バカとアクマと召喚獣   作:レーラ

13 / 17
お待たせしました!今回募集していたイタズラを使います!


第十二問 根本への制裁

 Bクラス代表の根本が倒れた事により、私達Fクラスの勝利が決まった。え?勝因は何だって?そりゃあ、卑怯さのレベルってやつかな。

 

 それはともかく、壁をぶち壊して入って来るなんて私ですら予想できないけど、秀吉君曰く「明久らしい作戦」との事だった。

 

「さあて、戦後交渉のお時間だよ。負け犬代表」

「くっ……!」

「マリ。それは俺の仕事だ」

 

 えー。せっかくやりたい放題出来ると思ってたのにー。けど種は蒔いといたし、後は花が咲くのを待ちますか。

 

 とはいえ、あれだけ散々卑怯な手段を使っては煽っ    て来たくせに見事に大敗したからね。あの強気な態度は一体何処へ行ったのやら、今は見事に凹んでいる。

 

「本来なら設備を明け渡してもらい、お前らには素敵な卓袱台をプレゼントする所だが、特別に免除してやらんでもない」

 

 それを聞いたFクラスの面々は何故だと言わんばかりに騒ぎ始める。

 

「前にも言ったが、俺達の目的はAクラスだ。ここがゴールじゃない」

 

 そう。Bクラスはあくまで通過点。こんな所で満足されたらAクラス戦なんて出来やしない。

 

「ま、Bクラスが条件を呑めば解放してやろうかと思う」

「条件とは何だ……?」

 

 お、潔いね。

 

「それはお前だよ、負け組代表さん」

「俺だと?」

「ああ、お前には散々好き勝手やってもらったし、正直去年から目障りだったんだよな」

 

 うわぉ凄い言われよう。一体何をしたらそこまで言われるのだろうか?しかもBクラスの面々は誰一人として彼を庇うような素振りはない。信頼も人望も欠片もないね。

 

「そこで、お前らBクラスに特別チャンスだ。Aクラスに行って、試召戦争の準備が出来ているとせんげんしてこい。そうすれば今回の設備については見逃してやっても良い。但し宣戦布告はするな。すると戦争は避けられないからな。あくまでも戦争の意思と準備があるだけと伝えるんだ」

「それだけで良いのか……?」

 

 それだけで設備が守られるなら、乗らない手はないよね。それだけだったらね(・・・・・・・・・)

 

「ああ。Bクラス代表がコレを着て言った通りに行動してくれたら見逃そう」

 

 そう言って取り出したのは私の予備の制服。これを着て喧嘩を売りに行くなんて男の尊厳を奪われるようなものだ。

 

「ば、馬鹿な事を言うな!この俺がそんな……」

『Bクラス生徒全員で必ず実行させよう!』

『任せて!必ずやらせるから!』

『それだけで教室を守れるなら、やらない手はないな!』

 

 まさかのBクラス全員が代表を裏切るという暴挙。ここまで人望がないとは……まあ彼は卑怯なだけでそれ以外は大した事ないからなぁ……。

 

「お、おい!寄るな変態……ぐほぉっ!」

「とりあえず黙らせました」

「お、おう。ありがとな」

 

 拒否する代表を容赦なく腹パンで気絶させたよ。この変り身の早さには流石の雄二も引いてるよ。

 

「では着付けに移るとするか。明久、任せたぞ」

「了解」

 

 吉井君がノリノリで根本の制服を脱がせる。

 

「うん……ぅ……」

「ていっ!」

「ぐほぉっ!」

 

 目を覚ましかけた根本に追加攻撃。君も案外やるね。だけど女子の制服の着付けなんて全然分からないのか、なかなか手こずっている。

 

「あ、私がやってあげるよ」

 

 Bクラスの女子が手伝ってくれるようだ。

 

「そう?悪いね。それじゃ折角だし可愛くしてあげて」

「それは無理。土台が腐ってるから」

 

 プッw

 

 とりあえず、根本はその女子に任せて吉井君は根本の制服を探る。お目当てのものがあったのかそれを出した。そう、瑞希のラブレターだ。

 お目当てのものが見つけたらもう用無しになった根本の制服をゴミ箱へと押し込んだ。ゴミはゴミ箱にってか。 

 

「ところでさ雄二」

「ん?何だ?」

「あの制服、もう着られないんだけど」

 

 秀吉君に着せるならまだ良い。女の子みたいなものだし、可愛かったし。但し根本、テメーは駄目だ。いくら女子らしくない私でも、あんな小者が着た制服を着るなんて御免だわ。

 

「ま、礼として制服の弁償くらいはするさ」

「話が早くて助かるわ。じゃ、私はそろそろこの辺で」

「おい、何処へ行くんだ?」

「雄二と吉井君はこれで気が済んだかもしれないけど、私はまだまだ足りないんだよねぇ」

 

 私を出し抜いた罪はまだ贖っていない。奴には本当の地獄というものを見せてやらなきゃね……ヘッヘッヘッヘッ!

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 翌日、敗戦直後から女装でAクラスに宣戦布告を示唆する発言をするという屈辱的な仕打ちを受けた根本恭二。

 しかも普段着ている制服は吉井明久によって捨てられた為、そのまま家に帰らねばならなくなった。今は予備の男子制服で登校している。 

 

「クソッ……!Fクラスめ、覚えていろよ……いつか必ず……!」

 

 復讐に燃える根本だが、試召戦争のルールにより試召戦争に負けたクラスは三ヶ月間宣戦布告が出来なくなる。

 これは試召戦争に負けたクラスがその仕返しで宣戦布告するという泥沼化を防ぐ為のルールである。

 

 打つ手がないまま根本は重い足取りで登校する。学園の玄関の下駄箱から上履きを取ろうとした時、何かが入っている事に気付いた。

 

「ん?これは?」

 

 それは一枚の便箋だった。その中身は…… 

 

 

 

 私はずっと前から根本君の事が好きでした。

 

 何とか勇気を振り絞って、この手紙を出すと決めました。

 

 ホームルームの前に一度、私に会ってください!お時間は取らせません!

