被害者と加害者の接触は偶然ではなく必然 カラオケ店にて
「やっぱり親睦を深めるにはカラオケやな!」
歌う気満々の丈二に少し呆れつつも、定番で外せないとも思った。
信と親睦を深める目的でカラオケに来ている。
もちろんあの三人はいない。
あんなの呼んだら色々崩壊するからな・・・
「信はカラオケとかよく来るんか?」
「僕はあまり来ないかな?勉強とかに集中してたし」
チー〇ポキモーチヨスギダーロー♪
「かぁー!!真面目やな!!」
「お前が不真面目すぎるんだよ」
「うっ、鉄風きついな~」
(テツカゼノ)(ジョウジノ)(シンサマノ)チー〇ポキモーチヨスギダーロー♪キモチヨスギダロー♪
「・・・まあ、僕もあんまり友達付き合いいい方じゃなかったし、そう思われるのも・・・」
チ~〇~ポ~!!!!!!!!
「・・・カラオケやめにしない?」
「賛成や」
「早く出るぞ」
俺たちの意見は一致した。
あの変態悪魔達に気づかれる前に一刻も早くここを立ち去らねば・・・
物音を立てないように歩き、ゆっくりと部屋のドアを開ける・・・が、同時に隣の部屋のドアも開いてしまった。
「「「あっ」」」
「え?あっ、鉄風!!相良くんと深見くんも一緒なんだ!!」
隣の部屋のドアからは変態悪魔1号(成香)が姿を現した。
コップを持っているからドリンクを注ぎに行くところだったんだろう。
くっ・・・なんて間の悪い・・・
「丈二?!」
「信様!?」
2号(成宮)と3号(新成)も扉から姿を現した。
これは・・・お終いだ・・・
「これはすごい偶然・・・いえ、私と丈二の星の巡りからして必然ね」
「どんな星の巡りなんっ?!」
「信様と私は心と体で繋がっているから必然ですわぁ!!」
「うん、心でも物理でも繋がってないからね?!」
「もう鉄風ったら、カラオケまで私を追ってくるなんて私の事好き過ぎ!!///」ヤンヤンッ
「・・・こいつ一発ぶん殴ってやろうか・・・」
「お尻なら大歓迎だよ///」ポッ
「・・・」
「放置プレイで返すなんて私の性癖まで知り尽くしてるんだね、お尻だけに!!///」ハァハァ
「でやぁ!!」
ゴチィンッ!!
「ギヤミッ?!え~ん!!何で打つのさぁ~!!」
「お前の言動を振り返ってみろ!!」
「・・・あっ、鉄風間違ってるよ、打つならお尻だよ!!」
「間違ってるのはお前の脳みそだっ!!」
「まあまあ赤坂さん、落ち着いてくださいな」
「・・・あん?」
信に絡んでいたはずの新成が仲裁に入ってきた。
なぜかニコニコ笑顔なのが若干腹が立つが、ここはカラオケ店、しかも部屋の中ではなく通路、あんまり騒ぐと迷惑になりかねない。
こいつの言う事を聞くのは癪だったが、落ち着くことにした。
「・・・あ、お乳つついてではなく落ち着いて、ですわよ?」
「わかってるよっ!!お前俺を落ち着かせる気ねえだろ!?」
「あら?そんなことはありませんわ」
心外と言った表情をこいつがしている事が信じられないが、いちいちかまってたら先に進まない。
一旦ツッコミを抑え込んだ。
「少し話が脱線してしまいましたわね。私、赤坂さんと相良さんにお話しがありますの」
「何?」
「俺もなん?」
「私、お二人とも親睦を深めたいと思っておりましたの」
「・・・はぁ?」
「ですので、皆さん揃っているこの機会に・・・私の家にご招待致しますわぁー!!」
「・・・・・・は?」
被害者と加害者の接触は偶然ではなく必然 新成家にて
何故かカラオケ店から新成の家に行くことになってしまった。
カラオケ店を出て目の前に高級車が乗り入れていた時はこいつは本物の金持ちだと確信した。
家までの道中の車内で親睦を深めたい理由を聞くと、友人は多い方がいいからと答えた。
それを聞いて感心したのだが、そのあとの乱〇パーティーができるからという言葉に拳骨を食らわせてやった。
感心した俺がバカだった・・・
そうこうしているうちに家に着いたのだが・・・
「着きましたわ、ここが私のお家ですわぁ!!」
「・・・はぁ?」
でかい、でかすぎる・・・何だこの家は・・・
あまりにもでかすぎて圧倒されてしまった。
本物の金持ちってこんな感じなのか・・・?
「さあ、こちらにいらしてくださいな」
「うわぁ、すごいね!」
新成に連れられて家の中を歩いていると、フィットネスジムかと見間違うような施設が見えてきた。
「な・・・なんや、家にジムがあるで・・・」
「健康の為にジムを作りましたわ。ウォーターサーバーやサウナ、シャワールームなども完備しておりますのよ」
「まんま巨大なジムじゃねえか・・・」
「体調管理の為の設備もありますのよ?血圧計に酸素濃度計なども完備、どうです?使ってみます?」
「いいの?酸素濃度計とか面白そう!!」
成香は大はしゃぎで酸素濃度計を装着した。
「信様もいかがですか?」
「そうだね、血圧計とか計ってみようかな」
「でしたら!!」
新成は何のためらいもなく床に仰向けに寝転んだ。
「・・・何やってるの宵夜ちゃん?」
「計測の為に寝転んでいるのですわ。さあ信様、私の顔にお座りになってぇ!!///」ハァハァ
「何の圧力を計るつもりなのかな?!」
「ケツ圧ですわ!!生きていく上で大事なことなんですのよ!?」
「うん、字が違うよねそれ!?それに生きていく上で一切必要ないと思うけど?!」
「将来結婚した時に信様の全てを受け止めるために必要なのですわ!!さあ!!早く!!私の顔に信様のプリティなお尻を!!///」ハァハァ
「・・・ねえ鉄風くん、こんな時どうすればいいかな?」
「蹴り飛ばせ」
「蹴り飛ばしていただけるんですのっ!?ケツ圧なんて計ってる場合じゃありませんわっ!!さあ信様!!私のお尻にしなる鞭のような鞭打の一撃を!!///」ハァハァ
「・・・丈二くん?こうなるとどうすればいいかな?」
「えぇ・・・無視ちゃう?」
「そんな特典まで付きますの!?信様は私をいかがなさるおつもりですか?!興奮してよだれが上と下から垂れ流し状態ですわぁー!!///」
「正解がみつからないんだけどおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!!!」