にじさんじ異世界決闘録   作:七倉八城

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行き当たりばったりでストーリーを進めているので、皆さんの感想からアドバイスをめちゃくちゃ頂いています。

このライバーを出して欲しい、こんなデッキが合うんじゃないか?など
感想やご指摘、評価お待ちしております。
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BATTLE.6『爆弾野郎は恋に盲目!?』

ランスとのデュエルを終えた加賀美は遊代に連れられて難波重工へ向かっていた。

二人は遊代のバイクに乗って颯爽と走行していた。

 

「遊代さん、このバイクは?」

「ん? あぁ、これはDホイール。俺の爺さんの形見な」

「Dホイールですか」

「そう、俺の爺さんが若い時に流行っていたライディングデュエルで使用されるデュエルマシーンさ」

 

遊代はアクセルを吹かして、スピードを加速させる。Dホイールは風を切り、どんどん加速していく。

 

「コイツは爺さんの手作りでな」

「手作り!?」

 

加賀美は乗っているバイクを触れた。手作りだと感じられない程のクオリティだ。

 

「爺さんは機械弄りが好きでね、寝ずにずっと弄ってるもんだからいつも婆さんに怒られてたっけ」

「そうなんですね」

「君に渡したカード……【スターダスト・ライトニング・ドラゴン】は実は爺さんから貰ったカードなんだ」

「えっ!? 宜しかったのですか!?」

「良いさ。そのカードを貰った時に爺さんから『災いに備えてカードを集めろ』って言われてね。他のカードを探し回っていたんだ」

「それが先ほどカードだったのですね」

「そっ。さー、昔話はここまでだ。もうすぐ難波重工だ」

 

バイクを傾けてカーブを曲がると、曲がった先に大きな工場が見えて来た。

工場からはいくつもの煙が立ち上り、数メートル離れた加賀美の元にも機械の稼働音や鉄を打ち付けるような音が聞こえて来た。

 

「ここが難波重工ですか」

「さ、到着だ」

 

遊代達が工場の入口に付くと警備員のスタッフと目が合った。

警備員スタッフは話を聞いていたのか、お辞儀をすると入口を開けた。鉄格子の重低音を響かせながらゆっくりと開いていく。

加賀美達はそのまま工場内を進んでいく。するとレイやアカリ達がいた。

 

「あ! 南雲さん!」

 

加賀美はレイ達に近づくと、レイが誰かといがみ合いながらデュエルディスクを構えていた。

 

「あら、ハヤトさん。無事で良かった。それにボスも」

「よぉ、アカリ! 元気だったか?」

「朝倉さん……えーと……あ、あれは?」

 

加賀美はレイを指さすとアカリは気まずそうに笑った。

 

「あ、あははは……」

「あー、それについては」

 

加賀美の背後からガタイの良い中年男性が現れた。その身長は加賀美を超えていた。

 

「おぉ! 久しぶりですね、難波社長!」

「これは五十嵐さん! お久しぶりです!」

 

遊代とガタイの良い男性は互いに固い握手を交わした。その様子をポカンと眺めている加賀美。

 

「加賀美君。この方が難波重工の代表取締役社長、難波 虎徹(なんば こてつ)さんだ」

「初めまして、私が難波重工の代表。難波虎徹です。話は聞いているよ」

「あ、はい。加賀美ハヤトと申します。それで南雲さんは何を」

「あー……ウチのバカ息子のせいさ。名前は難波 貴虎(なんば たかとら)

 

レイといがみ合っていたのは難波重工の御曹司、難波貴虎だった。

 

「そ、それでどうして南雲と難波さんのお子さんが?」

「あー、実はウチのバカ息子がレイちゃんに惚れていてな……いつも交際を迫っているが‥‥…あんな感じでデュエルに発展しるんだ」

「お子さんが南雲さんに……? あぁ、だから朝倉さんは南雲さんが難波重工に行く際に確認を取っていたのですね」

「えぇ、会う度にあんな感じだから、レイもいつもなら難波重工に近づきたくなかったと思うんだけどねぇ……事情が事情だし」

「まぁ、若いんだから喧嘩して仲良くなるのもまた良しだ!!」

「遊代さん……それで良いのでしょうか?」

 

 

 

 

―――――――――。

 

 

 

 

 

「どうして、こうなったんや」

 

レイはため息をつきながらデュエルディスクを構えた。

対戦相手の貴虎は鼻息を荒くしながら目を輝かせていた。

 

