃうからとか、大変だった。
霊夢さんは「探索するのはいいけど神社には離れすぎると妖怪出るから気を付けなさい」と許可をもらった。あとついでに魔理沙から、「何か面白い物かキノコを見つけたらもってこい!!」とも言われた。見つけたら持ち帰ろう。
そして今僕は面白い何か(?)を探しながら森を探索している。歩いている途中キノコが生えていたのでそれを採取する。また見つけたら採取する。それを繰り返して夢中になってキノコを探していたら…
「…迷子になっちゃった。」(涙)
ど、どうしよう。霊夢さんからは気を付けろと言われたばかりなのに…。
そうこう悩んでいるとき、
「あの…」
と後ろから声をかけられた。
振り向くとそこには僕と同じくらいの歳の女の子二人
「何かあったのですか?」
一人は最初に僕に声をかけた子は、紫色のショートの髪に花の飾り(?)がついていて、高価そうな着物を着ている。
もう一人はオレンジ色の髪に二つ鈴のついた髪止めにそれぞれツインテールにしていて、着物っぽい服を着てその上にエプロンをつけている。
「ひょっとして迷子?そう言っていたけど…」
「う、うん。道に迷っちゃって…」
隠してもしょうがないので、正直に返す。
それにしてもなんで自分と同じくらいの歳の女の子がこんな森にいるんだろう。
「あ、もしかして博麗神社に向かっているのですか?私たちもそうなんです。」
と、紫色の髪の女の子が言う。
「ということは君たちも迷子?」
「そんなわけないでしょ、道知っているから向かっているの。」
「そーなのかー」
あ、ルーミアのうつった。
「も、て事はあなたも?」
「うん。宴会の準備しているから、その間に探索してたら迷っちゃって」
「間抜けね」(呆)
「う……」グサッ
鈴の女の子にはっきり言われた。傷つく。
「だったら一緒に行きませんか?私は稗田阿求(ひえだのあきゅう)です。」
「私は本居小鈴(もとおりこすず)、よろしく」
助けてくれる上に自己紹介してくれた。僕も立ち直り言葉を返す。
「新座 優だよ。勿論!一緒に行くよ!」
少年少女移動中
「やっぱり優さんは外の世界から来た人なんですね。」
「優でいいよ。と言っても記憶は全くないんだ。」
「じゃあなんで自分が外の世界の人だと言えるの?」
「自分のリュックに名前とこういう服を着ているからかな?」
「確かにここ幻想郷にない変わった服ですね」
「後僕以外に外から来た人がいるからだと思う」
「え!?優以外も?」
「珍しいですね、複数で幻想入りすることなんてないのに」
と他愛のない話をしながら僕たちは歩いている。
他にも、阿求は人里の中では有名な稗田家の当主で、幻想郷の資料「幻想郷縁起」を編纂している。しかも能力を持っていて、『一度見た物を忘れない程度の能力』らしい。
だからとても記憶力がよくて、ここから博麗神社の行き方もよく知っている。
小鈴は人里の貸本屋「鈴奈庵」で家族と生活していてる。能力も持っていて、『普通には読めない本を手をかざすことで読むことができる程度の能力』でどんなに難しい本でも読めるらしい。
二人とも僕と違ってすごく頭がいいんだな。
「でも二人だけでも大丈夫なの?妖怪は人里から出てる人を襲うと聞くけど」
「その辺は大丈夫!この霊夢さんがもらったお守りがある限り話の通じない妖怪は引き寄せないわ!」
「いわゆる低級妖怪除けです。」
小鈴はエッヘンと、阿求は詳しく説明してくれた。霊夢さんはすごい人だから、それなら安心だ。
「実は私、神社で宴会に参加するの初めてなんです!」
「そうなの?」
「はい!今の身分では外に出ることも難しくて、今回は特別に許可をいただいたんです!」
「うん、実は私も、人里しかやってないからとても楽しみ!」
マミゾウさんにも会えるしね、と本当に楽しそうにする二人
「そういうあんたは妖怪出たらどうするの?」
「え?逃げるけど?」
「逃げるって、どうやって?」
「どうやってって、走って」
「「え?」」
「…え?」
僕なんかおかしなこと言った?
