機動戦士ガンダムSEED カガリの兄様奮闘記   作:水玉模様

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幕間 冷たい報告会

 

 

 

 

 タケル・アマノは現在、人生最大の危機を感じ取っていた。

 

 アークエンジェルへと帰還したタケル、キラ、カガリの3人は購入してきた諸々をサイ等に渡してすぐに艦長室へと呼び出されたのだ。

 そして艦長室へと入室してみれば──目の前にはバルトフェルドに言っていたように優しくもおっかないお母さんとお父さんとお姉さん……もとい、マリュー等3人が待ち構えていた。

 揃いも揃って、目が吊り上がり怒りの程を表している。

 

「さて、ヤマト少尉」

「は、はい!?」

 

 口火を切ったのは普段からは想像できない程冷たい声音のマリューである。

 こんな空気、普段ならおどけて和らげてくれるはずのムウも、今日はその気配が無い。

 何故こんなにも剣呑な空気なのか? 

 それはタケルが一縷の望みを託して向かわせたアフメドが、結局タケル達が戻るその直前までサイーブ達と合流できなかったからだ。

 

 時間を過ぎても合流場所に来なかった4人を心配し、サイーブ等大人組は街のあちこちを探し回った。

 現地人ではないナタル達は目立つ為先にアークエンジェルへと帰還。サイーブ等の連絡を待つ形となり、その結果、人数を減らした大人組とアフメドは合流ができず。

 何とか合流しようにもザフトの尾行を考えて細い路地裏を中心に移動していたアフメドは、彼等を見つけ出して合流するまでに方々を探し回っていたために、行き違いが幾度も発生した。

 結果、アフメドからの報告がアークエンジェルに伝えられる前にタケル達が帰還する事となり、寝耳に水な帰還報告に慌てて呼び出したわけである。

 

 

 マリューの声音に肩を震わせて返事をしたキラは、恐る恐るマリューの次の言葉を待った。

 

「護衛の任、ご苦労様でした。早速ですが、予定通りにはいかなかった事態についての仔細を報告下さい」

「えっと、報告と言われましても……」

 

 どこから、何から報告すればいいのか。キラは惑った。

 そもそもされるがままに事が運んで行ったのだ。キラ自身、何がどうして今日の様な事になったのか理解が及んでいない。

 

「ラミアス少佐。事態の説明なら僕から──」

「アマノ二尉には後程伺いますから口を挟まないでください」

「は、はい……」

 

 有無を言わさぬ言葉と勢いに機先を制され、押し黙るタケル。

 軍人となったキラに、まずは報告をさせようという事なのだろう。

 キラはタケルからの援護射撃を断念した。

 

「えっと、アフメドと一緒に一通り買い物を済ませて。それから皆で昼食をってなった所で、テロに巻き込まれたんです」

「テロに?」

「はい。僕達が昼食を取っていたら、そこにサングラスをかけた男性が近寄ってきて話しかけてきて、その人が……砂漠の虎だったんです。それで、彼を狙ったブルーコスモスのテロに……」

 

 キラからの報告に、にわかに3人へ動揺が走る。

 テロに巻き込まれた事実だけでもとんでもない事態だと言うのに、まさか敵部隊のトップであるバルトフェルドと接触しているなどと、想像すらしていない内容であった。

 

「おいおい、マジかよ」

「本当に、砂漠の虎だったのですか?」

「はい。テロを鎮圧したのも、彼の部隊の部下の人達でしたし、あの人を隊長って言ってましたから」

「カガリ・アマノ。ヤマト少尉の話に偽りは?」

「本当の事だ。恐らくは私達の正体を知ってて接触してきたと思っている」

「そんなバカな。我々の動向が漏れていたのか……」

「それについては恐らくキラが護衛だと看破されていたからだと思う。兄様はアフメド相手にバカをしていたが、キラは護衛として周囲への警戒をある程度していたからな」

 

