ウハウハの実 ラッキーって最強?   作:ドドネウ

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マーガレッタが準備している間、だんだんと外が騒がしくなってきた。

 

「そろそろ死体が見つかったかも知れないな。」

 

「その割には人がこの辺り離れて行くぞ。」

 

テイラーは何か感じとっているのか、ソワソワしている。

 

「お待たせ。」

 

そう言って出てきた彼女は先ほどまでの格好とは全く違う、露出のかなり増えた服を着ていた。

服から見える彼女の白い肌に俺とテイラーは見惚れていた。

 

「あの、大丈夫?」

 

マーガレッタに声をかけられ

 

「あ、ああ!行こう!」

「そうだな」

 

そう言う俺にテイラーが続き気配を探りながら外に出ようとした、

 

「っ、伏せろ!!!!」

 

突然テイラーがマーガレッタの頭を上から押さえて地面に寝かせると同時に俺もしゃがみ込む

 

ドドド、バンッ

 

俺達の隠れていた家が今にも崩れそうな物凄い衝撃波が来た。

しかしそれもすぐに収まった。

 

「マックス、これって…」

「間違いない。ガープ中将が本気で誰かと戦ってる。」

 

俺達はよく知っている一番強い人が本気で戦闘している気配を感じ、さらに相手も同じくらいの強さに感じ震えていた。

 

「この相手は誰なんだよ、なんで…」

 

俺が思考の波に飲まれそうになっていたところ

 

「すまない、マーガレッタ。怪我はないか?

マックス!今がチャンスだ!

街中が混乱してる。みんな衝撃波の発生源から離れてる。

港に向かおう!」

「ええ、ありがとう。

マックス行きましょう!」

 

二人にそう言われて三人で港に向かい走り出す。

外に出ると街はパニックであちこちから悲鳴が聞こえる。

ガープ中将達の戦闘の余波もバンバン飛んで来る。

天竜人が何がを叫んでいるが誰も見向きをしない。

奴隷達は今がチャンスとばかりに逃げ出す者もいてまさにカオス状態だった。

先頭を走っていたテイラーにマーガレッタが声を掛ける。

 

「一般用の港はダメ!

この状態でじゃ船なんか乗れないわ。

私に考えがあるから着いてきて!」

 

そう言ってテイラーの前に出て誘導し始めた。

しばらく走ると海岸に立つ割と大きな家の前に着いた。

マーガレッタは躊躇なく中に入る。

 

「ここは元婚約者の奴隷の水揚げ場。

連れて来た奴隷をここに船をつけて下ろすの。

奴隷商人達もここで値段の交渉をするのよ。

今日は新しい奴隷が来るってあのクズが言っていたから商人の船があるはずよ。」

 

そんな話をしながら建物の中を歩いていく。

中にはほとんど誰もおらず、皆港の方へ逃げたようだ。

マーガレッタは何かを探すようにキョロキョロしながら進んでいく。

裏口から出るとすぐ目の前に少し大きな船が止まっていて、船上ではクルー達が出港準備をちょうど終えたところだった。

テイラーがマーガレッタを抱え、俺達は月歩で急いで船に飛び移った。

 

「なんだてめーら、海兵がなんの様だ」

 

そんなことを言いながら武器を抜いて威嚇してきたクルー達に

 

「俺がやるよ」

 

そう言ってサーベルを抜こうとして無いことに気付いた。

俺もまだ動揺が収まっていないらしい。

 

「ッチ」

 

そう舌打ちして覇王色の覇気で攻撃する。

まだまだ威力もコントロールもイマイチだか奴らを気絶させるには充分だったようだ。

 

「出航準備ご苦労様♪」

 

テイラーがそんなことを言いながら気絶したやつらを岸に投げ捨てていく。

俺も協力して投げ捨てていく。

気絶してはいないが動けない奴らもぶん殴り気絶させて。

 

「ソニー!!!」

 

マーガレッタが急に大きな声を出す。

 

「お嬢様、ご無事でしたか」

 

女性の声で返事がある。

どうやら気絶していないようだ。

マーガレッタが金髪の女性に駆け寄る。

 

「あなたこそ、無事で良かったわ。

やっぱりこっちの屋敷にいたのね。

見つけられて良かったわ。」

 

二人で抱き合っている。

彼女の首には奴隷の首輪がされており、足にも鎖がついていた。

 

「はい、彼らに無理矢理船に乗せられて。」

「ならちょうどいいわ!

ソニー、私と一緒に逃げましょう!」

 

マーガレッタがそんなことを言う。

 

「…はい?」

「私たちもこの船でこの島から脱出するの!

あなたには私に着いてきて欲しいわ。

いいえ、着いてきなさい!

いいわよね?」

 

マーガレッタがこちらを振り向いて聞いてくる。

 

「ああ、構わないさ。」

 

俺はそう答え彼女に近づく。

彼女の首輪に手を掛け少し覇気を流すと首輪は簡単に外れた。

 

「え、え?」

 

彼女はまだ理解が追いついていないようだった。

その間に足の鎖も外し

 

「マーガレッタ、後は頼むぞ。」

 

そう言ってテイラーと出航準備に移る。

 

船は問題なく動き、更に彼らが食糧や物資を積み込んでいたようで、すぐに出航できた。

島から離れる際にチラリと見えた一般用の港は混乱を極めていて、ところどころ火が出ていた。

空は覇王色の衝突で割れており、島の中央付近はもうめちゃくちゃだった。

双眼鏡で見てみるとどうやらロックス海賊団が暴れているようだ。

船長のロックスはガープ中将と互角にやりやっており、センゴク大将や少将達が他のクルーをあいてにしているがやや劣勢だ。

そんなことを思いながら船を走らせていたら、すぐ近くを猛スピードでゴッドバレーに向かうガレオン船がすれ違った。

その船の旗はロジャー海賊団で混乱は更に加速するようだった。

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