ミネルバ艦内。
今日も今日とてディオキア基地にて待機状態のミネルバではあるが、パイロット達は休暇も順次満喫して訓練に明け暮れる。
そうして訓練を終えれば時間も頃合いで昼食の時間となり、各々が静かに食事を摂る事に──
「だぁから! 俺だって接近戦の方が好きなんですよ!」
なるわけでもなく。食堂の一角でどうにも騒がしい様相が見受けられた。
声の主人はシン・アスカ。対面するはクルース・ラウラとハイネヴェステンフルスである。
どうやら、先の訓練の事でシンが物申しているようであった。
「好き嫌いではないんだよ。機体の特性を把握して戦えと言っている。ソードシルエットならいざ知らず、フォースを装備して吶喊ばかりするとは呆れてものが言えない。極端な話だがブラストシルエットでも君は敵に向けて吶喊するのか?」
「だから、それは……」
「つーかお前、クルースの事好き過ぎだろシン。訓練中も隊長隊長って突っかかって、訓練終わってもそれかよ」
「なっ!? 何言ってんだよハイネ、そんなわけ──」
「勘弁してくれないかハイネ。こんな歪んだ好意はお断りだ」
そんなんじゃ無いって!!
シンの一際大きな声が食堂に響く中、騒ぎの渦中から程よく離れた所で黙々と食事を進める少女が1人。
「ここ、座るわよ」
「──お好きにどうぞ。誰の席でも無いですから」
対面に座るルナマリアを流し見すると、ヤヨイは再び黙々と食事を進めた。
しかし視線を感じて目を向ければ、どうにも何かを言いたそうな表情を見せる赤毛の少女が目に映る。
「なんですか、ルナマリア?」
「ヤヨイ、あんたさぁ……」
随分と呆れた声音である。
またお姉ちゃん風を吹かして小言でも告げてくるのかとヤヨイは僅かに身構えた。
「自分で気が付いてる? 最近やたらと不機嫌なの」
「別にそんな事は……少なくとも表に出しているつもりはありませんが」
「って事は想う所は何かあるわけね」
「そう言う意図で言ったわけではないです」
「で? 何が不満なのよ。隊長の事? それともシンの方?」
「だから、別に不満など──」
「視線」
「はい?」
意図の読めない単語に首を傾げれば、ルナマリアはまたこれ見よがしに呆れたため息を吐いて見せた。
「あんた、最近いつもあの2人の事を目で追ってるじゃない。バレないとでも思った? バレバレよ」
「そんなつもりは……」
意図してはいない。少なくともヤヨイ自身は、である。
だが目の前の赤毛の少女が言うのならばそうなのであろう。
なんだかんだで仲間思いの優しいお姉ちゃんなのだ。
生意気坊主のシンを嗜める事だって良くあるし、チームの事を考えてレイやヤヨイに物申すのも彼女だ。
こうして切り出されると言うことは、それなりに彼女が察する変化が自身にある事に他ならないのだろうと、ヤヨイは思った。
「どっちが気になってんのよ。隊長をシンに取られたから? それともシンに隊長を取られたから?」
「開幕から三段跳びくらいで話を飛躍させるのやめてもらえませんか」
「顔にそんな感じの事が書いてあるのよ」
「その様な奇抜なペイントはしてません」
またそれか────ルナマリアは煙に撒こうとするヤヨイに僅かに苛立ちを覚えた。
ヤヨイは基本的に自身の懐に踏み込まれるのを嫌うタイプである。
悩みは自分で解決したがるし、弱みは見せたがらない。
記憶を失ったとて本質的な所が変わらないのなら、あの兄にしてこの妹ありと言う所だろう。
故にルナマリアには彼女の内を見透かす事が必要であった。
「ねぇ、ヤヨイ。あんたもしかしてさ…………サヤ・アマノの記憶を思い出し始めてない?」
「ルナマリアっ、何故それを」
わかりやすく目を見開いて狼狽えるヤヨイ。
同期の皆は彼女が記憶喪失であることは聞き及んでいる。だが、サヤ・アマノの名は誰も知らないはずだ。