 カガリの言葉に、キラは意外そうな表情を見せる。

 今の言葉を読み解けば、キラの行動がバルトフェルドに彼らの正体を知らしめたのと同義であった。

 

 街中で周囲を警戒して過ごす奴など普通は居ない。

 居るとすれば何かやましい事をしているか、周囲を警戒しなければならない人物かのどちらかだ。

 アフメドを連れて、必要物資の買い出し。つまりは取るに足らない買い物をしているだけだと言うのに、周囲を警戒しているなど、自分が狙われるような事情を抱えていると言っているようなものだ。

 特にキラやタケル、カガリは現地人とは風体が違う。よそ者だと一目でわかるだろう。

 そうなると、キラが周囲を警戒していたのは見る人が見ればすぐ事情が察せる姿だったのだ。

 

「あーキラ、気にするな。元々お前は護衛としての役割で送ったわけじゃない。確かに嬢ちゃんが言うようにキラが警戒してたからこそ虎に見抜かれたのかもしれないが、まさか虎がピンポイントでお前達を見かけるとは俺達も予想していなかった。下手に護衛なんて名目を投げたこっちのせいだ」

「そ、そうですか……」

「それで、テロに巻き込まれた後は?」

「はい。彼の部隊に囲まれて、ジープに乗せられて……そのまま彼の本拠地へと連れていかれて。途中で、タケルが上手く交渉してアフメドだけは帰すことができましたが、僕達はそのまま」

 

 ブルーコスモスのテロ。バルトフェルドとの邂逅。

 ここまででも驚くと言うのに、キラは更に驚きの展開を報告してくる。

 事実は小説よりも奇なりとは言うが、正しくそれだ。作り話と思った方がしっくりくる話の展開に、マリュー達はまたも驚きを隠せなかった。

 

「おいおい、俺はキラが嘘をついてるとは思いたくないんだが……本当か? どこに敵を招き入れて無事に帰す軍人がいんだよ」

「私も、俄かには信じがたいですが……カガリさん?」

「これも本当だ。兄様とキラと私。3人で虎の……あー、家で良いのかあれは? とにかく連れていかれて、私はケバブのソース塗れになった服を洗ってもらい、その後で3人そろってコーヒーをご馳走になった」

「それで、何もなく帰されたと?」

「あぁ。こうして話している今でも信じられないが、本当にその通りだ」

「虎はなんでまたそんな酔狂な事を……?」

「ストライクのパイロットを、僕かタケルだと踏んでたみたいで。僕達と話がしたかったと」

「はぁ? なんだそりゃ」

「ヤマト少尉。それは場合によっては重大な情報漏洩になります。話した内容を報告してください」

 

 驚きに染められていた3人の雰囲気がまた険しいものと変わり、キラは記憶を必死に手繰りながら口を開いた。

 

「ストライクのパイロットが僕とタケルのどちらかと聞かれ、正直に僕だと答えました」

「お前、何をバカ正直に……言ったらどうなるか、考えなかったのか?」

 

 ムウが呆れとも怒りとも取れる声音で問いかけた。

 それもそうだろう。敵陣真っ只中で自身がアークエンジェルの最高戦力であることを明かしたのだ。

 改めてマリュー達は疑問を覚える。何故それで無事に戻ってこれたのかと。

 

「あの人の中で僕かタケルがパイロットなのは確定してました。タケルは既に虎へパイロットではないと公言していたので、僕だと言っておいた方がタケルとアストレイの存在を不明にできるかと思いました」

「お、考えなしじゃなかったんだな」

「はい、一応……ですが」

 

 実際には、嘘をついて名乗り出ようとしたタケルを危険に晒したくない。

 そんな考えから自分だと名乗り出たわけだが、もっともらしい言い訳が出てきた事にキラは少しだけ達成感を覚える。

 

「だとしても、危険な行為であることは肝に銘じておけ。唯の兵士として捕らえられたなら捕虜として真っ当な扱いもされるかもしれないが、自身が陣営における戦力の要だと公言するなど……殺されてもみ消されてる可能性だってあり得るのだからな」

