機動戦士ガンダムSEED カガリの兄様奮闘記   作:水玉模様

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大方の予想通りですね。面白みがなくてごめんなさい。


PHASE-2 怒れる瞳

 

 

 時は少し遡る。

 

 

 カガリ達が工廠へと辿り着くその頃。

 

 アーモリーワンを歩いていたスティング達3人は、通りかかったザフトの兵士が乗る車に拾われる。

 

 否、正確に言うのであればザフトの正規の兵士ではなく、この日の為にアーモリーワンへと潜入していた工作員。

 彼等は地球連合の所属となる第81独立機動部隊。通称ファントムペインと呼ばれる非正規の特殊部隊であった。

 兵士の多くは孤児をブルーコスモス関連施設で引き取り、洗脳教育した人員で賄っており、その任務の特異性と特殊性から正規兵ではないものの、精鋭集団を要している。

 

 そんな彼らがアーモリーワンで……それも軍事工廠へと潜入したとなれば。

 その任務の内容はおおよそ推し図れるであろう。

 

 ──プラントが開発した最新鋭機の強奪。

 

 嘗て行われたザフトの作戦の意趣返しの如く、ここアーモリーワンで製造されたザフトの最新鋭機を奪いに来たのだ。

 

 ハンガーを守る兵士達を瞬く間に屠り、スティング、アウル、ステラの3人は目的の機体へと乗り込んだ。

 

 ZGMF-X24S、機体名カオス。

 ZGMF-X31S、機体名アビス。

 ZGMF-X88S、機体名ガイア。

 

 先の大戦において圧倒的な戦果を及ぼした核動力機体、フリーダム等を擁するファーストステージと呼ばれる機体群。

 その機体性能を受け継ぎ新規に開発されたセカンドステージと呼ばれる機体群である。

 

 ユニウス条約によって核動力こそ搭載されていないものの、時の流れと共に発展してきた技術でブラッシュアップされた機体性能は、バッテリー駆動でありながらファーストステージと遜色無い。

 

 起動していく3機のガンダム達。

 VPS(ヴァリアブルフェイズシフト)装甲によって、灰色の機体に色彩が宿った。

 

 カオスは緑を基調とした色合いに。

 アビスは海を思わせる青を基調に。

 ガイアは宇宙の如き漆黒へと染められる。

 

 そして同時に、3機の一斉砲火によって、6番ハンガーのゲートが破られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──してやられた。

 

 炎の中から動き出してくるMSを、カガリは忌々しく見つめていた。

 

 新造戦艦の進宙式を前にして、演習などであるはずがない。この騒ぎはれっきとした敵対勢力による工作活動だ。

 つまりはプラントにおける敵──地球連合によるものだろう。

 

 

 こんな事になる前に、もっと早くこうしてプラントに赴き対応するべきであったと、カガリは轡を噛んだ。

 

 デュランダルが言ったように、オーブから流出した技術が既に形を持って生み出されている今、あれらを強奪されれば、オーブとプラントの結びつきを示す良い証拠になる。

 

 それは即ち、再びオーブをザフト支援国家と見なして地球連合に付け入る隙を与えてしまう。

 再び、戦火にオーブを巻き込んでしまう事になるのだ。

 

 止めなければならない……なんとしてもここで。

 

「兄様!」

 

 この場で最も頼りにできる兄を呼びつける。

 本当ならアスランにも動いてもらいたいが、ここプラントでアスランに目立つ動きはさせられないし、何より過保護な2人がここにいるカガリを放って共に動いてくれるわけも無いだろう。

 この突然の事態においても、カガリの思考はまだ冷静であった。

 

「──どうすれば良い?」

 

 タケルの応答は早く、そしてカガリの意を理解したものであった。

 カガリは必死の形相で口を開く。

 

「止めてくれ──手段は問わない!」

 

 後の事は何とでもしてやる──そんな言葉が含まれている事をタケルは察した。

 瞬間、軍人の仮面を剥いでタケルはカガリの言葉に頷いた。

 

「上等──アレックス、カガリをお願い! 議長の傍からも離れない様に!」

「了解したが、どうするつもりだ?」

「なに、ウチの代表を危険に巻き込んだ礼もかねて、一番良い奴を使わせてもらうだけさ!」

 

 言うと同時に、タケルはまだ無事なハンガーへと駆け出した。

 一足飛びで、横たわる深緑の機体──ZGMF-1000ザクウォーリアへと乗り込んだ。

 即座に機体を起ち上げる。瞬く間に起動シークエンスを終わらせると、重々しく動き出したザクウォーリアがアーモリーワンの大地に立ち上がった。

 

「武装は──射撃と近接武装が揃ってれば十分だ!」

 