「あの、人間が頑張っても妖怪にはすぐに追いつかれますよ?」
「え!?そうなの!?」
「はぁ、あんたバカでしょ?」
「う、で、でも、やってみなくちゃわからないでしょ?」
「いや、だから無理なんだって、ホントに速いのよ?」
「えっと、優?妖怪はいい妖怪もいるけど、本能のままにすごい勢いで襲ってくる獣のような妖怪がいるから、ちゃんと霊夢さんと相談してから探索に行ったほうがいいよ?
」
「…うん」
知らなかったとはいえ、なんか恥ずかしいというか、傷ついたというか、複雑な気持ちになった。
「ほら見て、あそこにいる犬なのか猪なのかよくわからない形しているまがまがしい妖怪が、あんな小さい小人を襲い掛ろうとしているじゃない!」
「うん。って、え!?」
「え!?」
小鈴が指をさして言って、僕もそれに答えた時、思わず僕と阿求は突然のことに驚く
「グルルルルルルルルルル…」
「よ、寄るな妖怪め、このスペルカードで弾幕勝負d」
「グラァァァァァァァァァァァ!!!!」
「ヒィ!?」
よく見ると小人の女の子がミシン針とカードらしきものを持って、妖怪を退治しようとしているが、とても危険な状態だ。
「ど、どうしよう」
「あの小人、確か博麗神社に居候している…」
阿求は知り合いなのかな?けど今はそれどころじゃない。
「グォォォォォォォォォォォォォォォ!!!」
「ぁぁ…」
「あ!」
「っ!」
妖怪は大きな口で叫びながら襲い、小人はおびえて動けず、小鈴と阿求は見てられないのかその場面に目をそむけた。そして僕は、反射的に近くにある石を取り、大きく振りかぶって、
「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!」ブォン!!
妖怪にめがけて投げつけた。
「ギャァァ!!」ドコン!!!
「…ふぇ?」
「え!?」
「石が、粉砕した!?」
石は見事に粉砕し妖怪はあまりにも痛いのか転がり悶えてた。
このスキに僕は小人に近づき、
「あ、あの。」
「話はあと!逃げるよ!」バッ!
「キャッ」
小人を優しくもちリュックの中にチャックを開けたまま入れて、逃げる。
「阿求!小鈴!」
「ご、ごめんなさい。私病弱で…」
「!?」
これは計算外!外に出てこんな森の中で歩いているからそれなりに鍛えているかと思った。
「大丈夫!!こんな時のために霊夢さんのお守り…が?」
「小鈴?」
「どうしたの?」
小鈴が自信満々にそのお守りを取り出した途端一気に顔を青ざめた。
その様子に思わず僕は尋ねる。
「ごめん…これ…健康祈願のお守りだった。」(涙)
………
「えええええええええええええ!?」
まさかの間違い!!
「グルルルルルルルルルル…」
「ひっ」
「…」
今の状況小鈴と阿求と小人はおびえて動けない。獣は意識を取り戻し始めている。最悪の状況。そして今、みんなと一緒に無事に生き残れる方法は…。
「阿求!小鈴!ゴメン!」バッ!バッ!
「ふぇ!?」
「キャッ!」
右の脇に阿求、左の脇に小鈴を抱え、妖怪に背を向けて、
「優!?」
「まさか…」
そのまさかだよ。
「逃げるんだよーーーーーーーーー!!」ダッ!
全速力で駆け出す。この位置なら博麗神社はこのまま真っ直ぐ行けばたどり着く。あとは妖怪につかまらなければ、
「大丈夫!!」
「グラァァァァァァァァァァァ!!!!」
「ヒィィィィ」
「全然大丈ばないぃぃぃぃ!!!!」
妖怪は起き上がりすぐにこっち向かって走り出した。
「優!私はもういいから。ここにおいて「ダメだ!!」っ!」
阿求は僕にそんなこと言うが、それは絶対駄目だ。
「その体でここまで頑張ってきたんだろ!?諦めるな!!」
「優…」
「でも無理よ…もう追いついてきてるし」
確かに小鈴の言う通り、もう妖怪は、あんなに遠く小さかったのに、今では威圧させるくらいの近さと大きさで来ていた、でも、それでも、
「それでも、やってみなくちゃ、わからないだろ!!」
僕は足に『力』を入れてさらに全速力で走る、走る、走る。走る!
