機動戦士ガンダムSEED カガリの兄様奮闘記   作:水玉模様

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アスカガに続いてキララク。
こっちは甘い終わりではなく、前を向くことへの変遷。

そして後半にはタケルと彼のやりとり。


それは二度目の誓いとなりて

 

 宇宙を進むシャトルの中、静かな空気と窓の外を流れる星々の暗闇にキラ・ヤマトは小さく嘆息した。

 

 静かにこの宇宙を眺めるのは好きであった。

 自分というちっぽけな存在を自覚する事が出来て、煩わしい様々な現実が小さく思えてくるのだ。

 端的に言えば、悩みが吹っ飛んでくれる────そんな雄大さを感じさせてくれる。

 

 

「──キラ?」

 

 

 傍らに座る愛しい人。鈴の音の様な声にキラは慌てて振り返った。

 

 

「あっ、ごめん」

「どうなさいましたか? 顔合わせとは言っても、相手は良く見知った彼等ですから、その様に緊張する必要は……」

 

 

 そう、現在2人は独立治安維持機関拠点のセルヴァへと向かう途上であった。

 プラント最高評議会議長にして、カガリと並んで機関の後見人となっているラクス・クライン。

 そしてキラ・ヤマト────階位統一に伴い現在大佐となったキラはザフト特務隊の一員としてラクスの護衛に就き、共にセルヴァへと向かっているのだ。

 

 概ねの事由は機関へと派遣されるザフト部隊についての協議と、代表者としてのラクスとフレイの顔合わせである。

 とは言え、ラクスが言う様に互いが既に知己の間柄である以上、形式的な意味合いが強い。

 実行部隊の長が彼等と縁深いタケル・アマノであることも大きく、対外的な政務活動ではあるが気構えなどほぼ皆無な筈であった。

 

 だと言うのに、どこか上の空で外を眺めるキラの様子を見て、ラクスは疑問符を浮かべたのだ。

 

「何か、気がかりでもあるのですか?」

「ううん、別にそんな事は……」

「では、謀り知れぬことだと?」

「そ、そういう訳でも無いよ……どっちかっていうと、悪い事では無く良い事だし」

「良い事……ですか?」

 

 うん、と小さく頷いたキラは1つ息を吐いて気持ちを落ち着けると、再び窓の外へと目を向けた。

 

「やっと僕達は、タケルとカガリが目指す平和の、一助になれるんだなって思って」

 

 キラの言葉に思い至り、ラクスもハッと小さく口を開けて息をのんだ。

 

「──そう、ですわね」

 

 静かに同意の言葉を返し、2人は押し黙る。

 

 3年前。アークエンジェルであの兄妹と出会ってから。

 見て、学び、願った未来。

 紆余曲折を経てしまったが、3年前は確かに共に見ていた平和な世界があった。

 ナチュラルとコーディネーター。血筋が無くとも深い絆で結ばれていたあの2人に、キラもラクスもこの世界における確かな平和を夢見たのだ。

 

 半年前に道半ばで別たれてしまった彼等の道が再び交わり、今こうしてまた肩を並べる事ができる。

 それが、キラは喜ばしいのである。

 

「キラ、その事であれば私からも少しお話があります」

 

 やや強張った声で、ラクスは告げる。

 柔らかな喜びの気配から一転する声音に、今度はキラが訝しんだ。

 

「先日、私はアスランから言われました……聞かされた、というのが正しいですわね。彼女────ユリス・ラングベルトから私達に向けられた言葉を」

「ユリス・ラングベルトからの?」

 

 一体どういう事なのか────キラは首を傾げた。

 アスランとユリスの接点を思い返して、至るのはあの決戦の舞台。

 キラがタケルを、アスランがユリスを相手取った時の事だと思い至る。

 

 その推測を肯定する様に、小さくラクスが頷いた。

 

 

「彼女に言われたそうです────タケルが議長の元へと渡ったのは私達の所為だと」

「僕達の……所為?」

 

 