「あっ……確かに……そうですね」

 

 ハッとしたようにキラはナタルが言った可能性を想像して僅かに肩を震わせた。

 もしかしたらその場で殺されていた……その可能性を如実に感じたのだ。

 

「まぁ、少し前まで民間人であったヤマト少尉にそれを求めるのは流石に酷よ、ナタル」

「ですが、それで死んでは元も子もないでしょう」

「それもそうだけどね……ヤマト少尉。こんなことは多く、というか普通あり得ないけど、よく注意しておきなさい」

「わかりました」

「んで、他には何を話したんだ?」

「後は……本当に他愛無い話と言うか、服を洗っている間代わりにカガリが着せられたドレスの事だったり」

「お、おいキラ!? その話は別に報告しなくても良いんじゃないか?」

「良いわヤマト少尉。続けて」

「ラミアス艦長!?」」

「ヤマト少尉はもう軍人です。仔細な報告の義務があります」

「他にはプラントにある鯨石の話とか、虎がブレンドしたコーヒーの話とか……そのくらいです」

「どうですか、カガリさん?」

「そんなところだ。強いて言うなら後は、兄様が虎の奥さんに色目使われて屈服したのが実に情けなかった事くらいだな」

「か、カガリっ! 何言ってくれてるのさっ!?」

 

 まさかまさかのカガリの口撃に、黙ってろと言われたタケルは信じられないものを見るかような目で妹を見つめて声を上げる。

 ドレスのことで羞恥に顔を染めたカガリは、半ばその羞恥の原因でもある兄へと怒りの矛先を向けたのだ。

 兄が上手く虎を言いくるめて逃げおおせる事ができればこんな羞恥に染められる事はなかった。

 たくさんの美女などとふざけた誘惑に駆られた兄が悪いのだと、恥ずかしさに混乱したカガリは断じたのである。

 

 そして、吐いた言葉は飲み込めない。カガリの言葉を瞬間的に理解した3人が……正確にはムウ以外の2人だが、瞬く間に剣呑な表情へと変わり、タケルの方へと視線をやる。

 

「は?」

「何?」

「おいおいタケル……いや、何でもない」

 

 ムウだけはどこか嬉しそうだが、マリューとナタルからはもはや絶対零度の視線が向けられていた。

 

「そうですか。なるほど……状況は大体理解できました。敵に囲まれた状況では通信機も使えなかったでしょう。非常に心配をしましたが、事情が事情なだけに連絡が無かった事も含めて不問とします。ご苦労様でしたヤマト少尉。カガリさんも……部屋に戻って休んでください」

「了解しました」

「わかった。心配をかけてすまなかった……ラミアス少佐」

「いいえ。2人とも無事で良かったわ」

 

 最後の最後で、剣呑だった空気を霧散させ本当にホッとしたように笑みを見せるマリュー。

 艦長として、連絡もなく行方知れずとなったことを厳しく窘める為、努めて険しい空気を纏っていたのだろう。

 そんな心境が読み取れる、疲れながらも安心した笑みであった。

 

 キラと、大きな爆弾を置いていったカガリが艦長室を退室していき、当事者として1人残されたタケルは居心地悪そうに姿勢を正したままでいた。

 

「さて、アマノ二尉」

「は、はい……」

「一先ず余計な問答は置いておきましょう。貴方から見て、キラ君の報告に何か問題はありましたか?」

 

 先程向けられていた視線が酷く冷たかっただけに、真面目な問いに一瞬呆気にとられるが、タケルは問われた意味を理解して軍人の仮面を被り答える。

 

「問題は在りません。情報は不足かもしれませんが」

「と言う事は、アマノ二尉からも報告があると?」

「まず砂漠の虎アンドリュー・バルトフェルドは、いわゆる大儀をもって戦ってるタイプではありません」

 

 タケルの答えに、マリュー達はその意図するところを考える。

 大儀をもって戦うタイプではない。それはつまり陣営の為。戦争を終わらせるため。誰かを守るため。

 そんな戦争における戦う理由を持っていないという事。

 