 タケルはそのまま機体パラメータを確認──腰にあるビーム突撃機銃と、シールドに格納されたビームアックス。これだけあれば十分に戦えるだろう。

 慣熟訓練無しで機体を乗りこなすのは、タケル・アマノの十八番である。

 

「議長には悪いけど、撃墜も止む無しかな──覚悟してもらう!」

 

 オーブを巻き込むであろう戦乱の火種。逃すわけにはいかない。

 けたたましい音と共に背部のバーニアを吹かして、タケル・アマノが乗るザクウォーリアが3機のガンダムへと襲い掛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最新鋭機の強奪。

 それは紛れもなく緊急事態であり、デュランダルは直ぐに対応の指示を下していく。

 

 

「何としても抑えるんだ! ミネルバにも応援を頼め!」

 

 

 新造艦ミネルバ艦内でも、デュランダルからの要請を受けて戦闘配備が発令。

 艦橋に居たクルー達に緊張が走る中、艦長のタリア・グラディスは艦載機で唯一発進が可能な状態である機体のパイロットを通信で呼び出した。

 

「シン! “シン・アスカ”! 至急格納庫へ!」

『了解、直ぐに向かいます!』

 

 返って来る強い声に、小さく息をつくと続いてCIC席にいる赤毛の少女へと視線を向けた。

 

「メイリン──インパルス、発進準備よ!」

「了解しました!」

 

 

 格納庫へと辿り着いた少年シン・アスカはパイロットスーツを着て、自身が乗る機体へと向かった。

 小さな戦闘機コアスプレンダーへと乗り込んだところで、タイミングよくCICの“メイリン・ホーク”からのアナウンスが聞こえてくる。

 

『インパルス、発進スタンバイ。パイロットはコアスプレンダーへ。モジュールはソードを選択。シルエットハンガー2号を解放します。シルエットフライヤー射出スタンバイ。プラットホームのセットを完了。中央カタパルトオンライン。気密シャッターを閉鎖します。発進区画、非常要員は待機して下さい』

 

 次々と起動していくミネルバの中央カタパルト。

 物々しい音と共に、幾つものユニットが運ばれていく。

 

『中央カタパルト発進位置にリフトオフします。コアスプレイダー全システムオンライン。発進シークエンスを開始します。ハッチ開放。射出システムのエンゲージを確認。カタパルト推力正常。進路クリア────コアスプレンダー、発進、どうぞ!』

 

 カタパルトから射出され、シン・アスカが乗るコアスプレンダーはアーモリーワンの空へと飛んだ。

 

 だが、それで終わりではない。

 

『カタパルトエンゲージ。シルエットフライヤー、射出、どうぞ!』

 

 コアスプレンダーに続くように、巨大な2本の対艦刀を備えたバックパックが射出される。

 

『続いてチェストフライヤー射出、どうぞ!』

 

 更に続くように、今度はMSの胴体部と思われるブロックが。

 

『レッグフライヤー射出、どうぞ!』

 

 最期にはMSの脚部であるブロックが発進していった。

 

 編隊を組むようにしてアーモリーワンの空を翔ける、コアスプレンダーと各種フライヤーユニット。

 

 

 その最中、戦場へ向かう少年の瞳は、怒りの義憤に燃えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ザクウォーリアへと乗り込み、戦場に躍り出たタケルの動きは早かった。

 

 

 初手。ところかまわずと言った様子で設備を撃ちまくるアビスへと突撃。同時に腰に備えられたハンドグレネードを投擲。

 VPS装甲によって無力化されようと爆炎と衝撃で隙を作り出せれば、次の瞬間にはタケルの領分であった。

 

「はぁ!!」

 

 肉薄。同時に振り下ろされるビームアックスが、アビスの持つビームランスに叩きつけられた。

 

「切れない? コーティングされているのか!」

「なっ、このぉ!」

 

 すかさず反撃に出るアビスは両肩の曲線を描くシールドを開いて、内蔵された3連装ビーム砲を撃ち放つ。それをザクウォーリアは跳躍で躱し背後へと回り込んだ。

 

「取った!」

「何っ!」

「アウル!? ちぃ!」

 

 背後を取り、無防備な背中へと追撃をかけようとするザクを、間一髪で察知したカオスがビームライフルで狙い撃つ。

 

「ちっ、よく見てる……あっちが隊長か! 簡単にはやらせてくれないようだね!」

 

 即座にタケルは目標を変更。

 警戒するアビスを差し置いてカオスへとザクの突撃の舵を切った。

 

「てめぇ、嘗めんなよ!」

 

 ビームアックスを構えるザクに対して、盾を用意して身構えるカオス。

 突撃するザクがビームアックスを振り下ろそうとする刹那──

 

「がぁ!?」

 

