[ウマ娘×TOUGHシリーズ] オグリ家と宮沢家との日常シリーズ   作:日常系好き

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試しに書いてみたらえらくしっくり来たのでキタハラさん、サンキューです。


キー坊と北原、出会う

「初めまして、になるんかのぉ 北原さん」

 

「君は…宮沢熹一か」

 

「…顔が売れるっちゅうのも困りもんやな、今度から変装でもするか?」

 

「あ、いや失礼した 俺…私はオグリさんを担当している…」

 

「エエねん、保護者のおとんと違てワシにはタメ口で構わんよ そもそもアンタ、ワシより年上やん?」

 

「……分かった オグリの担当、北原穣だ」

 

「おうっ! 改めて、ワシは宮沢熹一…妹のオグリやダチからはキー坊呼ばれとる」

 

「知ってるよ、これでも格闘技のテレビは観ててな 君の活躍には年甲斐もなく憧れすら感じちまった」

 

「ソイツは光栄やな…ってちゃうねん そんな話しをしに来たんやなかった」

 

「…何だ?」

 

「あー…北原さん 済まんかった!」

 

「⁉︎」

 

「いやな、アンタの事はオグリから聞いたり写真を見せて貰たりして知っとったけども『なんやこのヒョロいオッサンは』やら『おとんと比べたらタフさが足りんわっ!』やら勝手ながらアンタの事、正直認めておらんかったんよ」

 

「…まぁ、君等親子からすれば俺がそう見えるのも仕方がないか」

 

「しゃあけど、昔おかんから聞いたんじゃ 『ウマ娘は人間(トレーナー)との信頼関係でどこまで限界を超えて行ける』ってな」

 

「…そういう言い伝えは、確かにあるが それがオグリと俺にも?」

 

「せやな アニキとしてはちぃと悔しい思いもあるんやけど、脚の悪かったオグリが今は自由に走れて、更には自由を超えた先を一緒に歩んで行ける相方に会えたのは素直に嬉しいんや」

 

「…ありがとな 君みたいな男にそこまで言って貰えるとは本当に光栄だ」

 

「けどなっ “アニキ”って立ち位置だけは譲らんぞ! オグリはワシのこの世でたった一人の妹やからな!」

 

「それなら心配要らないさ オグリにとって君はいつだって“自慢の兄さん”なんだからな」

 

「おおっ! なんや、嬉しい事言ってくれるやんっ!! せっかくやし、飯でも食いに行かへんか? ワシの昔馴染みにもアンタを紹介したいねん」

 

「そ、それはひょっとして…“人喰い義生”にも会えたりするのか⁉︎」

 

「おうっ! ヨッちゃんだけとは言わずワシの知っとる格闘家皆にアンタと会わせたるわっ!!」

 

「マジかよ…最高じゃ無いか!」

 

「せやろっ! 今日は思いっきり騒ごうやないか!!」

 

 

 

オマケ

宮沢夫妻

 

「……………」

 

「静虎さん、心配ですか?」

 

「いえ、熹一も…もう立派な一人の男です オグリの担当となっとる方に『挨拶に行く』と言った手前、失礼な真似は……」

 

「そう言いつつも随分とソワソワしている様子ですよ」

 

「こ、これは その……」

 

熹一(あの子)は今まで『自分が一番オグリを守ってやれる存在なんだ』って思っていたから新しく現れた“トレーナー”に嫉妬してましたからね」

 

「はい…オグリがカサマツに行った時ですら目に見えて機嫌が悪くなってしもうて…まったく、お恥ずかしい限りです」

 

「それでもあの子なりに色々考えた結果、何がオグリに必要かに気付けたから今日は挨拶に行ったんですから静虎さん…信じてあげましょう」

 

「仰る通りです…ワシもまだまだ子離れが出来ていなかったようで……」

 

「ふふっ けどもし、本当に失礼な事をしてきたらその時は…目いっぱい叱っちゃいましょう だって、あの子が幾つになっても私達はいつまでも“親”なんですから」

 

「…はいっ! そうですね!!」

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