その確証持っているのは自分とタケルだけのはずなのだから。
そんなヤヨイの疑念に、ルナマリアは声を潜めて答えた。
「実は、アマノ三佐が最初にミネルバに乗ってきたあの時に、彼からサヤちゃんの事は聞いてたのよ。まぁ、それが無くてもアマノ三佐がヤヨイをサヤって呼んでたし…………その後の2人を見れば予想くらいつくわ」
「ルナマリア、この事を皆には──」
「誰にも言ってない。確証があるわけじゃ無いし、そこまでお喋りじゃないわよ」
「そう、ですか……」
ホッとした様に強張らせた身体の緊張を解いて、ヤヨイは一息吐いた。
失われた記憶──その正体が分かったとなれば、自身を見る目が変わる。そんな不安がヤヨイの胸中を埋めていた。
タケル・アマノのネームバリューに付属するサヤの名は、決して小さなものでは無いだろう。
ミネルバの仲間であったはずのヤヨイが、先の大戦を経たサヤ・アマノとして見られるのは、きっと仲間として一つの線を引かれる気がしてならなかったのだ。
だが同時に、ヤヨイはルナマリアに対して、隔てていた心の壁を1つ取り払った。
そこまで知られているのなら、今自身が思い悩んでいる事を打ち明けても良い…………そう思えた。
どうせお節介なこの少女がこうして訪ねてくると言うことは、自身の様子が少なからず心配の種にはなっているのだろう。ヤヨイとしてもそのままでいる事は本意では無い。
「私の事情を知っているのなら、ルナマリア…………聞いてもらっても良いですか?」
「んあ? 何よ珍しい……自分から相談なんて」
茶化すな。
そんな言葉を視線で一つ訴えると、ヤヨイはどこか遠慮がちに本題を切り出した。
「私は今、戸惑っています。
私は元々、
一方で、あの人もシンとよく話す様になり、以前よりずっと…………その、なんと言うか見守る様な感じでシンと接していて、それがどうにも許せない自分もいるのです。私に向けてくれていた彼の想いを奪われた様な、そんな感覚が胸を占めていくのです。
教えてくださいルナマリア、私はこのどっちつかずな感情とどう向き合えば良いのですか」
「ど、どうってあんた…………」
思いの外真面目で、思いの外複雑な心境の吐露にルナマリアは狼狽えた。
ちょっとした揶揄いついでに抱え込んだ想いを吐き出させてやろうと思ったら、想定より大きな悩みが釣れてしまった。
正直に告げてくれた事はお姉ちゃんとして感無量な変化だが、いかんせんルナマリアは専門家のカウンセラーでも無い。そんな複雑な事情を打ち明けられても困ると言った所である。
「う〜ん、とりあえず聞きたいんだけど…………あんた、何で隊長の事良く思ってないの?」
「えっ? それは…………あの人を見ると、覚えのない記憶が甦り感情が振り回されると言うか」
「でも最近いつも見てるじゃない?」
「そう、ですね。見ています…………ですが、あの人は宇宙でシンに酷い事を」
「そのシン本人があんなんで居るのに、あんたがいつまでも怒ってる理由ある?」
「ない、ですね」
あっ、と何かに気がついた様にヤヨイは視線を落とした。
考えてみれば、いつの間にかヤヨイはサヤの記憶を想起して心が疼く様な感覚を忘れていた。思わなくなっていた。
それは慣れたとも言えるかもしれないし、受け入れたとも言える。自身の中に眠る記憶の持ち主、サヤ・アマノである事に、ヤヨイは順応し始めていた。
そしてルナマリアの言う通り、シン本人がタケルと親しくなった以上、ヤヨイがシンの事を思って抱いていた怒りも無用の長物。
「何て言うか、あんたそう言うとこで頑固よね。改めて見つめ直さないと気がつかない何て」
「う、うるさいです……」
密かに羞恥で顔を染めるヤヨイに、ルナマリアはどこか微笑ましい気持ちであった。