「さぁ、レイさん! 僕が勝ったら結婚を前提にお付き合いをしてもらいますからね!!」

「だから、せぇへんって! この馬鹿たれが!! 一片シバいたる!!」

 

「「デュエル!!」」

 

南雲レイ LP:4000

 

VS

 

難波貴虎 LP:4000

 

 

「先攻は譲ったるで!」

「行きますよ! 難波重工の恐ろしさを見せてあげます! 僕は手札から【爆岩(バクガン)砲】を発動!」

 

 

爆岩砲

永続魔法

○1ターンに1度、自分のメインフェイズに以下の効果から1つを適応する。

●自分フィールドの「爆岩」モンスター1体を破壊することで発動できる。破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。

●自分フィールドの「爆岩」モンスター1体を破壊することで発動できる。相手フィールドのモンスター1体を破壊する。

 

貴虎の背後に巨大な大砲が現れた。

 

「僕は【爆岩(バクガン)竜 メガラニカ】を召喚」

 

【爆岩竜 メガラニカ】

レベル4/炎属性/岩石族/攻1500/守備1000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない。

○このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキからレベル4以下の「爆岩」モンスター1体を墓地に送る。

○このカードが破壊された時に発動できる。自分の墓地から「爆岩 メガラニカ」以外のレベル4以下の「爆岩」モンスター1体を特殊召喚する。

 

貴虎のフィールドに溶岩で出来た小型の恐竜が現れた。恐竜からはマグマが滴り落ちる。

 

「【爆岩竜 メガラニカ】の効果発動! デッキから【爆岩(バクガン)獣 ムー】を墓地に送る。さぁ、ド派手に打ち上げますよ! 永続魔法【爆岩砲】の効果発動! 【爆岩竜 メガラニカ】を破壊することで、攻撃力分のダメージをレイさんに与えます! 僕のラブバーニングを受けてください!!」

 

【爆岩竜 メガラニカ】は姿を変え、球体の溶岩へとなった。すると貴虎の背後に設置してあった【爆岩砲】に込めたれ、そのまま轟音と爆風と共に発射された。溶岩の砲弾はレイに直撃し、爆炎が上がる。

 

南雲レイ LP:4000→2500

 

「くっ……相変わらずのバーンダメージかいな」

「まだまだ、行きますよ! 破壊された【爆岩竜 メガラニカ】の効果を発動! 墓地の【爆岩(バクガン)獣 ムー】を特殊召喚!」

 

爆岩獣 ムー

レベル4/炎属性/岩石族/攻1000/守備1500

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない。

○このカードが「爆岩」カードの効果で特殊召喚した時に発動できる。デッキから「爆岩獣 ムー」以外の「爆岩」カード1枚を手札に加える。

○このカードが破壊された時に発動できる。デッキから「爆岩獣 ムー」以外の「爆岩」モンスター1体を手札に加える。

 

今度は溶岩で出来た猪が現れた。溶岩の猪の口と鼻からマグマが滴り落ちる。

 

「【爆岩獣 ムー】の効果発動! デッキから【爆岩溶接融合】を手札に加える! 僕はカードを2枚伏せてターンエンドです」

「うっしゃ! 泣かしたるで! ウチのターン! ドロー! ウチは手札から【封炎龍(レッドゾーン)の竜脈】を発動!」

 

封炎龍の竜脈

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できない。

○デッキから「封炎龍」モンスター1体を手札に加える。自分フィールドにSモンスターが存在する場合、さらに手札に加えたモンスター1体を特殊召喚する。

 

「デッキから【封炎龍(レッドゾーン)クンビーラ】を手札に加え、そのまま自身を特殊召喚! 特殊召喚した【封炎龍クンビーラ】の効果発動! デッキから【封炎龍(レッドゾーン)シンダラ】を手札に加え、そのまま召喚!」

 

封炎龍シンダラ

レベル4/炎属性/幻竜族/攻1800/守備1000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない。

○自分の手札を1枚墓地に送ることで発動できる。このカードのレベルは8となり、攻撃力を1000アップさせる。

○このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。墓地の「封炎龍シンダラ」以外の「封炎龍」モンスター1体を手札に加える。

 

レイの背後に巨大な火柱が立ち昇ると、そこから赤い鎧の武者が現れた。鎧武者には竜のような尻尾と手足に鋭い爪があり、まるで竜人のような姿をしていた。竜人の鎧武者は炎を纏ったハンマーを構えた。

