パーティーは被害を増幅させるのみ 新成家にて-1
10月31日と言えばハロウィンだ。
普段は特に何をする事もなかったが、今年は違った。
新成からパーティーをしないかと話があり、新成の家に招かれている。
・・・まあ、招かれているというか何というか・・・
来週小テストがあり、その勉強会を新成の家で行っている時にその話が持ち上がり、そのままパーティーをする事になった。
招かれているというより成り行きで、と言う事になる。
「それでは、パーティーを始めますわ!!」
新成の声でパーティーが始まったのだが、目の前にある料理の数々にただただ戸惑うばかりだ。
これ・・・俺たちで食べきれるのか・・・・?
量が尋常じゃない。
どっかのビュッフェ形式の店かと思うような量が用意されていた。
「うわー!!すごいね!!」
「・・・量多すぎない?」
「心配ありません、余ったら明日に回せばいいのですわ!!」
「なんや、そこだけ庶民的やな・・・」
「まあ、その方が無駄にしなくていいと思うよ」
「信様の言う通りですわ!!料理は決して無駄にはしません!!無駄に・・・いえ、無駄撃ちしていいのは男性の精〇だけですわぁ!!」
「うん、食事前にその話題はやめようね?」
「あら?同じ食事の話ですわよ?」
「全然違うよね!?」
「信様の精〇は私の飲み物ですわぁ!!」
「そんな事高らかに宣言しないで?!」
開始と同時にフルスロットルな新成(バカ)に頭を抱える。
「あ、鉄風!!今日はハロウィンだからお約束のアレをしないとね!!」
「アレ?」
「鉄風、トリックオアトリック!!」
「何で両方ともいたずらなんだよ?!」
「トリックオアトリック!!トリックオアトリック!!」
「うるさいよ!!トリックオアトリートだろ?!」
「え?いたずらしてくれなきゃいたずらするぞ、だからあってるよ?」
「あってねえよ!!何でするかされるかの二択なんだよ!?」
「え~、だってされたいじゃん?でも鉄風がされたい派の人だったら私がするしかないから・・・」
「すんなっ!!」
「もう、鉄風ったら、あんまりヤリすぎるといたずらじゃすまなくなるからって照れすぎ///」ヤンヤン
ダメだ、話が通じない。
・・・そうだ、諦めよう。
こんなやつ放っておけば・・・
「こんな事もあろうかと極薄のやつ用意してるよ///❤箱で持ってきたから何回でも安心・・・」っ極薄コン〇ーム10個入り
「黙れえええええええええええええええええええええぇぇぇっ!!!!」
パーティーは被害を増幅させるのみ 新成家にて-2
「まったく成香ったら・・・はしゃぎ過ぎよ」
「だって涼子ちゃん・・・」
おお、珍しく成宮がたしなめてる。
・・・いや待て、どうせここからあらぬ方向に話が行くはず・・・
「いつもの感じじゃ赤坂くんが困ってしまうわ」
「そうかなぁ・・・?」
「そうよ、一旦落ち着きなさい」
「はぁい」
何?!あいつ本当に成宮か!?
普通にたしなめてるだと?!
その行動に驚きを隠せない。
いつもとは違うぞ・・・
「まあ、成香もやった事だし、私も便乗しようかしら。丈二、トリックオアトリート」
「おお、涼子がまともや・・・」
「ナニを言っているのかしら?いつもまともよ。で、どうなの?トリックオアトリート?」
「そう言われても、お菓子持ってないねん」
「お菓子?ナニを言っているの?」
「へ?お菓子くれなきゃいたずらするぞやないんかい?」
「わかってないわね、トリックオアトリートは、いたずらさせなさい、さもなくばいたずらするわよ!!となるのよ」
「なるかぁ!!何でトリートがいたずらなんや?!」
「トリックのいたずらはきついいたずら、トリートは甘いいたずらよ!!」
「そんな事あってたまるか!!いたずらしたいだけやん?!」
「当たり前よ、いたずらしたいに決まってるじゃない」ジュルリ
「ひぃぃぃ?!やっぱり涼子は涼子や!?」
ああ、いつも通りですね・・・
少しでも違うと思った俺が馬鹿だった・・・
「信様ぁ!!トリックアンドトリック!!私に最上級のいたずらをしてくださいましぃぃぃ!!」
「どさくさ紛れに言ってもやらないからねそんなバカなお願い?!」
「えんっ!!!!・・・早速バカと言って頂きアリガトゴザイマスッ!!」ビクンッビクンッ
えぇ・・・何で開始早々カオスな状況になってるんだよ・・・
「・・・帰りたい・・・」
「俺もや・・・」
「帰るなんて許されないわよ丈二」
「そうだよ相良くん、始まったばっかりじゃん!!」
「信様!!お帰りになるのでしたら私の部屋の鍵をお渡ししますわ・・・///」っ鍵
「・・・とりあえず何か食べよう」