「つまりは、命令だから戦ってるに過ぎないと?」

「私見ですけどね……命令があり立場がある。だから戦ってるだけで、地球軍やナチュラルに対して敵意を持つ人ではありませんでした」

「アマノ二尉。その報告に一体何の意味が?」

 

 大義が無い人間である事実が何の意味を持つのか。

 今一タケルの言いたい意図が見えず、ナタルが質問を重ねた。

 

「つまりは、その行動のすべてに軍人としての意味があるわけではないと言うことです。

 ストライクのパイロットを聞いてきたのは単純な興味でしょう。正体を探る、ではなくどんな人間がパイロットなのか知りたかっただけ。恐らくですが先日の戦いでストライクと交戦したのではないかと思います。口振りには実体験が見え隠れしましたから」

「戦ってる? となると昨日のレジスタンスの救援の時か?」

「恐らくはそうでしょう……学者肌な人でした。興味や疑問への探究心が高く、それ故にストライクに興味を持ちそのパイロットを探ってきましたがそこに他意はないかと思われます」

「つまり向こうはこちらの状況などを詮索するつもりはなく、情報漏洩の心配はないと?」

「そうじゃなきゃ僕等を無事に帰したりしませんしね」

「まぁ、それも確かにそうだよな」

 

 こちらの情報を得たいならそれこそ、捉えて拷問にでもかけるだろう。

 戦力も奪えるのだし無事に帰すわけがない。

 タケル達が無事に帰ってきたことが、タケルの推論の証左でもあった。

 

「ただ軍人として、自分の立場もしっかり自覚してるので、向こうの戦力事情も全く明かされませんでした」

 

 飄々とした受け答えの中には、どこにも向こうの情報が得られなかった。

 唯一得られたことといえば、テロに対応するために駆けつけた人員の人数から、部隊の最低人数がそれだとわかるくらい。

 敵部隊が最低何人以上などと言った情報はその上限が見えなければ何の価値も無かった。

 

「なんだタケル。美人の色目に負けて屈服した割には強かに動こうとしてたんだな」

 

 ムウから放り込まれる爆弾に、タケルは苦虫を噛み潰した様に表情を渋くしムウへと詰め寄った。

 

「フラガ少佐、その話はやめませんか!? あれカガリの嘘ですから! 僕は負けていませんから!」

 

 必死に、記憶に残っている完全敗北した思い出から目を逸らし、タケルは弁解を重ねた。

 あれは違う。敵の油断を誘い情報を抜き取ろうとしただけ。

 そんなありもしないし出来もしない強かな自分を脳内に創造し、必死に先のカガリが残した爆弾をなかったものにしようとした。

 だが、そんなタケルをナタルは冷めた視線で見つめる。

 

「カガリ・アマノがあぁ言ったのですから真実でしょう。よもや嘘をついてまで貴方を貶める様な事を、貴方の妹はしないと思いますが?」

「い、いや違いますバジルール中尉! こういう時のカガリは僕を困らせようと」

「では妹とよく話し合って下さい。艦長、報告も終わりの様なので私はこれで失礼します」

「ふふ、良いわよナタル。ありがとう」

「では」

 

 タケルの言葉を遮りマリューへ進言したナタルは、もはや一瞥もくれる事なく艦長室を後にした。

 弁解の機会──そもそも何を弁解するべきなのかもよくわかっていないタケルではあるが、その機会を逃したタケルは妙に胸を襲う喪失感に苛まれる。

 

「おやおや……目にかけてた弟がいつのまにか手元を離れて大人になってたって感じかな」

「ナタル自身、ちょっと戸惑ってそうね。また面白いものが見れたわ……それはそうとアマノ二尉」

「うぇ? あ、はい。何でしょうか?」

「はぁ、貴方も大概ね────そんな反応しててもまだ自分の気持ちに気づいていないのだから」

 