 

「【封炎龍シンダラ】の効果を発動や! 手札を1枚墓地に送ることで、自身のレベルを8にして、攻撃力もアップや! さらに【封炎龍クンビーラ】はレベル8【封炎龍】がいる場合、チューナーとして扱うで!」

「レイさんの切り札は厄介ですかね。ここで妨害させていただきます! リバースカードオープン! 【爆岩溶接融合】を発動!」

 

爆岩溶接融合

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できない。

○自分の墓地の「爆岩」1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。その後、以下の効果を適用できる。

●自分の手札・フィールドから、「爆岩」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを破壊し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。

 

「僕は墓地の【爆岩竜 メガラニカ】を復活させ、【爆岩竜 メガラニカ】と【爆岩獣 ムー】を破壊して融合! 溶岩の猛獣たちよ! 砕いて、溶かして、混ざり合って、強大な力と生まれ変われ! 誕生せよ! 【爆岩(バクガン)要塞 パシフィス】!!」

 

爆岩要塞 パシフィス

融合/レベル8/炎属性/岩石族/攻2500/守備3000

「爆岩」モンスター×2

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか発動できない。

○自分フィールドの「爆岩」モンスター1体と相手フィールドのカード2枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。

○自分フィールドの「爆岩」モンスターが破壊される度に、相手に500ダメージを与える。

 

貴虎の二体のモンスターがマグマのようにドロドロに溶け、一つとなって混ざり合う。するとマグマは激しく沸き上がり、そこから巨大な溶岩の砦が現れた。

 

「出たな……貴虎の切り札ッ!」

「破壊された【爆岩竜 メガラニカ】と【爆岩獣 ムー】の効果を発動! 【爆岩竜 メガラニカ】の効果で【爆岩獣 ムー】を特殊召喚! 【爆岩獣 ムー】の効果でデッキから【爆岩(バクガン)鳥 レムリア】を手札に加える」

 

破壊をトリガーに貴虎のモンスター達の効果が発動されていく。

 

「さらに【爆岩要塞 パシフィス】の効果を発動! 【爆岩獣 ムー】と【封炎龍シンダラ】、【封炎龍クンビーラ】を破壊!」

 

【爆岩獣 ムー】は姿を変え、球体の溶岩へとなった。それと同時に【爆岩要塞 パシフィス】から巨大な砲塔が飛び出してきた。砲弾となった【爆岩獣 ムー】はそのまま【爆岩要塞 パシフィス】の砲塔に込められ、照準をレイのモンスターに向けた。

 

「【爆岩要塞 パシフィス】! 打てぇ!!」

 

貴虎の合図とともに轟音と爆風が放たれると、込められていた溶岩の砲弾はレイのモンスター達の所に着弾し、爆炎が巻き起こった。

砲撃に巻き込まれたレイのモンスター達は一瞬で粉砕された。

 

「くっ! ウチのモンスターがッ!!」

「さらに【爆岩要塞 パシフィス】の追加効果を発動! 【爆岩獣 ムー】が破壊されたのでレイさんに500ダメージを与えます!」

 

爆発で吹き飛んだ瓦礫の破片がレイに突き刺さる。

 

南雲レイ LP:2500→2000

 

「さぁ、どうします?」

「まだ終わりやないで! ウチは手札から【封炎龍(レッドゾーン)の竜源】を発動!」

 

封炎龍の竜源

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できない。

○自分の墓地の「封炎龍」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。自分フィールドにSモンスターが存在する場合、さらに自分のデッキから1枚ドローする。

○墓地のこのカードをゲームから除外することで発動できる。このターンのエンドフェイズ時まで、自分フィールドの「封炎龍」モンスターの攻撃力を800アップする。

 

「ウチは墓地の【封炎龍クンビーラ】を特殊召喚! そして、ウチは手札の【封炎龍(レッドゾーン)アニラ】の効果を発動!」

 

封炎龍アニラ

レベル8/炎属性/幻竜族/攻2500/守備1500

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか発動できない。

○自分の墓地の「封炎龍」カード2枚をゲームから除外することで発動できる。手札のこのカードを特殊召喚する。

○自分のメインフェイズに発動できる。デッキから「封炎龍」カード1枚を墓地に送ることができる。

 

レイの背後に巨大な火柱が立ち昇ると、そこから赤い鎧の武者が現れた。竜人の鎧武者は炎を纏ったは薙刀を構えた。

 

