「やはりそういう認識で居るのか、お前達ザフトは」
激情を湛えながらも──カガリは静かに、それを声に乗せた。
デュランダルからユニウスセブンの話を聞き及び。
だが、プラントは事に全力で当たるとの言葉をもらい……未曾有の危機に手を取り合える事を喜んだ。その矢先の事であっただけに、カガリの怒りは深く重いものであった。
地球の滅亡──それを都合が良いと言ったのだ。
面倒が片付いて丁度良いと──彼等はそう言ったのだ。
一国の代表として。また、1人の人間として。決して許しておける言葉ではなかった。
「軽々しく、よくもそんな……地球にだってコーディネーターは多く住んでいるというのに、そんな言葉を、よく吐けるものだ!」
大きな声と言うわけでもないのに強く響き渡り、カガリの声に彼等は気圧された。
カガリ・ユラ・アスハは今やオーブの獅子の再来とも言われる。
まだ経験浅く、政治家として十全とは言えないが、それでも周囲には優れた者が集って彼女を補佐しているし、何よりも獅子の再来と言えるだけの毅然とした強さを備える。
先の大戦より国を背負って戦い、世界の行く末を憂いて戦った彼女が見せる本気の怒りは、国家の代表として多くの命を預かる身に相応しいものであり、ヨウランを始めザフトの面々は息を呑んだ。
「別に本気で言ったわけじゃないさ、ヨウランだって」
だがその中でも、シン・アスカだけは反旗の声を翻して見せる。
アスハの言葉に、信ずるものなどない────抱え続けてきた憎しみは、カガリの怒気を受けながらもそれに打ち勝つ程に深かった。
「なんだと……」
「あんな言葉、冗談だって事がわからないのかよ」
「言って良い事と悪い事の区別もつかないのか、お前達は!」
レクリエーションルームの入り口から、大股で詰め寄ってくるカガリに、シン以外は無意識のうちに一歩後ずさった。
真っ直ぐとカガリを睨みつける事ができたのはシン・アスカのみである。
「先程、私はユニウスセブンの話を議長から聞いてきた。
議長は事態の重さを真に受け止め、できる限りの尽力をするべくミネルバに特命を下したと……そんな議長の言葉と決断で、地球に住む人達がどれだけ救われるか──」
拳を強く握り震わせて、カガリは振り上げてしまいそうな怒りを押し殺した。
手を出すことなどもってのほかだ。そんな事をしてしまえば大きな問題になるだろう。自らがそれを起こす事だけは絶対にならない。
必死にカガリは胸の内の怒りを言葉にして紡いだ。
「だというのに! そんな議長の言葉を! 今お前達は否定したのだぞ!
地球など滅んでも良いと。その方が面倒な問題が片付くからと────議長の手足となるべきお前達ザフトがだ!」
「勝手に解釈を広げるなよ! 仲間内の些細な冗談って言ってるだろ!」
「そんな言い訳が通じるものか!」
「じゃあ俺達は、いちいちアンタの顔色を窺っておしゃべりしてろって、そう言うのかよ!」
「やめて下さい、シン! 格納庫での過ちを繰り返す気ですか!」
最初から喧嘩腰ではあったが、熱が入りどんどん口が悪くなるシンを、ヤヨイが押し留める。
まだ互いの言い合いになっているから良い。だがいずれ暴言を吐いてしまうとしたら、我慢弱いシンの方だ。
