今日も日向は暖かい   作:licop

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朗報です!!

一旦、ココヤシ村へと戻りガープからの連絡を待ちながら、ココヤシ村での生活を充実させるための方法を模索していた。

 

でんでん虫と言うものは方々に連絡が取れたり、いろいろなところにいる海軍の各所の元教え子たちに頼み事ができたり、伝でヨーグルトの入手を頼んだりと、便利なものをもらったと当初は非常に喜んだものだった。

 

ヨーグルトは一度入手してしまえば、作ったヨーグルトを使ってまたヨーグルトの作成ができるため、一度入手してしまえば牛乳がある限り作れる。そのため1度目の入手というハードルをクリアしてしまえば、

 

・健康にもよし。

・美味しい

 

といい事づくめだ。

早速作成したヨーグルトを、ナミやノジコに振る舞ったところ大好評で、またベルメールのミカンとの相性も良いと言うこともあり、町では評判の様子だった。

 

わざわざゴサの街(隣町)よりも買い求めに来るぐらいの評判になった。

またカッテージチーズに関しても評判ではあったものの、牛が二頭では供給量も少なく、これ以上の牛を増やす予定もないため牛を飼って、酪農をしようとしている村の夫婦に、やってみたらとオススメしておいた。

 

 

「本当に美味しいわね、このヨーグルト!あんたも器用よね。こんなのも出来ちゃうんだから。」

 

「私が食べたかったから作っただけよ。じゃなかったら、わざわざ教え子にまで頼んだりしないわ。」

 

「ノジコなんて、ヨーグルトにみかん入れて食べるのにハマっちゃって『ヨーグルト食べたい!』って毎回せがんで来るぐらいよ」

 

「そこまで好評なのは普通に嬉しいけど、牛もこれ以上増やす気もないし、程々にしないとすぐ無くなっちゃうんだから。大切に食べるようにしなよ?」

 

最近の村での食料問題は、大幅に改善に向かっている。

肉や魚系統の栄養素は、私とベルが海に赴き上がってくる小さめの海王類の討伐をすれば小さめといえども、村での食糧としては十分な供給量を確保できたり、また海面から少し強めにエレクトロすれば、それだけで浅瀬付近の魚が大量に取れたりとタンパク質も魚類や海王類から確保できるようになってきた。

 

 

食料問題がひとまず解決する頃には、すでにやらなくてはいけないことも減ってきており、田舎でのスローライフを送っていた。

ただ、でんでん虫を借りていることもあり、海軍より依頼なども舞い込むようになった。

 

臨時の武術講師の依頼だったり、近隣の海賊の討伐依頼だったり、さまざまな依頼だ。

 

道理ででんでん虫の譲渡に寛容だったわけである。

海軍での備品の持ち出しにもかかわらず、持ってってくださいと言わんばかりに渡してきたのだ。

 

おかげで別に名前を売りたいわけではないのに、海賊に関して体のいい抑止力に使われているようで腑に落ちない。

教え子のためと思えばいいが、ガープもここまで考えてでんでん虫を持っていけと言っていたのであれば、策士である。

 

腹立たしいクソジジイめ。

 

 

そんな生活を送りながら、ガープの連絡を待っていたわけだが、連絡は突然だった。

 

「はい、こちらフェンですがどなた様でしょうか。」

 

「おれだ、ガープだ!今時間はいいか?」

 

「待ってたわよ!で、何か進捗はあった!?」

 

待ちに待ったガープからの連絡であった。

正直に言うと期待はあまりしていなかった。

 

原作での政府からの世界貴族の不干渉具合から見ると、奴隷も黙認で世界貴族には逆らえませんといった状況のみの記載だったためだ。

正義の文字を背中に背負っているくせに、海賊だけの取締機関なのかと呆れたぐらいである。

 

「正直に言うぞ。あの3人のみの回収であれば可能だ。現在、マリージョアへと進路は取っているがまだ到着していないことと、海軍政府でもアマゾンリリーとの火種を起こしたくないとの意見も出ていてな。3人ともすぐに海軍での籍を発行して、到着前に回収に向かえばまだ間に合うだろうとの判断のもと、センゴクと動いている。」

 

「本当なの!まだ間に合うのね!」

 

「まだ、確定ではない。あとは交換条件も出ていてな。センゴクからの伝言だ。『ガープをここまでこき使える人材には、是非とも会っておきたい。連れて来い』とのことだ。」

 

大丈夫じゃないな、これは。

ハンコックを回収できるのは、好きなキャラだったこともあってありがたいし嬉しい。

 

あんな世界貴族とかいうキモい奴らに好きなキャラが虐待されるのは虫唾ものだ。

 

だが、ここでのセンゴク顔合わせは、ガープの手綱を握っていろとか、海軍に所属しろとかの対面な気がする故にあんまり乗り気にはなれないのが正直な感想である。

 

「私、言った通り海軍に所属なんてする気はないのだけれど。それでもってことで受け取ればいいのかしら」

 

「オレは知らん。センゴクが何を考えているかなんて考えてもわからんしな。と言うことで、後で迎えにいくからな。あとは回収できたらだが、とりあえずしばらくは3人とも身を隠しておいた方がいいだろうから、お前のところでしばらく面倒を見てやれ。」

 

センゴクとの初顔合わせはグランドラインか。

初めてのグランドラインは、クソジジイととか夢がねえなぁ。

 

初めては仲間ととが良かった。

しょうがないか。

 

