[ウマ娘×TOUGHシリーズ] オグリ家と宮沢家との日常シリーズ 作:日常系好き
様々な思惑が絡み合い、二人の兄妹が悲しいすれ違いを起こし、それでも最後には晴れやかな顔で笑いあえた二人。
そして今までのケジメを付ける為、熹一はオグリに断髪を頼み彼女はそれに応えた。
結果として彼女の知る宮沢熹一に戻った、戻ったのだが……
「……」(じーっ)
「どうしたんやオグリ、まじまじと人の頭見て…切り残しでも見つけたんか?」
「いや、今まで色々あって気付かなかったがキー坊の長髪姿も悪くなかったなと思ったんだ」
「なっ!? けったいなこと抜かすなや! ワシからしたらあんなん黒歴史っちゅうヤツやん!!」
「それはそうなんだが長い間一緒に暮らしていてキー坊が髪を伸ばしたのを見た事が無かったから新鮮でな」
「そらお前…まぁ、せやったな」
「それにこの前クラスの友人から借りた漫画で言っていたんだ 『普段は近くに居すぎて気付けなかった異性の意外な魅力にドキドキ』だと」
「かぁーっ…ウチの妹に何読ませとんねん で? なんや、オグリはワシにドキドキしとるっちゅうんか?」
「いや、そこまでじゃないんだが…キー坊と私は血が繋がってないのだろう? だからキー坊を僅かばかりでも“そういう風に”見てしまうのは私がキー坊を“兄さん”として見れていないんじゃないのかと思ってしまって…」
「…確かにワシは
幼少期の熹一は周りの色とりどりのお弁当を羨み、母に頼むと力強く頷きその後、彼の弁当には当時希望した“タコさんウィンナー”を必ず入れてくれたのだ。
「ああ、そうだったな お母さんはキー坊のお弁当にはいつも入れてくれてたんだった」
「そしたらお前もマネしだしてしばらく食卓はタコがたこさんの…って今はええわい つまりワシが言いたいんわな、家族っちゅうのは“そういう風な”思い出を共有できとる間柄なんやと思っとる」
「
「そうか…私たちはちゃんと“家族”なんだな」
「せやせや しっかし、オグリもそんな事考えるとはお年頃かのぉ」
「何を言ってるんだ、私だって色々考えて(グゥ~」
「そのタイミングで腹鳴らせとるようじゃまだまだやの よっしゃ! 難しい話はここまでにしてなんか美味いモンでも食いに行くか」
「!? 良いのか?」
「懐にある汚い金をオグリの為に使ってキレイにしたるんや 着いてこい! お兄ちゃんが何でも奢ったる!!」
「分かった! 待ってくれ、キー坊!!」