声を荒げていても、カガリにはまだ冷静な思考が垣間見える。
「──あぁ、そうでしたね。貴方はオーブの代表でしたっけね」
「シン!」
「お前──」
「やめろ、カガリ。議長が何と言おうと、末端にまでその想いが届かない事くらい、お前だってわかるだろう」
「だが!」
「今は、問題を起こす時じゃないだろう?」
静かに首を横に振るアスランに嗜められ、カガリは鋭い視線をザフトの面々に向けながらも静かに押し黙った。
なんとか激しい気勢を押し込んでくれたカガリに内心で胸を撫で下ろしながら、アスランは代わりと言わんばかりの、シンと対峙した。
そもそも格納庫での言動から、彼がオーブとアスハの名を憎んでいるのはわかっている事であった。
カガリと直接相対してしまえばこうなる事は自明の理であっただろう。
ならばと、アスランは努めて落ち着いた声音を意識して口を開いていく。
「格納庫でも言っていたな。綺麗事はアスハのお家芸だと────君の態度は正直目に余る。教えてもらおうか、君はなぜそんなにアスハを憎んでるんだ?」
アスランとて、彼の態度に思うところがないわけではない。
想い人であるカガリが、これまでどれほど代表として必死に生きてきたのかを、アスランも傍で支えながら見てきたのだ。
そんな敵意を向けられる謂れはない。そう声高に叫びたい気持ちであった。
「──アンタには関係ないだろ」
「関係なくはない。今の俺はアスハ代表の随員だ。君が彼女に敵意を向ける以上、護衛としてその危険性を把握しておく必要がある──バカな事をしでかす可能性も踏まえてな」
「なっ、バカな事ってなんだよ!」
「言われなければわからないか? 一国の代表である彼女に、末端の一兵士である君が自制もできずに噛みつく…………君が憎しみの儘に彼女へ危害を加える可能性は十分に考えられることだ」
「そんな事──」
「するわけないとでも? だがそんなあり得ない様な事が起きるのが現実だ。俺は先の大戦でそんな現実を幾つも見てきた────君達だって、アーモリーワンでそれを目にしたはずだ」
ザフトの誰もが、警戒はしつつも無警戒であった。
そんな事あるはずがないと、無意識にある警戒の緩みにつけ込まれ、最新鋭機の強奪を許した。
あり得ない──そんな事こそあり得ない。
だから知る必要があるのだ。これほどの敵意を向ける、彼の真意を。
「教えてもらうぞ、シン・アスカ────それだけの態度を取るんだ。下らない理由であれば、唯では済まさない」
きつくシンを見据える瞳は悠然とし、だが険しいものであった。
嘘も誤魔化しも許さない。そう視線が物語る。
大戦の英雄と言われるに相応しい、強者の気配を、アスランは身に纏っていた。
「──下らないだって?」
対するシンも、アスランの一言に一気に理性を吹き飛ばす。
湧き上がる激情。それは先にカガリが見せたのと同様。
憎しみと言って差し支えないそれは、むしろカガリやアスランよりずっと重苦しいものであった。
「下らないだなんて言わせるもんか!」
感情を発露させ、シンは叫んだ。
「何も、何も知らない癖に!」
どの口が言うか。
何も守れず、奪って行ったオーブの人間が。奪われた自分に対して、何を偉そうに。
「俺の家族はオーブに……お前達アスハに殺されたんだぞ!