 ラクスから聞かされる言葉に、キラはその当時のアスランとユリスのやり取りが想像できた。

 苛烈にぶつけられる言葉と感情────ユリス・ラングベルトとはそういう人間だ。

 さぞかし激しい怒りが親友に向けられたのだろうと。

 

「私も、アスランも……3年前タケルと共に戦ったはずのわたくし達は、己の名に背負わされた責任を放棄し、平和となった世界の維持をタケルとカガリさんに任せ、のうのうと平和を享受するだけだった」

「うん────そう、だよね」

 

 できる事はあった。

 すべきことは、きっとあったはずであった。

 

 だがその実、彼等に向けていたのは受け身の姿勢。

 時が来れば力になると……都合の良い言葉を並べ、事実何も力になることなどできなかった。それが現実であった。

 

「私達が己の成すべき事から逃げ出さず責を全うしていれば。表舞台から姿をくらませなければ…………世界はもう少し、タケルにとって優しい世界になっていたはずだと」

 

 

 悔恨の表情と共に呟かれる事実…………それはラクスの中でも結論付けられていた事であった。

 

 自分が表舞台から雲隠れしなければ、ミーア・キャンベルという1人の女性の未来を奪うことなど無かっただろう。

 今でこそ彼女は、ミゲル・アイマンと共にラクス・クラインの姿を捨てて活動できているが、それは結果論に過ぎない。

 コペルニクスでの騒動を考えれば、最悪彼女はその命と共に闇に葬られていた可能性だってあった。

 ラクス・クラインの身代わりなど務めなければ、彼女は彼女のままで居られたはずなのである。

 

 

 ”何故目を逸らし続けた! 平和を維持しようと必死に戦い続けるあの兄妹から…………世界が選んだ答えを嘘にしない様に戦い続けていたあの2人の傍に居ながら! 何故お前達は戦う事を選ばなかった! ”

 

 

 “その結果が今だ! 全てを押し付けて来たお前達が今更、兄さんの何を否定できると言う! ”

 

 

 一言一句を伝えるアスランの表情が、ラクスの脳裏に焼き付いて離れなかった。

 恐らくはあの朴念仁も、随分と思いつめて受け取っていたに違いない。

 それはラクスも同じで、聞かされた言葉はまるでナイフの様にラクスの胸を穿った。

 

「彼女が言ったことは真実です。私達が逃げ出した事で、結果としてタケルと世界を追い詰める事に繋がりました」

「ダメだよラクス、そんな受け取り方…………確かに彼女の言う事も分かるけど、そんな世界の全てに責任を持つような事。それをラクスやアスラン個人に押し付けるなんて間違ってる。それじゃタケルと──」

「はい、わかっています。それでは1人で世界を変えようとしたタケルと同じであることは理解しています」

 

 誰かが背負う事では無い。誰か個人が犠牲になるような事では無い。

 その否定は、シン・アスカとサヤ・アマノがしてくれた。

 世界のこと等省みず、逃げたって良い────戦わなくたって良い。

 人は誰しもが、幸せを望む権利を有しているのだと。

 

 

「ですからキラ。今度こそ、私達はタケルと共に戦いましょう。

 共に目指した平和な世界を、未来を。この手で実現させるために」

 

 

 だからこそ、ラクス・クラインが出した答えは────共に戦う事。

 もう二度と誰かに全てを背負わせない為に。

 その先で、皆と望む幸せがある事を信じて。

 

 世界と向き合った先で、平和と幸せを手に入れる事を決めたのだ。

 

 

「そうだね────僕も頑張るよ」

「お願いしますわ、キラ」

 

 

 そっと握り合う手と手────それを介して行き交う温もりを信じて。

 

 2人は静かに、微笑み合うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「────そう言えば」

 

 

 ひと時の静寂に浸った後、ラクスは徐に軽い口調で口を開いた。

 

「ん、どうしたのラクス?」

 

 口元に指を添えて、少し考え込む素振りを見せるラクスに、これと言ったわけでもないが嫌な予感をキラは感じた。

 

 そんなキラを尻目に、ゆっくりとラクスの艶やかな唇が言葉の形を紡ぎ出していく。

 

 

「サヤも帰ってまいりましたし、わたくしは今度こそタケルをお兄様と呼んで良いのでしょうか?」

「ぶっ!?」

 

 

 思わぬ問いかけ。予想外に過ぎる話の飛び方に、キラは思わず噴き出した。

 何故? どうしてそんな話に。一体何の脈絡があって、彼女がタケルを兄と呼ぶことになった? 

