新年は新たな被害の幕開けである 鉄風家にて-1
「ハッピーニューイヤー!!新年あけましておめでとう鉄風!!」
「・・・いや、何でまだいるの?」
時計が深夜12時を指し、新たな年の幕開けとなった今、なぜか目の前にはまだ成香がいた。
年末に押しかけてきて、母ちゃんのせいで居座りが確定したのだが、さすがに夜には帰るだろうと高を括っていた・・・が、年を越した今も目の前にいた。
・・・うん、何となくもしかしたら帰らないとは思っていたよ?でも、普通帰るよね?さすがにこいつの両親が男の家に泊まるなんて許さないよね?夜にそば食ってたあたりからいつ帰るのかと思う気持ちと、それを聞いて帰らないと言われたら絶望だと言う気持ちがせめぎあって結局今に至るけど・・・いやマジで泊まる気なのっ!?
「何でって、鉄風と新年を迎えたいからだよ?」ニパッ
「いや、そんな屈託のない笑顔で言われても・・・つーか、お前の家族は心配しないのかよ?」
「ああ、あたしが話をつけたからね」
テレビを見ながらみかんを食べていた母ちゃんがこともなげにそう答えた。
「余計な事してくれたなおいっ!!」
「何さうるさいねぇ・・・ただ電話しただけさ。そしたら逆にお願いされたんだよ」
「お願い?」
「後生だからどうか娘をお願いします!!こんな娘じゃもうチャンスはないんです!!・・・って言われたんだよ」
「お前無茶苦茶将来悲観されてるじゃねぇかっ!!てか待て!!俺に押し付ける気かっ!?」
「悲観?何のこと?」
「自覚ねぇのかよっ?!」
「う~ん・・・悲観することないよね?」
「俺がお前の親なら絶望してるわ!!」
「よくわかんないけど・・・あっ!涼子ちゃんと宵夜ちゃんからメッセージ来てるっ!!」
そう言うとスマホをズイッと俺の目の前に持ってくる。
たく、別に俺に見せる必要ないだろう・・・
【涼子】成香、あけ おめこ とよろ
【宵夜】成香さん、新年あけ おめこ とよろですわ!!
「新年一発目から煩悩だらけだなおいっ!!変なところで隙間開けんな!!」
「うるさいよ、近所迷惑だろ?発情するなら外に出な」
「発情してねぇよっ!!」
「鉄風との姫〇めが青〇・・・アリだね」
「ナシだよっ!!」
新年は新たな被害の幕開けである 鉄風家にて-2
「ねえねえ、初詣行こうよ!」
ツッコミ疲れで上がった息を整えている時に成香からそう提案された。
「あ?わざわざ夜中に行かなくてもいいだろ?」
「何言ってるの、こう言うのは夜中行くのがいいんじゃん!!」
「俺にはその神経がわからん・・・」
目をキラキラ輝かせ、俺の方に身を乗り出していた。
何がこいつをそこまで駆り立てるんだよ・・・外は寒いし眠いし寝て起きてからでいいじゃないか・・・
「まあまあ成香ちゃん、どうせ泊まるんだ、朝起きてからでもいいだろ?今はたぶん人も多いし、ろくでもない連中がうろうろしてるかも知れないしね」
「おぉ、母ちゃんがまともな事言ってる・・・」
「あん?喧嘩売ってんのかい?どうやらあんた、ケツに指突っ込まれて前立腺責められたいらしいね?」
「何でそうなるんだよ?!つーか息子のケツに指入れようとするな!!」
「母親は息子のケツに指突っ込んで息子のムスコを勃たせてもいいんだよ!!」
「よくねぇよっ!!あと何?!気に入ってんのそのフレーズ!?」
「お義母さんっ!!その役目、私に譲ってください!!」ドゲザッ
「土下座までして譲ってもらおうとすんなっ!!そんなんだから家族から心配されるんだよっ!!」
「何でっ!?そんなの絶対おかしいよ!!」
「はぁ?何を言って・・・」
「鉄風のア〇ル処〇は私のものだから心配されるいわれはないよ!!」
「心配してんのはお前の頭だよっ!!」
新年は新たな被害の幕開けである 鉄風家にて-3
新年早々ツッコミ祭りの疲れる展開になるとは・・・いや、容易に想像できた事か・・・疲れたし眠いしもう寝よう・・・
フラフラと立ち上がりながら自分の部屋を目指して足を踏み出した。
「あれ?もしかして寝るの?」
「そうだよ」
「成香ちゃんも寝るんだったら客間に布団敷いてあるからそれ使いな」
「ありがとうございます。でも、鉄風の布団で一緒に寝るから大丈夫です」
「来るなよ、絶対来るなよ?フリじゃないからな?」
「一緒に寝た方が暖かいよ?」
「成香ちゃん、一緒に寝てヤルより後から潜り込んで無理やりヤル方が興奮するよ?」
「確かに・・・」ゴクリッ
「絶対来るなよっ?!何度も言うがフリじゃないぞっ!?大人しく寝てろよ!?」
「・・・あ、寝るで思い出したけど、初夢で縁起がいいのあったよね?」
急な話の方向転換に肩透かしを食らった感じになったが、それで話がそれるなら良い。
で、初夢で出てくると縁起がいい・・・一富士二鷹三茄子だったか?
「一富士二鷹三茄子だねそりゃ」
「一富士二鷹三茄子・・・何で縁起がいいんだろう?」
「さあ?あたしにはわからないよ」
「う~ん・・・何かの例えかな・・・」
うんうんうなりながら考え込む成香を横目に、もう眠いからさっさと部屋に行こうと考え始めた頃、何かを思いついたのかパッと明るい表情を浮かべた。
「わかったよ!!富士は山、つまりおっぱいを現す!!鷹は獲物を狙うもの・・・つまり鉄風!!茄子はぶら下がるものだから鉄風のち〇ぽ!!3つ合わせると・・・私のおっぱいを狙って鉄風が全裸でち〇ぽブラブラさせながら襲い掛かってくるっ!!なるほど、縁起がいいわけだね!!」
「何がなるほどだ!!トンデモ理論展開してんじゃねぇよっ!!」
「成香ちゃん、その見解には無理があるよ」
「お、いいぞ母ちゃん言ってやれ!!」
「鉄風は襲われる専門だからその理論は成り立たない」
「・・・はっ!!そうだ!!」
「そうだじゃねぇよっ!!二人してろくでもない事しか言わねぇなっ!!」
「だったら私から行かないといけないね!!」
「用意は任せな、穴あきコ〇ドームは用意してあるからさ」
「お義母さん・・・!!」
「一発キメてきな!!」っ極薄Lサイズ
「はいっ!!」
「・・・部屋の鍵は閉めておこう」