国を信じて、あんた達が言う理想を信じて……そうして最後に、オノゴロで殺された」
あの日、戦火に包まれたオノゴロで。
必死に逃げ、生き延びようとしていた。
家族揃って、なんとか生き残ろうとしていたのに…………それは、無惨にも奪われた。
「あんた達にわかるのか! 目の前で、ついさっきまで一緒に居た家族が全員……元の形すら留めていない程グシャグシャの死体になった様を見た、俺の気持ちが!」
言葉にすれば、今でも鮮明に頭に過ぎる。
無惨にひしゃげた身体。肉の焼ける匂い。
「あんた達にわかるのか……少し前まで家族と温かく過ごしていたのに、いきなり孤独となって1人生きる事になった、俺の気持ちが……」
胸に襲いくる、強烈な吐き気。
自身に叩きつけられた、戦いの火。
全てが、まるで昨日の事のように思い出せた。
「だから俺は、あんた達の理想なんて信じない! オーブなんて国も信じない! お前達が言う綺麗事を信じない!」
否定をさせろと、シンの魂が叫ぶ。
奪ったのはお前達だ。悪いのはお前達だ。
そう叫ばなくては、シンの心は落ち着きを取り戻せなかった。
「あんた達だって、自分達のその言葉で誰が犠牲になるのか、ちゃんと考えたのかよ!!」
静かになったその場所に、シンの呪詛の如き叫びが木霊した。
「──言いたいことはそれだけ?」
飛び込んでくる別の声。
その場にいた皆が一斉に振り向く先────レイと並んで立つタケル・アマノの姿があった。
アスランは瞬時に危険を察した。
格納庫では殺気まで放っていたタケルが、今の言葉を聞いて冷静になれるか────否だ。
下手するとここで血を見る事になる可能性が出てきた。
アスランは慌てて、歩いてくるタケルの眼前に躍り出た。
「待つんだタケル。君の気持ちはわかるが、ここは──」
「黙っててアスラン。これは僕とカガリの問題だ」
肩に手を乗せられ、そして容易く退けられる。
アスランは瞬間、タケルが冷静である事だけは悟った。
少なくとも格納庫の時の様に殺気はない。最悪だけは回避できそうである。
「何のつもり? ヤヨイ・キサラギ」
「貴方こそ、シンに何をするつもりですか?」
殺気はなくとも十分な怒りの気配を湛えるタケルの眼前に、今度はヤヨイが立ちはだかる。
シンを庇うようにして対峙してきたヤヨイに、タケルは一瞬だけだが悲しげな顔を示した。
これがサヤ・アマノであったなら────きっと彼女はタケルの隣にいただろう。
シン・アスカの憎しみを、真っ向から切り捨ててくれたはずだ。
そんな仮定がタケルの頭によぎり、タケルは胸の内で一筋の涙を流した。
「アスランが言ったはずだよ。下らない理由であったら唯では済まさないと」
「下らないだって。そんな事──がっ!?」
間に入ったヤヨイの事など意に介さず、タケルを手を伸ばしてシンの胸元を掴み引き寄せた。
ヤヨイを間に挟みながら、タケルはシンと顔を突き合わせるようにして睨み合う。
「────下らない。
オーブに、アスハに家族を奪われたから。だからカガリに文句を言っても良いって言ってるんだろう? 僕からすれば勘違いも甚だしい」
「離してくださいアマノ三佐! オーブの戦火に巻き込まれたのなら、シンにその事を言及する権利はあるはずです!」
「前提がおかしいだろう。オーブに戦火をもたらしたのは誰だ? アスハか? いいや違う──大西洋連邦だ。
中立で主権を持つ国家に対して、大西洋連邦は陣営を定めねば敵だと嘯き侵攻してきた。オーブはそもそも、自国を守る事を決定しただけ」
「だから! その決定が──」
「ならどうすれば正解だった? 大西洋連邦に降ればよかった? そうなればコーディネーターである君は今頃どうなっていただろうね。その上今度は軌道上からオーブにザフトが攻め入る理由を与えるだけだ────アスラン、君ならわかるはずだ。オーブが連合に降ってたらどうなってた?」
当時のザフトを知るものとして、タケルはアスランへと問いかける。
問われたアスランは、静かに口を開いた。
「──間違いなく、ザフトは降下部隊を編成してオーブを攻めただろうな」