 キラの脳内に、ラクスを自身の妹へと調教していく変態ちっくなタケル・アマノが幻視されていく。

 

「な、なんで!? ラクス、いつそんな話──」

「まぁ、キラも御存知のはずでは? あれは1年前……大戦が終わって暫く、タケルがマルキオ様の孤児院に来た時の事です」

「えぇ……孤児院に? それってもしかして……ラクスがタケルに押し倒されていた時」

「違いますわキラ────あれは私がバランスを崩してしまい、タケルを押し倒してしまったのです。それなのに、キラときたら何を勘違いしてかタケルへと飛び掛かってしまい……」

 

 ほとほと困った、という様に小さく首を振るラクスに、キラの表情に焦りが浮かんだ。

 

「だ、だって……ラクスが泣いていたって子供達も言ってたし」

「それは確かに、私が涙を流していたのは事実ですが。それは己の浅はかさ故に、ですわ────あの時のタケルに、サヤを思い出させたのですから」

 

 

 何の気なしに問いかけた、言葉。

 

 

 “私とキラが結婚した場合、タケルが兄になるのですね……”

 

 

 自身とキラの関係性。そして彼とキラの関係を見た、他愛のない会話のつもりであった。

 

 

 “それではいずれ、タケルの事をお兄様と呼ぶ日も近い、という事ですか”

 

 

 瞬間に目を見開いて固まったタケルの表情を、ラクスは今でも覚えていた。

 

 

 “ごめんね、ラクス……その呼び方はサヤを思い出すから────お願い”

 

 

 やめてくれとは直接言わなかったが、表情と声音は多分にその意図を露わにしていた。

 

 

「でも、サヤが生きて戻られた以上、もうこれを気にする必要もありません。そうでしょう、キラ?」

「う、うん……そうだとは思うけど……ラクス、気が早くない?」

「タケルとバジル―ルさんはもう予定しているそうですわ。気が早い何てことはありません」

「あ、あはは……そう、だね」

 

 何がとは言わずとも、キラ・ヤマトは気づいてしまう。

 ラクスがタケル・アマノを兄と呼ぶ……この発言が起こる関係性はつまり、キラ・ヤマトとラクス・クラインの婚姻関係が前提である。

 即ちこれは遠回しなラクスのアプローチだ。

 否、遠回しも何も2人は既に将来を誓った仲である事は間違いが無い。

 諸々の障害は恐らくだが件の兄によって解消されており、後は当人たちの意思の問題だ。

 

 故に、ラクスがタケルを兄と呼べるような事態は、もはや既定路線ではある。

 あるのだが…………こうもその現実を前面に押し出されると、少々身構えてしまうもの。

 元々はインドア派で、サイやトールの様にコミュニケーション能力も高く無かったキラ・ヤマトは、根本的に深まった関係性を築く事への抵抗感があるのだ。

 

 典型的な箱入り娘で、他人との距離感が飛んでいた目の前の彼女とは違う。

 

 

「でもそうしますと、カガリさんは義姉様になりますし、アスランも義兄様になるのですわね。ふふ、何だか楽しいですわ」

「となると、ラクスにとってもサヤは妹になるんだね……待って。ということはアスランが僕の義兄さん? うーん、ちょっとそれは嫌だなぁ」

「でもそれでしたらバジル―ルさんが私達にとって義姉様になりますわ」

「それもそうだね…………ってか、何この複雑な一族」

 

 

 オーブの代表。プラントの代表。そして中立の治安維持機関の凡そトップに位置する者。

 

 全てが続柄的には家族親族になる。まるで世界を股に掛ける一族経営だ。

 とんでもない事実を垣間見たキラは、軽く表情を引き攣らせた。

 普通に考えれば極端に危うい関係性である。世界を動かせる様な人間が身内で固められていると言うのだから。

 