「え?」(だんだん速くなって…)
「嘘でしょ?」(妖怪との距離が離されてく…)
「グルォ!?」
今は何も考えず、ただ博麗神社だけ見て、足を動かす。
そして目の前には、
「か、階段ですよ…」
「やっぱり長い…」
そう、階段僕は走った勢いで地面に強く踏みしめ、
ダン!!
「!?」(飛んだ!?)
「わあああああ!!」(高い高い!!高すぎるよこれ!)
ジャンプした後上った階段は半分を切りあとは駆け抜けるだけ!!
これで…
「グルァァァァァァ!!」ダン!!
「くっ!」
「あぁ…」
「そんな…」
妖怪も負けじと飛んできて、もうすぐ後ろにいた。
「まだまだ…」はぁ…はぁ…
「優、もう…」
「くぅ…」(もう駄目…)
「グラァァァァァァァァァァァ!!!!」
後ろからは見えないけど妖怪はいま大きな口を開けて僕らを食べようとしているのだろう、それでも僕は足を止めなかった。
「私を忘れないでください!!!」
小弾「小人の茨道」
ズドドドドドドドドドドドドカァァァァァン
「ギャーーーーーーー!!」
「君は!!」
「私は、私は少名 針妙丸(すくな しんみょうまる)一寸法師の末裔です!」
小人の女の子、針妙丸は勇敢に名乗った。
「肩を借ります!優さん!」
「あ、うん!」
僕の名前は多分阿求と小鈴のやり取りで、察したのだろうと思う。
僕はひたすら階段を上り、針妙丸は追ってくる妖怪を弾幕で応戦。そして
「優、あともう少し!」
「が、頑張ってください!」
「ああ!!」ぜぇ…ぜぇ…
目の前にある最後の一段を、
ダン!!
登り切った!!
登り切ったの途端、力が抜けて、バタンと前に倒れる。
そして顔上げて、目の前には、
「あれれぇ?優君待ちかねたよーー、さっき紫とどういう風に宴会を盛り上げようといろいろと会議したんだけどさぁ、あ、そうそう紫が式神持っていて、それはとてもしっかりした妖怪だったよ。それからすごいことにその式神が、またさらに式神を使役していて…」
「はぁ…はぁ…」
全さん、僕の状況をよく見て、察して、お願いだから。
「それどころじゃないのです!!」ひょこ!
「そうです、早く優さんを安全な場所に…」あせあせ
「あとそこの階段から妖怪が…」
「グルァァァァァァ!!」
「ヒィ!もう来た!!」
「ちょっと!これ何なの!?」
「え?妖怪?宴会の客人?」
「なわけないだろ!!」バシン!
霊夢さん、勝、魔理沙が順番に来て、状況を見る。
ああ、でも、
「駄目…距離が遠すぎます。」
「間に合わない!!」
「スペルカードが…ない…」
「ガァァァァァァァァァァァ!!」
「「優!!」」
「間に合え!!」バッ
霊夢さんはお札を投げるも、妖怪はその大きな口を開けて僕らを食べようよしたとき
「…うるさいよ?」
「ギャッ!?」ドォォォォォォォォォォォォン
「「「「え?」」」」
これから僕らを食べようとする妖怪の頭は、あっという間に粉砕、そして目の前には
「まだ話してる途中なんだけど?」
しれっとした顔で、妖怪にパンチした後の全さんがいた。
恐「あれ!?俺回想だけ!?主人公なのに!?」
勝・霊夢・魔理沙「誰がだ!!」
一方其の頃
ルーミア「は!」
リグル「ふぇ!?」
ミスチー「ど、どうしたの?ルーミア」
チルノ「わかった!何かの予言が始まるな!?」
大妖精「もう、そんなわけないでしょ」
ルーミア「優の霊圧が、消えた?」
チルノ・大・その他の妖精たち「「「「「え?」」」」」
ミスチー・リグル「誰!?」