「だろうね。そしてそれはプラントと手を組んでも同じ事。大西洋連邦は嬉々として侵攻してきただろう。
あの時オーブが取れる手立ては自国を守り、大西洋連邦を退けるしかなかった。そしてその為に、国防軍の僕は戦った」
戦力を充実させて、訓練を進めて。
全てに備え、全てを賭して、彼等は戦った。
それ以外で守れる可能性は無かったから。
「僕の……国防軍の力が足りなかったから家族が死んだと言うのなら、甘んじて僕は君の非難を受けよう。
だが君が言うオーブの……ウズミ代表の決定で家族が巻き込まれたと言われるのは我慢がならない」
再び、怒りを伴う声音がタケルから向けられ、シンは気圧される。
まだ注意で済ませようとしていたアスランと比べて、タケルのそれは本気も本気。
手加減と容赦のない怒気は、無重力空間に重力を生み出したかのように、シンの身体を重くさせた気がした。
「君が戦火に巻き込まれるその日まで。オーブとアスハ代表は国を戦火に巻き込まぬ様、ずっと戦い続けていた。君が中立のオーブで平和を享受している間もずっとね。
さっき君はカガリに言ったな──ちゃんと考えたのか、と。ならば聞くが、君はなぜ自分が平和を享受できていたのか考えたことがあるか? 裏でどれだけの人がその平和を守る為に戦っていたのかを考えたことがあるか?」
オーブ戦役の折、確かに国は焼かれた。
シンの家族の様に、犠牲になった者がいるのは事実。
だが少なくとも、世界が戦乱の中にありながら、オーブはその日まで平和であった。
それは偏に、オーブ政府が外交という戦いをしていた賜物だ。
「更に聞くよ。オーブを離れ、プラントの国民となり、そしてザフトの一員となった君が、今更カガリにどの面下げて文句を言ってるの?」
「なっ!?」
それはつまり、もうオーブの国民では無いから関係ないということか。
再びシンの怒りの炎が鎌首をもたげようとするが、タケルが機先を制するように口を開く。
「カガリは就任演説で言ったはずだ。“国民の新たな代表となった自分が、皆の抱える想いを受け止める”と。そうして就任後は世界へ何度も発信して、オーブを離れてしまった皆に償いをするべく、国への帰還を呼び掛け続けてきた。
今回のプラント訪問は、未だ戻らぬ
戻ってきた者達にはその後の生活の支援をし、直接面談もしてきたよ────君と同様に様々な言葉を投げられた」
それを受け止めるのが、犠牲を出してしまった自分達の果たすべき責だと。
カガリは就任演説で発した事を、タケルとナタルと一緒に正しく実行に移してきた。
「全ては国民である皆の想いを受け止める為だ。
さて、もう一度聞くが……今の君は何だ?」
射抜く様な視線を向けられて、シンは遂に押し黙った。
今の自身は、ザフトの人間だ。オーブとは何も関係がない────関係は、自ら断ち切って来た。
何も聞く気はなかった。何も知りたくなかった。
自身にとって、家族を奪った憎む対象でしかなかったから。
「知らなかったとは言わせないよ。カガリは何度も声明を出していたし、外交筋で周知も願い出ていたんだ。ルナマリアから聞いたが、就任演説だってこっちで中継されて話題になっていたそうだね。
それでも君はオーブに戻らなかったんだろ? オーブを憎み、離れ、そうして国民でもなくなった君の想いをなんで受け止めてあげなきゃいけないんだ? そもそも、悪いのは大西洋連邦だって言うのにさ」
大前提として、オーブは被害を受けた側であり、国を守るために戦っただけである。
大西洋連邦はオーブの防衛力の高さを恐れて、軍施設があるオノゴロから、本島であるヤラファスへと攻撃目標を変更しているのだ。それはつまり、戦闘においては実質的な敗北宣言と言っても良い。
それ程までに、オーブの防衛力は強固であったのだ。
犠牲は確かに出てしまった。が、あの日の国防軍に力不足などあるはずもない。
タケルとカガリを筆頭として、国防軍の奮起があったからこそ、覆せぬ戦力差をひっくり返すことができたのだ。
「下らない…………君の憎しみは全部、向けるべき相手を間違っている。