 ザクはそのままビームアックスを振り下ろさずに、スラスターを全開。肩に備えられたシールドごと体当たりを敢行。

 3つの衝角を備えたシールドが、カオスに突き刺さり地面へと叩きつけた。

 

「──振りかぶったからと言って振り下ろすとは限らないよ。態勢を崩しさえすれば、より確実に攻撃を加えられる!」

 

 起き上がろうとするカオスを踏みつけ、今度こそタケルはカオスを仕留めに掛かろうとするが、そこへアビスが腹部のスキュラで牽制。

 察知したタケルは、寸でのところで後退してカオスとの距離をとった。

 

「ちっ、なかなかしぶとい…………それに既に使いこなしてると見える。イザーク達の方がまだ不慣れで可愛げがあったよ全く!」

 

 頭のどこかで『何ぃ!!』と聞こえた気がしなくもないタケルは、小さく苦笑しながら再びザクを駆ってカオスへと向かった。

 アビスが牽制の射撃を放つが、それを余裕をもって回避。そのままカオスへと肉薄しようとするが、スティングは先の攻防から警戒強く、接近を許さずに距離を取ろうとしてきた。

 

「だったら──」

 

 ザクの腰に備えられたビーム突撃機銃をばら撒く。

 命中制度はお世辞にも良いとは言えないが、敵の動きを封殺するには十分であった。

 アビスへと数度。逃げるカオスへと執拗に撃ち放ち、回避軌道に終始させる。

 流石は特殊部隊──操縦能力は十分だとタケルはカオスの動きに感心するが、同時に経験値の差は圧倒的だとも思った。

 予定調和の様に回避軌道を取らされたカオスの前方を塞ぐ様にハンドグレネードを投擲。

 アビス同様に爆炎による虚を作り、接近を狙う。

 

 しかし、ここでザクのセンサーが警告を促した。

 

「ちっ、もう1機か!」

 

 カオスに接近するザクへと、4脚のMA形態へと変更したガイアが突撃。

 正に獣の如き俊敏さで、ザクへと飛びかかった。

 

「くっ、前から思ってたけど…………」

 

 ガイアの攻撃をシールドで受けて逸らしながら、反撃にビーム突撃銃で追い払う。

 

「4脚で走るのって絶対コクピットの中シェイク状態だよね! どうなってるのさ!」

 

 それは今気にすることか、と言うツッコミは無しである。

 MS開発の技術者として、バクゥから受け継がれる4脚走行に疑問を抱かずには居られないのだ。

 

 嘗て自身が訓練という名の扱きでアサギ達にやらせたM1シャトルランでも、中のアサギ達はグロッキーであったというのに、より早くより多くコクピットをシェイクされる4脚走行MSにおいては、内部はどうなっているのか。

 

 そんなバカな事を考えてる間に、受け流したガイアの背後をとって、タケルが乗るザクはガイアを強襲。

 

 

 しかし、次の瞬間強烈な殺気がタケルを襲った。

 

「ッ……なんだ!」

「くっ、おまえぇえ!」

 

 思わず、機体を翻してザクはその場を飛びのく。

 数瞬の躊躇いの間にガイアがビームサーベルを構えて迫って来ていた。

 

「うぇぇい!」

「くっ、こいつ……じゃない!」

 

 ビームサーベルをシールドで防ぎつつ、嫌な気配の出所を探るが、ザクのセンサーは何も拾っていなかった。

 脳髄を叩くような嫌な気配──こびりつく様な胸騒ぎがタケルを襲うが、センサー類が拾っていない以上、それに気を取られていても意味はなかった。

 

「ちっ、違和感は後だ! 今は……先に目の前の脅威を仕留める!」

 

 シールドでもってガイアを押し返したタケルは、努めて目の前の戦いに意識を集中させていく。

 

 

 1年以上も間を空けた感覚だが、鈍ってはいない様であった。

 

 落ちていく……意識と脳を覚醒させる、あの状態へと。

 

 

 ──種が開いた。

 

 

 目の前の、戦火となるであろう火種を屠るため、タケルはSEEDの発現へと至る。

 久しぶりの感覚だが、拡大された知覚領域に振り回されずガイアの動きを察知、そして予見する。

 

「ぇぇい!!」

 

 再び向かい来るガイアが振り下ろしてくるビームサーベルを紙一重で逸らし、そして受け流した。

 

「なにっ!?」

 

 驚愕に目を見開くステラを尻目に、目の前にあるがら空きの背中へと、ザクはビームアックスを振りかぶる。

 

 取った──そうタケルが思った瞬間であった。

 

 

 

 

 “──ダメだよ、兄さん”

 

 

 

 瞬間的に、タケルの背中を震わせる悪寒。

 脳裏に直接届けられる様な意識の声に、タケルのSEEDは解けて、ザクはその動きを止めた。

 

「ユ……リス?」

 