 だがきっと────恐らくその心配は無いのだろう。

 隣にいる彼女も、オーブに居る双子の姉も。そして機関に居る友人と兄(仮)も。

 その程度の問題を危惧していないはずがない。

 懸念を払拭するに足る十分に人材を、傍に置く事だろう。

 そも機関のトップ事態はフレイ・アルスターだ。タケル・アマノは実行部隊の長でしかない。

 オーブだって五大氏族が中心となる政治形態は変えない予定だし、プラントだって最高評議会がある。ラクスはその代表に過ぎない。

 彼等は決して、世界の舵取りを専横出来る様な体制にする予定ではないのである。

 

 

「(それはそうと……ナタルさんが僕のお義姉さん、か)」

 

 

 見目麗しい────その表現がピタリと嵌る彼女をキラは脳裏に思い返した。

 アークエンジェルに居た時はマリュー共々パイロットである自分を良く気に掛けてくれた人である。

 危なっかしいタケルのせいで目立たなかったが、キラとて巻き込まれた戦争に疲弊していたのは確かであり、都度心のケアに入ってくれたマリューやナタルが居なければ、きっと自身もまた壊れていたのだろうと……キラは感じていた。

 

 

「(なんだか……ちょっと良いかも)」

「──キラ?」

 

 

 不穏な気配を感じ取ったラクスの声音に、小さな棘が混じる。

 

 

「何を、考えていらっしゃったのですか?」

「べ、別に何も!?」

 

 

 この後、セルヴァに着くまでキラ・ヤマトの頭が上がらなかったのは言うまでも無い事である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こちらになります」

 

 

 

 拠点セルヴァ中央構造体内部。

 アルバート・ハインライン技術大尉によって開けた空間へと通された一行は、その場の様に目を見張った。

 

「これは……凄いわね」

「もう、ここまで動き出しているのか」

 

 フレイとタケルが感嘆の声を漏らすそこは、セルヴァに作られた技術区画。

 居住区と併せて優先的に作られた機関の技術開発エリアである。

 

 

「いかがでしょうか、アマノ総括。貴方もここの区画についてはご期待されていたのでは?」

 

 

 壮観な技術開発エリアに、アルバートはどこか挑戦的にタケルへと問いかけた。

 ハインライン────ザフトの兵器関連の凡そを生み出したハインライン設計局。その中心人物であったのが彼、アルバート・ハインラインである。

 

「アルバート・ハインライン……プラントの工廠で、その名を聞かない日はありませんでした。聞けば随分と優秀で、随分と不遜な人間らしいですね────流石は、核動力を前提としたファーストステージの機体群を設計した技術者だ」

「いえ、アマノ総括ほどではありません。後期開発された新型シロガネ…………パイロットも機体も兵装群も、どれも既存の概念を覆すとんでもない代物だ。あれを生み出した貴方と比較するなど畏れ多い」

 

 ザフトの凡そとはつまり、タケル・アマノが嘗て憧憬を抱いたZGMF-X1OAフリーダムについても同様。

 あの機体を見た時、タケルはフリーダムの先に居るであろう人物、アルバート・ハインラインの存在を感じ取っていたのだ。

 

 俄かに空気が重たくなるやり取りであった。

 技術者としてのこれまでを。互いが互いを知っているかのようで、まるで鏡合わせの様に同じ雰囲気を纏う。

 

 即ちそれは宿縁────好敵手を見定めた2人の男のやり取りである。

 

「それで、少数戦力で平和を維持する……それを可能とする事が自分達の役目だと、そう言いましたね?」

「可能でしょう……私では無く、“我々”であれば」

「その自信はどこから?」

「無論────今ここにあるモノから」

 

 開発エリア内の一画がライトアップされる。

 演出めいたそのやり取りに、聞いていたフレイは表情を顰め、アルバートと相対していたタケルは僅かに口元を緩めた。

 

「──あれは、MSか?」

「見覚えの無い意匠です……オーブのカゼキリには近い感触がありますが」

 