 ボソリと小さく呟いたマリューの声を聞き取れず、タケルは僅か首を傾げる。

 

「えっと、今なんて──」

「副長の事は気にするなって言ったんだよ。

 お前達が今日虎に捕まった事、自分にも責任があると思ってたんだろう。んでもってそのお前達はのんびりコーヒーご馳走になって帰ってきたってところで、自責の念を持て余してるんだ。気にせずとも直ぐに御し切るだろうぜ」

「そうね。なんだか奇妙な顔をしてるけど、アマノ二尉が心配する必要はないわ」

「そう、なんですか? どちらかと言うと、僕に怒ってそうでしたけど……」

「単純に心配だったのよ。元はと言えば貴方もキラ君も心の静養のために行ってもらったんだもの。その結果敵に捕まってましたでは、提案したナタルとしても複雑というものよ」

「あっ、中尉から提案してくれてたんですか。今回の件……」

「艦を守る2人の心のケアは必須でしょう、と言う事よ」

「良かったなぁ、タケル。そんな風に副長に気にかけてもらってよ」

 

 軽そうな声と口調で投げられたムウの言葉。どこか軽薄ながらもその声音には嘘の色は見えず、軽口ながらもからかいではない事が分かる。

 ナタルが自身を気に掛けてくれている。その事を認識してタケルは、再び去来する胸の内の奇妙な感覚に戸惑った。

 痛いとも違うし、恥ずかしいとも違う。胸の内を満たすのは、素直に受け入れがたい暖かさだった。

 

「あ、えっと……その、はい」

「さぁ、アマノ二尉からの報告もこれにて終わりにしましょう。ありがとうございました。改めて、ゆっくり休んでください」

「──はい、了解です。それじゃ失礼します」

 

 そんな様子のタケルを見て満足したのか、マリューは優しい声音で退室を促す。

 カガリの諫言に思わず声を強張らせてしまったが、先の反応を見ればタケルが軍人として強かであろうと、男性として強かであるとは到底思えない。

 色めいた問答には絶対的に弱い事がよくわかった。

 

「あれで自覚無いってのは一体どうなんだ、アイツ?」

「疎いんでしょうね。そういった気持ちに……何となく、これまでの彼の人生が見えてくる気がするわ」

「そんな気持ちを抱く様な余裕が無かった──そういう事?」

「可能性、ですけどね。じゃなきゃあそこまで自責の念に押し潰される様な性格にならないでしょう?」

「確かにな。弱いと言えばキラも弱いが、タケルを見たせいかむしろ最近のキラはどこかたくましいくらいだしな」

「良い変化ではありませんか?」

「あれはあれでまた背追い込みすぎてそうでなー。この間もタケルが辛い時は僕が頑張るんだってよ」

 

 砂漠に降りてからの最初の戦い。

 自身とて病み上がりだったというのに、スカイグラスパーの調整にも協力しストライクの補修と地上戦に向けた調整にも積極的であった。

 その姿には頼もしさと同時に危うさを感じたのはムウだけではあるまい。

 

「前途多難ね」

「前途有望な奴らだから余計にな」

「部隊長として、よく見てあげてください。私やナタルより少佐の方が近いでしょうから」

「わかってるさ。そんな疲れた顔した艦長さんに、負担かけたく無いしな」

「ふふ、ありがとうございます」

 

 あまり背負いすぎるなと、目の前の艦長にも告げてムウもまた艦長室を後にした。

 そんな彼の背に礼を投げて、マリューもまたしばしの休息をとる。

 

 明日は明けの砂漠との作戦会議。

 砂漠を抜けるため、どんな戦術を練るか話し合う。

 それが終われば、次に待つのは戦い。

 そして紅海へと抜けてオーブへの逃避行。

 

 

 やはり、不安の種は尽きなかった。

 

 

 

 




そりゃあ何があったか報告するでしょ。そんなお話

原作でなぜキラから報告されてなかったのか不思議で仕方ないですね。

感想よろしくお願いします

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