 目を見開き、呼吸は荒くなり、タケルは恐怖に身を震わせた。

 今の今まで忘れていた感覚──己の分身である彼女だけが齎した、自身との繋がりを示す気配。

 SEEDに至ったからこそわかる。先程までの違和感が、忘れていた彼女の気配だったのだと。

 

「はぁ……はぁ……そん……な、バカな────はっ!?」

 

 ザクのセンサー類が、警告音を鳴らしてタケルは我に帰った。

 

「このぉお!!」

「っ、しまった!?」

 

 振り向きざまに翻されるガイアのビームサーベルを、タケルはギリギリのところでザクをのけぞらせて躱すが、振り下ろそうとしていた右腕が切り落とされ、更には地面へと機体を横たわらせてしまう。

 

「くっ、何をやってるんだ僕は!」

 

 戦闘中に注意力散漫となり、ましてや動きを止めるなどと……愚かすぎる行いに、思わず自身へと悪態をついた。

 

「ステラ、離れろ!!」

 

 スティングの声に後退するガイア。

 見れば、カオスが全兵装を構えてザクを狙っていた。

 

「くそっ、この程度で──」

 

 機体を翻し、ザクが回避しようとする刹那。

 

 2つのミサイルが、カオスを襲った。

 

 大した威力もなく、おそらくは牽制目的。

 そして同時に、自身の存在を知らしめるためでもあるだろう。

 

 ザクと、奪われた3機のガンダムの間を、小さな戦闘機が駆け抜けていく。

 

「なにぃ!?」

「ザフト──援軍か!」

 

 駆け抜けた戦闘機は、共に飛翔してきたフライヤーユニットと再びの編隊飛行へと戻った。

 

 相対速度を合わせながら、コアスプレンダーは主翼をたたみ、レッグフライヤーとドッキング。

 更にそのまま、逆側にチェストフライヤーが重なり。

 折り畳まれた各部が開いて、その姿は、MSを形取った。

 最後に、背部バックパックとなるソードシルエットが接続される。

 

 

 ZGMF-X56S、機体名インパルス。

 ザフトが開発したセカンドステージの1機。

 コクピットとなるコアスプレンダーを中心に、レッグ、チャスト、そしてシルエットフライヤーから構成され、合体と分離機構を備える事により武装と破損箇所の即時換装を実現させ、単騎での非常に高い戦闘力と継戦能力を獲得した機体である。

 

 

 

「はぁああ!!」

 

 

 背部の対艦刀エクスカリバーを引き抜き、タケルが乗るザクへと狙いを定めていた、ガイアへと切り掛かる。

 後退して躱したガイアを見据えながら、インパルスのコクピットでシン・アスカは怒りに震えた。

 

 

 同じであった──嘗て、自分が大切な家族を失った時と。

 誰かが始めた戦いに巻き込まれて、多く人が命を奪われる。

 無力なやつから、大切なものを失っていく。

 

 そんなのは、許せなかった。

 だから今──自分はここに居る。

 

 沸々と湧いてくる感情は怒り。

 

 理不尽に巻き起こされる戦いに、もう2度と悲しむ人が生まれないように。

 自身の様な人が、1人でも減らせる様に。

 シン・アスカは、怒りを願いに、そして力へと変えて──あの日からこれまでを生きてきた。

 

 

「何で、何でこんな事を…………また戦争がしたいのか、あんた達は!」

 

 

 怒れる瞳を携えて、少年は、理不尽な世界に反旗の声を翻す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 平和。それは安らかに──そしてどうか、穏やかに。

 失われた魂に誓い、また自らも心から望んだ言葉。

 偽りだったわけではない。だがそれは追えば逃げていく幻か。

 

 次回、機動戦士ガンダムSEED DESTINY

 

 『戦いを呼ぶもの』

 

 新たな道から、翔べ、インパルス! 

 




まぁ、まだ出てきてませんが。SEED編完結の段階で予想してた読者さんが多かったです。
ありきたり……とは言っても何がありきたりなのかもよくわからないですが、できるだけ面白くなる様には、努力いたします。

主人公強すぎ? いえいえ、魔改造アストレイとか、魔改造ジン・アストレイとか乗りこなしてたんですから、慣熟訓練なしで彼は乗りこなせるんです。むしろまともな挙動を示してくれるザクの方がよっぽど可愛げがある事でしょう。
そして普通のやつは強奪した機体をすぐに乗りこなせはしないのです。
そこから生まれる戦闘力の差です。

前回の話について、たくさんの感想ありがとうございました。
読者の皆様からの期待の声に応えられる様に精一杯物語を紡いでいこうと思います。





アスラン「そんな装備(MS)で大丈夫か」
タケル「1番良いのに乗り込んで腹いせにデータを抜いてやる」
議長「勘弁してくれないかね」
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