「わかったわ。期間としてはどの程度で考えとけばいいの?生活もあるし、程々にしてくれるとありがたいのだけど。」

 

「1〜2ヶ月もあれば十分だろうと思うぞ。まあ、成功していればってところだ。後でまた追って連絡する。」

 

報告をすると、ガープは電話を切っていった。

こうやって考えると、わざわざ世界貴族に目をつけられてまで助けたかった人材が海軍側にはいなかったのだろうと思われる。

それか、ガープという英雄が動いたから今回の結果に行き着いたのか。

 

とりあえずは、助けることができる可能性があり何よりだが。

この点がこの後の物語にどの程度影響ができるのかも不安なところである。

 

 

目下での話は、センゴクとの会合をどう乗り切るかだなぁ。

別に海賊になる気もないけれど、海軍になる気もない。

 

 

ナミが海賊になって楽しそうだったから、海賊でも海軍よりは正直いいかもと思わなくもない。

世界貴族の護衛なんて嫌だし、鼻水垂れてるのキモいし。

 

 

 

ベルメールに報告すると

 

「世界貴族ね。イーストブルーに一回来たことがあった時に遠目で護衛船に乗ってたことあるけど、見るに堪えなかったわ。町の子供も蹴られるとか、町の女の子を攫ったりとか。」

 

「その時以上に、一番海軍に入って虚しく思ったことないもの。」

 

目の前で何もしていない、ただ跪いている家族を殺す、何もしていない子どもで銃の実験と行って怪我をさせる。

嫌がっている娘に手錠をかけ、引き摺り回す。

 

そんな風景が日常茶飯事だったそうだ。

 

「何のために海軍に入ったのかって。先輩と一緒にいて、先輩にはがいじめにされていなかったらあたしも手を出して殺されていたでしょうね。だから、せめて手の届く範囲の子どもだけでも、幸せにしたいって思ったの」

 

「そう思って、海軍にいることも何のために頑張ってきたのかもわからなくなった時に、あの子たちに出会ったの。子どもでも、しっかりと妹を抱いて強い目で私に訴えかけてきたわ。生きるって、必死に生きたいって。」

 

「この子たちは助けなきゃって。だから、世界貴族がいたから今のあたしはいるから、ある意味人生を変えてもらったんだけど。」

 

「だから、フェンも助けてあげたんでしょ?自信もって、センゴク大将のところに行ってこい!」

 

 

と言われた。

世界貴族は、こんな辺境のイーストブルーでも嫌われているらしい。

 

ベルメールに話したのは、てっきり「フェンが行ったら、どうやってヨーグルト作ればいいのさ。行かないで!」とか止められるかと思ったのだが、背中を押される結果となった。

 

 

 

さて、状況を乗り切る方法を考えよう。

最悪、一回海軍に入って辞めるでもいい。

 

考えてもみれば、世界貴族を守らなきゃならないのと、上下関係以外にデメリットはないのだ。

時間は今が原作開始から17年前ということもあり、しばらくの時間的猶予はある。

 

アーロンがイーストブルーに流れ着くまでは9年。

モーガンが来るまでは12年。

 

原作が動くまでは17年である。

 

時間的猶予は正直まだまだある。

 

 

ただ、海軍に入ることでのメリットがあまり無いということもある。

 

ある程度の実力を持ったものは多くいるため実力を磨く環境はできるだろう。

 

ただ自身の戦闘技術やスキルと、海軍の秘伝の六式は相性が悪いのだ。

 

 

現在の私自身の戦闘スタイルは、ゲームでいうAGIとDEXに特化した紙装甲回避型と言えばわかりやすいだろうか。

 

見聞色もどきで相手の行動の裏を読み、持ち前の身体能力のスピードで相手を翻弄し、人体的急所(頭部や金的、関節)などを中心にクリティカルを狙うスタイルでの戦闘方法である。

 

また武装色がいまだに使えず(才能がないのでは?)、硬化で肉体を守ることができないため、自ずとタフさと言う点は捨てる必要があり、もはや回避特化である。

 

攻撃は、内部に衝撃を与えるべくの発勁であったり、ワンインチパンチなどを鍛え、できる限り頭部を狙い脳震盪を狙う悪質なスタイル。

 

できる限り、気づかれる前に攻撃を仕掛けるべく磨いた足音を極限まで減らすためのすり足と縮地。

真正面の戦闘なんてもってのほか、できるだけ気づかれる前に何とかしたいとか、真正面で戦いたくないスタイルである。

 

武装色なんて、もう無理だと諦めたこともあり、全身武装色なんて脳筋な相手じゃない限りは覆っていないところを狙えば何とかなるのではないかとも考えている。

 

あとは最後の頼みの綱のエレクトロとスーロン。

 

 

こんなスタイルの私が、六式なんてめちゃめちゃ音がする技術なんていらないのだ。

浮くスキルはミンクで持っているのにわざわざ高速で地面けって移動する必要はないし、鉄塊はスタイルに合わない。

 

欲しいとしたら嵐脚と指銃くらいである。

それに門外不出の技術であった気もするので、そんなに簡単に教えてくれるとも言い難い。

 

考えれば考えるほど、海軍に入ってもなぁとなる。

 

 

考えるだけ無駄か。

センゴクと会合してから考えよう。

 

だから、せめてガープよ大人しくしておいてくれ。

あなたのお目付役は少々私には荷が重いのだから。

 

 

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