「墓地の【封炎龍の竜脈】と【封炎龍の竜源】を除外することで自身を特殊召喚!」

「結局、レベル8モンスターとレベル4チューナーが揃ってしまいましたか」

「さぁ、いくで! ウチはレベル8の【封炎龍アニラ】にレベル4の【封炎龍クンビーラ】をチューニング! 燃え盛る魂、今、1つとなって、封じされた力を解き放つ。ここから先は危険区域(レッドゾーン)や! シンクロ召喚! レベル12【封炎龍ヴァジュラ】!」

 

8つの炎の球体と4つの炎の輪が交差し、一筋の炎の道になると、そこから炎を纏った竜人の鎧武者が飛び出した。四本の腕には2本の槍と2本の刀を持ち、尻尾の先は三又の槍のように鋭くなっていた。

 

「出てしまいましたか……」

「さぁ、覚悟はえぇか? バトル! 【封炎龍ヴァジュラ】で【爆岩要塞 パシフィス】に攻撃! 『業火剣乱・炎斬(ごうかけんらん・えんざん)』!」

 

【封炎龍ヴァジュラ】は4本の武器を構え、天高く飛び上がった。

 

「そのモンスターは厄介なのは百も承知です! リバースカードオープン! 【マグマ・ウォール】を発動!」

 

マグマ・ウォール

通常罠

○自分フィールドの岩石族モンスターはこのターンのエンドフェイズ時まで戦闘・効果で破壊されない。

 

「これによって僕の【爆岩要塞 パシフィス】は守られる! それに【爆岩要塞 パシフィス】は守備表示だから戦闘ダメージも発生しません!」

「くっ……ウチはカードを1枚伏せてターンエンドや」

「俺のターンですね、ドロー! これで終わりです! 【爆岩(バクガン)鳥 レムリア】を召喚」

 

爆岩鳥 レムリア

レベル4/炎属性/岩石族/攻1600/守備1300

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない。

○自分メインフェイズ時に発動できる。墓地の「爆岩」モンスター1体を手札に加える。

○このカードが破壊された時に発動できる。相手に1000ダメージを与える。

 

貴虎の目の前に溶岩で出来た鳥が現れた。溶岩の鳥は翼を広げるとマグマを飛ばした。

 

「本当は【爆岩鳥 レムリア】の効果を使いたいですが、【封炎龍ヴァジュラ】に無効にされますからね。ですが、これで終わりです! 【爆岩砲】の効果を発動します! 【爆岩要塞 パシフィス】を砲弾にします!」

 

【爆岩要塞 パシフィス】はマグマになって溶け出すと、そこから無数の溶岩の砲弾が現れた。砲弾は全て【爆岩砲】に込められた。

 

「装填完了! これで晴れて結婚ですね! 打てぇ!!」

「させるか! アホったれ! 手札の【ライフ・コーディネイター】の効果発動や!」

「なっ!?」

「このカードを捨てることで【爆岩砲】の効果を無効して破壊や!」

「メタカードなんてズルいですよ!!」

「何を言っているんや。対策するのは当たり前や。……それになぁ、貴虎。アンタ、なんで【爆岩要塞 パシフィス】を破壊したんや?」

「え? 【爆岩要塞 パシフィス】の攻撃力分のダメージで終わりだったので」

「アンタの悪いところは勝った。と思い込んで慢心するところや。だがら、カード1枚で逆転されるんや」

「うっ……」

「それに【爆岩要塞 パシフィス】じゃなくて【爆岩鳥 レムリア】でも勝てたと思うで」

「え?」

「【爆岩鳥 レムリア】の攻撃力は1000。よってウチのライフは1000。そこから【爆岩鳥 レムリア】の効果で1000ダメージで終わりや。もし、ウチの【封炎龍ヴァジュラ】が無効しても800ライフを払わなアカン。そこから【爆岩要塞 パシフィス】の追加バーンで終わりや」

「あっ……そういえば」

 

貴虎の顔がみるみる青くなっていった。

 

「はぁ……この子は……」

「で、ですが! まだ負けたわけではありません! 僕はカードを1枚伏せてターンエンドです!」

「ウチのターンやな。ドロー! バトルや! 【封炎龍ヴァジュラ】で【爆岩鳥 レムリア】に攻撃! 『業火剣乱・炎斬』!!」

「その瞬間を待っていました! リバースカードオープン! 【爆岩連射砲】を発動!」

 