 

 体育館裏で待っています!

 

 

 Fより

 

 

「F?誰だ?」

 

 差出人は本名ではなくFと書いてある。態々本名を伏せる意味は分からないが、可愛らしい筆跡から見て女子であると考えられる。

 

(ふっ……モテる男は辛いものだな。だが悪いが友香がいる以上、付き合うわけにはいかないな。とはいえ、会うだけならば問題ないだろう)

 

 付き合っている女子がいるとはいえ、満更でもない様子。とりあえず、上履きを履き替えるのをやめて体育館裏へと向かった。

 

 だが根本が着いた頃には既に一人、体育館裏で佇む者がいた。

 

「待たせたか?そう機嫌を悪くしないでくれ。俺と付き合いたいっていう話を聞いて、俺も少し驚い……た……」

 

 だがその相手を見た時、根本は絶句した。

 

「……あ、あんたは……!」

 

 その相手は、仕事の為に婚期を逃した独身女教師、船越だった。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 ギャアアァッハッハッハッハ!!まんまと騙されたなバカめ!その自己中心的な性格が仇となったなぁ!

 

 読者の皆は予想していると思うが、私からネタバラシ。あの手紙は根本をおびき出す為に私がわざと可愛らしく書いた偽の手紙!

 宛名であるFは船越のF!多分本当はHなんだろうけど、Fクラスの私が書いたという意味も込めてFにしておいた。

 

 昨日私が書いた便箋、それを適当な先生に渡しておいてと雄二に頼んでいたけど、あの中身はこうなっていた。

 

 

 船越先生、Bクラス代表根本恭二は、あなたが熱心に生徒を指導する姿を見て、今までの自分の行動に恥じ、身も心も改めたいと思いました。

 これを気に、先生とのお付き合いを考えています。明日の朝、体育館の裏で会えませんか?ご検討のほど、よろしくお願いします。

 

 

 

 と、書いていたのだぁぁーー!そして体育館裏におびき寄せて二人っきりの写真を土屋君に撮ってもらう。

 

「どう?良いアングルで撮れた?」

「……抜かりなく」

 

 カメラに関しては土屋君の右に出る者はいない。しかも隠密スキルも非常に高く、シャッター音もオフにしている。これならば見つかる心配はない。

 

「うわ……船越先生、壁ドンしてるよ……」

 

 熱烈なアプローチだねぇ。さて、いい感じに撮れたところで、そろそろ印刷しますか。そうねぇ、掲示板に大きくデカデカと貼り付けますか。あそこなら注目される事間違いなし。

 

 

 ついでに新聞部にタレコミますか。

 

 

 そうして私は土屋君に保健体育の参考書(エロ本)を提供し、質の良い写真を印刷。それを昼休みに掲示板の隅々まで貼り付けた。

 

 当然そこは生徒が必ず通りかかる所であり、根本と船越先生のツーショット写真によって二人が付き合っているという噂が瞬く間に広まった。

 

「な、何だこれは?!クソッ!一体誰が?!」

 

 あ、根本だ。ちなみに私は彼が絶望に堕ちる様子を見る為に、この近くに潜伏している。

 

「マジかよ……あの根本が船越先生と……」

「えぇ〜?それはあり得なくない?」

「けどあいつラブレターまで書いてたらしいぞ?」

「ら、ラブレター?!」

 

 まあ、そのラブレター自体が私が書いた偽物のラブレターなんだけどね。

 

「ち、違う!俺は……」

「恭二……?」

 

 根本が背後を振り返ると、そこにいたのはCクラス代表である小山友香だった。本当に付き合ってたのか。

 

「ち、違うんだ!これには訳が……ま、待ってくれ!何も言わずに去るな!友香あああああぁぁぁぁーーーー!!」

 

 ギャッハハハハハハハ!!まさかこんな事で破局を迎えるなんてザマァだアハハハハハハハ!!

 けどこれで瑞希の純情を弄んだ罪の制裁は済んだし、そろそろAクラス戦に向けて準備しますか。

 

 

 にしてもあの負け組代表が小山さんに泣きつく姿は……クヒヒヒヒィッ!ww

 

 




バカテスト

問 以下の問いに答えなさい。
『女性は()を迎える事で第二次性徴期になり、特有の体つきになり始める』

姫路瑞希の答え
『初潮』

教師のコメント
正解です。

吉井明久の答え
『明日』

教師のコメント
随分と急な話ですね。

浦方真梨香の答え
『インキュベーター』

教師のコメント
アニメの話はしていません。

土屋康太の答え
『初潮と呼ばれる、生まれて初めての生理。医学用語では生理のことを月経、初潮のことを初経という。初潮年齢は体重と密接な関係があり、体重が43kgに達するころに初をみるものが多い為、その訪れる年齢には個人差がある。日本では平均十二歳。また、体重の他にも初潮年齢は人種、気候、社会的環境、栄養状態などに影響される』

教師のコメント
詳し過ぎです。


というわけで、イタズラの案を考えて下さり、ありがとうございました!


 感想の所だとリクエスト行為になってしまうみたいなので、イタズラの案については活動報告にて募集いたします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。