宇宙にいた頃はこれでもまだ認めなかっただろう。何と無くだがそんな気がして、目の前の堅物少女も存外柔らかくなったと思えた。
「それにね、隊長があんたを見なくなったって言うのは、ちょっと……いいや、かなり違うわよ」
「それは、どう言う事ですか?」
「この間、訓練直後に聞きたい事があって隊長の部屋を訪ねたんだけど、あの人訓練後はもう全力も全力、マジで訓練データ解析してるのよ。もう、得られるデータは全部抜き出すってな勢い」
「あの人らしいですね」
「んで、その中でもあんたに関してのは別格。機体制御の細かなクセ、それらが機体に与える影響。反応速度の向上や制御技術の向上を見てエイブスさんとセイバーのパラメーター調整を一緒にしてるのよ。この間なんか、一部磨耗してるだろう部品を訓練データから見出して整備班のマニュアルが更新されてるのよ。この意味がわかる?」
「そ、その…………随分と良く見ている様ですね」
「それだけあんたの生存確率を上げたいからでしょ? 兄の心妹知らずね。どれだけ見てくれてるか良くわかるじゃない」
「────はい」
どうにも居た堪れなくて、ヤヨイはさらに俯いていく。
結局のところ、ヤヨイが抱えていたものは、よくよく考えてみると単なる独りよがりというか、考えすぎと言うか。
とどのつまり取るに足らない事であった。
そして、ルナマリアが言う通りに自分が随分と大切にされている事がわかり、どうしようもなくヤヨイの心は跳ねた。懐かしさを讃える温かさが胸に広がり、湧いてくる感情は彼女を振り回す事なくそれに浸らせていく。
きっとそれは、昔から変わらぬあの人の想いなのだと、ヤヨイは感じ入った。
「ありがとうございました、ルナマリア。おかげで色々とスッキリ──」
「あっ、ラウラ隊長!」
食堂内を切り裂く(様にヤヨイの耳には聞こえる)声。
振り向けばそこには、今のヤヨイの心をざわつかせるもう1人の赤毛少女が居た。
「ちょうど良かったです。少しお時間良いですか?」
嬉しそうにタケルの元へと駆け寄る少女、メイリン・ホークである。
先日のお出かけ以来、妙に親しげで妙に近い気がしている。
そしてタケルの対応も、どことなくだが柔らかい。それはもうシンやヤヨイに向けるのと同じ様に。
「あぁ、メイリン。この場でも構わないか?」
「はい。頼まれていたデータの解析が終わりましたので隊長の端末に送っておきました」
「もう終わったんだ。凄いな……手伝ってもらえて非常に助かるが、余り無理はしないでくれ。元々私がやる事なのだから」
「いえ、このくらいならへっちゃらです。お姉ちゃん達だって訓練で頑張ってるんですから、そのお手伝いになれるのなら私としても嬉しいですし」
「そ、そうか……とにかくありがとう。後で確認させてもらう」
「はい、またありましたらご遠慮なく言ってください!」
「あ、う、うん……頼りにさせてもらうよ」
どこか気圧されるようなタケルの返答を耳にしたところで、いよいよを以てルナマリアの眼前にいる少女からピリピリとした空気が漏れ出てくる。
何と間の悪い。折角色々と丸く収まり気持ちの整理をついたと思ったところでこれとは。
先日のお出かけ以降、やたらと勢いのついた妹にはあとで拳骨をくれてやると決めてルナマリアは努めて平静にヤヨイへと声をかける。
「ヤヨイ、落ち着きなさい」
「落ち着いていますが何か?」
ふん、と鼻息も荒くして立ち上がると、食事のトレーを持ってその場を離れ始めるヤヨイ。
ルナマリアはやれやれと言った様子で大きくため息を吐くしかなかった。
「もぅ、バカメイリン」
拳骨と併せてお説教もしてやろうとルナマリアが胸に誓った時の事だ。
『ヴェステンフルス特務隊員、ラウラ隊長、至急ブリーフィングルームへ。繰り返す──』