爆岩連射砲

永続罠

○1ターンに1度、自分フィールドの「爆岩」モンスター1体を破壊することで発動できる。相手フィールドのカード1枚を破壊する。その後、相手に500ダメージを与える。

 

「【爆岩鳥 レムリア】を破壊することで【封炎龍ヴァジュラ】を破壊です!」

「だがら、言ってるやろ。妨害には注意せんと! リバースカードオープン! 【封炎龍の爪撃(レッドゾーン・クロー)】を発動や!」

 

封炎龍の爪撃

カウンター罠

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

○自分フィールドに「封炎龍」Sモンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。

○墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから、幻竜族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。この効果を発動するターン、自分は幻竜族・炎属性モンスターしか特殊召喚できない。

 

「アンタの【爆岩連射砲】の効果を無効して破壊や!」

「なっ!?」

「だがら、言ったで。慢心はアカンて」

「くっ……【爆岩鳥 レムリア】の効果を発動です!」

「無駄や! 【封炎龍ヴァジュラ】の効果発動! ライフを800払うことで無効や!」

 

南雲レイ LP:2000→1200

 

「そのまま【封炎龍ヴァジュラ】でダイレクトアタックや!」

「【封炎龍ヴァジュラ】の攻撃力は3500! まだチャンスはあります!」

「いや、これで終いや! ウチは墓地の【封炎龍の竜源】の効果発動! 【封炎龍ヴァジュラ】の攻撃力を上げるで!」

 

封炎龍ヴァジュラ 攻撃力:3500→4300

 

「攻撃力4300!?」

「これでとどめや!」

 

【封炎龍ヴァジュラ】が飛び上がり、貴虎の目の前に立つと、4本の武器を構え、同時に振り下ろした。

武器は貴虎に直撃し、貴虎は地面にひれ伏した。

 

難波貴虎 LP:4000→0

 

「ふぅ……ウチの勝ちやな」

「あー……また負けちゃいましたか」

 

貴虎は立ち上がり、服の土埃を払い落す。

 

「これで付き合う話は無しや」

「いいえ! 僕は諦めません!」

「コイツは……」

 

レイはため息を漏らしながら頭を押さえた。

 

「いやー! 見事なデュエルだった! そうだろ! 加賀美君!」

「え、えぇ!! デュエルする理由はあれでしたが……デュエルは素晴らしかったです」

「おや? 貴方は?」

 

加賀美の存在を認識していなかった貴虎はキョトンとしていた。

 

「あ、あぁ……初めまして、私は加賀美ハヤトと申します。遊代さんのレジスタンスのお手伝いをしています」

「へぇ……レイさんに手を出していませんよね?」

「め、滅相もございません!!」

 

貴虎の疑惑の目に加賀美は全力で否定した。

 

「そうですか。立ち話も何ですから、どうぞ中へ」

「そうだな。そういえば貴虎よ」

「何ですか、父さん?」

「アイツはどこ行った?」

「アイツ? あぁ、ハルですか。そういえばレイさんに夢中で忘れて来ました」

「ハル?」

 

加賀美の質問に貴虎は手を叩いて何かの合図を送った。

 

「最近、難波重工に入った僕の世話係です。住むところがないというので住み込みで働いているのですよ。何も異世界から来たと」

「……異世界?」

 

何か引っかかることがあるのか加賀美が何か悩んでいると、誰かが慌ててやって来た。

 

「もぉー、貴虎さん! 勉強をほったらかしにしてどこに行ってたのですか!?」

「ごめんて、ハル」

「え? その声」

 

加賀美は何か聞き覚えのある声を聴き、顔を上げるとそこには服装は違うが見たことのある顔だった。

 

「か、甲斐田さん……?」

「え?」

 

甲斐田と呼ばれた男も加賀美の顔を見た瞬間、フリーズした。

 

「…………え?」

 

加賀美と甲斐田は顔を見つめたまま固まっていた。他のメンバーはその二人を見てポカンとしていた。

 

「「えぇぇぇぇぇぇぇ!!」」

 

加賀美と甲斐田の絶叫が工場に響いた。




難波貴虎
難波重工の御曹司。
正義正しい性格で人望も熱いがレイに熱中になっており、会う度に求婚を申し込んでいる。しかし、いつもデュエルに負け、何回も断られている。本人は飽きられる気は無いらしい。
破壊をトリガーに展開しつつ、バーンダメージで相手を責める「爆岩」デッキを使う。
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