国防軍の力不足を嘆くなら、国防軍総括だったユウキ・アマノの息子である僕に向けろ。戦火に巻き込まれた事を嘆くなら、それは大西洋連邦に向けろ────お前の勘違いに塗れた怒りを、カガリにぶつけるなよ」
完全に押し黙ったシンを手放し、タケルは興味なさそうに背を向けて歩き出した。
「行くよカガリ、アスラン」
これ以上は語る事など無い。
そう言わんばかりの声音に、カガリとアスランは小さくため息を吐いて続いた。
「──あなたの言う事は正しいのかもしれません」
静かに────未だシンを庇うように立つヤヨイの声が、タケルの耳を揺らした。
微かに声に込められるは怒り。そして多分な悲しみ。
歩き出した足を止め、タケルは努めて無表情を維持し振り返った。
振り返った先には、敵意の目を向けるヤヨイ・キサラギの姿。
「ですが、聡明な貴方なら、家族を失い孤独となったシンの……抑えきれない感情も理解できるのではないですか! 大切な人を喪った辛さを、貴方は理解できるのではないですか! こんな、正論で鞭打つ様な行いが──」
「甘えるな、君達は軍人だ。国防の要。戦場では外交の顔にすらなり得る。
オーブに喧嘩を売るような子供の戯言を、正すべきは仲間である君達だろう────だから君は格納庫であんな行動に出たのではないのか?」
格納庫で、シンに対してあれだけ激しい叱責をしておいて──今更何を言っているのか。
タケルの言葉に、ヤヨイは押し黙った。
「それは……そうですが……」
「君達は、そんなお情けが通じる立場の人間じゃないはずだ。自分の国を守る軍人で在る事の意味……よく考えるべきだよ」
言葉尻に、微かに浮かぶ優しい声音。
ヤヨイはまたも、タケルが一瞬だけ浮かべる悲しげな表情を垣間見た。
本来……いや、本当の彼女であれば。
タケルに対してこの様に対峙することはなかっただろう。
ヤヨイ・キサラギと言う存在を認識するほど、タケルはサヤを失った現実を突きつけられる。
カガリとアスランは、そんなタケルの胸中を察して、促す様にレクリエーションルームからタケルを連れ出していく。
静かになったレクリエーションルームに残されたザフトの面々は、一連の出来事にそれぞれ想いを馳せていた。
「全く、バカ兄様……余計な事を言って」
「何が憎しみは僕に向けろ、だ……あの戦いは圧倒的戦力の差を覆した最良の戦いだった。お前に責められる謂われは無いだろうに」
「──彼等が見えなくなった途端に僕の事責めるの止めてくれない?」
通路を歩く3人。
もう会話を聞かれることもないだろうと言うところまで離れてから、カガリとアスランは立て続けにタケルへと苦言を呈した。
「何で勝手に一人で引き受けようとするんだ、このバカ兄様。私があれくらいでへこたれると思っているのか」
「と言うか、すぐへこたれるのはタケルだろう。何でそうやって余計なものまで背負い込もうとするんだお前は」
「だぁーもう、うるさいな! 僕の務めだからだよ!」
「いいや違う。代表である私の務めだ」
「僕の言った事聞いてなかったの? カガリにその責は無いよ」
「なら兄様にも無いだろう!」
「僕には国防軍としての席と責があるから」
「ふざけるな。私もあの日戦場に出ている!」
「そう言う問題じゃないよ!」
「あぁもう、待て待て待て。こんな所で2人まで言い合いするなよ」
仲良く兄妹喧嘩……そんな場合でもないのである。
「今は言い合ってる場合じゃないだろ。カガリ、タケルにもあの事を伝えておかないと────俺は準備があるから格納庫に向かう」
「ん? あ、あぁ、そうだったな」
踵を返して、来た道を戻るアスランを見送り、タケルは疑問符を浮かべた。
「格納庫? カガリ、あの事って?」
「今からミネルバはユニウスセブンに向かって破砕作業の任に就くが、あのザクにはアスランが乗るからな。兄様は艦内待機だ」
「──は?」
告げられた言葉に、タケルは途轍もない間抜けな声を出すのだった。
シンへの厳しい描写……でもこれも後のため。
感想よろしくお願いします。