アーサー・トラインの艦内放送が響き渡り、呼び出された特務隊の2人は顔を見合わせると足早に食堂を離れていく。
ミネルバに、微かな緊張感が漂い始めるのだった。
エーゲ海の海上にて。
オーブより派遣された旗艦タケミカヅチと、大西洋連邦旗艦のJ.P.ジョーンズは合流を果たした。
大将としてユウナ、艦長としてトダカ、そしてMS隊ライトニングの指揮官としてアスラン・ザラ扮するタケル・アマノ国防三佐がジョーンズへと来着し、顔合わせと相なった。
彼らの目下の狙いは、押し込まれた黒海沿岸地域の、もっと言うならユーラシア西地域の戦線を取り戻すための進軍というわけだ。
開戦からここまで、思わしくない結果の連続である連合からすれば、ここいらで何としても白星を上げたいところ。それ故のオーブへの派兵要請でもあった。
そうして、顔を合わせるユウナ・ロマ・セイランと連合指揮官のネオ・ロアノーク大佐。
今でこそ同盟参加の協力国とはいえ、開戦直後は意気揚々と攻め込み追い返した間柄である。
当座の場に両者は居なかったが、軍を伴ってきている以上軽く友好的な姿勢も見せにくいものである。
「本作戦の指揮を取る、ネオ・ロアノーク大佐だ」
「派兵部隊の総大将として来た、オーブ宰相のユウナ・ロマ・セイランです。こちらは母艦タケミカヅチの艦長トダカ一佐。こっちに控えるのがMS隊を指揮するタケル・アマノ三佐です」
静かに会釈するトダカとアスラン。
それを見て、ネオの後ろに控えていたユリスは目を見開いた。
ギリっと、奥歯を噛み砕かんばかりに噛み締め、タケル・アマノを名乗る男を睨みつけた。
「ほぅ、救国の英雄が来てるとは。空母1隻の派兵という事で些か疑念がありましたが、つまりは少数精鋭で取り揃えて来たと言う事ですか」
「あぁ、その通り。そちらにも彼の名声は轟いている事でしょう。味方となればこれほど心強いこともありますまい。そしてその他のパイロット達も、皆彼が育て上げた精鋭ばかりです。その実力は、よくご存知かと思われます」
「私は目の当たりにはできなかったが、あのオーブ侵攻戦ではそれはもう酷い敗退だったと聞いております。確かに、味方となればこれほど心強い事はない」
「数を頼めないところは申し訳ないが、我が国は軍事国家ではないのでね。国防の為の軍をそう多く外の派兵する事は叶わない。いつなんどきザフトが侵攻してくるとも限らない。国防に穴を開けるわけにはいかないのです」
互いに挨拶と言わんばかりの言葉の応酬。
それを終える頃には、周囲に控える者達の肩の力も抜けてくる。
そうなれば今度は、ある程度友好的な気配を見せながら作戦の段取りへと移っていく。
「敵にはあのミネルバがいるでしょう。そちらに情報はお有りですかな?」
「ふむ、アマノ三佐」
「はっ」
ユウナに呼ばれたアスランは一歩前へと躍り出た。
「新造艦ミネルバですが、先日オーブへとアスハ元代表の送迎の際に入っております。
判明している事としては新型のMSが2機。量産が2機の4機を保有しており、艦載砲の数も先の大戦で活躍したアークエンジェルを彷彿とする程多く、かなりの戦力だと思われます。
MS隊の戦力で言えば我がオーブ軍の方が練度も数も高く、そちらで優位を取れるかと。反面、艦船としての性能はあちらが上です。特に注視するところとしては艦首の陽電子砲が脅威かと思われます」
「なるほど、良く把握している。しかし少し訂正があるな。新型のMSは3機保有している」
「へぇ、という事はオーブを離れてから配備されたという事か」
「恐らくはカーペンタリアでしょうな。こちらはインド洋でそれとも相見えている」
「アマノ三佐、戦力比較に変更は?」
「ありません。どれ程の新型であろうと、MS隊同士ではこちらが上です」