 ナタルとサヤの声を聞きながら、タケルの口元はさらに緩んだ。

 

 もうここまで進んでいるのか────素直に驚嘆する。

 自身が戦後燻っている間に、彼等は先を見据えて既に戦っていたと言う事実を見せつけられ、嫌が応にも尊敬の念を抱いてしまう。

 目の前に見せられたのは、これから彼等に必要な力の象徴MSなのだから。

 

 

「オーブ軍主力MSカゼキリ。正式名称アストレイ-Aをベースに設計された我々の次期主力MS────仮称ムラサメとなります」

 

 

 告げられたその事実に、一同が小さくどよめいた。

 次期主力MS。それは文字通り次の時代に主力を担う新たな量産MSを意味する。

 戦後からわずか半年。それですでにある程度の形となっている目の前の機体に皆と同じくタケルも驚きを隠せなかった。

 

「凄いですね…………もうここまで」

「皆、貴方を待っていたのです。ここに居るのは皆、技術者としての貴方と共に働きたくて集まった者達だ────私も含めて」

 

 期待の眼差しがアルバートからのタケルへと向けられた。

 

 タケル・アマノの名は技術者界隈ではそれだけの意味を持つ。

 オーブ謹製MSの全てが彼の設計によるものだし、シロガネの鏡面装甲ミカガミや、アカツキの発展型ヤタノカガミ。

 連合やザフトの量産機と比較しても一線を画す量産機であったM2アストレイやカゼキリ。

 そして、それらに搭載された様々な兵装。

 彼が携わった兵器、兵装は枚挙に暇がない。

 

 だからこそここに、彼と共に新たな技術と力を生み出すべく集う者が居るのだ。

 

「過分な評価だ…………僕と貴方では方向性と求めるものが違うだけで優劣はありません」

「謙遜は要りません。そして世辞も────限られた条件下の中で貴方が生み出したシロガネとアカツキ。それにアストレイとカゼキリも。

 貴方の設計は技術者のエゴに塗り固められたものではない理想のMS達だった。兵器を外からしか知らない我々技術屋では届かない高みにある」

「それは僕が異端なだけですよ、優劣とは違います」

「だからこそ、我々は貴方の下に集ったのです。貴方となら、同じものを作れるだろうと」

 

 差し出される手。アルバートからの意思と願いの証をタケルは見つめた。

 彼の背後には、恐らくはタケル・アマノを待ち望んでいた者達が作業着に身を包み居並ぶ。

 

 感慨深い光景に、思わずタケルの瞳は熱を持ってしまった。

 

 

「はは…………なんだかもうホント、僕は涙脆いね」

 

 

 こんなところでもまた、自分のこれまでの軌跡が誰かの導となって、そして自分を求めてくれる声となっている。

 先の戦いで手を差し伸べてくれたシンとサヤだけでは無い。

 

 本当にこの世界には、タケルが手放せないものが多過ぎた。

 

 

「よろしくお願いします────ハインライン大尉」

「委細承知。我々と共に新たなものを生み出しましょう」

 

 

 抱いた憧憬と宿敵は、頼もしき好敵手()となりて。

 

 タケルに今、新たな道を示すのだった。

 




いやホント、世界を牛耳る一族経営はあかんですね。全てはタケルとカガリ、キラの関係性が原因ですが。
でもこの後サヤちゃんがシンを手籠にすればルナマリアも囲い込み。あ、でもその前にメイリンがいるから既に。
でもそうするとルナマリアがタケルの義姉?でもそうするとシンとサヤとルナの繋がりがで………あぁもうめちゃくちゃだよ。


アルバートとのやりとりはタケルがパイロットでもあるが故の、という部分。
それは技術者オンリーである彼らには見えないことが見えてるという意味で。


3月はちょっとここまで。
本当は治安維持機関の話後編が予定されていたけど。
オリジナルの執筆に入るのでしばーらくこちらは停滞予定です。
ひと月に一話くらいは上げられたら良いかな。

それでは、感想よろしくお願いします。
最近たくさんお声いただけて本当に嬉しいです。
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