「ふっ、大した自信だねぇ。流石はオーブの白銀の閃光だ」
「では、先陣はオーブのMS隊が切りましょう。我々が正面から敵の目を引き、その間にそちらの艦隊が敵艦を包囲する」
「それは頼もしい。では、その算段で戦術を組み上げましょう」
「それでは、私はこれで。MS隊へと報告に行きますので」
「あぁ、こっちにはトダカが居るから君は戻って構わないよアマノ三佐」
「──失礼します」
その場では指揮官同士作戦の詰めが行われていく中、ジョーンズの艦橋より、アスランは退出していく。
「待ちなさい、アマノ三佐」
1人、ジョーンズの艦内通路を進むアスランではあったが、その背中に険しい声が掛かる。
「────なんだろうか?」
掛けられて声に振り返ると、アスランは表情には出さずに驚愕する。
足早にアスランへと向かってくるのは、どう見ても見覚えのある顔であった。
「どう言うつもりかしら?」
「質問の意図が読めないな」
「私の顔を見ても白を切るつもり? 貴方のその声…………ユニウスセブンで私とやり合ったザクのパイロットでしょ。よくも私の目の前で兄さんを騙れるわね」
兄さん。彼をそう呼ぶ存在をアスランは聞き及んでいる。
バイザーで隠された視線が一際厳しくなり、ユリスへと向けられた。
「と言う事は、やはり君がユリス・ラングベルトか」
「ご存知な様で嬉しいわ…………それで、貴方は何なのよ」
「紹介のあった通り今の俺はタケル・アマノ国防三佐だ。それ以外の何者でもない」
「本当の名前を聞きたいって言ってんだけど?」
「言えないと言っているんだが?」
張り詰める空気の中、アスランとユリスは睨み合う。
ユリスは気づいていないが、アスランとしては先の大戦におけるオーブ戦役。更にはメンデルで彼女とは撃ち合った間柄である。
別段、それがどうと言うことではないが、アスランもまたタケルから聞き及び先の大戦の裏で暗躍していたラウとユリスの話を知っている。
目の前にいる彼女に一欠片も信を置ける事などなく、自身の正体など伏せるに限る。
「ふん、まぁ良いわ。無理して知りたいとも思わないし」
「そいつは光栄だな。俺も知られたくはない」
「兄さんの代わりを務めるくらいだからパイロットとしては優秀。あのザクの動きもそうだったし、それを考えればある程度貴方の正体に予想はつくわ。それにしても──」
ふと気がついた様に、言いかけると、ユリスは嫌に歪な笑みを見せた。
彼女のその表情にアスランは警戒して身構える。
「面白い事になって来たわね。応援にやって来たオーブ軍にタケル・アマノが居て、そしてザフトのミネルバにも兄さんが居るんだもの」
「何っ!? ちょっと待て、それって」
「やっぱり知らなかったのね。今兄さんはミネルバにも居るのよ。さっきロアノークが言ってた新たな新型に乗るのが兄さん。ふふっ、さてさて本当にオーブのMS隊はミネルバのMS隊を相手に上回れるのか。俄然楽しみになって来たじゃない。期待してるわよ、アマノ三佐」
そう言って、ユリスはアスランをその場に置き去りにして愉快そうに歩いて行った。
後に残されたアスランは、今聞き及んだことが信じられず、しかしすぐ後にはそれも理解できて、遣る瀬無い気持ちに拳を握る。
「────あの、バカヤロウ。本当にザフトに入るやつがあるか」
苦々しく呟くと、踵を返してアスランはタケミカヅチへと帰還する。
刻一刻と、運命は回り始めていく。
感想、是非にお願いします!
それがモチベですので。
アンケート見て思うのは、seed編でのヒロイン力の影響が強いと言うか………ナタルとサヤの2強すぎる。
メイリンもデートの件で一気に強くなったけど、それでも敵わないですね。
他の子もっとしっかり描かないとだなぁ